広島(☆6対2★)巨人 =リーグ戦5回戦(2024.04.20)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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巨人
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広島
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勝利投手:森下 暢仁(1勝0敗0S)
敗戦投手:井上 温大(0勝2敗0S)

本塁打
【広島】宇草 孔基(1号・7回裏ソロ)

  DAZN
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◆広島は初回、上本と會澤の適時打で一挙4点を先制する。5-2となって迎えた7回裏には、代打・宇草のソロで追加点を挙げた。投げては、先発・森下が7回途中2失点の粘投で今季初勝利。敗れた巨人は、打線が相手を上回る12安打を放つも、2得点とつながりを欠いた。

◆巨人坂本勇人内野手(35)が24打席ぶりに安打をマークした。「3番三塁」でスタメン出場し、初回1死一塁の場面で高めの直球を左前へ運んだ。延長12回スコアレスドローだった前夜は11年ぶりの"6タコ"に「何とかしないといけない。明日頑張ります」と23打席連続無安打となり危機感を口にしていた坂本。打順は2番から3番に再び戻り、4月12日広島戦(東京ドーム)の第1打席で2号ソロを放って以来の快音を鳴らせた。

◆広島野間峻祥外野手(31)が、レーザービームでスタンドを沸かせた。4点リードの3回2死一塁で、先発森下暢仁投手(26)が巨人坂本に右前打を許した。一走のオコエは二塁を蹴って一気に三塁を狙ったが、捕球した野間が三塁へダイレクト送球。きわどいタイミングとなったが、野間の肩がわずかにまさりタッチアウト。一、三塁にピンチが拡大するところを好守備で助けた。4回には久保修外野手(23)も丸の中前への飛球をダイビングキャッチ。ダイナミックなプレーの連続に、スタンドの観客から歓声と拍手が沸いた。

◆24打席ぶりに安打を放った巨人坂本勇人内野手(35)が通算185度目の猛打賞を記録した。1回に左前打で出塁し、3回は右前、5回は投手強襲の内野安打で3打席連続安打。23打席連続無安打から抜け出し、プロ野球歴代3位の長嶋茂雄氏の186度にあと1と迫った。阿部監督は「1本打ったらこんなものなのかなと思って見ていました。これを少しでも継続してもらって、チームにいい影響を及ぼして欲しい」と期待した。

◆巨人岡本和真内野手(27)がチーム唯一の適時打を放った。5点を追う展開で、7回1死一、三塁の場面、中前へ運び1点を返した。打率3割2分と好調を維持しながらも、チームは引き分けはさんで3連敗を喫した。岡本和は「なんとか1本というところで出てよかったと思いますけど、初回に打てていればもっと展開変わったと思うんで」と、1死一、二塁の先制のチャンスで迎えた初回の第1打席を悔やんだ。

◆広島森下暢仁投手(26)が、プロ4年目でワーストの12安打を浴びながらも巨人打線を7回途中2失点に抑え、今季2度目の登板で初勝利を挙げた。3人で終わったのは1度だけ。毎回のように得点圏に走者を背負う苦しい投球だったが、失点は7回の2点だけにまとめた。お立ち台では「12安打されているのにここにいていいのかなと思ってます」と苦笑い。「走者を出しても粘り強くできたのはよかった。打たれてるんですけど嫌な打たれ方、嫌なヒットっていうのはあまりなかった」と振り返った。味方に攻守で助けられた。1回に4点の援護をもらい、7回にはドラフト同期生の宇草が代打でソロ本塁打。3回には野間が強肩で走者を刺し、4回には久保が中前への飛球を飛び込んで好捕。5回2死満塁のピンチでは、丸の右中間への打球を野間がランニングキャッチして救ってくれた。対巨人戦はこれで21年途中から7連勝。「チームが勝ってないときもあるので、あまり実感はないですけど...。基本的には打たれているイメージはあるチーム」というものの、巨人戦に7連勝以上は、広島では03~05年の黒田博樹以来だ。新井監督も森下の投球をたたえた。「要所要所でしっかり投げてくれたし、バックもよく守ってくれた」。チームは引き分けをはさみ今季2度目の3連勝で借金「1」。5割復帰は目前だ。開幕2戦目に登板するはずが、右肘の張りで初登板は4月13日と出遅れた。この日のG倒勝利をきっかけに、勝利を積み重ねる。【高垣誠】森下が今季初勝利を挙げ、巨人戦は21年10月10日から7連勝。広島投手の巨人戦連勝は95~97年山内の10連勝が最長で、7連勝以上は03~05年黒田以来4人目になる。森下の7連勝はすべて先発でマーク。山内は先発5勝、救援5勝で、60年に7連勝した大石は先発6勝、救援1勝。オール先発で巨人戦7連勝の広島投手は黒田に次いで2人目だ。広島会沢(初回に3点適時打)「(上本)崇司が打ってくれていたので、気持ちはちょっと楽な部分もあったんですけど。(森下)暢仁も少しは楽に投げられたかなと思うし、初回というところで畳みかけられたのは良かったと思います」

