阪神(1対1)巨人 =リーグ戦4回戦(2024.04.16)・阪神甲子園球場=
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巨人
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阪神
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆巨人は両軍無得点で迎えた3回表、山崎伊の適時打が飛び出し、先制点を挙げる。対する阪神は、1点を追う7回に1死二三塁の好機をつくると、糸原が犠飛を放ち同点とした。その後は両軍の救援陣が得点を許さず、試合は降雨コールドのため引き分けに終わった。

◆2位の巨人はここまで9勝5敗で、今日勝てばセ・リーグ10勝一番乗りになる。巨人のリーグ最速10勝は22年以来だが、新人監督で記録すれば16年の高橋監督以来で、阿部監督が球団2人目になる。また、パ・リーグではすでに小久保新監督のソフトバンクが10勝に到達。両リーグともに新人監督が10勝一番乗りすれば史上初めてになるが阿部監督も小久保監督に続けるか。

◆阪神の大改造スタメンは1日限定だった。この日から通常オーダーに戻した。1番近本光司外野手(29)2番中野拓夢内野手(27)から始まる基本の形。6番にはシェルドン・ノイジー外野手(29)が入った。14日の中日戦(バンテリンドーム)ではスタメンを"解体"。岡田彰布監督(66)が監督生活で初めて4番を変え、佐藤輝明内野手(25)を据えた。不動の4番だった大山悠輔内野手(29)は5番だった。1番には木浪聖也内野手(29)を置き、2番には捕手の梅野隆太郎(32)。近本光司外野手(29)が3番、中野拓夢内野手(27)は8番に下げていた。阪神の先発は1週間前の甲子園で今季初勝利を挙げた村上頌樹(25)。岡田彰布監督(66)は阪神の指揮官として現在通算484勝。吉田義男氏(90=日刊スポーツ客員評論家)と球団歴代2位で並んでおり、勝てば単独2位に浮上する。

◆阪神が年恒例の夏イベント「ウル虎の夏」で着用する限定のグリーンユニホームが、甲子園でお披露目された。この日からの巨人3連戦で着用する。甲子園球場100周年に合わせ、甲子園のイメージカラー「緑」を前面に押し出したもの。両サイドには「100」と「∞(無限)」を表すラインが入っている。「ウル虎の夏」は7月19~21日の広島戦、同26~28日の中日戦(ともに甲子園)で開催される。

◆11人組人気男性グループJO1が、甲子園を盛り上げた。この日試合開始前には、最新曲「Test Drive」を披露。さらにメンバーの豆原一成(21)がファーストピッチセレモニーに登板。打者役は川西拓実(24)が務め「マメー(豆原)!」と女性ファンからの黄色い声援を受けながら、ノーバウンド投球。拍手に包まれた。昨年はワンバウンドだったが「去年のトラウマがフラッシュバックしたけど『もう行くしかない!』といい感じにいけてよかったです」と喜んだ。打者役の川西は6日に、巨人本拠地のDeNA戦で登板。「ジャイアンツ・阪神ファンの皆さまに許していただき、すごく心が広いな」と感謝した。試合前に守備に就く選手を呼び込んだ河野純喜(26)は「(勝てば)もう、どんちゃん騒ぎです。あとは砂を持ち帰ろうかな」と話し、笑いを誘った。同グループはオーディション番組から結成され、昨年末には紅白歌合戦にも出場した注目のグループ。今季、阪神の勝利時に外野の照明を使った球場演出「Panasonic presents Victory Disco」のために書き下ろした「Test Drive」(先行配信中)でシーズンを通して盛り上げる。この日勝利すれば、同曲を試合後に披露する予定。

◆阪神村上頌樹投手(25)が、投手に打たれた。0-0の3回1死三塁。巨人の0番山崎伊を追い込みながらも、最後は136キロの縦変化のボールを捉えられ、中前適時打を許した。兵庫県出身の同い年対決で、先制パンチをくらった。巨人戦は過去2試合の登板で1失点も自責0で、対戦防御率0・00だったが、対巨人戦初の自責点となった。

◆阪神佐藤輝明内野手(25)が、2度の好機で連続の空振り三振に倒れた。「5番三塁」で出場。初回2死一、三塁で迎えた第1打席では、巨人山崎伊の内角低めフォークで、4回無死一、二塁からも低めのフォークに手が出て空振り三振。甲子園がため息に包まれた。

◆阪神村上頌樹投手(25)が、7回1失点の好投で役目を終えた。7回の攻撃で代打を送られた。0-0の3回1死三塁。巨人の0番山崎伊を追い込みながらも、最後は136キロの縦変化のボールを捉えられ、中前適時打を許した。兵庫県出身の同い年対決で、先制パンチをくらった。巨人戦は過去2試合の登板で1失点も自責0で、対戦防御率0・00だったが、対巨人戦初の自責点となった。しかし、1点ビハインドの7回2死二、三塁では、山崎伊をきっちりと空振り三振に仕留め、おたけびをあげた。村上はこれで3試合で防御率1・06。昨年のリーグMVP男が、状態を上げてきた。

◆阪神植田海内野手(27)が、「神回避」でピンチをチャンスに変えた。1点を追う7回、左前打で出塁したノイジーに代わって代走で出場。坂本の犠打で二塁へ進塁すると、続く木浪の投ゴロで飛び出してしまったが、山崎伊の追走を左右へのフェイントをかけながらタッチをかわし、その後挟まれながらも最後は三塁手坂本の追いタッチをかいくぐって三塁へ滑り込んで生き残った。痛恨の走塁ミスになってしまうところを、持ち味の快足を生かして「神走塁」に変えてみせた。続く代打糸原の右犠飛で本塁へヘッドスライディングで同点のホームイン。好走塁で試合を振り出しに戻した。

◆甲子園上空で雷が光り、ファンがどよめいた。1-1で同点の9回表。巨人岸田の打席で一瞬、上空が光り、球場がざわついた。このタイミングで雨も降り出した。甲子園のファンはカッパを準備するなど、悪天候でも熱戦を見守った。延長10回の開始前には、マウンドとホームにシートが敷かれ、試合が一時中断した。阪神園芸が素早く対処したが、雨は強まる一方だった。

◆阪神が降雨コールドで今季2度目の引き分けとなった。ゲーム終盤から降り始めた雨は次第に強まり、雷雨に変化。球審から試合中止が告げられ、9回が終わった時点で試合終了が告げられた。0-0の3回1死一、三塁。阪神先発の村上頌樹投手(25)が9番投手の山崎伊から二遊間にはじき返される中前適時打で先制点を献上。それでも以降は粘投を続け、7回106球を投げて5安打1失点。最終イニングは、2死一、三塁を招きながらも、再び山崎伊を空振り三振に仕留めた。無得点に抑え込まれていた打線も、快投に奮起した。7回に1死二塁の好機をつくり、8番木浪の投ゴロ野選で1死二、三塁の同点機を演出。9番村上の代打として送られた糸原健斗内野手(31)が、きっちり同点右犠飛を決めた。しかし、その後は両軍勝ち越し点を奪えず、9回が終わって1-1の同点。今季初となる甲子園での巨人戦は延長に入ることなく、9回打ち切りとなった。阪神は今季初のコールド試合。

