ヤクルト(★4対7☆)DeNA =リーグ戦5回戦(2024.04.20)・明治神宮野球場=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
DeNA
1200400007810
ヤクルト
0110110004701
勝利投手:ケイ(1勝1敗0S)
(セーブ:森原 康平(0勝0敗4S))
敗戦投手:阪口 皓亮(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】サンタナ(1号・6回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ ヤクルト戦チケット予約 DeNA戦チケット予約
◆DeNAは初回、佐野の適時打で先制に成功する。その後3-2となって迎えた5回には、4者連続適時打で一挙4点を加え、リードを広げた。投げては、先発・ケイが5回3失点と試合をつくり来日初勝利。敗れたヤクルトは、先発・阪口が5回途中7失点と乱調だった。

◆頼れるキャプテンが帰ってきた。下半身のコンディション不良で戦列を離れていたヤクルト山田哲人内野手(31)が出場選手登録され、早速「6番二塁」でスタメン出場することになった。試合前の神宮コブシ球場での全体練習に参加し、キャッチボールやダッシュを繰り返して精力的に汗を流した。3週間ぶりの1軍復帰で準備が整った。3月29日の中日との開幕戦(神宮)の走塁中にアクシデントがあり途中交代し、登録抹消された。戦列を離れていた時期は「ただただ自分が情けないなっていう。ちょっと悔しいっていう気持ちが強かった」。リハビリ生活を強いられたが、今月10日に埼玉・戸田球場で故障後初めて屋外で練習。徐々に感覚を取り戻してきた。「やっぱ野球がしたいという思いがありましたし、こうやってまたみんなと野球したいなっていう気持ちが一番強かったですね」としみじみと言った。攻守の要が復帰しチームに活を入れる。

◆元ヤクルト監督で15年にセ・リーグ優勝し、現在は解説者として活躍する真中満氏(53)が始球式を務めた。5日のヤクルト-阪神戦(神宮)以来の中14日のマウンドだったが、堂々たる姿でノーバウンド投球を披露。打席に立ったDeNA1番度会が笑顔いっぱいに空振りし、その場を盛り上げた。

◆30歳の誕生日を迎えたDeNA京田陽太内野手が、スタンドからバースデーソングが流れる中、"バースデー適時三塁打"をマークした。1点リードの2回1死一塁、ヤクルト阪口の1ボールからの2球目を右中間にはじき返し、一気に三塁に頭から滑り込んだ。「打ったのはストレート系だと思います。しっかり捉えることを心がけたことがいい形につながりました。貴重な追加点を奪うことができてうれしいです」この日は三浦大輔監督(50)から「8番遊撃」で今季初めてスタメン起用され、結果で応えた。三塁打は、中日時代の22年4月24日の巨人戦(バンテリンドーム)以来で、DeNA移籍後は初めてだった。

◆かつてのチームメートに"マシンガン打線"の洗礼を浴びせた。DeNAが、2死からの4連打で昨シーズン途中まで同僚だったヤクルト阪口皓亮を5回途中7失点でKOした。1点リードで迎えた5回、2死を奪われた後、佐野が四球で出塁。牧が左前打で一、二塁へとチャンスを広げ、宮崎の適時打、楠本の適時打、山本の適時打でマウンドから引きずり下ろし、京田が2番手の山本から適時内野安打でこの回4点目を挙げた。1回は1死から関根が四球で出塁し、佐野が先制の適時打をマーク。2回にも1死から山本が四球で出塁し、京田がバースデー適時三塁打を放ち、ケイの二ゴロの間に3点目のホームを踏んだ。宮崎は「追い込まれていたので、必死に食らいついていきました。守備でミスをしていたので、何とか取り返そうと打席に向かいました」とコメント。楠本は「宮崎さんの流れに自分も乗ることができました。一、二塁間が空いていたので、そこを狙えるボールを待っていました。追加点を取ることができて、よかったです」とコメントした。

◆DeNA山本祐大捕手(25)が、中学の1学年後輩で昨年までチームメートだったヤクルト阪口皓亮投手から適時打を放ち、先輩の意地を示した。5回、2点を追加し、なおも2死一、二塁。フルカウントからの速球を右前にはじき返した。「2アウトからつないでくれたので、自分もつなぐ気持ちでいました。ケイが頑張っていたので、初勝利のために追加点を挙げることができて、うれしいです」この日は2回の第1打席は四球で出塁し、京田の適時三塁打でホームに生還。4回の2打席目も四球を選び、1打数1安打1打点だった。2人はドラフトの同期でもあり、阪口が17年ドラフト3位、山本が同9位でDeNAに指名された。かつて、山本はドラフト当日について「先に皓亮が指名されたので、LINE(ライン)しようと思ってたら、まさか同じチームになるとは思ってなかったので、ビックリした」と回想した。

