広島(0対0)巨人 =リーグ戦6回戦(2024.04.21)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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巨人
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広島
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勝利投手:-
敗戦投手:-
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◆巨人の先発・高橋礼は2つの併殺を奪うなど、危なげのない投球で5回無失点。対する広島の先発・大瀬良も1死満塁のピンチを切り抜けるなど、要所を締める投球で5イニングを無失点に抑えた。試合は6回表途中に雨脚が強まり、降雨コールドにより引き分けに終わった。

◆巨人岡本和真が好相性の広島大瀬良大地と今季初対戦。両者の通算対戦成績は53打数19安打、5本塁打、11打点、打率3割5分8厘。岡本和が50打席以上対戦した10人の投手の中で最高打率を誇る得意の相手だ。この対戦は東京ドームで23打数7安打の打率3割4厘に対し、マツダスタジアムでは30打数12安打の打率4割。敵地の大瀬良に強い岡本和のバットで6試合ぶりの勝利を狙いたい。

◆広島がコールドゲームで命拾い? した。0-0で進行していた6回表、先発大瀬良大地投手(32)が無死一、三塁のピンチを招くと、巨人小林にセンターへの犠飛を打たれ、先制を許した。ここで広島ベンチは大瀬良から塹江への投手交代を告げたが、雨脚が強くなり午後3時20分に試合は中断された。試合再開を待ったが、雨は止むことなく午後3時50分にコールドゲームが告げられた。5イニングを消化しており、試合は成立。ただ、巨人の攻撃中にコールドゲームとなったため、6回の巨人の得点は無効となり、試合は引き分けとなった。広島は負ければ連勝が3で止まるところだったが、降雨コールドで救われた格好だ。

◆暗雲がマツダスタジアム上空に立ち込めた。巨人小林誠司捕手(33)が、6回無死一、三塁の場面で先制中犠飛を放った直後だった。一気に強まった雨脚を考慮し、中断がアナウンスされた。ベース上にはシートがかぶせられ、両チームの選手は雨が当たらないようにベンチの奥に引っ込んだ。その30分後、5回雨天コールドが発表された。再三のチャンスをモノにできず、ようやく手にした得点が、まさに水に消えた。2回1死二塁から2者連続凡退。4回は1死満塁で、小林がスクイズを仕掛けるも失敗に終わっていた。5回も1死一、二塁で、坂本、岡本和が打ち取られ、5回までに9度の得点圏で安打が生まれず残塁7。3周り目に、やっとの思いで広島大瀬良から奪った貴重な1点だった。6回裏の攻撃を終えていないため、5回までで試合成立。小林の先制打は幻となった。今カード、2度目のスコアレスドローで1敗2分けとし、貯金を1つ減らし消化不良のまま終えた。

