楽天(★0対5☆)オリックス =リーグ戦5回戦(2024.04.17)・楽天モバイルパーク宮城=
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ORIX
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楽天
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勝利投手:エスピノーザ(3勝0敗0S)
敗戦投手:岸 孝之(0勝2敗0S)

本塁打
【オリックス】頓宮 裕真(2号・2回表ソロ)

  DAZN
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◆オリックスは2回表、頓宮のソロで先制する。そのまま迎えた7回には西川の押し出し四球と頓宮の適時三塁打で4点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・エスピノーザが7回無失点の力投で今季3勝目。敗れた楽天は救援陣が崩れ、打線も好機を生かせなかった。

◆オリックス森友哉捕手(28)が今季初めてスタメンを外れた。ここまで全16試合に3~5番としてスタメン出場していた。打率1割5分3厘、0本塁打、7打点と本調子からは遠い状態。スタメンマスクは若月健矢捕手(28)がかぶる。西川龍馬外野手(29)は移籍後初めて5番となった。

◆オリックスが今季2度目の完封勝ちを飾った。先発のアンダーソン・エスピノーザ投手(26)が7回5安打無失点の好投で、リーグ単独トップの3勝目。打線は頓宮裕真捕手(27)が2回に先制2号ソロを放ち、7回は西川龍馬外野手(29)と頓宮の満塁走者一掃の三塁打で4点を加えた。前日のカード初戦は痛い逆転負けを喫したが、この日は投打がかみ合って完勝した。▽オリックス中嶋監督(3勝目のエスピノーザについて)「自信のあるボールをしっかり投げ込んでくれた」▽オリックス福田(出場3試合連続2安打に2盗塁の活躍)「(楽天岸には)前回は打たされる感じで抑えられたんで、逆方向のイメージでいって、いい結果につながった。盗塁も良かった。体も足も動いていた」

◆楽天は初対戦のオリックス・エスピノーザを打ちあぐねた。7回まで投げられ、散発5安打無得点。今江敏晃監督(40)は「初対戦ということもあって、打線も初めての球に対してうかがいながら入った分、どんどんこられて、カウントも不利になって自分たちのバッティングをさせてもらえなかった」と振り返った。具体的には、投球フォームを挙げた。「後ろが小さくポンポンってくるので、思ったよりも球が来る感覚になる。だから手が出ず、追い込まれる」。特に左バッターにその傾向を感じたという。3番の浅村栄斗内野手(33)は2安打と気を吐いた。特にタイミングの取りづらさは感じなかったが「まとまってて、いいピッチャー」と認めた。「ぼちぼち動いていた」と、手元での変化も指摘した。打線は2番手以降の投手も打てず、開幕戦以来となる0封負けを喫した。先発の岸孝之投手(39)は5回まで毎回走者を背負いながら、6回6安打1失点と踏ん張ったが援護できなかった。もっとも、今江監督は「結果的には1失点だったけど、彼らしくないなという感じ。テンポもあまり良くなかった。もっともっとテンポよくどんどん投げ込めるタイプ。次、しっかりと期待したい」と高いレベルを望んだ。岸降板後の7回は、代わった鈴木翔天投手(27)、伊藤茉央投手(23)が、いずれも四球を出し、4失点につながった。今江監督は「ゾーン内で勝負できないピッチャーっていうのは、やっぱりここのマウンドで勝負できない」と厳しかった。前日は投打がかみ合う快勝だったが、一転、完敗。連勝を逃し、今季初のカード勝ち越しは第3戦に持ち越された。

◆オリックスのアンダーソン・エスピノーザ投手(26)がリーグ単独トップの3勝目を挙げた。新外国人のデビューから3戦3勝は球団では90年シュルジー以来34年ぶりの快挙だ。実は、連勝自体が昨年まで未体験。「自分でも信じられないくらいうれしい」と敵地のヒーローインタビューで喜んだ。テンポよく無四球で楽天打線を7回無失点。動く直球に、開幕前はほぼ投げなかったカーブがこの日も効果的。走者を二塁に進めたのは7回に捕逸で許したのみ。規定投球回に達し、防御率0・45もトップの西武今井の0・43に肉薄した。活躍の裏に「アレパス」パワーがある。母国ベネズエラの伝統料理。同国出身がチームに自身を含めて4人おり、よく振る舞ってくれるセデーニョには「チームにいてくれて良かった」と感謝する。「アレパスは包むようなもので、中に何を入れてもいい。朝だったら野菜とか、昼だったら肉とか」。海外で日本選手が活躍すると「すしパワー」や「侍魂」と言われるように、ベネズエラでは「アレパスパワー」が合言葉になるという。ラーメン党でもある右腕は「チームが勝てばうれしいし、その手助けができたのが一番」。エース山本由伸が移籍した大きな穴を、先頭に立って埋めにかかっている。【大池和幸】