◆9回から強まった雷雨に、阪神園芸も翻弄(ほんろう)された。9回の阪神の攻撃が終わり、延長戦に入ることが決まると、阪神園芸のスタッフがグラウンド整備に入った。だが、その瞬間に雷雨がさらに強まり、まず審判団が協議。阪神園芸と連携をとって、グラウンド整備を引き揚げさせた。午後9時に中断が発表された。マウンドとホーム付近に2枚の防水シートが用意された瞬間、豪雨となり、風も強まり、ファンは悲鳴を上げながら、銀傘の下などに避難した。

◆巨人は降雨コールドで引き分けに持ち込んだ。延長10回に入ろうとしたときに強い雨で中断。そのままコールドゲームとなった。1点を先制するも7回に守備のミスも絡んで追いつかれた。阿部監督は「ミスが出て負けなかったのが大きいかなと思います。完全負けゲームだけど」と負けなかったことに価値を見いだした。「もう1回、気を引き締めて。みんなスイッチは入ると思うので明日に期待しようかなと思います」と話した。昨季は3勝10敗と大きく負け越した"鬼門"だけに次戦につながる引き分けにする。

◆巨人山崎伊織投手(25)が二刀流で躍動した。まずはバットで魅せた。3回1死三塁の打席で2ストライクと追い込まれてから阪神村上の低め131キロフォークに腕を伸ばした。「前に飛んだら何かある。三振だけはしないようにと打った結果がヒットになってよかった」と前進守備の二遊間を破った。昨季は13イニング1得点だった天敵右腕から先制の中前適時打で"ジエンゴ"した。2日中日戦の左前適時打も含め今季2本目の適時打となった。マウンドでも7回5安打1失点と粘りの投球を続けた。唯一の失点は7回。内野の挟殺プレーのミスも絡み1死二、三塁から代打糸原に同点の右犠飛で浴びた。打たれたのは高め149キロ直球で「内野ゴロか三振が欲しかった場面で、フライを上げられた。あそこはダメだったかなと思います」と己に厳しかった。昨季は3試合先発で0勝2敗、防御率6・06と鬼門だった甲子園。プロ入り後、甲子園初勝利こそお預けとなったが、投げても打っても存在感を示した。【上田悠太】

◆阪神植田海内野手(27)が、「神回避」でピンチをチャンスに変えた。1点を追う7回、左前打で出塁したノイジーに代わって代走で出場。坂本の犠打で二塁へ進塁すると、続く木浪の投ゴロで飛び出してしまったが、山崎伊の追走を左右へのフェイントをかけながらタッチをかわし、その後挟まれながらも最後は三塁手坂本の追いタッチをかいくぐって三塁へ滑り込んで生き残った。「ピッチャーゴロで飛び出してしまったので、最悪木浪さんが二塁にいくまでは粘ってという感じで走ってました」と回想した。痛恨の走塁ミスになってしまうところを、持ち味の快足を生かして「神走塁」に変えてみせた。続く代打糸原の右犠飛で本塁へヘッドスライディングで同点のホームイン。好走塁で試合を振り出しに戻した。「藤本コーチが『いくぞ』か『いけ』と言っていたので。タッチされると思ったので(ホームベースは)右手でいきました」。この日は鳴尾浜の2軍戦に出場し、ナイターゲームに参戦。長い1日を終え「まあキツいですね」と苦笑いだった。

◆阪神森下翔太外野手が5試合ぶり今季3度目のマルチ安打と奮闘した。打順が14日の中日戦の7番から3番に戻り、1死一塁から巨人山崎伊の外角低め136キロを捉え、8打席ぶりのヒットとなる左前打をマーク。1点を追う4回先頭では外角直球を逆方向にはじき返す右前打で攻撃の起点となった。森下は「打てなかった時にどうやって修正していくかが、長いシーズン戦う上で大事。打てなかった次の試合でしっかり2本出たのはよかった」と胸をなで下ろした。山崎伊は昨季6打数無安打と苦手としていたが、「甘いボールを1球で仕留められるようにしました」と攻略につなげた。ただ、4回1死一、二塁で二塁走者だった森下は、ノイジーの二飛で飛び出して戻れず併殺となる走塁ミスでチャンスをつぶした。6、8回の打席では連続で三振に倒れ、中盤以降で課題も残した。

◆負けなかった! 阪神は今季初の甲子園での伝統の一戦を引き分けた。14日の中日戦は全打順を入れ替えたが、この日は1番近本、4番大山など従来型のオーダーに回帰。1点を追う7回に糸原の犠飛で追いついたが、8試合連続2点以下と貧打は解消されていない。試合は1-1の10回表に雨が激しくなり、そのままコールド。85年にバックスクリーン3連発が出た記念日の17日こそ、打線が目覚めてスカッと勝ちたい。すさまじい雷鳴が甲子園に響いた。悲鳴にも似たどよめきが止まらない。午後9時、雨のため試合が一時中断。今季初の甲子園での「伝統の一戦」はそのまま、降雨コールドゲームで引き分けに終わった。岡田監督はグラウンドに打ちつける雨を眺めた後、クラブハウスへと引き揚げた。なんとか1点をつかんだ。試合を動かしたのは1点を追う7回。左前打のノイジーに代走植田海内野手(27)が送り込まれた。坂本の犠打で二塁へ進塁すると、続く木浪の投ゴロで飛び出してしまう。「木浪さんが二塁にいくまでは粘って、という感じで走っていました」。山崎伊の追走をフェイントを入れてかわし、二、三塁間に挟まれながらも、最後は三塁手坂本のタッチをかいくぐって三塁に生き残った。自らの「ボーンヘッド」で好機をつぶしてしまう可能性もあったが「神回避」で1死二、三塁。代打糸原の中犠飛で、本塁ヘッドスライディングで生還した。三塁側ベンチからリクエストが要求されたが「先に手で触っている感覚はあったので」と確信の同点劇。朝から鳴尾浜で練習し、昼のウエスタン・リーグ、オリックス戦にフル出場。2安打を決め甲子園に乗り込んできた男が意地を見せた。平田1軍ヘッドコーチは「あいつの持ち味」と足を称賛。ただ、9回無死一塁では犠打を失敗し「最後、バント決めてりゃ言うことなかったけど」。サヨナラ機をつくることができず、これで8試合連続2得点以下と打てない。14日の中日戦では大山を5番起用、1番木浪、2番梅野と打線を大改造したが、3番森下、4番大山、5番佐藤輝と「通常モード」に戻した。それでも爆発力は戻らない。夏のイベント「ウル虎の夏」で着用する限定のグリーンユニホームお披露目デーを勝利で飾ることはできなかった。17日は1985年(昭60)の同日に3番バース、4番掛布雅之、5番岡田彰布の「バックスクリーン3連発」が生まれた伝説の記念日。今年は「甲子園&巨人戦&水曜日&ナイター」のすべてが39年ぶりに重なる巡り合わせだ。試合終了から約30分。嵐は過ぎ去り、グラウンドの水たまりも小さくなった。メモリアルな1日はスカッと勝ちたいところ。今度は悲鳴ではなく、歓喜の六甲おろしを響かせる。【中野椋】39年前のこの日 85年4月16日の巨人戦(甲子園)で2点を追う阪神は4回、掛布の1号ソロで追い上げ、なお2死一塁。佐野は遊撃後方に高い飛球を打ち上げた。チェンジかと思われたが、遊撃河埜がグラブの土手に当て、まさかの落球。勢いを得た阪神はこの回、木戸、真弓が本塁打を放つなど、大量7点を挙げて逆転した。阪神は翌日17日の同戦で、バース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発が飛び出し逆転勝ち。18日も巨人を下し、同一カード3連勝を飾り、日本一へのきっかけをつくった。