◆ヤクルト阪口皓亮投手(24)が今季初登板&初先発で、5回途中6安打、7失点でノックアウトされた。昨年7月にDeNAからトレードで加入。古巣との対戦に「『逃した魚は大きかったな』と思ってもらえるような投球をしたい」と意気込んでいたが、この日は3回までに3失点。さらに2-3の5回2死一塁からは、牧、宮崎、楠本、山本に4連続安打を許してマウンドを降りた。チームの期待に応えることができなかった阪口は、球団を通じ「無駄な四球が多く、リズムをつくれず、最低限の仕事ができませんでした」とコメントした。高津監督 (今季初登板初先発で5回途中7失点KOの阪口について)「ファームで頑張っていたのでチャンスを生かしてほしかったが、バッターとの勝負にならなかった」

◆DeNAが昨シーズン途中までのチームメートだったヤクルト阪口を攻略し、連敗を5でストップし、1日で最下位を脱出した。1回、四球で出塁した関根がディレードスチールを決めて2死二塁。佐野が右前適時打を放ち、足を絡めて先制に成功した。1点リードの2回1死一塁では、今季初スタメンでこの日、30歳の誕生日を迎えた京田が右中間への強烈な適時三塁打。ヘッドスライディングで気合を見せた。1点リードの5回には2死から佐野の四球と牧の左前打で一、二塁とチャンスメーク。宮崎の適時打、楠本の適時打、山本の適時打で5連打を浴びせて阪口をマウンドから引きずり下ろした。2死一、三塁から再び京田が代わったばかりの2番手山本から遊撃への適時内野安打。一塁へヘッドスライディングする気迫の一打でこの回4点目を挙げ「追い込まれていたので何としてもバットに当てようとしたことが、良い結果につながったと思います。とにかく必死に走りました!」と1点をもぎ取った。投げては新外国人のケイが5回5安打3失点と粘って来日初勝利。上茶谷は1/3回1失点も、石川が好リリーフで踏ん張り、7回は徳山、8回は山崎とつないで9回は森原が締めくくった。前日の同戦では1点差の逆転負けを喫し、今季ワーストの5連敗。2年ぶりの最下位転落となったが、12日ヤクルト戦(横浜)以来の白星で1日で5位に戻った。三浦監督は「消極的にならないようにと選手には伝えました。初回、関根がスチールを決めて佐野がかえしてくれた。いいリズム作ってくれました」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。DeNA三浦監督(京田について)「打撃の状態が良いとコーチから聞いてました。誕生日を自分で祝って良い活躍をしてくれました。最高の誕生日になったんじゃないですか」DeNA山本(同じ中学の1学年後輩でもあり、昨季まで同僚だったヤクルト阪口から5回2死一、二塁、右前に適時打)「2死からつないでくれたので自分もつなぐ気持ちでした」DeNAケイ(5回5安打3失点で来日3登板目で初勝利)「連敗を止められて良かった。最高の気持ちで1勝目とれてうれしい。(ウイニングボールは)フレームに入れて大事に取っておこうと思います」

◆ツバメ軍団の頼れる主将が帰ってきた。下半身のコンディション不良で離脱していたヤクルト山田哲人内野手(31)が3週間ぶりに1軍に合流し、「6番二塁」で即スタメン出場。本拠地の大歓声に「ここで野球ができることに感謝しないといけないと思いましたし、本当にありがたい」とかみしめた。3打数無安打に終わり、7回の守備から途中交代。チームの連勝は2で止まった。

