1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | X | 3 | 11 | 0 | 0 |
勝利投手:橋本 侑樹(1勝0敗0S) (セーブ:マルティネス(0勝0敗6S)) 敗戦投手:清水 昇(0勝3敗2S) |
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◆中日が逆転勝利。中日は2点を追う8回裏、田中の適時打で1点差に迫る。さらに2死二三塁から相手の暴投の間に同点とすると、なおも続く好機で細川が適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・橋本が今季初勝利。敗れたヤクルトは、4番手・清水が誤算だった。
◆ヤクルトのスタメンが発表され、村上宗隆内野手(24)が、3試合連続で「2番」に入った。村上は14日のDeNA3回戦(ハマスタ)で2試合連続で2番に入ると、開幕から54打席目となる初回にバックスクリーンへ今季1号をマークした。また4番には、こちらも3試合連続でサンタナが入った。
◆パリ五輪出場を目指す陸上男子やり投げのディーン元気(32=ミズノ)が始球式を務めた。全身ドラゴンズのユニホームに身をまとい、ショートバウンドながらも139キロの剛球を披露してスタンドを沸かせた。「陸上競技とまったく違う景色で緊張しました」としながらも「(球速は)もう少し出せたかなと思う。きょうの結果はちょっと悔しいですけど、やりは飛ぶと思うので」と負けん気の強さを発揮。背番号88を背負った理由については「やり投げの日本記録が87メートル60でそれを超えることを目標にしているので」と説明した。先発した小笠原と勝野とは昨年12月に合同自主トレを行った間柄。「やはり体の能力がすごく高い。一緒にトレーニングすること以上の刺激がある」。3大会ぶりの五輪出場に向けて意欲が高まった様子だった。
◆中日高橋周平内野手(30)が6回の守備からベンチに下がった。5回表の守備でアクシデントが起きた。5回2死三塁。北村拓の三遊間寄りのゴロを捕球し、少し無理な体勢から一塁へ送球した際に痛めたものとみられる。トレーナーに付き添われ、ゆっくりと歩きながらベンチに戻った。今季は開幕から3番三塁に定着。好守で投手を盛り立て、打撃面でも好機で勝負強さを発揮し、チームの勝利に貢献していた。
◆球界最年長、44歳のヤクルト石川雅規投手の大記録は持ち越しとなった。勝てば23年連続勝利となり。目標とする山本昌、工藤公康、三浦大輔の最長記録に並び、入団1年目からでは史上初めてだったが、勝ち負けは付かなかった。5回76球6安打無失点。記録については「気にしていない」と話していたが、今季初登板のマウンドで試合をつくっただけに、ベンチでどこか悔しそうな表情を浮かべていた。直球の最速は129キロ。そこに合わせる99~129キロの多種多様の変化球。代名詞のシンカー、カットボール、カーブ、チェンジアップ、シュートなどをコースにちりばめた。かねて「今から150キロを出せるわけじゃない。いかに遅い球で打者を打ち取れるか。遅くても打者を惑わせれば、それは1つのアウトに変わりない」と理想を語る。言葉通りの幻惑投球も、なかなか打線の援護に恵まれなかった。
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◆中日高橋周平内野手(30)が足を痛め、17日にも出場選手登録を抹消される見込みとなった。立浪和義監督(54)は「足がピリッときたということで、ちょっと時間がかかりそう」と説明。代わってドラフト3位ルーキーの辻本倫太郎内野手(22)を昇格させる方針を明かした。アクシデントは5回表の守備で起きた。2死三塁、北村拓の三遊間寄りのゴロを捕球し、少し無理な体勢から一塁へ送球した際に痛め、6回の守備からベンチに下がった。今季は開幕から3番三塁に定着。好守で投手を盛り立て、打撃でも勝負強さを発揮し、チームの首位躍進に貢献していた。