◆巨人が打っても勝てない。今季最多の12安打も拙攻で2得点にとどまった。1、3、4回と連打で広島森下を攻めたが、本塁には届かず。5点を追う7回に1死一、三塁から岡本和の中前適時打で27イニングぶりの得点をもぎ取るも反撃は及ばなかった。阿部慎之助監督は「野球って不思議だなと思いながら見てたんだけどね。ヒットをこれだけ打ってもね...」と歯がゆい光景が連続した。今季初先発の井上と大城卓のバッテリーには反省を促した。1回2死満塁から上本に投手適時内野安打で先制されると、なお2死満塁で会沢に直球を狙われて走者一掃の3点適時二塁打を浴びた。「大いにバッテリーには反省してもらって。それだけだね」と指揮官。1回の4失点が試合終盤まで重くのしかかった。先週までの6連勝から一転、今週は5戦3敗2分けと苦戦を強いられている。12残塁で直近4試合で3試合目の2ケタ残塁に陥っている。チームの得点圏打率は1割9分5厘と低迷。この日の12安打はいずれも単打で2点は返し「だけど今日は2点とれたし、何かいいきっかけになればいいかなと思って。明日とにかく勝って戻りたいと思います」と次戦を見据えた。【為田聡史】巨人井上(初回だけで5安打4失点で2敗目)「ヒットが続いて自分の中でもバタバタというか、のまれてしまった部分があったので、そこで落ち着いて投げることができていれば」

