ソフトバンク(☆9対7★)オリックス =リーグ戦4回戦(2024.04.19)・福岡PayPayドーム=
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ORIX
02201200071402
ソフトバンク
20240100X91102
勝利投手:津森 宥紀(3勝0敗0S)
(セーブ:オスナ(0勝0敗8S))
敗戦投手:山下 舜平大(0勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】頓宮 裕真(3号・2回表ソロ),セデーニョ(5号・3回表2ラン)
【ソフトバンク】近藤 健介(3号・3回裏2ラン),山川 穂高(4号・4回裏3ラン)

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◆ソフトバンクは初回、山川の適時打などで2点を先制する。その後逆転を許すも、3回裏に近藤の2ランで追いつくと、続く4回には山川の3ランなどで4点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、4番手・津森が今季3勝目。敗れたオリックスは、先発・山下が乱調だった。

◆/フルコース炸裂\確信歩きからのどすこい山川穂高が3ランホームラン打球速度182キロ、打球角度29度?プロ野球 (2024/4/19)??ソフトバンク×オリックス??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #sbhawks pic.twitter.com/dzXYhJjzAn

◆オリックスが点の取り合いに敗れ、今季初の貯金1を逃した。先発の山下舜平大投手(21)が大誤算だった。1回に制球が定まらず、3四球に2本の適時打で2点を献上。その後も不安定な投球が続き、3回には近藤に2ランを浴び、4回には山川に3ランを被弾。自己ワーストの8失点と厳しい内容だった。打線は2回に頓宮裕真捕手(27)の3号ソロが飛び出し、3回にはレアンドロ・セデーニョ内野手(25)の5号2ランで一時は逆転。再逆転されて4点を追いかける形となった5回にも頓宮の適時打、6回は紅林弘太郎内野手(24)と若月健矢捕手(28)の適時打で1点差まで追い上げた。そんな反撃を見せたが序盤の大量失点が響き、最終的には競り合いをものにできなかった。前日18日には楽天に快勝で3カード連続の勝ち越し。開幕2戦目以来となる勝利5割復帰を果たした。そして乗り込んだ福岡でカード初戦を落とし、再び借金1となった。

◆これぞ主砲の一振りだ! ソフトバンク山川穂高内野手(32)がホームで特大の"どすこい弾"を初披露した。4回2死一、三塁。オリックス山下の直球を仕留めた。左中間スタンド中段に飛び込む4号3ランは、本拠地での公式戦初アーチ。初回に先制の中前適時打、6回はダメ押しの左前適時打と3安打5打点の大暴れ。鷹の4番が責任を果たし、2位ロッテとのゲーム差を2に広げた。打った瞬間、それと確信する1発だった。山川はバットを振り抜くと、1歩、2歩...とゆっくり一塁へ駆け出した。「完璧。打った瞬間にいったと思ったので。納得ですね」。13日西武戦(ベルーナドーム)でパ・リーグ史上初の2打席連続満塁弾を放って以来、4試合ぶりの1発。ホームの公式戦では、移籍後初アーチだ。最後は声高らかにお決まりの「どすこ~い」。本拠地は球団史上初めて開幕戦から4試合連続で満員御礼。スタンドの鷹党も呼応した。剛腕を一振りで粉砕した。5-4の4回2死一、三塁。山下が投じた2球目、真ん中直球を迷いなくフルスイングした。打球は左中間スタンドへ一直線。打球速度182キロ、中継局のテレビ表示では推定飛距離128メートル弾。会心の当たりだった。「山下投手のストレートなので。誰がどう見てもすごい。そこを1発で打てて良かった」と喜んだ。長打力もあれば、軽打もある。0-0の1回1死一、二塁では先制の中前適時打。6回には2死三塁でダメ押しの左前適時打を放った。一塁の塁上で足がつったため、代走を送られてベンチに下がったが、今季初の3安打5打点の荒稼ぎ。打率こそ2割2分7厘と低調ながら、21打点は12球団トップの数字。これで打点を挙げた試合は6戦負けなし。「小さい時から4番を打ってきて4番にこだわりはある。4番で打てないと、他の打順で打てないときよりも悔しい。その分、やりがいはある」。ここまで全17試合で4番スタメン。重責のかかる定位置に座り続けている。チームは前カードの敵地・日本ハム戦で1敗1分けと、今季初のカード負け越しを喫した。仕切り直しとなった昨季リーグ王者との本拠地3連戦でカード頭を取った。2位ロッテとも2ゲーム差とした。「もっといい数字を出して、もっと安心して見てられるようになりたい」。4番の背中が頼もしい。【佐藤究】○...近藤が7試合ぶりに1発を放った。2点のリードを許した直後の3回裏。1死一塁からオリックス山下の151キロ直球を完璧に捉えた。打球は左翼テラス席に飛び込む3号同点弾に。「自分のスイングでストレートを仕留めることができました。追いつく1本となってよかったです」。柳田、山川に続く5番打者が、嫌なムードを払拭。一振りで試合を引き戻した。好調な打撃でホークス打線をけん引する。これで10試合連続でヒットを飛ばし、打率3割4分5厘。この日も3四球で出塁率4割7分9厘。ともにリーグトップを快走中だ。日本ハムからFA移籍した1年目の昨シーズンは「本塁打&打点」のタイトルを奪取。2冠王の存在感は、4年ぶりのV奪回を狙う今シーズンもチームにとって頼もしい。○...栗原が4戦連続マルチ安打を記録した。初回に1点を先制し、なおも1死満塁から中前へ2点目を追加する適時打。「打ったのはまっすぐ。チャンスでランナーをかえそうと集中した。追加点を取る打撃ができてよかった」。好機での快打に気をよくしたのか、5回にも先頭で左前打を放った。○...先発東浜が4回6安打4失点で降板した。初回に打線が2点を先制したが、2回に同点とされると、3回にはセデーニョに勝ち越しの5号2ランを被弾。「先制点を取ってもらったのに、次の回に同点、そして逆転と、自分の投球ができなかった。そんな内容の中でも、逆転してくれた野手の方には感謝しかありません」。降板後はベンチでチームを応援し続けた。2勝目はならず「次の登板までに、しっかりと修正しないといけない」と反省しきりだった。

