阪神(☆15対2★)中日 =リーグ戦5回戦(2024.04.20)・阪神甲子園球場=
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中日
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阪神
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勝利投手:大竹 耕太郎(2勝2敗0S)
敗戦投手:大野 雄大(1勝1敗0S)
  DAZN
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◆阪神は1点を追う2回裏、森下と佐藤輝の適時打など打者12人の猛攻で7点を挙げ逆転する。その後6回には前川の2点適時打が飛び出すなど、終わってみれば14安打で15得点を挙げた。投げては、先発・大竹が7回2失点の好投で今季2勝目。敗れた中日は、投手陣が振るわなかった。

◆阪神の大竹耕太郎が本拠地の甲子園球場で今季初登板。昨年の大竹は甲子園球場で12試合に登板して5勝1敗、防御率2・28だったが、唯一の黒星はナイターで行われた8月30日DeNA戦。同球場での昼夜別成績を出すと、ナイターが6試合で1勝1敗、防御率4・46に対し、デーゲームは6試合で4勝0敗、防御率0・23。甲子園球場のデーゲームは通算38回2/3を投げ自責点が1点しかなく、まだ負けていない。

◆スタメンが発表された。引き分けをはさんで4連勝中の阪神は、2カード連続の勝ち越しを狙う。2位巨人の結果次第では2位浮上の可能性がある。前日19日は4番の大山悠輔内野手(29)に待望の1号アーチが飛び出した。今季最多タイ7得点と、打線がようやく勢いづいてきた。先発は大竹耕太郎投手(28)。1週間前の敵地中日戦では6回に大崩れして負け投手に。ホームに同じ相手を迎えてリベンジを狙う。

◆阪神がまた"昨日の友"山本泰寛内野手(30)にやられた。1点先制した直後の2回。無死二塁から得意の右打ちで一塁線を破られ、同点にされた。昨オフに阪神から戦力外通告を受けた。中日移籍1年目は開幕1軍をつかみ、13日の阪神戦で初先発。3安打に初打点もマークと大活躍していた。この安打で阪神戦は13打数6安打、3打点。ネット上では「タイガースキラー」「また恩返しされた」「なぜ戦力外に」と両軍ファンからコメントが寄せられている。

◆打線が波に乗り始めた阪神は、2日連続で投手が打点を挙げた。2回無死満塁。先発の大竹耕太郎投手(28)がバウンドさせた打球は投ゴロかと思われた。だが、大野雄大投手(35)がつかみにいくも届かず、グラブの先をかすめて打球方向が変わった。二塁手・田中幹也内野手(23)も逆を突かれ、右前に転々とする間に1人が生還した。前日19日には青柳晃洋投手(30)が貴重な2点目となる右犠飛を放っていた。

◆阪神は2回に今季初めて打者一巡し、今季1イニング最多の7得点を挙げた。前日11安打7得点した打線が、中日大野を1回1/3でKOした。初回に大山悠輔内野手(29)の中前適時打で1点を先制するも、先発の大竹耕太郎投手(28)が2回に2失点を喫し、逆転した。その裏、先頭シェルドン・ノイジー外野手(29)が四球で出塁。続く坂本誠志郎捕手(30)が左前打、8番木浪聖也内野手(29)の右前打で満塁の好機をつくった。9番大竹が投手のグラブをはじく適時打で同点とした。なお無死満塁で1番近本光司内野手(29)の中犠飛で逆転。さらに、2番中野拓夢内野手(27)が四球を選んだところで中日先発大野をKO。3番森下翔太外野手(23)が中日2番手の梅野から左前適時打。これで森下は4戦連続で打点を記録した。さらに、4番大山の左犠飛で5-2とした。2死一、三塁から5番佐藤輝明内野手(25)の右越え2点適時二塁打も飛び出し、打者一巡。この回6点目を挙げた。なお2死一、二塁で坂本の三塁への打球を三塁手カルステが後逸し、この回一挙7得点。今季最多8得点を挙げ、満員の甲子園で虎党の大歓声が続いた。

◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます/若虎から猛虎へ\しぶとく一、二塁間を破った前川右京が今シーズン初打点?プロ野球 (2024/4/20)??阪神×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #hanshin pic.twitter.com/IcLEqIHwZ3

◆阪神が2回の打者一巡7得点を含む、今季最多の14安打15得点で今季初の5連勝を決めた。巨人も敗れ、これで今季初の2位浮上。首位中日に0・5ゲーム差に迫り、21日にも首位浮上が見えてきた。阪神の1イニング7得点は、20年8月6日巨人戦(甲子園)の8回に挙げた7得点以来4年ぶり。今季初の先発全員安打で満員の甲子園を沸かせた。初回に大山悠輔内野手(29)の中前適時打で1点を先制するも、先発の大竹耕太郎投手(28)が2回に2失点を喫し逆転を許した。しかし、目覚めた猛虎打線は意にも介さなかった。その裏、先頭シェルドン・ノイジー外野手(29)が四球で出塁し、続く坂本誠志郎捕手(30)が左前打、8番木浪聖也内野手(29)の右前打で満塁の好機。9番大竹が投手のグラブをはじく適時打で同点とすると、なお無死満塁で1番近本光司内野手(29)の中犠飛で逆転した。さらに、2番中野拓夢内野手(27)が四球を選んだところで、中日先発大野をKO。3番森下翔太外野手(23)が中日2番手の梅野から左前適時打を放つと、これで森下は4戦連続で打点をマーク。さらに、4番大山の左犠飛でもう1点を加えると、5番佐藤輝明内野手(25)の右越え2点適時二塁打も飛び出し、打者一巡。なお2死一、二塁で坂本の三塁への打球を三塁手カリステが後逸し、この回一挙7得点となった。さらに7回にも打線が再び爆発。中野、大山、佐藤輝が適時打を放つと、なおも2死一、二塁から代走で途中出場の前川右京外野手(20)が右翼へ2点適時二塁打。前川はこの日チーム最多4打点となった。先発の大竹耕太郎投手(28)は走者を出しながらも、7回8安打2失点で2勝目。首位中日相手に連勝を決め、昨季日本一の虎が乗ってきた。

◆阪神中野拓夢内野手(27)が7回に右適時打を放ち、今季初の先発全員安打を決めた。10-2の7回1死一、二塁から中日5番手勝野の6球目、152キロを右前にはじき返し、11点目を入れた。チームは2回に今季初めて打者一巡、1イニング最多の7得点を挙げた。打線は6回までに9安打10得点をたたき出し、中野の安打でスタメン全員が安打を放った。

◆阪神前川右京外野手(20)が今季初打点を挙げた。4回の代走から途中出場。8-2の6回、1死から3番森下翔太外野手(23)の四球と4番大山悠輔内野手(29)の右翼ポール際への二塁打で2死二、三塁とした場面で、打席に向かった。中日4番手、橋本の4球目。内角低めの変化球に食らいつき、しぶとく一、二塁間を破る2点適時打を決めた。これまで左翼スタメンはシェルドン・ノイジー外野手(29)と併用され、前川は基本的に右投手相手の試合で先発が続いていた。この日が左腕との今季初対戦だったが、きっちりと攻略。これで打率も3割を超え、勝負強さが光っている。

