広島(0対0)巨人 =リーグ戦4回戦(2024.04.19)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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巨人
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広島
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆広島の先発・九里は要所を締める投球で6回無失点の好投。一方、巨人の先発・戸郷も7回無失点の力投を見せた。両先発の降板後は広島が7投手、巨人は5投手の継投で相手に得点を許さず、3時間58分に及ぶ投手戦は0-0のまま規定により引き分けに終わった。

◆広島が8投手のリレーでスコアレスドローに持ち込んだ。先発九里亜蓮投手(32)は1週間前に自己ワーストタイ9失点した打線相手に、6回無失点。7回以降は7投手が無失点リレーで援護を待った。序盤の好機を生かせなかった打線は8回1死一、二塁も無得点。延長12回2死一塁は代走羽月がけん制に飛び出して試合終了となった。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-投手陣が頑張った新井監督 よく頑張りました。亜蓮(先発九里)がランナー出しながらも要所を締めてナイスピッチングだったと思うし、その後を継いだブルペンも本当によく頑張ったと思います。-九里投手は1週間前にやられていた相手に好投新井監督 本人も気合入っていたし、粘り強く、彼らしい投球だったと思います。ナイスピッチングだったと思います。-打線は好機をつくったが...新井監督 チャンスはね。でも、捉えた当たりが正面に行ったりして、不運な面もあった。相手もいいピッチャーなので、なかなか難しい中、各自がいい反応をしていたと思います。-9回は先頭の4番堂林選手に代打策新井監督 あそこはもう相手を見ながら、状況、イニングを見ながら、できることをやろうという感じかな。-二俣選手にプロ初安打が出た新井監督 ナイススイングだったし、本人もうれしいと思うけど、自分もうれしいです。また、次の1本を目指して頑張って欲しいですね。-12回の攻撃は、代走の羽月選手は攻めた結果だが新井監督 こちらがどんどん行けと言っているので。あそこは勇気を持ってトライした結果。

◆巨人戸郷翔征投手(24)が"リベンジ"を期し投手戦を演じた。初回2死から野間に三塁打を打たれ、次打者・4番堂林を直球で空振り三振。2回先頭・小園に右前打を許すも、坂倉を空振り三振に打ち取り、二盗を狙った小園を捕手小林が刺す"三振ゲッツー"でピンチを脱した。戸郷は「前回あまりいいピッチングができなかったので。すぐ、やり返しができるというところはすごくいいこと」と挽回した。前回登板と同じ広島との巡り合わせは、願ってもないマウンドだった。12日、東京ドームでは5回4失点で降板。1週間後、敵地での同カードに「あとあと、記憶をさかのぼって嫌な思いが何週もあるよりはいいと思いますし、僕としてはメリット。前回の反省をいかして、0に抑えられたことがよかった」と3度の3者凡退含む7回4安打無失点。「前回失点して長いイニング投げられなかったんで0でいけたのは収穫。いいイメージは与えられた」と、嫌なイメージを中6日で拭い去った。

◆広島・森下暢仁投手(26)が試合前練習に参加し、今季本拠地初登板となる20日の巨人戦に向けキャッチボールなどで調整した。「やれることをやるだけ。良いパフォーマンスを出したい」。前回登板の13日の巨人戦(東京ドーム)は6回5安打1失点と好投したが、勝敗は付かなかった。1週間前と同じカードとなることについては「よくあること」と気にすることはなかった。

◆巨人は1日に休養のためベンチスタートだった坂本勇人内野手(35)が、今季初めて5番を外れて2番に入った。捕手は2試合連続で34歳の小林が起用された。

◆巨人・戸郷翔征投手(24)が自身の2勝目を懸けて先発マウンドに上がり、7回無失点で降板。八回を終えて両チームに得点は生まれず、勝ち星はつかなかった。打たれた安打は4本で、5奪三振を記録。四回に2死一、三塁と一打先制のピンチを招いたが、6番・坂倉を三ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。前回登板は12日の同じく広島戦(東京ドーム)で、5回4失点。右腕はこの日の登板へ向け「「前回いいピッチングができなかったので、そのやり返しができるように」」と意気込んでいた。

◆両チームの投手が粘って引き分けた。巨人は戸郷が7回4安打無失点。八回は高梨が2死二、三塁を切り抜けた。広島は九里が6回2安打無失点。延長十回2死一、二塁で登板した塹江ら計8投手が好投。打線はともに決め手を欠いた。