◆昨季新人王のオリックス山下舜平大投手は、地元福岡でプロ最多8失点の大乱調だった。「見ての通りです。何か変わらないといけないんじゃないかと思いました」。1回から制球難が収まらず、3四球に2本の適時打。逆転してもらった3回は近藤に2ラン、4回は山川に3ラン。ともに自慢の直球が打たれ、1試合2被弾もプロ初の屈辱だった。中嶋監督も渋い顔だ。「バッターには向かっていってると思うけど。体が大丈夫で、心が折れてなかったら、僕自身は投げさせたいですけどね」。2軍降格を含めた話し合いはこれからというが、今後もチャンスを与えたい考えを示した。「原因はあると思うので、そこを探して練習するしかない」と右腕は続けた。過去2戦とも本調子には遠かったが何とか2失点以内にとどめた。初勝利を狙った今回は4回95球でKO。打線の援護を生かせず、厳しい現実を突きつけられた。チームは2連勝で止まり、再び借金1となった。

◆昨季首位打者のオリックス頓宮裕真捕手が、2試合ぶり1発を含む今季初3安打をマークした。2回は1点差に迫る3号ソロ。東浜の直球をたたき、ライナー性の打球はラッキーゾーンの柵の最上段に当たって客席へ。「しっかりと自分のスイングをすることができました」。3回には左前打、5回には左翼への適時二塁打を追加した。ここ3試合で計6安打8打点の固め打ち。開幕から続いた不振から完全に抜け出した。▽オリックス森(初の6番で3試合ぶりスタメン出場し1安打)「みんな状態がいいし、あとは自分が打てば得点できると思うので。とにかく打てるようにやっていきたい」▽オリックス・セデーニョ(3回、一時は勝ち越しとなる7試合ぶりの5号2ラン)「感触はアメージングでした」

◆日本野球機構(NPB)が予告先発投手を発表。20日の5回戦に先発するオリックス・東晃平投手(24)はキャッチボールなどで調整した。「周東さんと今宮さんを抑えることが大事かなと思う。まずその2人をしっかり抑えられるように」と警戒した。今季は初先発した4日の西武戦(ベルーナ)で7回1失点で初白星。82年ぶりとなるデビューから先発8連勝を記録した。12日の日本ハム戦(京セラ)では7回1失点(自責0)と好投したが、援護がなく、黒星を喫した。中6日で臨むマウンドで仕切り直しへ 「またここから勝って、連勝していけたら」と気合。ソフトバンク戦は通算2試合に救援登板したのみで、そのうちペイペイドームでは1試合。「他の球場より少し狭いのかなという感じはある。ゴロ、ゴロというイメージで、しっかり低めを意識してやりたい」と気を引き締めた。