◆阪神大竹耕太郎投手(28)が今季最長となる7回を8安打2失点と抑え込んだ。1点リードの2回に細川、山本、上林に3連打を浴びて2失点。勝ち越しを許した。しかし直後の回に無死満塁で打席が回ると、相手先発大野の143キロ速球をワンバウンドでピッチャー返し。大野のグラブをはじいた打球は右翼方向へ転がる同点打となった。1イニング7得点の口火を切り、自らを助けた。その後は連打を許さず、二塁すら踏ませない好投。今季はここまで3試合中2試合で6回に3失点以上を喫して降板。この日は3者凡退の無失点と、鬼門の1イニングを危なげなく乗り越えた。「先制してもらって、すぐに点を取られてしまうという1番やってはいけないことをしてしまいましたが、次のイニングから切り替えて投げることができました。監督からも『もっと遊びを持って緩いボールも使って投げたら』とアドバイスもいただいて、坂本さんとも話しながら緩急を意識した投球に修正していけたと思います」球数97球に達した7回に、代打が送られて降板。安定の投球を貫き、今季2勝目の権利を得た。

◆阪神が2回の打者一巡7得点を含む、今季最多の14安打15得点で今季初の5連勝を決めた。巨人も敗れ、これで今季初の2位浮上。首位中日に0・5ゲーム差に迫り、21日にも首位浮上が見えてきた。打線は18日まで10戦連続で2得点以下と沈黙。岡田彰布監督(66)は「なんと言ったらええか。なんか1週間くらい前がウソみたいですけどね」と率直に話した。途中出場で4打点を挙げた前川右京外野手(20)は、今季初の左投手との対戦でも結果を残し「これからまた左でも行こうかなという気になりますよね」とさらなる期待を寄せた。阪神岡田監督の一問一答は以下の通り--打線がよく打ったねえ。なんと言ったらええか。なんか1週間くらい前がウソみたいですけどね。--スタメン全員安打。今季最多14安打、今季最多15得点まあ、ね。この3試合ぐらい前からかね。やっと、2ケタ、ヒットが出だして。昨日も言ったけど、ね。これで吹っ切れたんじゃないかと言ったんだけど、そういう感じでね。きょうは、四球も絡んで、去年のいいときのね、得点パターンというか。そういう攻撃できましたね。--阪神らしいつながる野球があったやっぱり、ボール球を振らないっていうのは、みんな選んで選んで、やっぱりそこじゃないですかね。--中軸が仕事をした。そうですね、もうね、やっと3人が2割の大台に乗ったので、良かったですね。--前川も4打点。初めての左投手との対戦だったそうですね、ノイジーは昨日ちょっとね、走塁で足、膝を打ったので、あまり無理をさせないようにして、まさか左と当たると思わなかったけど、ちょうどいい機会だったし、どういうバッティングをするか楽しみだったんですけど、あとの打席も本当にうまく打ちましたよね。--左投手への対応をどう見た?いやいや、これからまた左でもいこうかなという気になりますよね、はい。--3日前と比べて打線は何が変わったいやいや、どういう、ねえ、兆しはあったんですけどね、徐々に、あんな長く続かないと思ってたんで、徐々に兆しはあったんだけど、やっぱりボールの見極めじゃないですかね。やっぱりタイミング取れるようになって、ボールの見極められるようになったっていうか、そこが一番じゃないですかね。--大竹が2勝目いやいや、ほんと、まあねえ、逆転されたりでねえ、ちょっとあの、ランナー出て力むとボールが高くなるというかね、だから大竹の緩急というかね、そういう持ち味をちょっとなくして力勝負みたいな感じにね、なるんで、3回からもうね、緩急で自分のピッチングしろって言ったんですけどね。それからやっと持ち味が出たんじゃないですかね。--大竹本人も「監督に遊びを持って投げろ」と言われたとちょうどねえ、2回、なんかこう、そんなストレート早くないからな、そんな力勝負してもね、自分の持ち味というのが、特徴生かさないといけないから、もっと遊べ、遊んで投球しろって言ったんでね。--監督から言ったいやいや、安藤コーチに言って、安藤コーチから指示したと思いますね。--結果的に7回まで投げるごとにらしさがだから球数多かったから今日は6回まで行けるかなという感じだったんだけど、7回までね、行ってくれたんで、まあ後ろのピッチャーもずっと、結構この3日間ぐらいは休んでるんだけど、まあ、いつでも行ける体制ではあったんだけどね、7回まで行ってくれたらもう十分ですね。--投打かみ合ってきたああ、そうですねえ。本当にゲームの中でいい結果が出だすと、そんなもんなんでしょうね、野球って。--2カード連続勝ち越し、5連勝いやいや、まだそれは1試合1試合やるだけなので。そんな簡単じゃないですね、はい。--明日に向けてちょっと雨がね、予報が悪いみたいなんだけど、才木はぜひやりたいと言ってたんでね。まあ、できると思うので、先発が勝ち星つき出したので、才木ももうついてるんだけど、今度また2勝目狙ってもらいたいですね。

◆中日が今季初の3連敗を喫した。先発大野雄大投手(35)が自己ワーストに迫る先発での2回途中6失点KO。中継ぎ陣も打ち込まれ、阪神戦では2014年4月2日(京セラドーム大阪)以来10年ぶりとなる15失点の屈辱となった。甲子園に限れば04年7月17日以来。18日ヤクルト戦の柳、19日阪神戦のメヒアの先発陣が、序盤の大量失点で降板し、3連敗中は計18与四死球33失点と投壊が止まらない。17日にリーグトップだったチーム防御率1・74は、3・14に急降下した。立浪監督も「ここ3試合で四球に絡んで失点する形が多い。投手にはもう一度、攻める気持ちで打者に向かって欲しい。そこを反省して明日は戦いたい」と肩を落とした。阪神が0・5差の単独2位に浮上。21日の勝敗次第で、9日から守ってきた単独首位から陥落する。中日大野(2回途中6失点KOで初黒星)「1回1/3で降板し、中継ぎにしわ寄せがいった。チームにも申し訳ない。『ストライク先行で勝負しよう』とミーティングで言われていたことができなかった」中日山本(古巣阪神から2回同点の適時二塁打)「逆方向に意識はあった。先制されたすぐ後に追いつくことができて良かった」

◆今季最多の14安打&15得点で大勝し、投打のヒーローがお立ち台に上がった。阪神大竹耕太郎投手(28)は今季最長7回を投げ、8安打2失点で2勝目。2回には投手のグラブをはじく同点打も放った。打のヒーローには3安打3打点の大山悠輔内野手(29)。前日19日中日戦からトータル7打数6安打4打点。好調のきっかけを問われると「なんですかね。来る途中の道を変えました」と笑って明かした。大竹、大山のお立ち台での一問一答は以下の通り。--大竹投手へ。今季初の甲子園での先発「そうですね。ビジターゲームが3試合だったんで、やっぱり甲子園の素晴らしさを感じました」--前回と同じ中日戦。どのような思いで「前回悔しい内容になってチームにも迷惑をかけてしまったので。もう、早いうちにやり返すというか。そういう気持ちで、向かっていく気持ちでいきました」--今季初の7回投球。投球を振り返って「やはり2回で2点取られてしまってから、監督さんに『もっと遊んで投げろ』という風に言われて。ちょっと緩急がないというか、そういうピッチングになってしまっていたので。その辺を意識して、もうちょっと遊び心を持って。点差も打者の皆さんがたくさん取ってくださったので、楽に投げることができました」--2回の打席は「もうベンチからすごい形相で打てっていう顔で首脳陣の皆さんが見ていただいたので。これはもう絶対ヒット打ってやろうと思って。まあ、ほぼピッチャーゴロでしたけど、いい形になってよかったです」--ベンチからの圧を感じて、ヒットを打った。ベンチへ何かメッセージは送ったか「いや、一応悪い当たりでしたけどヒットだったので、ガッツポーズはしましたけど」--大量援護。打者の頑張りには勇気をつけられたか「そうですね。自分自身、あまりこう状態が上がらない中で、こうやって助けていただいた試合だと今日は思うので。今後はこう自分がなかなか点が取れない試合でも逆に助けていけるような、そういうピッチングをしていけるようにもっと頑張っていきたいと思います」--今季初の5連勝。貯金も2に。ファンへ「まあ、やはりこの甲子園に帰ってきてから素晴らしい雰囲気の中でみんないい力を出し出せていると思うので。引き続き、大きなご声援をよろしくお願いします。ありがとうございます」--大山選手へ。2戦連続の3安打。気分は「いや、もうチームが勝ったんで。はい。それが一番うれしいです」--3本の中で納得のいく一打は「どうですかね。まあ、全部です」--犠飛と四球も。大山さんらしい打席だった「いや、もうここまで本当に迷惑というか、チームメートに助けられてしかいなかったので。なんとか自分が今度は助ける番になりたいなとは思っていたので。もう、必死にやった結果かなと思います」--試合で6安打。キッカケになるようなことはあったか「なんですかね(笑い)。来る途中の道を変えました」--クリーンアップで7打点。勢いがつく「そうですね。本当にクリーンナップが仕事をすれば、やっぱり点数が入るってことはわかりましたし。そういう真ん中で打っているっていうのもあるので、なんとか頑張りたいなっていうのがあるので。また明日、頑張りたいと思います」--ファンへ「また明日も頑張ります。ありがとうございました!」