◆広島が雨に助けられた? 6回に巨人に1点を先制されたが、直後に雨脚が強くなり試合は中断、そのまま30分後にコールドゲームが宣告された。5回を終了していたため試合は成立していたが、6回の表裏が終了していないため、巨人の得点は無効となり、5回終了降雨コールドで0-0引き分けとなった。新井貴浩監督(47)の試合後の一問一答は以下の通り。-降雨コールド新井監督 天候ですので仕方ないですね。-大瀬良は新井監督 粘り強く投げてくれていたと思います。ナイスピッチングでした。-走者を背負った新井監督 まあ、走者を背負ってもホームベースを踏ませなければいい。そういう意味では粘り強く投げてくれていたと思いますよ。-5回のチャンスで大瀬良に代打を出さず続投新井監督 今日は島内あがりにしていたというのもあるし、球数的にまだいけたというのもあるし、あのときはツーアウト二塁。あれがビックチャンスだったら代わっていたかもしれないけど。まあそれだけじゃなしに島内あがりとかいろいろあって...。-高橋礼対策で左打者を並べた新井監督 今日は点は取れなかったんですけど、みんな前回東京ドームで対戦していた時より、捉えた打球が多かったので、内容的に見たら前回対戦した時よりすごく良かったと思います。捉えた当たりが正面いったりとかが結構多かったので、野間にしても、サク(坂倉)もね、結構良い感じに捉えていたんで、打席の内容的には良かったと思います。-1番宇草がヒット新井監督 今日のスタメンというのもね、数少ない打席で結果を出した宇草がつかんだスタメンだと思う。今日も1打席目に良いものを見せてくれてうれしいです。-週末は1勝2分け。ターニングポイントに?新井監督 そうよね。今週負けてないでしょ(3勝2分け)。徐々にかみ合ってきているんじゃないかなーと思います。-一塁・坂倉はこれからもあるのか?新井監督 もちろん、もちろん。今年始まった時点で彼には伝えているし、キャンプ、オープン戦もそういう準備はしていましたので。今後も対戦ピッチャーや相性、ウチの選手の状態だったりを見極めながら、そのときのベストだと思う布陣で1試合1試合戦っていきたいと思います。-大変な役回りだと思うが新井監督 サク?そうよね。そこは頑張ってもらいたいと思います。本人も試合に出たい、打席に立ちたいと思っているんじゃないかな。アツ(会沢)も本当に頑張ってくれているので、その辺は臨機応変にやっていきたいと思います。-この引き分けはどう捉えている? ラッキーなのか、ひっくり返すチャンスがなくなったと捉えているのか新井監督 あー、それはもう、ひっくり返すチャンスがなくなったので、悔しいですよ。(沈黙の後に笑い)。というのは冗談で、やっぱり最終的には勝率なので。なのでそれだけ言っておきます。あとは言わないです、最終的には勝率。勝ち星ではないでしょ。勝率なので、それだけのコメントにさせてください。

◆広島 雨に救われた? 5回終了降雨コールドで巨人と引き分けた。6回に巨人に1点を先制されたところで雨脚が強くなり中断。30分後にコールドゲームが決まった。試合は成立していたが、6回の表裏が完了していないため巨人の得点が無効になった。新井監督は「ひっくり返すチャンスがなくなって悔しいですよ」と言うと、しばしの沈黙のあと「...というのは冗談で。最終的には勝率なので。それだけ言っておきます」と笑った。この1週間は3勝2分けで負けなしとチームは上り調子。23日から神宮、バンテリンドームと続く遠征に臨む。

◆巨人高橋礼が雨中の投球で5回4安打無失点と好投した。3度、先頭打者に安打を許しながらも2度の併殺で切り抜けた。今季4試合に先発し、24回投げ失点はわずか1。防御率0・38と抜群の安定感を見せるサブマリンは「メンタル的に崩れるような練習とか過ごし方をしてきているつもりはない。いろんなシミュレーションが生きた試合だった」と、準備を結果に結び付けた。

◆巨人小林誠司捕手(34)の先制犠飛がまぼろしとなった。6回無死一、三塁、バットの先でとらえた打球は雨を切り裂き外野へ飛んでいった。三走・丸が悠々生還。ベンチでのハイタッチもつかの間、直後一気に強まった雨脚に中断がアナウンスされた。その30分後、暗雲立ち込めたまま5回雨天コールドでの引き分けが決定。6回の攻撃は記録されず、まぼろしとなった小林は「次、またチャンスがあれば頑張りたい」と気丈に言った。再三のチャンスをモノにできず、ようやく手にした得点がまさに水に消えた。2回1死二塁から2者連続凡退。4回は1死満塁で、小林がスクイズを仕掛けるも失敗に終わっていた。5回も1死一、二塁で坂本、岡本和が続けて打ち取られた。5回までに9度の得点圏で安打が出ず、なんとか奪った1点だった。甲子園、マツダと続いた敵地6連戦での残塁は53と決め手を欠いた。その間、3敗3分けで数字の上では4あった貯金が1になったが、阿部監督の捉え方は違う。「敵地の引き分けって勝ちに等しいと思う。3勝3敗だと思って帰ろうかなと思います。前向きに考えていこう」。勝てなかったのではなく、負けなかったと言い聞かせた。【栗田成芳】