◆オリックス・頓宮裕真捕手(27)が3号ソロを放った。「打ったのは真っすぐです。しっかりと自分のスイングをすることができました。失点した直後のイニングでしたし、すぐに点を取ることができてよかったです!」。0―2の二回1死で亜大の先輩にあたる先発・東浜の初球に反応し、左翼のテラス席にたたき込んだ。17日の楽天戦(楽天モバイルパーク)以来、2試合ぶりの一発で反撃ののろしを上げた。4番として迎えた今季は開幕から不振に陥っていたが、直近6試合で3本塁打と好調だ。目覚めた主砲の一本で打線は勢いづき、3試合ぶりに先発復帰した森が二塁打で好機を演出すると、18日に猛打賞の紅林が同点打を放った。

◆オリックス・山下舜平大投手(21)は自己ワーストの4回8安打8失点と打ち込まれた。一回に連続四球でピンチを招き、4番・山川に先制打、栗原にも適時打を許して2点を献上。三回には近藤に2ラン、四回には山川に3ランを食らうなど踏ん張れず。1試合2被弾も自己ワーストとなった。先発陣の中心として期待された今季はここまで3試合に登板して、いまだ白星なし。課題とする制球面はこの日も改善の傾向が見られず、5四死球と自らの苦しい状況を招いた。地元の福岡で今季初勝利を目指して登板したが、悔しさが残る内容に終わった。

◆ソフトバンクが打ち勝った。2―4の三回に近藤が同点2ラン。4―4の四回は併殺打の間に勝ち越した後、山川が3ランを放った。七回を無失点に抑えた4番手の津森が3勝目。オリックスは山下が自己ワーストの8失点と崩れた。

◆オリックスは2試合連続の2桁安打で7得点したが、先発の山下が崩れて敗戦した。同点の三回にセデーニョが一時勝ち越しの2ランを放ったが、その裏に先発の山下が同点2ランを被弾。四回にも山川に3ランを浴びるなど8安打8失点と打ち込まれて3敗目を喫した。打線は五回以降も得点を重ねたが、序盤の大量失点が響き、反撃も及ばなかった。

◆ソフトバンク・近藤は三回に3号2ランを放ち、試合を振り出しに戻した。「自分のスイングでストレートを仕留めることができた。追いつく一本となって良かった」。山下の直球を強振し、左翼席へ。7試合ぶりの一発を記録した。本塁打以外の打席では3四球で好機を演出。昨季、26本塁打と87打点で2冠に輝いた5番打者が実力を遺憾なく発揮した。

◆これぞ千両役者だ。ソフトバンク・山川が豪快な3ランで昨季の新人王右腕を粉砕した。両軍2桁安打を記録した乱打戦の勝敗を決定付けたのはトンネルから抜け出した鷹の主砲だった。「山下投手のストレートは誰がどう見てもすごい球。そこを一発で打てたのは良かった」5-4の四回2死一、三塁で甘く入った直球を完璧にとらえた。「完全に納得です」。打った瞬間、柵越えを確信した。ダイヤモンドを一周し、ベンチに戻ると観客席を埋め尽くした鷹党と一緒に「どすこ~い!」。今季初めて本拠地で一発を放ち、ペイペイドームを熱狂の渦に巻き込んだ。一回に先制打、六回にもリードを広げるタイムリーで今季初の猛打賞。5打点と荒稼ぎし、今季21打点でリーグトップを独走する。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1151 0.688
(↑0.021)
-
(-)
12672
(+9)
45
(+7)
11
(+2)
15
(+2)
0.261
(↑0.006
2.530
(↓0.27)
2
(-)
ロッテ
971 0.563
(↓0.037)
2
(↓1)
12648
(+3)
48
(+4)
6
(+2)
8
(-)
0.248
(-)
2.560
(↓0.1)
3
(-)
日本ハム
871 0.533
(↑0.033)
2.5
(-)
12744
(+4)
57
(+3)
9
(+1)
9
(+1)
0.217
(↑0.001)
3.080
(↑0.01)
4
(1↓)
ORIX
9100 0.474
(↓0.026)
3.5
(↓1)
12462
(+7)
51
(+9)
8
(+2)
4
(-)
0.241
(↑0.007
2.600
(↓0.38)
5
(-)
西武
7100 0.412
(↑0.037)
4.5
(-)
12650
(+5)
50
(+4)
10
(+1)
7
(-)
0.219
(↑0.002)
2.490
(↓0.09)
6
(1↓)
楽天
6111 0.353
(↓0.022)
5.5
(↓1)
12549
(+4)
74
(+5)
5
(+1)
11
(-)
0.226
(-)
3.890
(↓0.09)