◆阪神近本光司外野手が冷静に決勝犠飛を決めた。大竹が同点打を放った直後の2回無死満塁。大野の132キロ変化球を捉え、右中間に飛距離十分の飛球を打ち返した。「ノーアウトだったので、内野ゴロでもというところ。1打席目が四球でスイングを仕掛けていなかったので、その中でどういう風にとらえるか、というところでした」。7回には勝野から右前打も放ち、4試合連続安打を記録した。

◆阪神中野拓夢内野手が陰ながら大量点を導いた。初回無死一塁はランエンドヒットの形で進塁打。大量7得点の2回は「自分で走者をかえしたい気持ちもあったけどいつも通り自分のスタイルで」四球でつないでビッグイニングを演出。7回には右前打を放ち、先発全員安打を完成させた。「なかなか点が取れないときにそういう(自己犠牲の)役割はすごく大きくなってくる」と胸を張った。

◆阪神森下翔太外野手がプロ初となる4試合連続打点を挙げた。1点勝ち越しに成功した2回1死満塁。代わったばかりの2番手梅野との対戦だった。「昨日も対戦して、ボールの感じは分かっていた。甘い球が来たら行こうかなと思っていました」。1ボールから147キロ直球を捉え、三遊間を抜く左前適時打。前日19日にも左前打を放った相手から、2戦連続で安打を決めた。ヤクルトオスナ、巨人岡本和に並び、セ・リーグトップの13打点目。「チャンスで回ってきた方が自分もすごく燃えるものがある。ああいう場面でどんどんこれからも打っていきたい」と鼻息荒い。クリーンアップが大暴れしての大勝。「クリーンアップが打点を取れれば、チームもすごくいい形で回る。大山さん、輝さんも調子が良くなってきていると思うので、そこに自分も負けないようにやりたい」。先輩に負けずに好調を継続する。

◆阪神坂本誠志郎捕手がリードで大竹耕太郎投手を立ち直らせた。序盤は不安定だったが3回から無失点。「点差が開いたこともあると思いますけど、監督やコーチからもいろいろアドバイスをもらって。粘って投げてくれた」。打っては2回に左前打で7得点に貢献。いい当たりのライナー(凡退)も2本放った。「みんな打ちすぎたので(安打は)誰も覚えていないと思う」と笑顔だった。

◆阪神大山悠輔内野手(29)のバットは得点の"におい"を発していた。昨年の雄姿を知る虎党は分かっている。背番号3が振りにいくたび、場内が息をのむような雰囲気があった。初回。2死二塁から高め直球をたたいて先制の中前適時打。前夜の強烈な1号バックスクリーン弾&今季初の3安打はやはり復活の合図だった。「ここまで本当に迷惑というか、チームメートに助けられてしかいなかった。自分が今度は助ける番になりたいと思っていた」7得点した2回は左犠飛。勢いは止まらない。6回1死一塁では右翼ポールの下まで届く二塁打。これまでなかった逆方向への大飛球も出た。ことごとく直球を打ち返し「直球を打ち返していくことでタイミングも合ってくる。まずはそこができてきたのが自分の中で一番いいこと」と自ら復活の兆しを口にした。締めは7回だ。2死一、三塁から勝野のスライダーを左前へ。3安打3打点と文句のつけようがない、4番の働きだった。下半身のコンディション不良を抱えて開幕。万全でないのは誰の目にも明らかだったが、主軸に座り続けた。「必死にやった結果かなと思います」。試合日以外も治療、トレーニングを欠かさなかった。前日から左足をほとんど上げず、すり足に近いフォームに変更。工夫も実を結んだ。さらに、前日は愛車での球場入りのルートも変えたという。大山が打てばチームが勝つ。その証明となった2試合でもある。「チームが勝つ。これ以上のことはやっぱりない。そこはすごくいいと思うし、続けていきたい。1年間、波は必ずある。悪くなった時の戻し方を持っておくだけで全然違うと思う。悪い時こそ何かできることがあると思うので、そういうところもしっかりやっていくのが大事かなと」苦しんだ時間は無駄にはしない。くしくもこの日は国内FA条件を満たした節目の1日。4番の本領発揮が始まった。【柏原誠】

◆阪神大山悠輔内野手(29)は大差の展開でも気を抜くことはなかった。4回は中前への当たりで一塁から三塁へ全力で走った。6回と7回は、二塁から迷わずホームに駆け込んだ。足の状態はまだ万全ではないと推測されるが、全力疾走を何度も見せた。一番近いネクスト・バッタースボックスで大山を見ている5番佐藤輝が言う。「大山さんは打ったあと、どんな当たりでも必ず一生懸命に走る。簡単なようで難しいこと。本当にしんどいんです。そこは本当にすごいと思っています。みんなのお手本になっている存在です」。打ち損じればその瞬間、誰しもがヘコむ。それでも大山は歯を食いしばって走る。どこかが痛いようなそぶりも見せない。4番打者の責任を背負い、決して下を向かない姿は佐藤輝だけでなく、チームに大きな勇気を与えている。【阪神担当 柏原誠】

◆阪神前川右京外野手(20)が止まらない打線の波に乗った。途中出場から2安打を放ち、自身初の1試合4打点を記録した。4回にノイジーの代走から出場。8-2の6回、3番森下の四球と4番大山の二塁打で作った2死二、三塁の好機。中日左腕橋本の4球目、内角低めのスライダーに食らいつき、しぶとく一、二塁間を破る2点適時打を決めた。これが今季40打席目での初打点。「いい当たりではなかったですけど、左ピッチャーから打ててよかったかなと思います」とうなずいた。左腕との対戦は今季初だった。ここまで左翼スタメンでノイジーと併用される中、前川は右投手相手の先発出場が続いていた。またとない左投手との対戦に「体の開きとか、そういうところはしっかり意識しないとめくれてしまう」。細部まで意識し、しっかり攻略。内容もある一打を受け、岡田彰布監督は「これからまた左でもいこうかなという気になりますよね」と今後の左投手相手のスタメン起用も示唆した。11点リードの7回2死一、二塁では右腕勝野と対戦。1ボールから3球ファウルで粘り、5球目の高め変化球を振り抜いた。右翼への2点適時二塁打を決め、プロ3年目で初の1試合4打点をマークした。「今までずっとチャンスで打てていなかったので、チャンスで2本打てて良かったかなと思います」。これで打率は3割3分3厘。自らのバットでアピールを続け、出場機会を増やしていく。【村松万里子】