◆DeNAが、元同僚のヤクルト阪口を5回途中7得点で攻略し、連敗を5で止めて5位に浮上した。打線に勢いを与えたのは、30歳の誕生日を迎えた京田だった。1点リードの2回1死一塁、今季初打点となる適時三塁打。バースデーソングが終わった直後の2球目をとらえ「しっかり1発で仕留められた」と笑顔で話した。三浦監督から球場入り時に「スタメンでいくぞ」と伝えられ、今季初スタメンに結果で応えた。5回には"マシンガン打線"の洗礼を浴びせた。2死から4連打でマウンドから引きずり降ろし、京田が2番手山本から適時内野安打を放ち、とどめを刺した。試合前には牧から誕生日ケーキを贈られ「おいしかったです」とキャプテンの心遣いに感謝。「明日は牧の誕生日なんで、僕がケーキを準備します」と宣言した。2安打ともに頭からベースに突っ込み、土だらけのユニホームが勝利の勲章だった。【久保賢吾】DeNA三浦監督(京田について)「打撃の状態が良いとコーチから聞いてました。誕生日を自分で祝って良い活躍をしてくれました。最高の誕生日になったんじゃないですか」

◆スタメンが発表され、下半身のコンディション不良を乗り越え、この日1軍に合流したヤクルト・山田哲人内野手(31)が「6番・二塁」に名を連ねた。試合前には「皆とまた野球したいという気持ちが一番強かった。もうけがはしたくないなと思いましたし、なんとか活躍できるようにしたい」と意気込んでいた主将。チームをけん引する。

◆ヤクルトOBで元監督の真中満氏(53)=サンケイスポーツ専属評論家=が始球式を務めた。5日の阪神戦に続く始球式登板。「真中さまは中14日の登板でございます」と場内アナウンスを受けマウンドに上がると、DeNAのD1位・度会(ENEOS)に対して見事なストライク投球を見せた。

◆ヤクルト・長岡秀樹内野手(22)が「8番・遊撃」で出場。0―3の二回の第1打席、左越えの適時二塁打を放ち「3点あるので後ろにどんどんつないでいく気持ちで、コンパクトに打つことができた」と胸を張った。二回1死一、二塁。DeNA先発のケイに対して粘って9球目、外角のカットボールを捉えた打球が左翼手楠本の頭上を越えた。13日のDeNA戦(横浜)以来、自身1週間ぶりとなる安打は貴重な適時二塁打となった。

◆ヤクルト・阪口皓亮投手(24)が今季初登板先発。五回途中6安打7失点、5四球3奪三振でノックアウトされた。昨季途中に西浦と1対1のトレードでDeNAから移籍。今季は2軍で5試合に登板し防御率1・80の好成績をマークし、1軍の先発切符をつかんだが、古巣を相手に五回は2死から4連打を浴びるなど打ち込まれ、勝ち星を手にすることはできなかった。

◆ヤクルトの助っ人砲、ドミンゴ・サンタナ外野手(31)が待望の今季1号をマークした。「5番・左翼」で先発出場し、3ー7の六回先頭で上茶谷の直球を一閃。フルカウントからバックスクリーンへ豪快に運んだ。開幕から18試合目、70打席目での一発となった。サンタナは「フルカウントでゾーンを上げてストレートに絞って、思い切っていきました」とコメントした。

◆DeNAが連敗を5で止めた。来日初勝利をあげ、三浦大輔監督(左)と記念撮影するDeNA・ケイ=神宮球場(撮影・荒木孝雄)

◆DeNAの新外国人ケイが5回5安打3失点と粘り、来日3度目の先発で初勝利を飾った。7-2で迎えた五回は併殺打の間に1点を失ったが、外角の速球で村上から見逃し三振を奪い、雄たけびを上げた。150キロ超の直球を持ち味とする左腕は「とにかくゾーン内で勝負することを心掛け、試合をつくれたことはよかった」と安堵(あんど)した。(神宮)

◆先発で今季初登板したヤクルト・阪口皓亮は5四球を出すなど制球が安定せず、五回途中7失点で黒星を喫した。五回は2死走者なしから佐野に四球を与え、次打者からに4連打を浴びて降板。全ての失点に四球が絡み「制球がある投手でもないのに、コースを狙い過ぎた」と悔やんだ。昨年7月にDeNAからトレードで加入。古巣相手に白星をつかめず「皆さん、がっかりしたと思うし、僕も僕自身にがっかりした」とうつむいた。(神宮)

◆DeNA・京田陽太内野手が30歳の誕生日に「8番・遊撃」で今季初の先発出場。二回に適時三塁打を放つなど、2安打2打点で起用に応え、「ずっとチャンスはくるだろうなと思っていたので、それをこういう形でできたというのは、日頃から準備していた成果というか、やっていた証拠というか」とうなずいた。試合前には誕生日ケーキを贈られる写真が球団公式SNSにアップされた。「(試合前に)食べました。おいしかったです。あれは牧が用意してくれた。明日は僕が準備します」と翌21日に26歳の誕生日を迎える新主将への〝お返し〟を誓った。