◆広島が巨人に快勝した。初回に4点を奪い、先発森下暢仁投手(26)を援護。森下は自己ワーストの12安打を浴びながらも、粘り強い投球で7回途中2失点にまとめて今季初勝利を挙げた。森下は球団では03~05年の黒田博樹以来の巨人戦7連勝となった。新井貴浩監督(47)の試合後の一問一答は以下の通り。-初回4得点で優位な試合展開だった新井監督 ツーアウトからだったんですけれども、よくつないで点を取ったと思います。-森下投手が7回途中2失点。被安打12だが、内容は新井監督 粘りながら、要所要所でしっかり投げてくれたと思いますし、また、バックもしっかり守ってくれましたね。ナイスピッチングだったと思います。-7回に2点取られた直後に宇草弾。流れ的にも新井監督 大きかったですね。その前も代打でヒット打ってますし、本当に大きなホームランだったですし、彼の今年にかける意気込みみたいなのをすごく感じました。-守備では久保、野間、矢野にもいいプレー新井監督 彼はもう、矢野は守備はピカイチなので。バッティングも良くなってますけどね。(久保)修も、球際を果敢に攻めていってくれたと思います。-森下は6回終えて92球。無失点だから7回続投させたのか新井監督 いや、もちろん点を取られてないっていうところもあったし、あと昨日、結構ピッチャー投げてるんで。そういう、いろんな絡みがあってという感じかな。-打線は新井監督 ツーアウトからだったので、これはやっぱり相手にとってもダメージが大きい攻撃だったと思います。みんなナイスバッティングです。-ベテランの働きも新井監督 そうよね。やっぱり経験のある選手たちが引っ張ってくれていると思います。-6回の堂林のセーフティーは新井監督 それは作戦のことだから、あまり言えないけど、周りが見えてるなと思いますね。次の1点の重みっていうのがね。次の1点が大切だっていうことをね、彼もわかってると思うし、本当に周りが見えてるなと思いますし、彼のその献身が出た打席だったと思いますよ。-宇草はこれまでと打撃の違い新井監督 しっかりと振り切れるようになったよね。細かいこと言うと長くなるけど、メカニック的にも去年の宇草と今年の宇草は違う。去年1軍で1試合も、登録もなかったでしょ? やっぱりキャンプの時から、彼が今年にかける思いっていうのは伝わってきたし、開幕は1軍にいなかったけど、ファームでも高監督はじめ、スタッフみんな、宇草がいいという推薦があったんでね。ファームのスタッフも喜んでるじゃないですか。-今週は若手が新井監督 そうだね。若い選手がいいものを見せてくれてるし、ベテラン、中堅選手もしっかりと引っ張ってくれてる。そんなに、特に野手というのはトントン拍子でバンっていくとは思ってないので、またシーズン中ですけど、日々勉強で頑張ってもらいたいなと思います。

◆森下とドラフト同期生で同学年の広島宇草孔基外野手が、2年ぶりのアーチで援護した。7回に2点を返された直後の攻撃。先頭打者として代打出場。巨人ケラーの直球をとらえ、右翼席へ放り込んだ。「いい手応えで打てたかなと思います」と満足そうに振り返った。打席で朝山打撃コーチの「ウグ、八分、八分!(の力で)」との声が聞こえ、力まずに打てたという。昨季はケガもあり1軍出場がなかったが、森下と2人でのお立ち台に笑みがはじけた。

◆巨人・坂本勇人内野手(35)に24打席ぶりの安打が出た。今季初めて3番で起用され、一回1死一塁での第1打席で森下の高めの直球を左前打。12日の広島戦(東京ドーム)以来の「H」ランプを灯した。プロ18年目の坂本はスコアレスドローだった19日の第1戦で、2013年9月1日の中日戦(東京ドーム)以来2度目の6打数無安打。23打席連続無安打のスランプに苦しみ、「何とかしないといけない。明日頑張ります」と語っていた。

◆巨人・坂本勇人内野手(35)が今季初の3安打を放ち、通算185度目の猛打賞をマークした。19日の第1戦で2013年9月1日の中日戦(東京ドーム)以来2度目の6打数無安打を喫し、23打席連続無安打のスランプに陥っていた坂本。今季初の3番で起用され、森下から第1打席に左前打を放ち24打席ぶりの安打を記録した。このあと三回に右前打、五回に投手強襲の内野安打で3打席連続安打。NPB歴代3位の長嶋茂雄(巨人)の186度にあと「1」に迫った。

◆巨人・岡本和真内野手(27)が0―5の七回1死一、三塁から中前適時打を放ち、チームは27イニングぶりに得点を記録した。18日の阪神戦(甲子園)の二回に小林が適時打を放って以来の得点。19日の広島戦(マツダ)は延長十二回を戦って0-0のスコアレスドローに終わっていた。なお、この回はさらに1死満塁から長野の内野ゴロの間に1点を加えた。

◆広島・森下暢仁投手が6回1/3で12安打を許しながら2失点と粘り、今季初勝利を挙げた。打線は一回に上本の先制打と会沢の3点二塁打で4点を奪い、六、七回に1点ずつを加えた。巨人は12残塁。中盤までの逸機が響き、1分けを挟み3連敗。