◆阪神大竹が投打の活躍で今季2勝目を挙げた。6回途中4失点で黒星を喫した前回に続く、2戦連続の中日戦。大量援護を受けながら、今季最長7回を8安打2失点にまとめた。2回に2点を失ったが、3回以降は二塁を踏ませない好投。「監督さんに『もっと遊んで投げろ』と言われて。緩急がないピッチングになっていた。遊び心を持って」と金言を生かした。バットでは2回無死満塁から投手のグラブをはじく同点打。一挙7得点の口火を切る今季2安打目だ。「すごい形相で、打てという顔で首脳陣の皆さんに見ていただいた。これは絶対ヒット打ってやろうと思って」と笑顔。重圧を感じながら? の一打だった。今季初の本拠地登板。甲子園でのデーゲームは通算7試合で5勝負けなし。防御率は0・59だ。中6日でローテーションを回れば、次回27日ヤクルト戦も甲子園でのデーゲーム。好相性の条件で白星を積み重ねる。

◆阪神佐藤輝明内野手が5打数2安打3打点の活躍で大勝に一役買った。まずは2回2死一、三塁。3番森下、4番大山の連続打点で3点リードとした直後だ。2番手梅野の初球147キロ直球を捉え、右翼線へ2点適時打。10点リードに引き離した7回2死一、二塁には、左前適時打で今季3度目のマルチ安打を記録した。「しっかりつないでいけたので、良かったです」。クリーンアップ3人で6安打7打点と大暴れ。「いい流れが来ているのかなと思います」と好循環を感じとった。自身はプロ初のサヨナラ打を決めた18日巨人戦から3試合連続安打。プロ4年目での通算250打点にも到達した。「もっとチームのために打点を挙げられるように頑張ります」と気を引き締め直し、次戦に向かう。

◆阪神木浪聖也内野手(29)がつなぎの一打で、大量得点をお膳立てした。1点を追う2回無死一、二塁。先発大野の132キロ変化球を引っ張り込む右前打で、満塁に好機を拡大した。直後、7得点の口火を切った大竹の同点適時打を演出。「(つなぐ意識は)常に思っているので。ああいう形になってよかったです」と充実の表情で振り返った。

◆阪神漆原大晟投手(27)が1週間ぶりの登板で無失点に封じた。2番手で8回を3者凡退。上位相手でも、大竹が作った流れを渡さなかった。「先頭でしっかりアウト取るっていう風に思って、マウンドに向かったので、先頭でワンアウト取れたのはすごく良かったなと思います」。前回13日の中日戦では移籍後初失点を許したが、リベンジを果たした。

◆日本一打線が完全復活! 阪神が今季最多14安打&15得点の大勝で、首位中日を相手に今季初の5連勝を飾った。2回に打者一巡の猛攻を仕掛け、20年8月6日巨人戦(甲子園)以来4年ぶりの1イニング7得点。18日まで10戦連続2得点止まりだった打線の快音連発に、岡田彰布監督(66)も「1週間くらい前がウソみたいですけどね」と顔をほころばせた。中日に0・5ゲーム差まで迫り、今季初の2位に浮上。21日の首位攻防戦に勝てば、いよいよ1位返り咲きや!次から次にホームを踏んで、ベンチへ帰ってくる選手たち。迎え入れる岡田監督もついつい顔をほころばせた。「なんと言ったらええか。なんか1週間くらい前がウソみたいですけどね」。ほんの2日前、18日巨人戦(甲子園)まで10戦連続の2得点以下。そんな素直な言葉が漏れるのも無理はない。1-0の2回表に2点を奪われ逆転されたが、意に介さなかった。直後の2回裏、6番ノイジーの四球から9番の投手大竹まで3連打を放ってまず同点。適時打はもちろん、犠飛に四球、敵失での出塁とつなぎにつないで、スコアボードに「7」の数字をともした。20年8月6日巨人戦(甲子園)の8回以来となる1イニング7得点。歓声を上げる虎党に休む間を与えなかった。3戦連続の2ケタ安打で、昨季の日本一打線が完全復活の気配。指揮官は「昨日もこれで吹っ切れたんじゃないかといったんだけど、そういう感じでね」と喜んだが、笑顔になった理由はもう一つある。「もうね、やっと3人が2割の大台に乗ったので、良かったですね」。クリーンアップを打つ森下、大山、佐藤輝がやっとそろって打率2割台に浮上。「大台」のジョークも飛ばして一安心だ。今季初の先発全員安打で、ともに今季最多の14安打15得点。快音が目立ったが、一方で武器も取り戻していた。2回の猛攻ではノイジーが2四球、中野が1四球を選び、終わってみれば今季1試合最多の計7奪四球。「タイミングを取れるようになって、ボールを見極められるようになったというか、そこが一番」と指揮官も納得顔だ。昨季は12球団トップの494四球を選んだ打線。「四球も絡んで、去年のいい時の得点パターンというか。そういう攻撃ができましたね」。これで鬼に金棒、虎に翼だ。今季初の5連勝で、首位中日に0・5ゲーム差の2位に浮上。今日にも首位に立つ。とはいえ、岡田監督は地に足が着いている。「まだそれは1試合1試合やるだけなので。そんな簡単じゃないですね」。お目覚めの猛虎打線とともに、淡々と首位奪取をもくろむ。【磯綾乃】阪神が今季最多で23年5月14日DeNA戦(甲子園)での15得点以来の15得点。今季の最多は7得点で、4月5日ヤクルト戦(神宮)と同19日中日戦(甲子園)の2度記録していた。また、本塁打なしでの15得点は球団では2リーグ制後6度目。コツコツとつないで大勝につなげた。阪神は2回に7得点。1イニング7得点は今季最多で、20年8月6日巨人戦(甲子園)8回の7得点以来、4年ぶり。今季の1イニング最多は3月31日巨人戦(東京ドーム)8回の3得点で、大幅に更新した。阪神は先発全員安打。23年5月24日ヤクルト戦(神宮)以来で、今季初となった。14安打も今季最多。阪神が今季初の2位浮上。21日に阪神が中日に勝つと首位に立つ。

◆阪神・大山悠輔内野手(29)が今季75打席目の1号本塁打から一夜明けた20日、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。チームでは今季、坂本誠志郎捕手(30)に次いで2人目。大山は2017年、白鴎大からドラフト1位で入団。昨季は全試合で4番を務め、38年ぶりの日本一に貢献した。オフの契約更改では1憶5000万円増の推定年俸2億8000万円の単年契約を結んだ。大山の主な一問一答は以下の通り。ーーFA権取得の心境「感謝の気持ちというか。ここまで来るのに、いろいろありましたけど、一人では難しかったと思いますし。やっぱり家族であったり、日々の練習であったり、生活。そういうところをサポートして下さる裏方さんの存在であったり。あとは担当スカウトの平塚(克洋)さんに、すごいお世話になりましたし。金本監督、矢野監督、そして岡田監督に使っていただいたお陰でこういう権利を取得することが出来たっていうのも、もちろんあるので。たくさんの方にまずは感謝して、したいと思いますね」ーー現時点で権利に関してどう考えている「今はもう目の前の試合をしっかり戦うだけですし、なかなか、いい結果は出ていないですけど、今は目の前の試合に向けて、しっかりやるだけだと思いますし、ここまでチームメートにすごい助けられてもらっていることしかないので、今度は少しずつ自分が助けられるように、しっかりやっていきたいと思っています」ーー長い間、試合に出続けて来た「それも、さっきも言いましたけど、一人では無理だったと思います。本当にたくさんの人に支えられたなっていうのが一番きますし。やっぱり家族、常に寄り添ってもらってメンタルっていうところでサポートしてもらったなというのもありますし、あとはケアをして下さるトレーナーさんであったり、いつも試合に向けて、いい準備をさせて下さるバッティングピッチャーの方だったり、たくさんの方の支え、お手伝いであったり、そういうところがあっての今だと思うので。そういう感謝の気持ちっていうのは、今だけではなくて、これから先も忘れずに思って、しっかりやっていきたいと思います」