◆DeNAは連敗を5で止め、2年ぶりの単独最下位から1日で脱出した。三浦大輔監督(50)は「先制して、そのあとも四球をからめながら、つなげられた」と目を細めた。筒香も2軍で実戦復帰し「来たときにもう少しチーム状態を上げておかないといけない。加速できるように準備していきたい」と語った。30歳の誕生日だった京田を今季初めてスタメン起用し、2安打2打点とズバリ。指揮官は「打撃の状態がいいとコーチから聞いていたし、どこかで(先発)というところで、いきなりいい活躍をしてくれた。顔見たら常に使ってくれよという風にいつもやってくれていますし、ベンチで鼓舞してくれている。陽太が常に準備してくれているおかげ。それがきょうにつながった」とたたえた。

◆下半身の故障で離脱していたヤクルトの山田が出場選手登録されて戦列に復帰し、3月29日の開幕戦以来の出場を果たした。「6番・二塁」で先発し3打席無安打に終わったものの、大歓声に迎えられ「ここで野球ができるというのは、本当に感謝しないといけないと思った」と語った。開幕戦の負傷は「ただただ自分が情けない。悔しい気持ちが強かった」と振り返る。高津監督は、七回の交代がトレーナーの意見だったと説明。復帰戦で無理はさせず「6番打者は重要視している。彼の打席に期待したい」と主将の奮起を切望した。

◆降板するヤクルト・阪口皓亮(撮影・長尾みなみ)

◆ヤクルトは1度もリードを奪うことなく敗戦。連勝が2で止まり、最下位に転落した。古巣相手に移籍後初先発した阪口皓亮投手(24)は五回途中6安打7失点で1敗目を喫した。下半身のコンディション不良から主将の山田哲人内野手(31)が「6番・二塁」で復帰した打線は7安打で4得点だった。高津臣吾監督(55)の一問一答は以下の通り。ーー先発で今季初登板した阪口は5四球。四球が失点につながっていた「期待はしていたんですけどね。ちょっとバッターとの勝負にならなくてですね、ストライクゾーンと勝負しているというか、そこに負けてしまったような気がしますね」ーーチャンスをつかんでほしいという思いもあったと思うが「ファームで頑張っていたしね。このチャンスをぜひ生かしてほしいなと思いましたけども。うーん、まあそうですね。そんなに打たれた感じはしないですけどね。やっぱり、四球のランナーをああやってどんどん返されていくとね。3点はフォアボール。攻撃の方もなかなかリズムに乗れず、全体的にこう流れもうまくいかなかったですね」ーー打線は小刻みに点を返していった「なんとかなりそうな雰囲気はあったんですけど。あと1歩で落ち着けそうなところであったりとか。一度もこう追い越せなかったりとか、終始、先を得点で先をいかれていたので、打つ方もちょっと難しい状態だったかなと思いますけどね」ーー山田が戻ってオーダーに厚みが増した「うん、そうですね。6番バッターというところは、非常に重要視しているので。しかも今、前のバッターがいいのでね。非常にランナーがたまった場面での打席が増えてくると思いますし、彼の打席に期待したいと思いますね」ーー山田の途中交代は試合展開で「あれはトレーナーの指示というか、意見というか、はい」ーー2軍で奥川が復帰登板した「報告はあれですけど、映像しか見ていないですかね。練習でブルペン入った時よりは良かったと思います。ゲームで投げている方が、投げるフォームもボールもよかったのでね。ここから先、次のステップがどうなるかっていうところだと思うので、順調にこう進んでほしいなっていうのが大きな希望ですね」

◆ヤクルトは主将、山田哲人内野手(31)が戻ってきた一戦で、白星をつかむことはできなかった。一度もリードを奪えず敗戦。高津臣吾監督(55)は嘆き節だった。「何とかなりそうな雰囲気はあったんですけど...。終始、得点で先をいかれ、打つ方も難しい状況だった」下半身のけがで離脱していた山田がこの日、1軍に合流。3月29日の中日との開幕戦(神宮)以来の出場を果たした。打線は3番・オスナ、4番・村上、5番・サンタナがいずれも打率3割台と好調。指揮官は「前の打者がいいので、ランナーがたまった場面での打席が増えてくる。非常に重要視している」という6番に山田を配置したが、3打数無安打に終わった。トレーナーの指示もあり、七回の守備からベンチに退いた山田は「結果は出なかったけど、違和感なくできた。やっぱりここで野球ができることに感謝しないといけないと思った」と決意を新たにした。チームの連勝は2で止まり、最下位に転落。それでも高津監督は「彼(山田)の打席に期待したい」と厚みを増した打線で上位浮上を見据えた。(武田千怜)