◆すでに甲子園上空に、雷雲がじわりと忍び寄っていた。7回に飛び出した阪神糸原健斗内野手(31)の一打は大きな意味を持っていた。代打のスペシャリストが黒星を回避した。0-1のまま終盤戦へ。粘りながら最少失点に抑えてきた先発村上を見殺しにはできない。7回。1死二、三塁の逆転チャンスがやってきた。一番の勝負どころで村上に代わってコールされたのは糸原だった。カウント2-1の打撃カウント。冷静にタイミングを取り、内角高め149キロを狙いすまして、たたいた。強くとらえた打球はライナーで右中間へ。右翼佐々木に捕球されたが、植田が間一髪でホームに突っ込み、セーフをもぎ取った。「植田に聞いてください。よく走りました。植田に感謝しています」。背番号33はそれだけ言って、ロッカールームに引き揚げた。3月31日の巨人戦(東京ドーム)で、代打で二塁にゴロを転がして打点を挙げて以来の今季2打点目。その時の走者も植田だった。俊足ランナーが塁にいる際の打撃も心得ている。岡田監督になった昨季から代打が主戦場になった。悔しさは胸に秘めるが、モチベーションは高い。完全に調整を任された8年目は初の春季キャンプ2軍スタート。逆に存在感を高めた。「はつらつとやるのがテーマですから」。アップから高卒新人らよりも声を出した。周囲を驚かせたのはキャンプ初日のフリー打撃。鋭いまなざしで打席に入り、その1球目から完璧なセンター返しをしてみせた。打ち損じのない練習を繰り返し、和田2軍監督は「あれが1軍の主力」と原口と糸原を絶賛した。完璧な準備で、仕事をこなす男がいるからチームは強い。勝利には結びつかなかったが、バットマンがあらためて存在感を示した。【柏原誠】

◆阪神4番に戻った大山悠輔内野手は3試合ぶりの安打で応えた。4回先頭森下の右前打に続いて、山崎伊の直球を中前にはじき返した。惜しくも得点にはつながらなかったが、この試合唯一の連打だった。初回1死一、二塁では中堅後方に大きな飛球を放った。打撃内容については「どうでしょうか。勝つか負けるかなのでね。また頑張ります」と短く話すにとどめた。

◆2試合ぶりにスタメン出場した阪神シェルドン・ノイジー外野手が7回の第3打席で、同点口火との左前安打を放った。山崎伊の137キロをしっかりとらえた。1打席目は遊ゴロで4回1死一、二塁の2打席目は右前に落ちそうな二飛。二走の森下が塁に戻れず、好機を逃していた。「前の2打席と一緒で、しっかりいい球が来たら振っていこうと、積極的に行きました」と振り返った。

◆阪神先発の村上頌樹投手(25)が、7回1失点の奮闘でドローに貢献した。「なかなか相手がいい投手なので、点をとれないのは分かっていた。自分が粘って勝ちに近づけるようにと投げました」3回、投手の山崎伊に痛恨の先制適時打を浴びた。だがその後はしっかり立て直し、スコアボードに0を並べた。1点ビハインドのまま、7回2死一、三塁で再び山崎伊と対戦。投手に2度も打たれるわけにはいかない。簡単に追い込むと3球目も高めの149キロ直球で空振りに仕留め、今季の阪神投手陣では一番乗りの10奪三振をマークした。自身もチームも鼓舞するように、拳を握ってほえた。「もともと(山崎伊が)打撃がいいのは分かっていた。打たれてしまったので、2点目をまた投手に打たれるのはダメ。しっかり抑えると気合を入れました」山崎伊は東洋大時代、大学ジャパンでも共闘した同学年右腕。意地と意地がぶつかる投手戦になった。昨季、巨人戦は2試合計13回で自責点0。シーズン初先発した4月12日は、7回パーフェクトの快投も披露するなど好相性を誇る。この日は16イニング目でプロ初の自責点を喫したが、山崎伊を三振に斬って降板した直後の7回に糸原が同点犠飛。負けも消え、巨人戦20回自責1のキラーぶりも継続した。4番を完ぺきに抑えていることも大きい。智弁学園(奈良)の2学年上にあたる岡本和は3打数無安打に封じた。昨季からの対戦成績はこれで7打数無安打だ。「大事なバッターですし、打たれてしまったら向こうの勢いがつくと思っていたので。しっかり岡本さんを抑えられてよかったと思います」。打率、打点、本塁打の3部門でリーグトップを走る先輩のキラーと化している。今季は初先発したホーム開幕の2日DeNA戦(京セラドーム大阪)で3回5失点を喫したものの、2戦目以降は修正。3試合の防御率は1・06と昨季のMVP右腕が安定感を取り戻している。虎の新火曜日の男が週頭の好投を続け、チームを波に乗せる。【波部俊之介】

◆阪神ハビアー・ゲラ投手が3試合連続無失点で最後を締めた。同点の9回に登板。1死から岸田に右前打を許し、犠打で得点圏に走者を進められたが、2死二塁から代打丸を中飛に仕留めた。甲子園では初となる伝統の一戦での登板で「独特の雰囲気というか、ファンの熱狂ぶりも感じましたし、その中でも0点に抑えられて自分の仕事はできたと思います」と振り返った。

◆阪神坂本誠志郎捕手が二盗阻止でチームを救った。1-1の8回無死一塁で一走の佐々木がスタートを切ったが、ストライク送球で二塁タッチアウトに仕留めた。「準備ができていたからよかったと思います」とうなずいた。先発村上の7回1失点を好リードで導き、岩崎、ゲラの無失点投球も演出した。

◆阪神岩崎優投手が「不敗神話」を継続させた。同点の8回から2番手で登板。2死から連打を浴びピンチを招いたが、坂本の頭上に飛んだ強めのゴロをジャンプして捕球し、難を逃れた。「よかったです。また明日(頑張ります)」。左腕が登板した巨人戦は18試合連続(15勝3分け)で、チームの負けなしが続いている。

◆阪神は今季初の甲子園での伝統の一戦を引き分けた。14日の中日戦は全打順を入れ替えたが、この日は1番近本、4番大山など従来型のオーダーに回帰。1点を追う7回に糸原の犠飛で追いついたが、8試合連続2点以下と貧打は解消されていない。阪神のクリーンアップ3人が、セ・リーグの規定打席到達31選手中、ワースト2位から4位に沈んだ。(28)佐藤輝明2割(29)森下翔太1割8分2厘(30)大山悠輔1割7分5厘。下にはヤクルト中村悠平(1割4分6厘)がいるだけだ。チームに3割打者が不在で(17)中野の2割5分4厘が最高。37得点はリーグ最少でチーム打率2割5厘は両リーグワーストでもがいている。これで8試合連続2得点以下。17日も同様なら、球団最長の10試合連続(59、12年の2度)にリーチとなる。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】阪神対巨人伝統の一戦はJO1のファーストピッチと村上頌樹、山崎伊織の先発で開始。3回、山崎伊織の適時打で巨人が先制も、試合はこう着。7回、阪神植田海の走塁劇で同点に追いつき、さあ延長と思われたその時...甲子園に雷鳴がとどろきあっという間に水浸し。伝統の一戦に神の裁定が下りました。