◆阪神・才木浩人投手(25)が試合前練習に参加し、先発する21日の6回戦に向けてキャッチボールなどで調整した。「2週連続(の対戦)なので。(でも、)そんなに変わらないと思うし、甲子園なので投げやすいから思い切って、カウント負けだけしないように、どんどんいけたらいいかなと思います」14日(バンテリンドーム)は梅津との投手戦を演じ、7回4安打1失点で今季初勝利を手にした。2週連続対戦のやりづらさも特になく、その一戦で多投したスライダーを相手が意識してくることも想定し、「その辺はちょっと生かしながら投げられたらいいかなと思っているぐらいですかね」と話した。4度目の登板にして今季初の甲子園。昨季は8度の登板で4勝1敗、防御率1・33を誇った得意のマウンドでは「イメージも悪くないし感覚も悪くないので、しっかりと負けずに攻めていく気持ちでいけたらいい」と強気な投球を披露する。

◆阪神は今季初の5連勝を目指し、大竹耕太郎投手(28)が先発する。中日とは13日(バンテリンドーム)に今季初めて対決し、六回途中7安打4失点で敗戦。中6日で巡ってくる再戦に向けて「今回はホームなので、自分としても気持ちとしては切り替えてというか、あまり引きずる必要もないと思う。やられた分、やり返すのも早い方がいい」と意気込んでいた。

◆阪神・大山悠輔内野手(29)が一回のチャンスに先制の中前適時打を放った。19日の同カードで待望の今季1号アーチを架け、今季初の猛打賞をマークした4番打者が、今度は久々のタイムリーを放った。一回先頭の近本が四球を選び、中野の二ゴロ間に二進。続く森下は三ゴロに倒れたが、ここで主砲が仕事を果たす。中日の先発、大野に2球で追い込まれた大山だったが、続く3球目を中前へはじき返し、近本を本塁へ迎え入れた。大山が適時打を放つのは4月6日のヤクルト戦(神宮)での右前打以来で、得点圏での安打も11打席ぶりだった。チームは直後の二回に逆転を許したが、この日、国内フリーエージェント(FA)権の取得要件を満たした男が、完全復調を印象づける一打を放った。

◆阪神・大竹耕太郎投手(28)が先発し、二回に逆転を許した。先頭の細川に左翼線への二塁打で出塁されると、続く山本の打球は一塁・大山がバウンドを合わしきれず、一塁線を破る二塁打となり、1―1。さらに、ソフトバンク時代の同僚・上林に右前打で無死一、三塁を背負い、加藤匠の二ゴロの間に逆転の走者が生還した。一回は1死から連打を浴びたあとに4番・中田を二ゴロ併殺に仕留めてなんとか無失点で発進することができたが、立ち上がりから苦しい投球。とらえられた打球も多く、二回までに6安打を許している。

◆阪神は1―2の二回、大竹耕太郎投手(28)の適時打などで2点を加えて逆転に成功した。猛虎の勢いが止まらない。ノイジーの四球、坂本と木浪の連打で無死満塁の大チャンスを作り、打席には直前に2失点で逆転を許した先発の大竹。143キロ直球を捉えると、打球は大野のグラブをはじいて二塁手が動いた後の定位置を転々。昨年9月23日のヤクルト戦(神宮)以来となる適時打で同点に追いついた。続く1番・近本が中堅に犠飛を放って逆転。19日の同戦まで9戦連続で2得点以下だった打線が2日続けて3得点以上を記録した。中野が四球で出塁して1死満塁のチャンスを作り、先発・大野がここで降板した。

◆阪神・森下翔太外野手(23)が二回に適時打を放ち、自身初の4試合連続打点を記録した。1―2の二回に無死満塁から先発・大竹の適時打などで3―2と逆転し、なお1死満塁となって先発・大野に代わり梅野が登板。森下は2球目の147キロ直球を捉えて左前に運んだ。走者1人が生還し、今季20試合目にして13打点目。勝負強さを見せつけた。続く大山が左犠飛を放ち、佐藤輝は右翼線への2点二塁打。坂本の当たりは三塁の失策となってさらに加点し、この回一気に7得点。二回で8―2とリードを広げた。

◆今季2度目の先発マウンドに臨んだ中日・大野雄大投手(35)は二回持たずにKOを喫した。一回は先頭近本への四球を出すと、2死後に大山にセンターへの適時打を打たれて先制点を献上。味方が2-1と逆転した直後の二回にも先頭のノイジーを四球で出した後に3連打で追いつかれ、さらに無死満塁から近本の犠飛で2-3と逆転を許すと、さらに中野への四球で満塁とされたところで降板。2番手の梅野も森下の左前適時打と大山の犠飛、佐藤輝の右翼線2点二塁打を許し、この回打者一巡7得点の猛攻を許して2ー8と序盤から大量リードを奪われる苦しい展開となった。大野は1回1死まで54球を投げて4安打3四球6失点。過去40試合で18勝9敗1ホールドと相性の良い阪神相手に背信投球となり「ゲームを作ることができず早い回での降板となり、チームと中継ぎ陣に迷惑をかけてしまい申し訳ないです」とうなだれた。

◆中日D5位・土生翔太投手(23)=BCリーグ・茨城=が2-8の三回に3番手で登板。大竹、近本、中野を3者連続三振に斬ると、四回は先頭の森下から空振り三振を奪って4連続三振。その後大山への四球、ノイジーに中前打を打たれるなどして2死一、三塁のピンチを招いたが、坂本の打球を好捕して投直に仕留めて無失点で切り抜けた。五回も三者凡退に抑えて3イニングを無失点。最速154キロの直球はこの日、149キロどまり。それでも切れ味鋭いスライダーを交えて相手に的を絞らせなかった。前夜は八回にプロ初登板して1回2失点。日を置かず大量ビハインドの展開で与えられた登板機会で一歩前進を印象付けた。

◆阪神・大竹耕太郎投手(28)が先発し、7回8安打2失点だった。先制の1点をもらって臨んだ二回に3連打などで逆転を許し、この回までに6安打を浴びる不安な立ち上がりだった。それでも直後の攻撃で自ら投手強襲の適時内野安打を放つなど7得点を挙げて8―2と大量リードすると、三回以降の投球はチェンジアップなどを有効的に使った。落ち着きを取り戻し、二塁を踏ませず。1週間前の13日(バンテリンドーム)での対戦では六回に崩れ、5回0/3を投げて7安打4失点で黒星を喫していた。19日には「やられた分、やり返すのも早い方がいいかな」と話していたなか、しっかりとゲームメークしてみせた。