◆今季最多の12安打を放ちながら、12残塁でわずか2得点。巨人・阿部慎之助監督(45)は打線のつながり不足を嘆いた。「野球って不思議だなと思いながら見ていた。ヒットをこれだけ打ってもね・・・」チームは18日の阪神戦(甲子園)の二回に小林が適時打を放って以来無得点が続き、19日の広島戦(マツダ)は延長十二回0-0のスコアレスドローに終わっていた。この日は七回に岡本が中前適時打を放って27イニングぶりの得点。長野の内野ゴロの間に2点目を追加した。最近4試合のうち3試合で2桁残塁を記録している打線について、指揮官は「今日は2点取れたし、なにかいいきっかけになれば」と期待。「明日とにかく勝って(東京に)戻りたい」と前を向いた。

◆七回にチーム27イニングぶりの得点となる適時打を放った巨人・岡本和真内野手(27)は、一回1死一、二塁の好機で左飛に倒れた打席を悔やんだ。「なんとか1本出てよかったと思いますけど、初回に打てていればもっと展開は変わったと思う」この日チームは今季最多の12安打を放つも12残塁。直近5試合で白星から遠ざかっている。

◆広島の会沢が、10歳年下の森下を攻守で援護した。一回、上本の内野安打で先制してなお2死満塁で左中間へ走者一掃の二塁打。36歳のベテラン捕手は、一気に主導権を握った一打を「初回で畳みかけられてよかった」と自賛した。守りでは何度も得点圏に走者を背負ったが、六回まで無失点でしのいだ。延長十二回の末、0―0で引き分けた前夜からの流れを意識。「先取点をあげないことが大事になってくる。こっちが先に取れたので優位に進められた」と狙い通りの展開だった。

◆巨人は引き分けを挟んで3連敗となり、3位に後退した。6試合連続で2得点以下と打線は変わらず停滞ムード。阿部慎之助監督(45)の声にも力がない。「(得点力不足の原因を)僕が教えてもらいたいぐらい。野球って不思議だなと思いながら見ていた。ヒットをこれだけ打っても...。だけど今日は2点取れたし、いいきっかけになればいい」今季初先発の井上が一回に5安打を集中されて4失点。5点を追う七回、岡本和の中前適時打でチーム27イニングぶりの得点を刻んだものの、今季最多12安打で2得点のみ。4試合連続の2桁となる12残塁と好機を生かせていない。「明日、とにかく勝って(ホームに)戻りたい」と阿部監督。今週は3敗2分けで白星がなく、悪い流れを断ち切りたい。(谷川直之)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位 チーム名 勝数 負数 引分 勝率 首位差 残試合 得点 失点 本塁打 盗塁 打率 防御率
1
(-)
中日
10 7 2 0.588
(↓0.037)
-
(-)
124 51
(+2)
63
(+15)
5
(-)
3
(-)
0.247
(↑0.001)
3.140
(↓0.61)
2
(1↑)
阪神
10 8 2 0.556
(↑0.027)
0.5
(↓1)
123 63
(+15)
50
(+2)
12
(-)
7
(-)
0.223
(↑0.009)
2.140
(↑0.01)
3
(1↓)
巨人
9 8 2 0.529
(↓0.034)
1
(-)
124 50
(+2)
41
(+6)
8
(-)
9
(-)
0.240
(↑0.005
1.950
(↓0.23)
4
(-)
広島
8 9 1 0.471
(↑0.033)
2
(↑1)
125 53
(+6)
43
(+2)
5
(+1)
8
(-)
0.231
(↑0.003
2.330
(↑0.02)
5
(1↑)
DeNA
8 10 0 0.444
(↑0.032)
2.5
(↑1)
125 49
(+7)
75
(+4)
5
(-)
9
(+1)
0.251
(↓0.001)
3.500
(↓0.03)
6
(2↓)
ヤクルト
7 10 1 0.412
(↓0.026)
3
(-)
125 66
(+4)
60
(+7)
10
(+1)
10
(-)
0.242
(↓0.001)
3.190
(↓0.23)