◆阪神森下翔太外野手(23)が、豪快な先制タイムリーを放った。両軍無得点の3回、2死から近本、中野が連打でつなぎ、一、二塁のチャンスから巨人赤星の内角150キロ直球を強振。打球はグングン伸び、中堅の佐々木が目測を誤り、遅れて背走するも間に合わず、頭を越えて2人の走者をかえした。森下は三塁を狙うもタッチアウト。貴重な先制打でチームに勢いをもたらした。「この試合初めてつくったチャンスでしたし、絶対モノにするんだという気持ちでした。追い込まれていましたが、しっかり自分のスイングで振りぬくことができました」この日は、1985年(昭60)の同日に3番バース、4番掛布雅之、5番岡田彰布の「バックスクリーン3連発」が生まれた伝説の記念日。今年は「甲子園&巨人戦&水曜日&ナイター」のすべてが39年ぶりに重なる巡り合わせとなっている。惜しくも柵越えはならなかったが、3連発再現へ期待をもたせる痛快な一打となった。

◆敵地に新風を吹かせる。セ・リーグ2位の巨人は、16日から甲子園での阪神3連戦に挑む。昨季大きく負け越した敵地での伝統の一戦に向け阿部慎之助監督(45)は15日、「やることは変わらない。去年は去年。今年は今年」と悠然と構えた。鬼門ウイークとなりそうだ。阪神との3連戦のあとは、19日からマツダでの広島3連戦と続く。2年連続のBクラスに沈んだ昨季は、甲子園で3勝10敗、マツダで3勝9敗と大きく負け越した。苦手意識が芽生える数字だが、現在チームは6連勝中と絶好調。勢いそのままに嫌なイメージを吹き飛ばす。投手陣の柱が先陣を切る。16日の初戦には山崎伊が先発する。川崎市のジャイアンツ球場でこの日、キャッチボール、ダッシュなどで調整した右腕は「いい勝ち方が続いているので、続けるように。先頭打者を出さない。長打をなるべく打たれない。カウントを優位に進める。この3つをテーマとして頑張りたい」と気合十分。赤星、菅野、戸郷、堀田、高橋礼の必勝ローテーションで立ち向かう。首位・中日をゲーム差なしで追う阿部巨人が鬼門打破で連勝街道を突き進む。(樋口航)

◆阪神・村上頌樹投手(25)が15日、甲子園での投手指名練習に参加した。先発する16日の巨人戦(甲子園)に向けてキャッチボールなどで調整。主砲の岡本和封じに気合をみなぎらせた。「4番に仕事をさせなければ勝つ確率は上がるし、点を取られないと思う。岡本さんに仕事をさせないようにやりたい」奈良・智弁学園高時代の2学年先輩は打率・389、3本塁打、12打点でセ・リーグ打撃部門3冠と絶好調。だが、昨季のMVP右腕に恐れはない。昨年は4打数無安打に封じ「高校時代からすごい打者だったので、より力が入るというか、無意識に気合が入っている。対戦するのは楽しい」。6連勝と勢いに乗る巨人のキーマンに仕事をさせず、昨季は初先発での7回完全投球を含め2試合計13イニングで自責点0だった難敵として今季も立ちはだかる。「(個人成績が)1勝1敗なので貯金を作れていない。まずは貯金を作れるようにやっていきたい」9日の広島戦では7回2安打無失点で今季初勝利を手にした。同じ甲子園のマウンドで2勝目を挙げ、連勝街道を切り開く。(須藤佳裕)

◆阪神・森下翔太外野手(23)が15日、16日の巨人戦から始まる甲子園6連戦に向けて意気込んだ。打線は現在7試合連続で2得点以下と元気がないが、セ・リーグトップタイの3本塁打を放つ若虎が持ち前の一発でムードを変える。鮮やかなアーチで暗雲を吹き飛ばし、本拠地での進撃を開始する。その一発で何度も虎を救ってきた。今度も鋭いスイングでチームに立ち込める暗雲を吹き飛ばす。16日の巨人戦の当日券の発売はない。甲子園の満員のスタンドを脳裏に浮かべ、森下が誓った。「ホームなのでお客さんもたくさん来てくれると思う。何とか6連戦でしっかり勝ち越したいなと思います」昨季、リーグ優勝、日本一に輝いたチームは、15試合を終えて6勝8敗1分けの4位に甘んじている。顕著なのが低調な打線だ。7日のヤクルト戦(神宮)から、7試合連続で2得点以下。チーム打率・206は12球団ワーストだ。チーム計99安打も広島と並んでセ・リーグワーストで、とにかく打てていない。岡田監督は守り勝つ野球を信条としているが、点を取らなくては勝てるわけがない。だからこそ、流れを変えることができる森下の一発に期待が懸かる。開幕から2戦連続零封負けで迎えた3月31日の巨人戦(東京ドーム)で、今季初勝利をもたらしたのは背番号1の1号3ラン。4月3日のDeNA戦(京セラ)で放った2号2ランもホーム初勝利を導いた。敗れはしたが、10日の広島戦では開場100周年を迎える今季の甲子園1号となる3号ソロ。絶望的な状況にあっても、森下が描く放物線はチームやファンにとてつもないエネルギーを与えてくれる。2試合連続無安打で打率・157と本調子とはほど遠いが、3本塁打は岡本和(巨人)、細川(中日)と並んでリーグトップ。手応え十分の一発で、岡田虎にはびこる重苦しさも、結果がでないモヤモヤも吹き飛ばす。甲子園6連戦の2戦目となる『4・17』は39年前にバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発が飛び出した日だ。くしくも相手は同じ巨人。伝説の再現に若虎は「ファンの人たちは期待してもらったらいいんじゃないですかね」と笑った。「自分はどこが相手とかは特に興味ないので。目の前の相手にしっかり勝っていきたいなと思っています」聖地に架けるアーチがすべてを変える。振り抜いたバットが巻き起こす上昇気流に乗り、虎も森下もここから一気に浮上していく。(原田遼太郎)16日からの巨人3連戦は「ウル虎の夏ユニホームお披露目試合」で、虎戦士は限定ユニホームを身にまとって戦う(ウル虎の夏2024は7月19―21日の広島戦、同26―28日の中日戦で開催)。甲子園球場の開場100周年の今年は、甲子園グリーンをベースに「100」と「∞」を掛け合わせたイエローラインを各所にあしらったデザインだ。森下は「イベントで違うユニホームを着るので、ファンの人が喜んでくれれば」と語る。昨年の「ウル虎の夏2023」で限定ユニホームを着用した6試合は打率・296、1本塁打、7打点。いつもと違う〝戦闘服〟がくれるパワーにも注目だ。

