楽天(★3対4☆)日本ハム =リーグ戦3回戦(2024.04.23)・楽天モバイルパーク宮城=
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日本ハム
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楽天
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勝利投手:田中 正義(1勝0敗4S)
(セーブ:杉浦 稔大(0勝0敗1S))
敗戦投手:西垣 雅矢(1勝2敗1S)

本塁打
【楽天】茂木 栄五郎(1号・8回裏ソロ)

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◆日本ハムは1-1で迎えた6回表、清宮の犠飛と石井の適時打で2点を勝ち越す。その後同点とされるも、延長12回には上川畑が適時打を放ち、リードを奪った。投げては、5番手・田中正が今季1勝目。敗れた楽天は、延長10回に一打サヨナラの好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆/たしかな手ごたえ\最終回の攻撃上川畑大悟が勝ち越し打を放つ?#プロ野球(2024/4/23)??楽天×日本ハム??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #lovefighters pic.twitter.com/za2vPgswxy

◆日本ハムが延長戦を制し、1分けを挟んで今季初の5連勝とした。延長12回に先頭の田宮が二塁打でチャンスメーク。2死二、三塁から上川畑が決勝の左前適時打を放った。先行しては追いつかれる展開で苦しい試合となったが、最後は伏兵の一打で振り切って、昨季は17勝31敗と苦しんだ1点差試合は今季5戦全勝。底力が付いてきたことを証明する6カード連続初戦白星で、貯金は4となった。日本ハムが1分けを挟む5連勝で11勝7敗1分けとし、貯金4。日本ハムの貯金4以上は栗山監督時代の19年8月9日以来5年ぶり。

◆楽天茂木栄五郎内野手(30)の代打初本塁打は空砲となった。1点を追う8回1死走者なし。2ストライクから日本ハム金村の内角150キロ直球を捉え、右翼席に1号ソロを放り込んだ。「ほんとに早く2ストライクになっちゃったんで、ちょっと焦りとかはあったんですけど、速い球を1球で仕留められたことは良かったかなと思います」。22年9月24日オリックス戦以来、577日ぶりの1発となった。昨季は自己最少の8試合出場で打率8分3厘にとどまり、2軍暮らしが続いた。だからこそ、今季にかける思いは人一倍強かった。3月29日西武戦は「1番一塁」で出場し、開幕スタメンを勝ち取った。だが、結果を残せず、代打での出番が増えた。「やっぱり難しさはありますし、得点圏の方がより力も入りますし、代打はほんとに難しいんで」。今季の代打安打は、この日の本塁打を含め3本目となった。試合前時点の12試合で打率1割3分8厘、1打点と低迷していたが、復調のきっかけをつかむアーチになりそうだ。「負けてしまって本当に悔しいんで、なんとか明日につながる1本にしたいです」と巻き返しを誓った。茂木の本塁打について、今江監督は「彼にとっても大きい1本になったと思います。これを機に復調してくれればと思います」と期待を込めた。○...今季2度目の古巣日本ハム戦でポンセが力投した。同点の6回、3連打で無死満塁とされると犠飛で勝ち越され、なおも2死一、三塁から適時打で追加点を献上。それでも勝敗は付かなかったが、6回3失点(自責2)でまとめた。「自分のできる投球はやったつもりですが、こういった結果になって残念です。次回に向けて、また調整をしていきたい」と話した。▽楽天今江監督(今季初の3連勝はならず)「粘り強くなんとか同点に追いついたんですけど、最後守りきれなかったのは悔しいですし、また明日につなげてやっていきたい」

◆日本ハム伏見寅威捕手が負傷交代した。9回の打席で楽天則本昂大から右手に死球を受けた。打ちにいった中で内角への151キロ直球を避けきれなかった。右手を握って開くそぶりを繰り返しながら立ち上がり、一塁まで到達後に代走五十幡が送られた。試合後は「大丈夫です」と話したが、新庄監督は「ちょっと腫れがひどいというか。投げる方なんで、ちょっと明日の様子を見て」と心配した。

◆日本ハム杉浦稔大投手が守護神だった21年以来3年ぶりのセーブを挙げた。1点を勝ち越した延長12回に登板し、楽天打線を3者凡退に抑えた。「チーム全員で最後勝ち越してくれたので、いい形で締められたらなと思ってマウンドに上がりました」。今季は7試合に登板して無失点を継続中。「投手陣みんなが"ワンチーム"を合言葉に、つないでいこうっていう気持ちでやっている」と胸を張った。