◆阪神・前川右京外野手(20)が8―2の六回に2点適時打を放った。四回の代走から途中出場した若虎が、六回、今季初のサウスポーとの対戦で結果を出した。森下の四球、大山の右翼への二塁打で2死二、三塁として迎えたこの日最初の打席。左腕の4番手・橋本のスライダーをたたき、打球は懸命に追う二塁手のグラブをはじいた。ランナー2人が生還して2点を加え、チームは20試合目で今季初の2桁得点。右投手相手の起用が続いていた前川が貴重な結果を残した。前川は「打ったのはスライダー。左投手は久しぶりでしたが、自分にとってもチャンスの打席だったのでなんとか結果を出したかったです。三回以降、得点できていなかったところでタイムリーを打つことができてよかったです」とコメントした。

◆甲子園に出張中の中日のマスコット、ドアラが七回の攻撃開始前に得意のバク転を決めた。甲子園に流れた応援歌「燃えよドラゴンズ!」に合わせ、登場すると勢いよくバク転を決めた。レフト側外野エリアでミニチュア球団旗を手にチアリーダーとダンスを披露。両チームのファンから大きな歓声を浴びた。

◆阪神は10―2の七回、中野拓夢内野手(27)の適時打などで5点を追加した。全員が快勝の波に乗った。1死から代打・小幡の四球、近本の右前打で1死一、二塁として、中野が5番手・勝野の152キロ直球を捉えた。打球は一、二塁を破るゴロとなり、二塁から小幡が生還。チームのこの試合11得点目が生まれ、中野はこの日初安打で先発全員安打となった。勢いは止まらない。なお2死一、三塁から4番・大山がこの日3打点目となる左前適時打。佐藤輝が左前適時打、前川が右中間への2点適時二塁打で続いて3者連続の適時打となり、この回で15―2とリードをさらに広げた。

◆阪神は今季初の2桁得点で大勝し、引き分けを挟んで5連勝とした。打線の勢いが止まらなかった。一回にこの日国内フリーエージェント(FA)権の資格取得要件を満たした大山悠輔内野手(29)の適時打で先制すると、1―2の三回には森下、佐藤輝が適時打を放つなど7得点。クリーンアップそろい踏みで結果を残し、途中出場の前川も2本の適時打で4打点を記録するなど先発全員安打で15得点を記録した。先発の大竹耕太郎投手(28)は7回8安打2失点で2勝目。0―1の二回に3連打などで逆転を許し、この回までに6安打を浴びる不安な立ち上がりだった。それでも直後の攻撃で自ら投手強襲の適時内野安打を放つなど7得点を挙げて8―2と大量リードすると、三回以降の投球はチェンジアップなどを有効的に使った。

◆3試合連続2桁安打の阪神が今季初の2桁得点で快勝。1分挟んで5連勝で、貯金は「2」となった。一回、大山悠輔内野手(29)の4月6日のヤクルト戦(神宮)以来の適時安打で先制。逆転を許した直後の二回、打者12人を送り、5安打2四球で7点を奪った。七回の中野拓夢内野手(27)の右前適時打で先発全員安打を記録した。森下翔太外野手(23)、大山、佐藤輝明内野手(25)の打点揃い踏みは今季2度目。14安打は今季最多。二回にタイムリーを放った大竹耕太郎投手(28)は7回2失点で2勝目(2敗)。2位に浮上し、13日の最大4差から首位中日に0・5差に迫った岡田彰布監督(66)のテレビインタビューは以下の通り(成績=10勝8敗2分、観衆=4万2584人)。ーーよく打った「ねえ。何と言ったらエエか。何か1週間くらい前がウソみたいですけどね」ーー今季最多15得点「3試合ぐらい前からかね。やっと、2桁、ヒットがで出して。昨日(19日)も言ったけど。吹っ切れたんじゃないかと言ったんだけど、そういう感じでね。四球も絡んで、去年のいいと時の得点パターンというか。そういう攻撃出来ましたね」ーーつながる野球「ボール球を振らないっていうのは、みんな選んで選んで、そこじゃないですかね」ーー中軸が仕事をした「もうね、やっと3人が2割の大台(森下・232、大山・229、佐藤輝・213)に乗ったので、良かったですね」ーー前川も4打点「そうですね、ノイジーは昨日、走塁で足、膝を打ったので、あまり無理をさせないようにして、まさか左と当たると思わなかったけど(六回、左腕・橋本から2点打)、ちょうどいい機会だったし、どういうバッティングをするか楽しみだったんですけど、あとの打席も本当にうまく打ちましたよね」ーー左投手に対応「左でも行こうかなという気になりますよね」ーー打線は何が変わった「兆しはあったんですけどね、徐々に、あんな長く続かないと思ってたんで、徐々に兆しはあったんだけど、ボールの見極めじゃないですかね。タイミング取れるようになって、ボールの見極められるようになったのが一番じゃないですかね」ーー大竹が2勝目「逆転されたりでね。ランナー出て力むとボールが高くなる。大竹の緩急というかね、持ち味をなくして力勝負みたいな感じになるんで。三回から自分のピッチングしろって言ったんですけどね。それから持ち味が出たんじゃないですかね」ーー大竹のコメントにも監督に遊びを持って投げろと言われたと「二回、何かこう、そんなストレート速くないから、力勝負してもね。自分の持ち味というのがね、特徴生かさないといけないからね、もっと遊べ、遊んで投球しろって言ったんでね」ーー監督から「安藤コーチに言って、安藤コーチから指示したと思いますね」ーー結果的に七回まで「球数多かったから、六回まで行けるかなという感じだったんだけど、七回まで行ってくれたんで、後ろのピッチャーも結構、この3日間ぐらいは休んでるんだけど、いつでも行ける態勢ではあったんだけどね、七回まで行ってくれたら十分ですね」ーー投打が噛み合ってきた「そうですねえ。本当にゲームの中で、いい結果が出だすと、そんなもんなんでしょうね、野球って」ーー1分挟んで5連勝「まだそれは1試合1試合やるだけなので。そんな簡単じゃないですね、はい」ーー21日に向けて「雨がね、予報が悪いみたいなんだけど、才木はぜひやりたいと言ってたんでね。出来ると思うので、先発が勝ち星つきだしたので、才木ももうついてるんだけど、今度また2勝目狙ってもらいたいですね」

◆?阪神が二回に7点を挙げるなど今季両リーグ最多の15得点。阪神の1イニング7得点は2020年8月6日の巨人戦(甲子園)の八回(7点)以来4年ぶり。?1試合15得点以上は昨年5月14日のDeNA戦(○15-7、甲子園)以来。この試合は佐藤輝明が3ランと満塁弾の2本塁打を放ち、1試合7打点をマーク。本塁打なしで15得点を挙げたのは18年6月30日のヤクルト戦(○15-7、神宮)以来6年ぶり。

◆阪神で1994年に新人王に輝き、米大リーグのアスレチックス、ジャイアンツ、楽天と渡り歩き、日米通算91勝をマークしたサンケイスポーツ専属評論家の藪恵壹氏(55)が三回から立ち直った阪神・大竹耕太郎投手(28)の修正能力を絶賛した。大竹の修正力をホメたい。12勝をマークした昨年の投球と比較するとキレはないし、本調子には遠い。悪い内容でも、修正できるところが強味。一年中、絶好調な投手はいない。立ち上がりは球種に偏りがあって、甘く入ったため、中日打線に狙い打たれた。二回までで被安打6。らしくない投球だった。二回に大量援護をもらった影響もあるだろう。お立ち台で明かしていた岡田監督の忠告も効果があったのだろう。三回から、見違える投球を披露。スローカーブを交え、打者を翻弄するスタイルを取り戻した。中田にあの緩い球を投げる勇気は、大竹ならではだ。140キロに満たない真っすぐを、スピードガン以上の速さに見せる投球術も見事。三回以降の5回で被安打2という数字も証明している。八、九回を抑えた漆原、浜地も評価してあげたい。登板間隔があいて、大差の試合は、抑えて当たり前、失点すれば降格に直結の可能性もあり、意外に難しい。2人には、この先も貴重な中継ぎの一員として頑張ってもらいたい。