◆オリックス頓宮が決勝弾を含む今季最多4打点の活躍だ。2回に先制2号ソロ。フルカウントから楽天岸のチェンジアップを左翼ポール際へ、3試合ぶり1発。「追い込まれていたのでコンパクトに。自分のスイングができた」。7回は2死満塁からリードを5点に広げる右翼への3点三塁打。開幕から絶不調だったが、状態は上向き。同じく不振の森が今季初めてスタメン落ちした中で、存在感を発揮した。

◆18日の楽天戦に先発するオリックス・曽谷龍平投手(23)はキャッチボールなどで調整し、登板に備えた。「しっかり自分のピッチングをして、打線に流れを持ってこられるように」。今季初登板となった7日のロッテ戦(ZOZOマリン)では3回0/3を投げて6安打4失点で黒星。「四球で流れを持ってこれなかった」と一回に連続四球からピンチを招いて失点したことを反省点に挙げた。1年目の昨季は楽天戦2試合に先発し、勝ち負けはつかず、防御率4・05。楽天斬り&今季初白星へ「セーフティー(スクイズ)だったりスチールだったり、ランナーを出したらやっかい。ランナー出ても落ち着いて一人一人しっかり抑えていきたい」と気合を入れた。

◆両軍のオーダーが発表され、オリックスは森友哉捕手(28)が今季初めて先発を外れ、ベンチスタートとなった。ここまで全16試合でスタメン出場をしていたが、打率・153と不振だった。先発は新外国人のアンダーソン・エスピノーザ投手(26)=前パドレス3A=。ここまで2戦2勝と好投を続けており、3連勝を目指してマウンドに上がる。球団の外国人投手が初登板から3連勝すれば、1990年のシュルジー以来、34年ぶりの快挙となる。

◆オリックス・頓宮裕真捕手(27)が先制の2号ソロでチームを勢いづけた。「追い込まれていたのでコンパクトに打ちにいきました。なんとかスタンドまで届いてくれてよかったです!」。二回1死でフルカウントからの7球目、甘く入った先発・岸のチェンジアップを一閃。左翼席にたたき込んだ。2試合ぶりにスタメン復帰した試合で、13日の日本ハム戦(京セラ)以来となる本塁打を記録した。楽天モバイルパークは2022年に打率・364、6本塁打を放ったことのある球場。この日も相性の良さを発揮し、豪快なアーチを仙台の夜空に描いた。

◆オリックスは楽天に完封勝利。2試合ぶりにスタメン復帰した頓宮が4打点と大暴れした。二回に2号ソロで先制点を挙げると、七回には西川が押し出し四球で1点を追加し、なおも満塁で走者一掃の3点三塁打を放ち、突き放した。先発した新外国人のエスピノーザ(前パドレス3A)は7回無失点の好投でリーグ単独トップとなる3勝目を挙げた。球団の外国人投手が来日初登板から3連勝するのは1990年のシュルジー以来、34年ぶり。投打がかみ合い、快勝した。

◆オリックスが快勝した。頓宮が二回に先制のソロを放ち、七回には3点三塁打を放って計4打点と活躍した。エスピノーザが7回5安打無失点で無傷の3勝目。楽天は岸が6回1失点と好投したが、打線がつながりを欠いた。

◆楽天は開幕戦以来の零敗を喫した。エスピノーザに手を焼き、7回で降板するまで三塁すら踏めなかった。今江監督は「カウントが不利になって自分たちの打撃をさせてもらえなかった」と話した。岸が6回1失点と粘ったが、七回に救援陣が制球を乱して4失点。監督は「ゾーン内で勝負できない投手はここ(1軍)では勝負できない」と苦言を呈した。(共同)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1051 0.667
(-)
-
(-)
12763
(+4)
38
(+4)
9
(-)
13
(+1)
0.255
(↓0.003)
2.260
(↓0.07)
2
(-)
ロッテ
961 0.600
(↑0.029)
1
(↑0.5)
12745
(+2)
44
(-)
4
(-)
8
(-)
0.248
(↓0.002)
2.460
(↑0.16)
3
(-)
日本ハム
771 0.500
(-)
2.5
(-)
12840
(+4)
54
(+4)
8
(+2)
8
(+1)
0.216
(↓0.005)
3.090
(↑0.01)
4
(-)
ORIX
890 0.471
(↑0.033)
3
(↑0.5)
12648
(+5)
42
(-)
6
(+1)
4
(+2)
0.221
(↑0.001
2.360
(↑0.15)
5
(-)
楽天
691 0.400
(↓0.029)
4
(↓0.5)
12745
(-)
62
(+5)
4
(-)
11
(-)
0.232
(-)
3.600
(↓0.09)
6
(-)
西武
6100 0.375
(↓0.025)
4.5
(↓0.5)
12745
(-)
46
(+2)
9
(-)
7
(-)
0.217
(-)
2.400
(↑0.01)