◆阪神・佐藤輝明内野手(25)が試合前練習で髭を剃って姿を披露した。14日の中日戦(バンテリンドーム)で今季初めて4番に入った佐藤輝はおしゃれなあご髭が特徴だったが、スッキリとして登場。プロ4年目の今季は15試合に出場し、打率・196、2本塁打、7打点(試合前まで)。今季初の甲子園の伝統の一戦を前に、明るい表情で打撃練習などをした。

◆阪神は打順をほぼ通常の形に戻した。14日の中日戦(バンテリンD)で打順の大幅入れ替えを敢行。近本を3番、中野を8番に据えるなどしていたが、この日は「1番・中堅」に近本、「2番・二塁」に中野と〝チカナカ〟コンビが復活。近本&中野は巨人の先発・山崎伊に対し、昨季の対戦打率がともに・375と好相性を誇る。佐藤輝も山崎伊とは昨季の対戦打率・429とイメージはいい。先発の村上は前回登板した9日の広島戦(甲子園)で7回2安打無失点の力投。昨季の日本一オーダーで連勝を狙う。

◆巨人は岸田行倫捕手(27)が「7番・捕手」で先発する。13日の広島戦(東京ドーム)以来、今季2度目のスタメンマスクとなる。

◆先発の巨人・山崎伊織投手(25)が先制の中前適時打を放った。0―0の三回1死三塁。追い込まれてから阪神・村上が投じたフォークボールを捉え、中前にはじき返した。今季初登板となった2日の中日戦(バンテリンドーム)以来、2試合ぶりの〝ジエンゴ〟打。兵庫・明石商高時代から打撃センスに定評のある左打者が、自身の地元にある甲子園で持ち前の打力が光った。

◆阪神の先発・村上頌樹投手(25)が三回につかまった。先頭の岸田に二塁打を許すと、吉川尚の中飛で1死三塁。打席に相手先発・山崎伊を迎えた。追い込んでから3球目、ウイニングショットのフォークを拾われ、二遊間を抜ける先制打。野手顔負けの打撃をみせた山崎伊に手痛い一打を許し、先制点を奪われた。村上は昨季、巨人戦2試合に登板し、13イニングを自責点0。これがプロ入り後、巨人戦での初自責点となった。

◆阪神に流れが来ない。0-1で迎えた四回。先頭の森下翔太外野手(23)が右前打を放つと、大山悠輔内野手(29)が詰まりながらもしぶとく中前に運んで無死一、二塁の好機を作った。しかし、佐藤輝明内野手(25)は空振り三振。続くシェルドン・ノイジー外野手(29)の初球。二塁後方へのライナー性の打球を吉川尚がダイビングキャッチ。二走・森下が飛び出しており、最悪の〝ダブルプレー〟となった。巨人戦では開幕カードも梶谷、岡本和の好守で敗戦。虎打線の流れを止める宿敵のファインプレーに甲子園はため息に包まれた。

◆阪神・植田海内野手(27)が〝神走塁〟で甲子園を沸かせた。0-1の七回。先頭のノイジーが左前打を放つと、代走・植田がコールされた。坂本の犠打で二進。8番・木浪の打球は投ゴロとなった。二塁から飛び出していた植田を投手・山崎伊が追い詰める。間合いを取った植田は三塁方向へ逃げた。ボールは三塁手・坂本へ。二塁を狙った木浪を見て、坂本は二塁へ送球。ボールは再び坂本へ。植田はタッチをかいくぐり、三塁へ走った。判定はセーフ。記録は投手の野選で1死二、三塁とすると、続く代打・糸原の浅い右飛で植田はホームへタッチアップ。判定はセーフ。巨人のリクエストでリプレー検証が行われたが、判定は変わらず、同点のホームインが認められると、阪神ファンから大歓声が沸き起こった。

◆阪神の先発・村上頌樹投手(25)は7回1失点だった。MVP右腕の本領を発揮した。三回1死三塁で先発・山崎伊にフォークを拾われ、二遊間を抜ける先制打を許す。昨季の巨人戦2試合に登板し、13イニングを自責点0。これがプロ入り後、巨人戦での初自責点となったが、ここから崩れなかった。四回から六回まで無失点で投げ、七回はオコエの二塁打から2死二、三塁のピンチを招くも、適時打を許した山崎伊を空振り三振に抑えて追加点を許さず。106球の熱投で10個の三振を奪い、その裏の1死二、三塁で代打を送られて降板。糸原が犠飛を放って同点に追い付いた。阪神・村上頌樹投手「投げていて感覚も調子もよかったです。先制されてしまいましたが、それ以降は何とか粘り強く投げることができました。みんなで追い付いてくれたのでこの試合も勝ちきれるようにしっかり応援します」

◆甲子園球場で今季初の伝統の一戦。前回登板で今季初勝利を挙げた巨人・山崎伊織投手(25)が、自身の連勝を懸けて先発した。一回に2死三塁とピンチを招いたが、5番・佐藤輝をフォークボールで空振り三振に仕留めた。0―0の三回1死三塁の打席では先制の中前打。昨季、最優秀防御率、新人王、MVPのタイトルを獲得した阪神・村上が投じた低めに沈むフォークボールを捉えた。チームは昨季、甲子園で3勝10敗と大きく負け越した。相性の悪い球場だが、7日のDeNA戦から6連勝を飾って敵地に乗り込んだ。山崎伊は「いい勝ち方が続いてるので、それに続けるように」とマウンドへ。約1年前の4月27日に先発した際は三回途中まで8失点。苦汁をなめ「忘れられない試合ではありますけど、自分自身はそんなに引っ張っていない」という。その言葉通り、六回まで4安打無失点と投打で躍動した。しかし、自身の先制適時打のほか打線の援護がない。1―0の七回、安打、犠打、内野ゴロ野選で背負った1死二、三塁のピンチで、糸原に同点の犠飛を許してしまった。7回5安打1失点で降板した。

◆永遠のライバル、巨人を今季初めて甲子園に迎える3連戦の初戦。開場100周年を迎える〝甲子園カラー〟のウル虎ユニホームに身を包んだ阪神・村上頌樹投手(25)が、伝統の一戦のマウンドに上がった。「投げていて感覚も調子もよかったです。先制されてしまいましたが、それ以降は何とか粘り強く投げることができました」うなりをあげるような直球に鋭く落ちる変化球を織り交ぜ、巨人打線を二回までパーフェクト。上々の滑り出しをみせた。しかし、三回は先頭・岸田に前回登板の9日の広島戦(甲子園)では有効的に使うことができたスローカーブにタイミングを合わされ、右中間方向への二塁打で出塁される。吉川の中飛で1死三塁となり、打席には東洋大時代から大学日本代表などで親交がある、投手の山崎伊。「(山崎)伊織は打撃がいいので、油断しないように投げていきたい」と話していたなかで、追い込んでからのフォークに反応され、打球は自らの足もと、そして前進守備の二遊間を抜けていった。これには思わず苦笑い。好投手と認めるからこそ許したくなかった先制点を与えたシーンだった。昨季は巨人戦で2試合に登板。2年ぶりに先発を務めた4月12日(東京ドーム)では7回完全投球と圧倒するなどし、計13回を投げて自責点ゼロ(失点1)だったが、ここで初めて対戦防御率0・00が崩れた。だが、その後の2死一、二塁では門脇を149キロ直球で見逃し三振に仕留めて最少失点で切り抜け、続く四回も智弁学園高の先輩・岡本和の内角を厳しく突いて見逃し三振に抑えこむなど、ペースをやすやすと渡しはしなかった。五回には2死から中前打を許した1番萩尾を素早いけん制で刺し、つながれれば中軸へと巡っていく場面でチャンスを作らせず。7回1失点で自己最多タイの1試合10奪三振。打線の反撃を信じて、懸命に腕を振り続けた。(須藤佳裕)