◆日本ハム山崎福也投手が6回2失点と試合をつくったが、失点シーンは反省した。この日も伏見との「さちとら」バッテリーでテンポ良くアウトを積み重ねたが、失点した4回と6回は、味方打線が得点を奪った直後だった。「試合をつくることができたのはよかったです。ただ、点を取ってもらった直後に点を与えてしまったことが反省点です。課題を次に生かしたいと思います」と振り返った。

◆日本ハムが延長戦を制して1分けを挟んで今季初の5連勝をマークした。先発した山崎福也投手(31)が6回2失点と好投。7回からは開幕から8試合連続無失点の金村尚真投手(23)に継投も、回またぎとなった8回に楽天茂木に同点1号ソロを浴びた。打線は延長12回に先頭の田宮裕涼捕手(23)が二塁打を放って出塁。その後2死二、三塁で上川畑大悟内野手(27)が決勝の左前適時打を放った。試合後の新庄剛志監督(52)の主な一問一答は以下の通り。新庄監督 (自ら)勝ちに食らい付いていく、あの一生懸命な姿を見てたら涙出てくるね。こんな勝ちある? 最後の12回に。もうレフト前しかないでしょ。上川畑君も、よう打ったわ、追い込まれてね。ああいう勝負強いところ、ずっと持ってるね。-9回に右手に死球を受けた伏見の状態は新庄監督 ちょっと腫れがひどいというか。右、投げる方なんで、ちょっと明日の様子を見て。明日、雨の予報...(ちょっと弱い)それはね、僕たちは何もできないんで、明日様子を見て。-勝ちきったのは大きい新庄監督 いつでも大きいよ。表の攻撃だから(勝ちきって)脳の汁がもう...(笑い)。-金村は回またぎしなくても...新庄監督 いや全然、金村君です。-信用できるピッチャー新庄監督 もちろん、もちろん。ずっと抑えてくれてたしね。(茂木に打たれたのは)ちょっと追い込んでのボールだったんで。でも、ここまで勝ち(ゲーム)をつくってくれたのは金村君の力っていうのは大きいし、明日雨という予報の中で、今日2イニング投げてくれたら明日休みだというところで。-先発の山崎は6回71球で早めの降板となった新庄監督 ちょっと捉えられ始めていたから、ちょっと金村君にいってもらおうと。-これで1点差ゲームは今季全勝(5連勝)新庄監督 (1点差試合は17勝31敗だった)昨季と逆になったね。これは2年間の成果ですよ。-延長も強い(2勝1分けと負けなし)新庄監督 ね、そこは...選手がいいとしか言いようがないですね。面白いね。今年は本当に面白い。(試合の流れを失っても)持ってこられる感じはしますけどね。-延長12回は先頭の田宮の出塁が大きかった新庄監督 (左翼フェンス直撃の打球に)あんな伸びるんだと思ったね。最後、一、三塁で(打席が回った)マルティネスが外野に犠牲フライ打ってくれたらと(一塁走者は)走らせなかったんですけど。-これで1分けを挟んで5連勝新庄監督 あんまりその辺は、あんまり。-明日は雨予報だが、この調子なら試合をやりたい新庄監督 明日(の先発は)向こう誰でしたっけ? 岸君...ちょっといいピッチャーですからね。明日の朝起きて、雨かどうかを見て、オーダー決めます。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)も大感動の5連勝(1分け挟む)だ。「勝ちに食らい付いていく一生懸命な姿を見ていたら、涙が出てくる。こんな勝ち、ある?」。延長12回2死二、三塁で途中出場の上川畑大悟が左前へ決勝打。「よう打ったわ。ああいう勝負強いところは1年目から、何か持ってるね」とうれしそうに劇的勝利を振り返った。試合の流れが悪くても、のみ込まれない強さが宿ってきた。この日は初回1死一塁でエンドランを仕掛けたが、万波の打球は二塁ベースへ一直線の二ゴロで併殺打。1点リードの7回から投入した金村は2イニング目で代打茂木に同点1号ソロを献上。他にも采配が思うような結果につながらない場面もあった。昨季までなら負けパターンの展開だったが、最後のワンチャンスを生かして勝ちきった。昨季は17勝31敗と苦しんだ1点差試合は、これで今季5戦全勝。「これは2年間の成果ですよ」と新庄監督。多くの経験をさせてきた選手たちがミスをしても引きずらず、いつでも劣勢をひっくり返せる地力が付いてきた。「面白いね。今年は本当に面白い」。貯金は就任3年目で最多の4。今年の新庄ハムはひと味違う。【木下大輔】

