1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 |
ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 2 | 6 | 0 | 0 |
勝利投手:西野 勇士(2勝1敗0S) (セーブ:鈴木 昭汰(0勝0敗1S)) 敗戦投手:松本 航(1勝1敗0S) |
ロッテ戦チケット予約 | 西武戦チケット予約 |
◆ロッテは初回、山口の適時打で先制する。そのまま迎えた8回裏には、ソトの適時打で貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・西野が8回途中無失点の力投で今季2勝目。3番手・鈴木がプロ初セーブを挙げた。敗れた西武は先発・松本が好投を見せるも、打線がつながりを欠いた。
◆「宝仙堂の凄十パワーナイター」として開催され、中央競馬の藤田菜七子騎手(26)が始球式を行った。19年以来4度目の"登板"で、恒例となった背番号「775」のユニホームで登場。5年前と同様に見事なノーバウンド投球を見せた。「今日は久しぶりの始球式でちょっと緊張しました。これから試合が始まるぞという、良い雰囲気の中で始球式ができたことは良かったですし、今日は雨が降るかもと聞いていたのに良い天気になってよかったです。今日の試合、マリーンズが良い結果になるように期待して応援しています!」とコメントした。
◆ロッテ西野勇士投手(33)が7回2/3を5安打無失点に抑えて2勝目を挙げた。西武と2週連続の対戦。9日はフォークを効かせ、この日はスライダーで打者の意識を散らした。8回先頭でバウンドした打球が右太もも横に当たり、一時はベンチに下がったが続投。20年に右肘を手術し、先発再転向後では最多の116球を投げた。「116は投げられるんだと自信がついた。昨日唐川さんが完璧に抑えていて負けられないなと思った」と、前夜好投した1学年上の右腕に刺激を受けていた。▽ロッテ沢村(8回2死一、三塁のピンチを火消し)「(西野)勇士が頑張っていたのでよかったです。グッジョブどころかグレートジョブだった。私事なんですけども今朝(母方の)祖母が亡くなりまして、今みなさんの隣にいてくれる人の存在は当たり前じゃないし、大切な人を大切にしてほしいなと思います」
◆4年目のロッテ鈴木昭汰投手(25)がプロ初セーブを挙げた。2点リードの9回に登板。先頭の西武外崎に中前打を許すも4番アギラー、5番中村剛を内野ゴロに打ち取った。最後、山村の打球は右翼への大飛球となったが、フェンスギリギリで愛斗がキャッチ。左腕は「いかないでくれ~と思っていました。西野さんが守ってきた1点を守り切らないといけないと思って、しっかり腕を振りました」と話した。守護神益田が調整のため4日に登録を抹消され、抑えは台所事情によって日替わりの状態。ここまで2セーブの右腕横山が17球を投げるなど、延長戦だった前日16日に5人の救援投手をつぎ込んでいた。吉井監督は「昨日投手たくさん使っちゃったんで、元気なのが鈴木しかいなかった」と起用の理由を話したが、「よくゼロで抑えてくれた。経験を積んでいい投手になってほしい」と褒めた。チームは3連勝。3カード目の勝ち越しを決めた。▽ロッテ沢村(8回2死一、三塁のピンチを火消し)「(西野)勇士が頑張っていたのでよかったです。グッジョブどころかグレートジョブだった。私事なんですけども今朝(母方の)祖母が亡くなりまして、今みなさんの隣にいてくれる人の存在は当たり前じゃないし、大切な人を大切にしてほしいなと思います」
◆ロッテ・山口航輝外野手(23)が「5番・右翼」で出場し、一回に先制の中前適時打を放った。「チャンスで仕事が出来たので良かった。それだけです!早い回からまずは点を取れたので、しっかりこの後も打てるように頑張ります!」とコメントした。一回は1死から岡が中前打で出塁すると、ポランコが四球でつなぎ2死一、二塁。ここで3試合ぶりにクリーンナップに名を連ねた山口が、西武先発・松本の初球の外角速球を捉えた。試合前時点で今季は15試合に出場し、打率・220(59打数13安打)だった。
◆2年目の覚醒だ。ロッテ・友杉篤輝内野手(23)が3試合連続の「1番・遊撃」で出場。試合前時点で打率・340と切り込み隊長として大車輪の活躍をみせている。「まだまだこれからです。打たないと使ってもらえないので、もっともっと頑張っていきたい」天理大から2023年にドラフト2位で入団。昨季は64試合に出場し、打率・254だった。今季は初めて開幕スタメンをつかみ取ると、10日の西武戦から4試合連続でマルチ安打を記録するなど魅力の守備だけでなく打撃でも輝いている。好調の秘訣は〝二刀流バット〟にある。今季から左投手と右投手で重さの違うバットを用意。左には860グラムで、右には880グラムのものを使う。昨季はバットに当てることを意識して約820グラムと平均より軽いものを使っていたが、サブロー2軍監督から「逆(右)方向を狙うには(バットの)ヘッドが返ったら打てない。バットが軽すぎる」と助言を受けた。その中で左投手には昨季打率・196と苦戦したこともあり、バットを出しやすくするために少し軽めを装備した。すると試合前時点で対左は打率・438と成果を残している。背番号4が攻守の要となっている。この日は第1打席と第2打席がともに左飛。第3打席は投ゴロに終わった。