◆中日のドラフト5位新人、土生が劣勢の三回に登板し、3回1安打無失点、5奪三振と好投した。1回2失点とプロの洗礼を浴びた前夜の初登板からすぐにやり返し、「変化球を低めにまとめられた。前日の反省を生かせた」と笑みを広げた。ルートインBCリーグ茨城から入団した23歳の速球派。神奈川・横浜高時代には控え部員としてスタンドから声援を送った甲子園球場で堂々と投げ、「このいい投球を継続できるように」と勇ましく言った。

◆阪神はともに今季最多の14安打、15得点で5連勝し、2位に浮上。試合に勝利しナインを迎える阪神・岡田彰布監督、大竹耕太郎ら=甲子園球場(撮影・松永渉平)

◆阪神・近本は二回に勝ち越し犠飛を放った。追い付いた直後の無死満塁で、大野のカットボールを右中間に運んだ。「内野ゴロでも(点が入る)というところ。自分のゾーンのスイングさえ、ちゃんとできたら1点は入るだろうと思っていた」。これで2試合連続打点。一回は四球を選んで先制のホームを踏み、七回には5得点につながる右前打で4試合連続安打とした。

◆阪神・中野がプレッシャーをはねのけて快音を響かせた。七回1死一、二塁でしぶとく一、二塁間を破る適時打を放ち、これで先発全員安打達成となった。「前で近本さんが打ったので『もう自分だけだ』と思いながら打席に入った」。自身は今季最長の4試合連続安打とし「最後に一本出せたことで、あすに向けて気持ちよく最初の1打席目を迎えられると思う」とうなずいた。

◆阪神・木浪はつなぎ役に徹し、二回の7得点に絡んだ。無死一、二塁で大野のカットボールを右前へ。「ああいう形になってよかったですね」とチャンス拡大の一打に胸を張った。今季ここまで14安打中、11安打が単打とコンパクトなスイングで結果を残している。先制打を放った19日から2試合連続安打。これからも攻守で存在感を出していく。

◆阪神・漆原は八回を任され、1回パーフェクトだった。大量リードでも気を緩めず、まずは代打・村松を2ボールからカウントを整えて右飛に。カリステ、中田も凡打に斬った。「『先頭でしっかりとアウトを取る』と思ってマウンドに向かった。しっかりと1アウトを取れたのはすごく良かった」。中6日での出番で今後につながる内容だった。

◆序盤の投球には曇天の空のように重苦しさがあったが、しっかりと立ち直った。阪神・大竹は7回8安打2失点の粘投。今季2勝目を挙げ、竜へのリベンジ成功だ。「前回悔しい内容になってチームにも迷惑をかけてしまった。早いうちにやり返すというか、そういう向かっていく気持ちで投げました」六回途中7安打4失点で敗れた13日(バンテリンドーム)での対戦から中6日。連打で招いた一回のピンチは切り抜けたが、1―0の二回に3連打などで逆転を許し、この回までに被安打6と苦しんだ。「もっと遊べ。遊んで投球しろ」そこで生きたのが、二回の攻撃中に安藤投手コーチを介して受け取った岡田監督からの助言。自身も同点に追い付く適時内野安打を放つなど一挙7得点で大逆転した直後の三回以降は大変身を遂げた。速球系に狙いを絞ってきた相手に対し、最遅は89キロを計測したチェンジアップの使い分けなど工夫を凝らした。前回登板まで打ち込まれることが目立った〝魔の六回〟も三者凡退でしのぎ、三回以降の5イニングは二塁すら踏ませなかった。指揮官は「七回までいってくれたらもう十分ですね」とほおを緩めた。大竹は阪神加入後、これで甲子園でのデーゲームで7戦5勝無敗。この条件には一片の曇りもない。「デーゲームは好きですね。このあとご飯をゆっくり食べられる。だから早く終わってほしい。好きです」今季初の甲子園登板でお立ち台に上がり、大歓声でも満たされた。次回先発予定の27日のヤクルト戦も甲子園でのデーゲームだ。(須藤佳裕)

◆強烈な打球を右翼線にはじき返した。阪神・佐藤輝明内野手(25)が2点二塁打で、2020年8月6日の巨人戦(甲子園)以来となる1イニング7得点の猛攻劇に一役買った。「打線の勢いにうまく自分も乗ることができた。結果が出てよかったです」打者一巡の猛攻で逆転して迎えた二回2死一、三塁。2番手・梅野が投じた内角高めの147キロ直球を振り抜いた。今季10打点目となる一打で、2021年の入団から4年目で通算250打点に到達した。虎が誇るスラッガーの田淵幸一(223打点)、掛布雅之(197打点)、岡田彰布(243打点)らが4季目では届かなかった数字だ。佐藤輝は「もっとチームのために打点を挙げられるように頑張ります」と、レジェンドたちに敬意を払うように神妙に語った。この1本だけで終わらない。10点の大量リードで迎えた七回2死一、二塁では、技ありの左前適時打で13点目を刻んだ。1試合3打点は今季最多。シーズン3度目の2安打で打率は・213とした。まだまだ物足りないが、18日はプロ初のサヨナラ打。19日は先制点をお膳立てする一打で10試合連続2得点以下だった球団ワースト記録の更新を阻止した。20日は大山とともに3打点をマークし「これからも全員で打っていけたら」。開幕から調子が上がらなかった主軸に当たりがでてきたことが、チームの浮上につながっている。3番・森下、4番・大山が出塁すれば、得点圏に走者がいる場面で5番・佐藤輝が打席に立つシーンが増える。「いい流れがきているのかなと思います」とニヤリ。もっともっと打点を量産し、虎をセ界トップへ押し上げる。(三木建次)

◆ここで打ってほしいという場面で、また打った。チャンスに強い阪神・森下翔太外野手(23)が快音を響かせ、4試合連続打点をマーク。中軸打者としての仕事をこなし、大勝に貢献した。「やっぱりチャンスで回ってきたほうが、すごく燃えるものがある。これからああいう場面でどんどん打っていきたい」チームを勢いづけた一打に胸を張った。3―2と勝ち越して迎えた二回1死満塁の場面で、先発左腕の大野から2番手の梅野にスイッチ。だが19日にも右腕と対戦し、左前打を放っていた背番号1は「ボールの感じとかは分かっていた。『甘い球がきたらいこうかな』とは思っていました」と冷静だった。1ボールから高め直球を捉えて左前適時打を放ち、一挙7得点への流れをつくった。17日の巨人戦(甲子園)から4戦連続で打点を挙げ、今季の満塁の場面では打率・667(3打数2安打)。得点圏打率は・353と勝負強さが光る。打率・232とまだまだ本調子ではないが、オスナ(ヤクルト)と並ぶ4本塁打、オスナ、岡本和(巨人)と並ぶ13打点はともにセ・リーグトップ。ここぞの場面で〝得点源〟になっている。野球に対してストイックな大卒2年目の若虎だが、素顔は好青年。ファンに声を掛けられた際、他の選手に人違いされても「チームの先輩に間違われるなら、光栄ですよ」とニッコリ。器が大きく、愛嬌(あいきょう)たっぷりの森下はチームの誰からも愛される。ムードメーカーが得点機で打てばベンチの士気は高まり、元気のなかった打線の迫力もぐんぐん高まっていく。