◆霧雨の仙台に「神川畑様」が降臨だ。途中出場した日本ハム上川畑大悟内野手(27)が延長12回2死二、三塁で決勝の左前適時打を放った。先行しても追いつかれて延長戦に持ち込まれた総力戦で、勝負強さが売りの伏兵が最後に大仕事を果たした。チームは6カード連続初戦白星と強い戦いぶりで、1分けを挟んで今季初の5連勝。貯金も今季最多の4となった。打席に「神川畑様」が降臨した瞬間、霧雨が少しだけ止み、視界が晴れていた。3-3の延長12回2死二、三塁。「絶対に打つんだ」と心に決めた上川畑が勝負強さを発揮した。狙いは楽天西垣の決め球だった。「フォークを2球空振りして終わったと思いましたけど、最後は浮いてきてくれた」。カウント2-2から少し甘く入ったフォークを逃さず、決勝の左前適時打を放った。一塁塁上では力強いガッツポーズを繰り出した。「久しぶりにああいう場面で打席に立たせてもらった。なんとか期待に応えたいと思った」。2月末に左大腿(だいたい)部筋膜炎で離脱し、開幕は2軍で迎えた。1軍昇格は12日オリックス戦からで、試合前まで14打数2安打。この日もスタメンから外れていたが、巡ってきたチャンスで鬱憤(うっぷん)を晴らす大仕事を果たした。新庄監督の就任とともにプロ野球人生を歩むプロ3年目。過去2年間の戦いぶりも知るからこそ、感じることがある。「僕が(1軍に)上がってきてからは、もうすごい、去年はなかったチームの雰囲気がありますし、1つの勝利に向かって全員で動いている感じを肌ですごく感じる。すごくいい雰囲気だなと思います」。試合の流れが悪くても、どこか抗える空気感を実感している。この日は、そんな強さを感じるチームを勝利に導く主役に躍り出た。「(ケガで)遅れた分、巻き返したいですし。でも、現状はレギュラーとして出られていないので、しっかり1打席、守備も1イニング1イニングしっかり全力でやっていきたいなと思います」。高い守備力にチャンスで強い、攻守で流れを変えられる「神川畑様」が何度も降臨すれば、このチームの勢いは簡単に終わらない。【木下大輔】

◆日本ハムが競り勝ち、1分けを挟んだ連勝を5に伸ばした。3―3の延長十二回2死から上川畑が左前に勝ち越し打を放った。5番手の田中正が今季初白星で、杉浦が3年ぶりのセーブ。八回に追い付いた楽天は西垣が打たれた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1262 0.667
(↑0.02)
-
(-)
12380
(+4)
53
(+2)
12
(-)
17
(+1)
0.247
(↓0.003)
2.510
(↑0.03)
2
(-)
日本ハム
1171 0.611
(↑0.023)
1
(-)
12455
(+4)
60
(+3)
11
(-)
13
(+4)
0.226
(↑0.005
2.710
(↑0.03)
3
(-)
ORIX
11101 0.524
(↑0.024)
2.5
(-)
12170
(+2)
56
(+1)
8
(-)
5
(+1)
0.245
(↑0.005)
2.390
(↑0.11)
4
(1↓)
ロッテ
9101 0.474
(↓0.026)
3.5
(↓1)
12350
(+2)
59
(+4)
8
(+2)
9
(-)
0.238
(↓0.006)
2.700
(↓0.02)
5
(-)
楽天
8121 0.400
(↓0.021)
5
(↓1)
12261
(+3)
80
(+4)
6
(+1)
13
(+1)
0.226
(↓0.004)
3.520
(↑0.08)
6
(-)
西武
7130 0.350
(↓0.018)
6
(↓1)
12353
(+1)
61
(+2)
10
(-)
10
(+1)
0.210
(↓0.004)
2.680
(↑0.01)