◆九回を終わって1―1で延長に突入。大雨に雷がはっきり見える悪天候の中、マウンドにシートがかぶせられ、試合は午後9時から一時中断となった。スタンドには強風で大きな雨粒が塊となって流れ込み、稲光がはっきりと見える嵐のような天候に見舞われた。試合は三回に巨人が先制したが、七回に阪神が糸原の犠飛で同点に追いついた。雨に打たれながらも延長十回の攻撃を待つ巨人の応援団の応援が響いた。

◆甲子園で行われた今季初の伝統の一戦は1-1で引き分け。三回1死三塁で巨人・山崎伊織投手(25)が自らを援護する中前適時打を放って先制。七回1死二、三塁で代打・糸原健斗内野手(31)の右犠飛で同点に追い付いた。1-1で九回終了後に雨が強くなり、一時中断。降雨のためコールドゲームとなった。一回裏 先頭の近本が四球で出塁。1死後に森下が左前にはじき返して一、二塁とした。続く大山の中堅への飛球はあとひと伸びがなく、一、三塁で佐藤輝が空振り三振で無得点だった。三回表 先頭の岸田が右中間への二塁打を放ち、吉川の中飛で三進。山崎伊が中前に運んで1点を先制した。阪0-1巨四回裏 先頭の森下が右前にはじき返す。続く大山も二遊間を破って一、二塁とした。続く佐藤輝は空振り三振。ノイジーが放った飛球を二塁・吉川がジャンピングキャッチ。二走の森下が飛び出して戻れず、チャンスが潰えた。阪0-1巨七回表 1死からオコエが右翼線への二塁打で出塁。続く岸田の打席で村上の暴投があって三進。岸田は三振に倒れ、続く吉川は申告敬遠。山崎伊の打席で吉川が二盗を決めて二、三塁としたが、空振り三振で無得点。阪0-1巨七回裏 先頭のノイジーが左前打で出塁し、代走・植田が起用される。坂本が投犠打を決めて1死二塁。木浪は投ゴロで挟殺プレーになったが、二走の植田が相手のミスを見逃さずに三塁に滑り込んで二、三塁とした。代打・糸原の右犠飛で同点に追い付いた。リプレー検証でも判定は変わらず。なお2死二塁で近本は二ゴロに倒れた。阪1-1巨同点犠飛を放った阪神・糸原「「打ったのはストレート。みんなでつないで作ったチャンスでしたし、どんな形でもいいのでランナーをかえしたいという気持ちで、必死に打ちにいきました。植田がよく走ってくれました」」九回裏 雨が強くなる中、3番手のバルドナードから先頭の佐藤輝が左前打で出塁した。植田はスリーバント失敗、坂本は左飛で2死となり、木浪は空振り三振に倒れた。阪1-1巨

◆6連勝中の巨人が、十回降雨コールドのため今季初の引き分け。阿部慎之助監督(45)は「ミスも出て負けなかったのが大きい。完全に負けゲームだけど」と振り返った。先発の山崎伊は、粘りの投球で7回1失点。だが、1―0の七回1死二塁の場面で、投ゴロ野選でピンチを広げ、代打・糸原の右犠飛で失点。後続を切り最少失点にこそ抑えたが、終盤の勝負どころでのミスが目立った。指揮官は「細かいミスが命取りになる。もう一回、気を引き締めて。みんなやるスイッチは入ると思うので、明日に期待しようと思います」と切り替え、前を向いた。

◆阪神は甲子園で行われた今季初の伝統の一戦で1-1の引き分け。十回表に雨が強くなり、降雨コールドとなった。七回、阪神・木浪聖也の投ゴロで二、三塁間に挟まれたが、巨人・坂本勇人のタッチを避けて三塁へ到達する阪神・植田海=甲子園球場(撮影・渡辺大樹)

◆巨人・坂本勇人内野手(35)は、同点につながった七回の挟殺プレーを悔やんだ。1-0の七回1死二塁。木浪の投ゴロを捕球した山崎伊が二塁走者を追いかけ、三塁へ送球。三塁の坂本が二塁へ送球した間に二塁走者が三塁へ。坂本は三塁ベースのやや三遊間寄りで二塁から送球を受け、二塁走者へタッチを試みたが空振り。打者走者は二進してオールセーフ。1死二、三塁となり、続く代打・糸原の右犠飛で同点に追いつかれた。坂本は二塁で2つのアウトを取ろうとしたとみられるが、 「1個(アウト)を取る場面でした。(山崎)伊織に申し訳ないです。ジャッジミスです」と猛省した。阿部監督は「とにかくアウトカウントを増やす場面だった。状況判断ができなかった。チームとして細かいミスがたくさんあって、伊織が頑張って投げてくれてよく1点で抑えた。もう一回気を引き締めて、明日に期待しようかなと思います」と切り替えた。

◆現役時代は阪神、南海で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(76)は貧打の中で奮闘する投手陣にエールを送った。「野球は投手次第」と言われる。でも基本は点取りゲーム。相手より1点でも多く取ったチームが勝つ。その意味で、今の阪神は厳しい。得点力不足という表現がピッタリの貧打だ。山崎伊の投球は素晴らしかったが、最近の攻撃力の弱さは深刻だ。投手陣は目いっぱい頑張っている。ただ、いつまでも頑張り続けるのは至難の業。おそらく1人、また1人、調子を落とすのではないかと心配している。何よりの懸念は岩崎&ゲラの後ろ2枚。本来なら、勝ちパターンで登板する2人が同点で登板するケースが増えている。同じ登板のように見えて本来の役割と違う状況では、明らかに負担が掛かってしまう。好投する先発陣、本来の働き場所とは違う形で頑張る後ろの2人。彼らが我慢しきれなくなることが一番怖い。一刻も早い打線の奮起が望まれる。投手陣にはエールを送りたい。江夏豊、その前の小山正明さん、村山実さんが君臨していた時代。阪神は伝統的に援護が少ないチームだった。少ない点数を投手力でカバーするのが伝統といってもいい。ただ阪神には広い甲子園という大きな味方があった。熱狂的なファンの声援もあった。結果、球史に名前が残る投手が次々と誕生した。名投手を育てた球団が阪神だ。今の先発陣には、その資格がある。もうひと踏ん張りだ。打線には波がある。必ず上向く時期が来る。信じて投げ続けて欲しい。