◆巨人高橋礼投手(28)が雨中の投球で5回4安打無失点と好投し、防御率リーグトップに立った。3度、先頭打者に安打を許しながらも2度の併殺で切り抜けた。今季4試合に先発し24回投げ失点はわずか1。防御率0・38でリーグ1の安定感を見せるサブマリンは「メンタル的に崩れるような練習とか過ごし方をしてきているつもりはない。いろんなシミュレーションが生きた試合だった」と、準備を結果に結び付けた。

◆巨人・高橋礼投手(28)が自身3連勝を懸けて先発マウンドに上がる。D3位・佐々木(日立製作所)が6番。

◆巨人が攻撃中の六回1死二塁で雨が強くなり中断。そのまま降雨コールドで試合が終了し、引き分けに終わった。巨人は0-0の六回、丸、佐々木の連打で無死二、三塁のチャンスをつくり、7番・小林誠司捕手(34)の中犠飛で先制した。しかし、その直後に降雨コールドに。六回表の巨人の攻撃は成立せず、五回終了時点の0-0で決着した。巨人は14日の広島戦(東京ドーム)を最後に白星から遠ざかっており、これで6戦勝ちなし(3敗3分)となった。

◆巨人は16日からの阪神戦(甲子園)と広島戦(マツダ)のビジター6連戦を3敗3分で終えた。6戦目の引き分けについて、阿部慎之助監督(45)は「前向きに考えていこう。負けなかったし」と口にし、「敵地の引き分けは勝ちに等しいと思う。3勝3敗だと思って帰ろうかなと思います」と語った。23日はひたちなかでの地方開催だが、それ以降は5月5日まで首都圏での開催。「こういう1週間は長いシーズンやっていればある。みんな(の調子も)段々上向いてきているし、また戻って切り替えて」と前を向いた。

◆広島は今季2度目の引き分け。六回に先制を許しなお1死二塁で雨脚が強くなり中断。そのままゲームセットとなり五回裏終了時点0―0で引き分けた。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は次の通り。──降雨コールド「天候ですので仕方ないですね」──大瀬良は六回に犠飛で失点したが、六回は成立しなかったため5回4安打無失点「粘り強く投げてくれていたと思います。ナイスピッチングでした。走者を背負ってもホームベースを踏ませなければいい。そういう意味では粘り強く投げてくれていたと思いますよ」──五回2死一、二塁では大瀬良をそのまま打席に立たせた(三振)「今日は島内をあがりにしていたというのもあるし、球数的にまだいけたというのもある。あれがビックチャンスだったらまたかわっていたかもしれない」──アンダースローの高橋礼の対策としてスタメンには左打者を6人並べた「今日は点は取れなかったんですけど、みんな前回東京ドームで対戦していた時より捉えた打球が多かった。内容的に見たら前回対戦した時よりすごく良かったと思います。捉えた当たりが正面いったりとかが結構多かった。野間にしても、サク(坂倉)にしても、結構、良い感じに捉えていたんで、打席の内容的には良かったと思います」──1番で今季初スタメンの宇草は2打数1安打「今日のスタメンは数少ない打席で結果を出した宇草がつかんだ。今日も1打席目に良いものを見せてくれてうれしいです」──坂倉は「4番・一塁」で起用。今後も「もちろん。今年始まって時点で彼には伝えているし、キャンプ、オープン戦もそういう準備はしていました。今後も対戦ピッチャーとの相性、ウチの選手の状態を見極めながら、そのときのベストだと思う布陣で1試合1試合戦っていきたいと思います」──今カードは1勝2分け。今週は3勝2分け「今週負けてないでしょ。徐々に噛み合ってきているんじゃないかなと思います」──今日の引き分けをどう受け止める「やっぱり最終的には勝率。勝ち星ではないでしょ。それだけのコメントにさせてください(笑い)」