◆先発した西武・松本航投手(27)は、走者を背負いながらも要所を締める粘りの投球で試合を作った。「(ロッテは)思い切りの良い打者がたくさんいて、長打があるバッターが中軸を含めて多い。しっかり1個ずつアウトを取っていけるように投げたい」そう意気込んで上がった中9日のマウンドだったが、ロッテ打線に立ち上がりにつかまった。一回1死から2番・岡に中前打を浴びると1死一、二塁から山口に先制の中前適時打を許した。その後も走者を背負う展開が続いたが、なんとか踏ん張ってさらなる失点を防いだ。昨季は開幕ローテーション入りも、夏場に調子を落とし1カ月ほど2軍で調整。20試合の登板で6勝8敗、防御率3・47だった。今季は2度目の登板となった前回7日の日本ハム戦(エスコン)で8回4安打1失点の好投で初白星を手にし「リズムもよくゾーン内でしっかり勝負できた」とうなずいた。松本は7回1/3を5安打2失点と好投。しかし、打線が沈黙した。チームはこれで7連敗となった。
◆ロッテが3連勝。一回に山口の適時打で先制し、八回はソトの15戦連続安打となる適時打で加点した。西野は7回2/3を5安打無失点で2勝目。八回のピンチは沢村がしのぎ、鈴木がプロ初セーブを挙げた。西武は打線が振るわず7連敗。
◆三回、ピンチ切り抜け笑顔見せるロッテ・西野勇士=ZOZOマリンスタジアム(撮影・田村亮介)
◆ロッテは3投手が無失点リレーの好投で、3連勝。先発の西野は7回2/3を5安打無失点で2勝目。八回のピンチは沢村がしのぎ、鈴木がプロ初セーブを挙げた。沢村のヒーローインタビューは以下の通り。――気迫がこもった表情に見えたが、どんな心境だったか「とにかく集中して、やろうと思っていたのでよかったです」――打ち取った時の心境は「ほっとしました」――降板後、西野投手と言葉を交わした。無失点リレーに貢献した今の思いは「グッドジョブどころかグレートジョブだったので素晴らしいと思ったし、セットポジションに入った時に(ファンの)声が聞こえるくらい余裕があった。」――チームは3連勝。雰囲気はどう感じるか「雰囲気はいいですし、やれることは各々限られているのでそのことだけ準備して、また明後日から北海道で頑張りたいなと思います」――明後日からは日本ハムとの試合。チームはソフトバンクを猛追している中で、ファンの方にメッセージを「私事なんですけど、今朝祖母が亡くなりまして。なので皆さんの隣にいる人の存在っていうのは当たり前じゃないし、自分にとっても大切な人なので、大切にしてほしいなと思います」
◆ロッテは17日、西武4回戦(ZOZOマリン)に2-0で勝利。今季最多タイの3連勝とし、首位・ソフトバンクに1ゲーム差とした。西野勇士投手(33)が、7回2/3を投げ5安打無失点の力投。2020年に右肘の内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた右腕が、復帰後最多の116球を投げて2勝目を手にした。しみじみとした表情だった。2020年に右肘を手術してから最多の116球。西野はパワーあふれる投球で2勝目を挙げて喜びに浸った。「点差も近かったので、とにかく1イニングずつ。1人ずつ抑えていこうという気持ちで投げました。116球は投げられるんだ、という自信はついた」八回途中5安打無失点。2週続けて迎えた西武戦で巧みな投球術をみせた。前回9日は決め球にフォークボールを使い7回5安打無失点。この日は「打者の反応で何を待っているのかなんとなくわかった」と配球を変えて、スライダーを軸に四回は外崎とアギラーを2者連続で空振り三振に抑えるなど6個の三振を奪った。
◆沢村がこの日亡くなった父方の祖母にささげる火消しをみせた。1点リードの八回2死一、三塁で西野の後を受けて登板。3球で岸を三ゴロに抑えると、思い出をかみしめるように上空を見上げた。お立ち台で「私事なんですけれど、今朝、祖母が亡くなりまして」と切り出し、「皆さんの隣にいてくれる人の存在は当たり前じゃない。自分にとっての大切な人を大切にしてほしい」と神妙な面持ちで話した。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
10 | 5 | 1 | 0.667 (-) | - (-) |
127 | 63 (+4) | 38 (+4) | 9 (-) | 13 (+1) |
0.255 (↓0.003) | 2.260 (↓0.07) |
2 (-) |
ロッテ |
9 | 6 | 1 | 0.600 (↑0.029) | 1 (↑0.5) |
127 | 45 (+2) | 44 (-) | 4 (-) | 8 (-) |
0.248 (↓0.002) | 2.460 (↑0.16) |
3 (-) |
日本ハム |
7 | 7 | 1 | 0.500 (-) | 2.5 (-) |
128 | 40 (+4) | 54 (+4) | 8 (+2) | 8 (+1) |
0.216 (↓0.005) | 3.090 (↑0.01) |
4 (-) |
ORIX |
8 | 9 | 0 | 0.471 (↑0.033) | 3 (↑0.5) |
126 | 48 (+5) | 42 (-) | 6 (+1) | 4 (+2) |
0.221 (↑0.001) | 2.360 (↑0.15) |
5 (-) |
楽天 |
6 | 9 | 1 | 0.400 (↓0.029) | 4 (↓0.5) |
127 | 45 (-) | 62 (+5) | 4 (-) | 11 (-) |
0.232 (-) | 3.600 (↓0.09) |
6 (-) |
西武 |
6 | 10 | 0 | 0.375 (↓0.025) | 4.5 (↓0.5) |
127 | 45 (-) | 46 (+2) | 9 (-) | 7 (-) |
0.217 (-) | 2.400 (↑0.01) |
コメント