◆延長十回表無死降雨コールドで引き分けた。村上頌樹投手(25)は先制を許したが、7回10奪三振、1失点と力投した。七回に植田海内野手(27)の好走塁があり、糸原健斗内野手(31)の右犠飛で追い付いたが、援護は1点止まりだった。主な選手、コーチのコメントは以下の通り(成績=6勝8敗2分、観衆=4万2580人)七回に好走塁で同点のホームを踏んだ植田海「(挟殺プレーは三塁ベースカバーをしていた)キャッチャーの正面に入って、最悪(ボールが背中に)当たってくれればいいかなと思って。(犠飛での本塁生還は)タッチされそうだなと思ったので、(ホームへは)右手でいきました」植田の走塁について、藤本内野守備走塁コーチ「ギャンブルスタートをして、タッチアップのタイミングまで戻ってくれたことがありがたかったですね。かなり外野が前だったから。ゴロでしっかりスタートを切らないといけないというのもあるんですけど、そこでしっかりライナーで戻れた」植田について、平田ヘッドコーチ「本当粘ってくれたよ。最後(九回無死一塁)バント決めてりゃ言うことなかったけど」七回に代打で同点犠飛を放った糸原健斗「植田がよく走ってくれました。感謝してます」先発で7回1失点の村上頌樹「(七回の山崎伊との対戦について)投手として打撃がいいというのは分かっていた。2点目をまた投手に打たれるというのは駄目だと思ったので、気合を入れました」九回を無失点に封じたハビー・ゲラ「伝統の一戦という独特の雰囲気というかファンの熱狂ぶりも感じられました。0点に抑えられて自分の仕事はできたと思います」七回に口火を切る左前打を放ったシェルドン・ノイジー「いい球がきたら積極的に振っていこうと思っていた」2安打の森下翔太「打てなかった次の試合で、しっかり2本出たというのはよかったと思います」九回に左前打を放った佐藤輝明「いい当たりを打てたので続けていきたいです」

◆阪神・糸原健斗内野手(31)がひと振りで仕事人ぶりを発揮した。七回1死二、三塁で村上の代打で打席へ。3球見送った後の4球目、高めの直球を引っ張って右翼へ運んだ。浅いフライになったが、植田が俊足を発揮して生還。殊勲の同点犠飛にも「植田がよく走ってくれました。感謝してます。あとは植田に聞いてください!」と〝神走塁〟をたたえた。

◆阪神・坂本誠志郎捕手(30)は準備力が光った。八回1死からD3位・佐々木(日立製作所)が出塁し、続く門脇の初球でスタート。これをきっちり刺してピンチの芽を摘んだ。「バントの構えで走るというのも情報が入っていた。そういう準備ができていたから良かった」。打席では七回無死一塁でスリーバントを決め、同点劇につなぐなど、攻守で存在感を発揮した。

◆阪神・佐藤輝明内野手(25)は九回先頭の第4打席でバルドナードのスライダーを左前にはじき返した。「いい当たりが打てたので続けていきたいです」。あごひげをそり、最後に意地を見せた大砲だが、一回と四回の得点圏では山崎伊の前に空振り三振に倒れた。中断を経て引き分けに終わり「しっかり切り替えて準備して、あした、やっていきたいと思います」と力を込めた。

◆阪神のシェルドン・ノイジー外野手(29)が同点劇の起点となる一打を放った。七回先頭で2打席抑えられていた山崎伊から左前打。直後に代走・植田が送られた。「前の2打席と同じで、いい球がきたら積極的に振っていこうと思っていました」。9日の広島戦(甲子園)以来となる13打席ぶりの安打で、2試合ぶりのスタメン起用に応えた。

◆阪神・岩崎優投手(32)が同点にした直後の八回に登板。2死から連打で一、二塁のピンチを招いたが、最後は坂本を145キロで投ゴロに仕留め、ベンチでは笑顔を見せた。「ひとまず、よかったです」。今季は初登板から8試合連続無失点。引き分けに「また、明日」とサラリと言い残して、球場を後にした。

◆ミスで流れが相手に傾いたが、雨に救われた。巨人は1-1で延長十回が始まる直前に雷雨のため試合が中断となり、そのまま試合終了。今季初の引き分けに阿部慎之助監督(45)は、小さく息をついた。「完全に負けゲーム(敗色濃厚)だけど。ミスも出て負けなかったのが大きいかな」悔いは残った。1点リードの七回1死二塁での守り。木浪の投ゴロで二塁走者を二、三塁間で挟んだプレー。投手・山崎伊からボールを受けた三塁手・坂本は、二塁に追いかけながら打者走者との2人をアウトにしようと二塁へ送球。だがタイミングが合わず、その間に二塁走者も三進し、オールセーフ。無失点投球を続けていた山崎伊は、直後に糸原に同点犠飛を許した。僅差の終盤だっただけに、二塁走者のアウトが最優先。昨季終盤に遊撃から三塁へ転向した坂本は「1個(アウトを)取る(べき)場面でした。ジャッジミスです。伊織に申し訳ない」と反省を口にした。それでも6連勝は止まっていない。阿部監督は「敵地でやるときは細かいミスが命取りになる。伊織が頑張ってよく1点で抑えた。もう一回気を引き締めて明日に期待します」と切り替えた。(谷川直之)

◆阪神のハビー・ゲラ投手(28)が1-1の九回にマウンドへ。1死から右前打を許し、2死二塁とされたが、代打・丸を中飛に仕留めた。初めての甲子園での巨人戦を無失点で終え「伝説の一戦という独特の雰囲気というか、ファンの熱狂ぶりも感じられましたし、その中で0点に抑えられてよかった」とうなずいた。チーム最多の9試合に登板し、0勝1敗、2セーブ、5ホールド、防御率1・00と抜群の安定感。岩崎とのダブルストッパーで守り勝つ野球を体現する。

◆分厚い雨雲に覆われた甲子園にわずかな光が差し込んだ。湿りっぱなしの虎打線の中で、クリーンアップが3試合ぶりにそろって快音。チーム唯一の2安打を放った阪神・森下翔太外野手(23)が気を吐いた。「打てなかった次の試合でしっかり2本出たというのはよかったかなと思います」7番に降格した14日の中日戦(バンテリンドーム)は3打数無安打。それでも、再び3番に戻って一回に左前打、四回には右前打を放った。4番復帰した大山は森下に続いて四回にしぶとく中前打を放つ。3日のDeNA戦(京セラ)以来となるクリーンアップの連打。九回には5番・佐藤輝にも左前打が飛び出した。これで打率・200とした佐藤輝だが、本調子にはほど遠い。森下、大山もいまだ打率1割台で苦しんでいる。チームは8試合連続の2得点以下。この日のクリーンアップ全員安打をきっかけにする。ドライチクリーンアップの復調が勝利への最短距離だ。(原田遼太郎)