◆ようやく手にしたリードだったが...。3位・巨人は五回降雨コールドゲームでスコアレスドロー。六回の先制点は幻と消えたが、阿部慎之助監督(45)は悲観しなかった。「前向きに考えていこう。負けなかったしね。こういう1週間は、長いシーズンをやっていればある。みんなもだんだん、(状態が)上向いてきているし」六回無死一、三塁で小林が中犠飛を記録した直後に降雨中断。そのまま試合終了となったため、六回の得点は認められなかった。勝機はあった。阿部監督は四回1死満塁で小林にセーフティースクイズのサインを出した。「一塁手が後ろに下がってくれていたから」と相手シフトの隙を突く意図があったが、バントは投手前に転がり本塁封殺。続く吉川は左飛に倒れた。五回無死一、二塁ではオコエが送りバントを失敗。「反省点は、バントで送れないことだけだから。難しいのは分かっている。そこを決めてこそ、点になりやすい。それが野球」と、チームとして成功率6割の犠打を課題に挙げた。16日から甲子園、マツダスタジアムと続いたビジター6連戦は3敗3分け。2度の雨天コールドゲームを含めた3度のドローがあった。それでも阿部監督は「敵地の引き分けって勝ちに等しいと思う。3勝3敗だと思って」と前向きに捉えた。(谷川直之)

◆降雨ならぬ〝幸運コールド〟だった。1点を奪われた六回表の巨人の攻撃途中に雨脚が強くなって中断し、そのまま試合終了。規定により五回終了時点の0―0で引き分けとなった。新井貴浩監督(47)は「ひっくり返すチャンスがなくなって悔しい」と一旦は厳しい表情をつくったあとにニヤリと笑った。「というのは冗談。やっぱり最終的には勝率。勝ち星ではないでしょ」5回4安打無失点で勝敗はつかなかった先発・大瀬良は、幻の六回に犠飛で先制点を許していただけに「負けなかったのは良かったが、次はいい投球ができるようにしたい」と力を込めた。チームは12―14日の東京ドームで3連敗した巨人に本拠地で1勝2分け。ここ5戦は3勝2分けで、4連勝を目指して23日からのヤクルト戦(神宮)に臨む。(柏村翔)

◆自身2連勝中の巨人・高橋礼投手(28)が雨で足場の悪い中、5回無失点と好投した。「状態はよくなかった」と語ったが、散発4安打に抑えた。試合は降雨コールドで勝敗はつかなかったが、防御率はリーグトップの0・38に。「大胆にストライクゾーンに強いボールを投げようと思っていた。マウンドが合わない中で神経質になれずにやれた」とうなずいた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
阪神
1182 0.579
(↑0.023)
-
(↓0.5)
12266
(+3)
50
(-)
13
(+1)
7
(-)
0.224
(↑0.001)
2.060
(↑0.08)
2
(1↓)
中日
1082 0.556
(↓0.032)
0.5
(↑0.5)
12351
(-)
66
(+3)
5
(-)
3
(-)
0.243
(↓0.004)
3.180
(↓0.04)
3
(-)
巨人
983 0.529
(-)
1
(-)
12350
(-)
41
(-)
8
(-)
9
(-)
0.239
(↓0.001)
1.900
(↑0.05)
4
(1↑)
DeNA
9100 0.474
(↑0.03)
2
(↑0.5)
12457
(+8)
78
(+3)
6
(+1)
11
(+2)
0.250
(↓0.001)
3.470
(↑0.03)
5
(1↓)
広島
892 0.471
(-)
2
(-)
12453
(-)
43
(-)
5
(-)
9
(+1)
0.231
(-)
2.260
(↑0.07)
6
(-)
ヤクルト
7111 0.389
(↓0.023)
3.5
(↓0.5)
12469
(+3)
68
(+8)
11
(+1)
10
(-)
0.238
(↓0.004)
3.440
(↓0.25)