◆もう止まらん、たまらん!! 阪神は中日に15―2で大勝。4番を務める大山悠輔内野手(29)が2戦連続の3安打で3打点とお目覚めだ。4年ぶりの1イニング7得点を含む、今季の両リーグ最多の15得点を挙げたチームは、今季初の5連勝で2位に浮上。どん底からはい上がってきた主砲とともに勢いづいた岡田虎が、21日も立浪竜に勝って首位の座を奪い取る。大山の一振りで猛虎打線が活気づき、甲子園が鳴動した。得点を喜ぶ虎党の拍手が、声援が途切れなく続く。連日の猛打賞で3打点と気を吐いた4番がその中心だ。今季最多15得点と初の5連勝を呼び込み、ともに戦う選手への思いを語った。「ここまで本当に迷惑というか、チームメートに助けられてしかいなかったので、何とか自分が今度は助ける番になりたいと思っていた」一回2死二塁で先制の中前適時打を放ち、これが猛攻の口火になった。1―2と逆転された二回に大竹の適時打、近本の犠飛ですぐさまひっくり返す。森下、佐藤輝も適時打で続くなど一挙7得点で試合の大勢が決した中、自身も左翼への犠飛で得点を積み上げた。チームは六回に前川の2点打で2024年の20試合目で初の2桁得点を達成。七回には中野の適時打でこちらも今季初の先発全員安打とすると、大山は左翼へ適時打を放って自身3打点目を挙げた。今季両リーグ最多となる15得点の大勝で、うちクリーンアップが7打点。その中心に座る4番は「クリーンアップが仕事をすればやっぱり点数が入ると分かりましたし、その真ん中で打っているというのがある。何とか頑張りたい」とプライドをにじませた。〝オカダ流ゲン担ぎ〟も復調を後押しした。大歓声を受けて上がったお立ち台で好調のきっかけを聞かれ「(球場に)来る途中の道を変えました」と明かした。岡田監督も球場入りの道を変えることがゲン担ぎの1つ。チームの核である4番も同じ行動を取り入れた。いつもと違う道を使い始めたのは19日から。その日に開幕から75打席目にして待望の1号本塁打を放つと、20日は3安打3打点と効果はてきめんだ。

◆途中出場した阪神・前川右京外野手(20)が、今季40打席目で初めて左腕と対戦。気合で右前へと運ぶ2点打で今季初打点を挙げると、自身初4打点と大暴れした。「1本目はきれいな当たりじゃなかったですけど、何とか左ピッチャーから打ててよかった」8-2の四回にノイジーの代走として送り出され「6番・左翼」に入った。岡田監督が「ノイジーはきのう(19日に)ちょっと走塁で膝を打ったので。あまり無理をさせないように」と明かしたように、アクシデントで巡ってきた出番だった。六回2死二、三塁で迎えた最初の打席で、左腕の橋本と対戦。指揮官が「いい機会だったし(左投手に)どういうバッティングをするか楽しみだった」と目をこらす中、前川は二塁手のグラブをはじく2点打で見事に応えた。今季初左腕も、今季7打数無安打だった得点圏も、一気に乗り越えた。七回2死一、二塁では右腕の勝野からも右中間2点二塁打を放ち、チーム最多4打点。岡田監督は「これからまた左(投手)でもいこうかなという気になりますよね」とうなずいた。「出させてもらったところで、これからも仕事をできるように」と力強く語った前川が、レギュラーの座をググッとたぐり寄せた。(長友孝輔)

◆「祇園祭」「天神祭」と並ぶ関西三大祭の1つ「虎祭」が20日、甲子園球場で開催された-。という書き出しを試合中に思いついて、頭から離れなくなった。もちろん、関西三大祭なんて〝くくり〟は存在しないし、阪神ファンにとって勝った日はすべて「虎祭」。でも、まあ、心地よい春の一日であったことは確かだ。ことしは、あと何度、虎祭があるんだろう?ただ、ちょっと気になる「現実」も。頼れる4番・大山がこの日、国内FA権を取得した。ということは、来季、阪神に残留してくれるかもしれないけれど、出ていってしまうかもしれない。こればっかりは選手の権利。FAは選手にとって大事だが、担当記者やファンにとっても、オフに向けて、気になる話題であり、大イベントだ。特に大物選手のFAは、やってくる場合も、出ていくときも、担当記者は大騒動必至。甲子園の記者席で楽しそうに圧勝劇を見ているトラ番たちを眺めながら、心の中で「ことしは大変やぞ~」とつぶやいた。トラ番・邨田直人はFAに強烈な思い出がある。「小笠原(道大)さんがFA宣言して日本ハムから巨人に移ったとき、トレードマークのヒゲをそったんです。巨人はヒゲ禁止なんですよね。そういうルールが巨人軍にあることも知らなかったですし、子供心に、そこまでして移籍するのか、とビックリしました。僕にとってFAといえば、ヒゲです」意外過ぎる回答に驚かされた。が、そうなんだよなぁ。FAは人生のターニングポイント。どんなことをしてでも移籍したい選手には、まさに大事な大事な「権利」だ。

◆分から~ん! 60年近くファンをやっているけど、阪神タイガースだけは、数学でいうところの未解決問題なのだ。つい3試合前まで10試合連続2点以下の球団ワーストタイ記録をつくっていたのに...。その間の総得点わずか13点の貧打線が前日19日、大山の今季初ホーマーなどで火がついたと思ったら、本日1試合で10試合分を超える15点!! 何で~? こんな難問、相対性理論のアインシュタインだって解けへんわー!!先発全員安打だから全員がヒーロー!! その中でもキラリと光ったのは、完全復活した3安打3打点の大山と、途中出場で2安打4打点(今季初打点)とほえた若虎前川なのだ!!ミステリーといえば、2勝目を挙げた大竹だよ! 二回まで6安打2失点のヘナヘナ投球が、三回から人が変わったようなマウンド? 大竹じゃなくて大化けに改名したれ~!!ムフフ・・・これで2位に浮上、しかも頂点に立った昨季は20試合で貯金1だったのに、今年はそれを超える貯金2!! 日本一チームが前年よりハイペースとなると優勝はどこ? こんな問題小学生でも分かっトラ!!

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
中日
1072 0.588
(↓0.037)
-
(-)
12451
(+2)
63
(+15)
5
(-)
3
(-)
0.247
(↑0.001
3.140
(↓0.61)
2
(1↑)
阪神
1082 0.556
(↑0.027)
0.5
(↓1)
12363
(+15)
50
(+2)
12
(-)
7
(-)
0.223
(↑0.009
2.140
(↑0.01)
3
(1↓)
巨人
982 0.529
(↓0.034)
1
(-)
12450
(+2)
41
(+6)
8
(-)
9
(-)
0.240
(↑0.005)
1.950
(↓0.23)
4
(-)
広島
891 0.471
(↑0.033)
2
(↑1)
12553
(+6)
43
(+2)
5
(+1)
8
(-)
0.231
(↑0.003)
2.330
(↑0.02)
5
(1↑)
DeNA
8100 0.444
(↑0.032)
2.5
(↑1)
12549
(+7)
75
(+4)
5
(-)
9
(+1)
0.251
(↓0.001)
3.500
(↓0.03)
6
(2↓)
ヤクルト
7101 0.412
(↓0.026)
3
(-)
12566
(+4)
60
(+7)
10
(+1)
10
(-)
0.242
(↓0.001)
3.190
(↓0.23)