◆神の手、神の足で最大の屈辱を逃れた。阪神は延長十回表、無死降雨コールドで巨人と1-1で引き分けた。1点を追う七回に代走・植田海内野手(27)が糸原の浅い右犠飛で三塁から生還。直前は二、三塁間に挟まれながらもタッチをかいくぐった。伝統の一戦で開幕4戦3度目の零敗であれば球団初だったが、執念の走塁で回避。雨降って、そろそろ地固まれ!絶体絶命だと誰もが思った。球団史上初のセ・リーグ連覇どころか、最大の屈辱が刻まれるところだった。植田の〝神の手〟と〝神の足〟が土俵際で炸裂した。打席数を重ねるため、2軍戦に出場してから臨んだ今季初の甲子園での巨人戦。執念のドローに持ち込み、ファンの留飲を下げた。「左手だとタッチされそうだなと思ったので(ホームへは)右手でいきました」どす黒い雲が甲子園に襲いかかっていた。巨人との開幕戦から2戦連続零敗。4試合で3度となれば2リーグ分立後、球団として初めてだった。0-1の七回1死二、三塁。代打・糸原がバットに当てた瞬間、三走・植田はスタートを切ったが、右翼への飛球を見て戻り、タッチアップ-。「いくぞ!」「いけ!」三塁コーチャーを務める藤本内野守備走塁コーチの叫びで快足度が増す。巨人の中継プレーも感じ取りながら必死で右手をのばした。ヘッドスライディングで黒土にまみれる。巨人のリクエストもセーフ判定のまま。まさに本能だけだった。

◆筒香の獲得を逃した巨人は、阿部監督が阪神戦前に対応し「残念だけど彼の人生だから。いろいろな苦渋の選択をして日本に帰ってきたんだろうしね。敵にはなるけども、1年でも長く頑張ってもらいたい」と、現役時代から親交のある32歳にエールを送った。DeNAなどとの争奪戦は大きな話題を呼んだだけに「セ・リーグ、野球界がこれでもっと盛り上がればいい」と、大砲のNPB復帰を歓迎した。

◆魂の106球だった。今季初となる甲子園での巨人戦を任された阪神・村上頌樹投手(25)は7回5安打1失点。今季2勝目はお預けとなったが、十分な手応えを感じていた。「投げていて、感覚も調子自体もよかった。先制されてしまいましたが、それ以降はなんとか粘り強く投げることができました」コースを突く直球に威力があるからこそ、カットボールも鋭く落ちる変化球も生きた。二回まで完全。三回には1死三塁で、打力を警戒していた投手の山崎伊に中前先制打を許し、昨季から続いていた巨人戦での連続自責点ゼロは15イニングでストップしたが、テンポよく、制球よく投げ続け、崩れることなく投手戦を演じた。「2点目をまた投手に打たれるというのはダメだと思った。ここはしっかりと抑えないと、と気合を入れた」

◆春雷によるコールドゲームで引き分けって、天気の神様は何しとんねん!! いや、それより苦言を呈したいのは野球の神様、あなたでーす!!(怒)本日、阪神ファンにとってはバース、掛布、岡田による「1985年、伝説のバックスクリーン3連発記念日」の前夜祭。ひょっとして、これまで大不振の大山が1人で3打席連続でバックスクリーンにホームランを放つ? いやいや、0-3の崖っぷちの2死満塁からサトテルちゃんがバックスクリーンに逆転満塁サヨナラ弾をかっ飛ばす?試合前からそんなイメージを浮かべてワクワク、ウキウキしていたのに...。巨人は投手、山崎伊のタイムリーで1点。一方の阪神は七回、代走の植田がピッチャーゴロで飛び出したら巨人の守備陣がミスをやらかして...。そして代打・糸原の犠飛で1点(いい仕事をありがとう!)。伝統の一戦なのに、地味にもほどがあるやんかー!!やっぱり前夜祭にふさわしい猛虎打線の爆発が見たかった!! 第2戦は3連発の記念日。あの日を超えるバックスクリーン弾を5発くらいやったれー!!

◆巨人・山崎伊、阪神・村上。実にいい投手戦を見せてもらった。中心となっていく存在であることを、大いにアピールしたね。これぞ、がっぷり四つ。伝統の一戦にふさわしく、どちらも一歩も引けを取らない。まずもって、テンポがいい。コントロールがしっかりしていて、インハイ、アウトローといった対角線投球ができる。球界にこういう投手が増えてくれたらいいな...と心底、思ったものだ。それだけに、巨人の守りのミスはいかがなものか。七回1死二塁。木浪の投手正面のゴロで、二走・植田が飛び出し、挟殺プレーに。ところが三塁手・坂本は、一塁を回った打者走者を刺そうとして、二塁へ送球。二塁、三塁、オールセーフにしてしまった。坂本は走者2人のアウトを狙ったそうだが、あの状況ではまず、確実に二走をアウトにしないといけない。結局、糸原の浅い右犠飛で、俊足の植田が間一髪、同点のホームイン。素晴らしい投手戦にそぐわない、挟殺プレー失敗となった。まあ、逆に言うと、阪神にもまだツキが残っているのかな。(サンケイスポーツ専属評論家)

◆本日4月17日は、かの有名な(?)バックスクリーン3連発の日。1985年のこの日、バースが、掛布が、岡田が、3者連続で甲子園のバックスクリーンに打ち込んだ。厳密に言えば、掛布は左側に飛び込んでいる。だから、翌日の新聞に「バックスクリーン3連発」の見出しはない。語呂がいいから、後付けで誕生したフレーズだが、いまなお、語り継がれている。1990年代後半だったと思う。「ニュースステーション」という超人気報道番組があった。そこに在阪スポーツ紙のデスクが出演。時、まさにタテジマ暗黒時代。「阪神には、ことしこそ、バース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発のようなシーンを見せてほしいです」力説されたのだが、すかさずキャスターの久米宏さんが「もう10年以上前の話ですよ。阪神ファンってのは、いつまで、バース掛布岡田って言ってるんでしょうね。困りますねぇ」とピシャリ。ジョークのつもりだったのだろうが、トラ番キャップの立場で見ていて、実に腹立たしく、悔しい思いをした。「たぶん、われわれは永遠に『バース掛布岡田』と言っているぞ」とつぶやきながら。39年経過した令和6年も「ことしは39年前と同様に、4月17日の水曜日が、甲子園の巨人戦。あの年と一緒や」と大騒ぎしている。何年経っても「バース掛布岡田」なのだ。久米宏さん、阪神ファンのことを分かっていませんでしたね~と、再びつぶやいている私。こんな些細な話を執念深く覚えているのは、虎ソナぐらいだと思うけれど。

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
中日
942 0.692
(↑0.025)
-
(-)
12842
(+3)
30
(+2)
5
(-)
2
(+1)
0.241
(↑0.007)
1.850
(↓0.01)
2
(-)
巨人
951 0.643
(-)
0.5
(↑0.5)
12847
(+1)
31
(+1)
8
(-)
7
(+1)
0.251
(-)
1.830
(↑0.05)
3
(-)
DeNA
780 0.467
(↓0.033)
3
(↓1)
12838
(+2)
62
(+11)
4
(+1)
8
(-)
0.247
(↓0.001)
3.410
(↓0.58)
4
(-)
阪神
682 0.429
(-)
3.5
(↓0.5)
12737
(+1)
47
(+1)
10
(-)
5
(-)
0.205
(↓0.001)
2.500
(↑0.1)
5
(1↑)
広島
690 0.400
(↑0.043)
4
(-)
12842
(+11)
40
(+2)
4
(+2)
7
(+1)
0.231
(↑0.014)
2.650
(↑0.05)
6
(1↓)
ヤクルト
581 0.385
(↓0.032)
4
(↓1)
12947
(+2)
43
(+3)
4
(-)
9
(-)
0.234
(↓0.003)
2.860
(↓0.04)