◆先発した巨人・戸郷翔征投手(24)が7回無失点の好投。打球が直撃した左足について、「大丈夫です」と笑顔を見せた。四回1死から広島・野間の打球が左足のに直撃した。「(当たった場所は)ふくらはぎの下くらい。当たった瞬間はちょっと痛かったですけど、当たり所がよかった」と問題はなく、その後も七回まで続投。「来週も普通に投げられると思います」と語った。

◆巨人はスコアレスドローに終わった。この日、2試合ぶりのスタメンで今季初めて2番に入った坂本勇人内野手(35)は、2013年9月1日の中日戦(東京ドーム)以来2度目の6打数無安打に終わり、23打席連続無安打。スランプに陥っている。「何とかしないといけない。明日頑張ります」通算2334安打の一流打者は言葉を絞り出した。チームも勝ち星のない最近4試合で計2得点と苦しむ中、坂本は休養を挟みながらも調子が戻らない。阿部監督は「ちょっと楽なところ(打順)でと思って(5番から上位に)上げてみたけど、考えたのは僕。それでも点が入らなかったので僕のせいです。すみません」と謝罪を口にした。坂本の状態については「今が一番悪いから。経験もあるし、今より酷くなることはないと思うので、開き直ってやってくれたらいい」と復調を願った。

◆巨人は先発の戸郷が7回無失点と好投し、その後はD1位・西舘(中大)ら5人のリレーで計12イニングを無失点に抑えて引き分けた。勝ちパターンのバルドナードと大勢は温存。九回以降は得点圏に走者を置かない投球に阿部監督は「とにかくピッチャー陣が頑張ってくれたので、それに尽きる」とねぎらった。

◆巨人はスコアレスドローで4戦連続白星なし。阿部慎之助監督(45)は坂本勇人内野手(35)を2番に据える打線改造が実らず「(坂本の打順を)ちょっと楽なところでと思ったけど、考えたのは僕。点が入らなかったので僕のせいです。すみません」と謝罪した。2敗2分けの最近4試合は、全て1得点以下の計2得点。全て2失点以下の投手陣の奮闘が報われていない。深刻なのは坂本だ。この日は2013年9月1日の中日戦(東京ドーム)以来2度目の6打数無安打に終わり、23打席連続無安打に。通算2334安打の一流打者は「何とかしないといけない。明日頑張ります」と言葉を絞り出した。背番号6が立ち直ればチームも蘇る。(谷川直之)

◆0─0の延長十二回2死一塁でこの日24歳の誕生日だった広島の代走・羽月が二盗に失敗し、マツダスタジアムはため息に包まれた。今季初の引き分け。それでも新井監督は「こちらがどんどん行けと言っている。勇気を持ってトライした結果」と責めなかった。「よく頑張った。(九里)亜蓮もランナーを出したけど要所を締めてナイスピッチング。そのあとをつないだブルペンも、よく頑張った」先発・九里が6回2安打無失点で試合を作ると、2番手以降の7投手で無失点リレー。打線は6安打に抑えられ、九回以降は二塁も踏めなかったが、打球が野手の正面をつくなど「不運な面もあった」と振り返った。チームは12-14日の巨人3連戦(東京ドーム)すべてで逆転負け。本拠地で迎え撃った一戦は3時間58分に及んだが、決着付かず。20日の第2戦でうっぷんを晴らす。(柏村翔)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
中日
1062 0.625
(↓0.042)
-
(-)
12549
(-)
48
(+7)
5
(-)
3
(+1)
0.246
(↓0.001)
2.530
(↓0.27)
2
(-)
巨人
972 0.563
(-)
1
(↑0.5)
12548
(-)
35
(-)
8
(-)
9
(+1)
0.235
(↓0.009)
1.720
(↑0.14)
3
(-)
阪神
982 0.529
(↑0.029)
1.5
(↑1)
12448
(+7)
48
(-)
12
(+2)
7
(+1)
0.214
(↑0.007)
2.150
(↑0.11)
4
(-)
広島
791 0.438
(-)
3
(↑0.5)
12647
(-)
41
(-)
4
(-)
8
(-)
0.228
(↓0.006)
2.350
(↑0.2)
4
(2↑)
ヤクルト
791 0.438
(↑0.038)
3
(↑1)
12662
(+4)
53
(+3)
9
(+2)
10
(-)
0.243
(↑0.002)
2.960
(-)
6
(2↓)
DeNA
7100 0.412
(↓0.026)
3.5
(-)
12642
(+3)
71
(+4)
5
(-)
8
(-)
0.252
(↓0.002)
3.470
(↓0.06)