◆DeNAは20日、ヤクルト5回戦(神宮)に7―4で勝利。連敗を5で止め、2年ぶりの単独最下位を1日で脱出した。30歳の誕生日に「8番・遊撃」で今季初めて先発出場した京田陽太内野手が、二回に適時三塁打を放つなど2安打2打点とハッスル。経験豊富な苦労人が、三浦大輔監督(50)の起用に応え、チームを再び勢いづけた。ただ一人しかいない室内練習場に、規則正しいリズムで打球音が響いていた。2月の宜野湾キャンプ。京田は幾度となく休日を返上し、投球マシン相手にバットを振っていた。「ヒットがリフレッシュになるので」。冗談めかした口ぶりではぐらかしていたが、その姿から覚悟がにじんだ。昨季まで球を引き付ける意識が強いあまり、スイングが窮屈になっていたという。今季はミートポイントを前に置くプロ入り当初の打撃に回帰。昨秋にファームで調整した際、昨季まで指揮した仁志2軍監督の助言もあり、見直しを図った。意識づけの一環としてバットを極端に短く持ち、操作性を高めた上でティー打撃を繰り返す。新人の石上らライバルが活躍しても、練習姿勢はぶれない。「周りから何を言われようが自分を貫き通す」と腹をくくり、「ショートで勝負したい」と内なる闘志を宿す。(DeNA担当・鈴木智紘)

◆DeNAは20日、ヤクルト5回戦(神宮)に7―4で勝利。連敗を5で止め、2年ぶりの単独最下位を1日で脱出した。30歳の誕生日に「8番・遊撃」で今季初めて先発出場した京田陽太内野手が、二回に適時三塁打を放つなど2安打2打点とハッスル。経験豊富な苦労人が、三浦大輔監督(50)の起用に応え、チームを再び勢いづけた。日大時代から慣れ親しんだ神宮のダイヤモンドを、さっそうと駆け抜けた。今季初スタメンの京田が2安打2打点。ユニホームを土まみれにしたヒーローは、チームの連敗を止める活躍に「ずっとチャンスはくるだろうと思っていたので、いつきてもいいように常日頃から準備はしていた。監督に使っていただいたので、期待に応えるだけです」と胸を張った。応援団による「ハッピーバースデー」が奏でられた1―0の二回、第1打席。「(曲を)流していただいたので、2球目から勝負をかけよう」と1死一塁から阪口の外角速球を振り抜き、右中間を深々と破った。一走の山本が一気に生還。自身も頭から三塁へ飛び込んだ。五回2死一、三塁の第3打席は2球で追い込まれながらスライダーに食らいつき、今度は一塁へヘッドスライディングで遊撃への適時内野安打をもぎとった。五回は5連打と打線がつながり、一気に4点を奪った。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
中日
1072 0.588
(↓0.037)
-
(-)
12451
(+2)
63
(+15)
5
(-)
3
(-)
0.247
(↑0.001)
3.140
(↓0.61)
2
(1↑)
阪神
1082 0.556
(↑0.027)
0.5
(↓1)
12363
(+15)
50
(+2)
12
(-)
7
(-)
0.223
(↑0.009)
2.140
(↑0.01)
3
(1↓)
巨人
982 0.529
(↓0.034)
1
(-)
12450
(+2)
41
(+6)
8
(-)
9
(-)
0.240
(↑0.005)
1.950
(↓0.23)
4
(-)
広島
891 0.471
(↑0.033)
2
(↑1)
12553
(+6)
43
(+2)
5
(+1)
8
(-)
0.231
(↑0.003)
2.330
(↑0.02)
5
(1↑)
DeNA
8100 0.444
(↑0.032)
2.5
(↑1)
12549
(+7)
75
(+4)
5
(-)
9
(+1)
0.251
(↓0.001)
3.500
(↓0.03)
6
(2↓)
ヤクルト
7101 0.412
(↓0.026)
3
(-)
12566
(+4)
60
(+7)
10
(+1)
10
(-)
0.242
(↓0.001)
3.190
(↓0.23)