西武(★2対8☆)楽天 =リーグ戦5回戦(2024.04.20)・ベルーナドーム=
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楽天
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西武
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勝利投手:酒居 知史(1勝0敗0S)
敗戦投手:佐藤 隼輔(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆楽天は1点を追う3回表、鈴木大と阿部の適時打で2点を挙げ逆転する。その後は同点を許すも、8回に石原の2点適時二塁打が飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・瀧中が6回2失点の好投。2番手・酒居が今季初勝利を挙げた。敗れた西武は、救援陣が振るわなかった。

◆歌手の青山テルマ(36)が、試合前にミニライブとセレモニアルピッチを行った。「西武ブルーシリーズ」と銘打った試合で、背番号「7」が入った伝統のライオンズブルーのユニホームを着用して登場。投球前にヒット曲「そばにいるね」と「何度も」を熱唱し、球場を盛り上げた。その後セレモニアルピッチのマウンドに上がり、投じたボールは大きな山なりとなって三塁方向にそれ、捕手のミットに収まった。ノーバウンド投球はならなかったが、スタンドからは大きな拍手が送られた。セレモニアルピッチを行うのは20年10月3日のDeNA対中日戦(横浜)以来2度目。投球後「チョー悔しいです。今年イチ悔しいですね。公園とかでもそうですし、けっこう練習してたんですよ。今日の朝も8時から練習してて。もし奇跡が起きたらリベンジしたいですね」と話した。

◆西武は楽天に2-8で敗れ、最下位に後退した。同点の8回に3番手左腕の佐藤隼が石原に勝ち越しの2点適時二塁打を許すなど救援陣が踏ん張れなかった。アクシデントも続いた。正二塁手の外崎が、軽い背中の張りによりベンチ外。試合では捕手古賀の頭に、相手打者の振り抜いたバットが直撃した。9回無死一塁では、山村が二ゴロを放って一塁ベースを駆け抜けた際に右太もも裏付近を痛めた様子をみせて途中交代。試合後自力で歩けず、トレーナーに付き添われ球場から引き揚げた。松井監督は「全員で助け合いながら」と次戦以降を見据えた。5安打に終わった打線で、好材料はあった。今季初昇格で2番一塁で先発した平沼が2安打をマーク。「まずは1本出てくれてよかった。ほっとしました」と汗をぬぐった。

◆楽天は投打がかみ合い、連敗を3で止めた。今季初登板初先発の滝中瞭太投手(29)が、6回5安打2失点と好投。打線は12安打で8得点を奪った。今江監督は「終わってみれば(快勝)ですけど、途中までは本当にしんどかった。滝中がよく粘ってくれた」と振り返った。21日西武戦でも勝利し、開幕から7カード目で初のカード勝ち越しを果たす。

◆今季初登板初先発した楽天滝中瞭太投手(29)の力投が、勝利を呼び込んだ。最速146キロの直球、最遅99キロのカーブを軸に47キロ差の緩急で西武打線を幻惑。6回5安打2失点でまとめた。「結果だけ見たらクオリティースタート(6回以上、自責3以内)で、初登板で十分ではあるんで、そこは1つ受け止めて、反省するところはたくさんあった」と次戦に生かす。自身に勝利はつかなかったが、チームの連敗は3でストップした。ベルーナドームと言えば滝中だ。昨年5月14日の西武戦は、9回1死までノーヒットノーランの快投。結果的に8回1/3を1安打無失点で勝利した。この日は2回に先制されたが、粘りの投球を披露。ただ、1点リードの6回2死二塁、カウント1-2からのカーブを捉えられ、追いつかれた。「バットが届くところに投げてしまったのが反省ですね。(同点打の)あの1球が悔しいです」と6回を投げ終えたところで降板。あの日以来、342日ぶりの勝利は逃したが、次戦につながる好投だった。

◆楽天が終盤の猛攻で連敗を3で止めた。2―2の八回に石原の2点二塁打で勝ち越し、九回は辰己の3点三塁打と石原の適時二塁打で突き放した。今季初登板の滝中は6回2失点で、好救援の酒居が今季初勝利。西武は救援陣が崩れた。

◆楽天・石原彪捕手(25)が2―2の八回1死一、二塁で右中間を破る決勝の2点二塁打。7―2の九回にも左翼線へ駄目押しの適時二塁打を放つなど自身初の1試合3安打をマークした。「チームも勝てたのでうれしいです。やらなあかんな、と。今年はいいスタートを切れたので、絶対やるという気持ちで臨みました」2017年ドラフト8位入団。高校通算42本塁打を放ち、172センチ、96キロの体格から「京都のドカベン」の愛称で将来を嘱望されていたが、故障もあり21―23年の3年間で1軍出場は1試合だけ。今季は既に12試合に出場し、20年の自己最多18試合を超えてキャリアハイを狙えるシーズンとなっている。今江監督は「試合に出始めて体の切れが出てきた。今のところ一番の成長を見せてくれている」と目を細める。2日の日本ハム戦ではプロ初本塁打を放つなど、8年目の捕手が大器晩成の予感を秘めている。(横山尚杜)

◆西武は2-2の八回に登板した3番手・佐藤隼輔投手(24)が石原に決勝2点二塁打を浴びた。この日は外崎が背中の張りで欠場し試合でも古賀、山村が負傷で途中交代するなどアクシデントが相次いだ。以下、松井稼頭央監督(48)の試合後の主な一問一答。--先発・隅田は6回7安打2失点「決していい状態ではなかったですけど、粘りながら投げて最少失点に抑えてくれた」--中継ぎ陣が計6失点「もちろん打たれるときもあるが、またチームとして全員で助け合いながらやっていきたい」--相手の振ったバットが頭部に当たった古賀が途中交代「脳しんとうのプログラムに入ります。医師からのそういう判断がありました」--しばらくは欠場する見込み「そうですね」--山村も九回の走塁で足を負傷「これからクリニックの方に行ってみてもらいます」

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1152 0.688
(-)
-
(-)
12575
(+3)
48
(+3)
11
(-)
16
(+1)
0.255
(↓0.006)
2.510
(↑0.02)
2
(1↑)
日本ハム
971 0.563
(↑0.03)
2
(↑0.5)
12646
(+2)
57
(-)
9
(-)
9
(-)
0.218
(↑0.001)
2.900
(↑0.18)
3
(1↓)
ロッテ
981 0.529
(↓0.034)
2.5
(↓0.5)
12548
(-)
50
(+2)
6
(-)
9
(+1)
0.243
(↓0.005)
2.540
(↑0.02)
4
(-)
ORIX
9101 0.474
(-)
3.5
(-)
12365
(+3)
54
(+3)
8
(-)
4
(-)
0.241
(-)
2.580
(↑0.02)
5
(1↑)
楽天
7111 0.389
(↑0.036)
5
(↑0.5)
12457
(+8)
76
(+2)
5
(-)
11
(-)
0.232
(↑0.006
3.790
(↑0.1)
5
(-)
西武
7110 0.389
(↓0.023)
5
(↓0.5)
12552
(+2)
58
(+8)
10
(-)
8
(+1)
0.216
(↓0.003)
2.790
(↓0.3)