◆中日が終盤の逆転劇で首位を守った。2点を追う8回、田中幹也内野手(23)の適時打と暴投で同点に追いつき、細川成外野手(25)が決勝の適時打を中前に運んだ。開幕カード2敗1分けと苦杯をなめたヤクルトから今季初白星を奪った。お立ち台に立った細川は「自分が決めてやろうと思っていた。打ててよかった」と汗をぬぐった。プロ初の猛打賞で同点のホームも踏んだ田中は「なんとしてでも1点取りたいという思いがあった。最高の結果になってよかったです」と笑みを浮かべた。44歳のベテラン石川に対して5回まで毎回安打もあと1本が出ない。先発小笠原慎之介投手(26)が7回に2点を失ったが、鉄壁の救援陣が追加点は与えない。これで2失点以内に抑える試合は11試合連続。驚異の防御力が逆転勝利を呼び込んだ。立浪和義監督(54)は「日曜日(14日阪神戦)に負けた後だけに、きょうの勝ちは大きいですね」と振り返った。
◆ヤクルト石川雅規投手(44)の23年連続勝利は、お預けとなった。今季初登板で5回76球6安打無失点。毎回走者を背負う展開に「打線にリズムを作れなかった」と課題を口にし「5回っていうのが続くと、やっぱり後ろのピッチャーに迷惑かける」と悔しさをあらわにした。高津監督も「もうちょっとイニングを行ってほしいなと思います」。いったん出場選手登録を抹消し、次回登板で偉業に挑戦する。
◆ヤクルトの8回の男・清水昇投手(27)が、リードを守り切れなかった。2点リードで登板するも、3安打3失点。「先頭を出してしまったので...甘かったのかなと思うので。次は修正していきたいと思います」と今季3敗目を喫した。高津監督は「こんなんでへこたれるとは思っていない」と、変わらず勝利の方程式の1人として起用していく方針だ。
◆ヤクルトが逆転負けを喫し、最下位に転落した。2点リードの8回から4番手で登板した清水昇投手が打者4人に3安打3失点で、1死をとっただけで降板。「そうですね、先頭を出してしまったの、甘かったのかなと思うので。次は修正していきたいと思います」と「8回の男」が、今季早くも3敗目となった。高津臣吾監督は「清水に関しては打たれることも、もちろんあるでしょうし、今シーズンちょっと続いているのはこちらも気にするし、本人も気にはなっていると思うけど、リリーフなので。また寝て起きたら明日投げないといけない仕事なので、ああだこうだ言ってられないんですよね。呼ばれたらマウンドに行くしかないので。それぐらいの強い精神力を持って行かないと、プロのリリーフピッチャーとしてやっていくのは厳しいでしょうね。こんなんでへこたれるとは思っていないです」と揺るぎない信頼の言葉を口にした。配置転換も考えておらず、今後も勝利の方程式の一角として起用していく。
◆幻惑し、封じる。らしさ満点の投球術で中日打線から凡打の山を築いた。球界最年長の44歳左腕、ヤクルト・石川雅規投手が今季初登板。5回6安打無失点と好投した。「目の前の勝利を積み重ねた結果、今があるので。一番どこの勝利がうれしいかといったら、やっぱり目の前の勝利が一番大事なので、そこは取りにいきたいですね」登板前日、そう意気込んでいた石川。毎回走者を出しても焦らず、一つずつアウトを重ねていった。二回には先頭・カリステに左越え二塁打を浴びたが、後続を抑えて最後は9番・小笠原を空振り三振。打ち気満々で来る中日打線のタイミングをうまく外した。不撓(ふとう)不屈―。石川が今季に込めた決意だ。幼少期に憧れた大相撲の大横綱、千代の富士(本名・秋元貢、故人)の相撲人生を表した言葉。「チャンスが多いわけではないけど、自分の立場にあらがって乗り越えたい」。どんな苦境でも強い意志を持って、立ち向かう覚悟がある。味方の援護がなく、史上最長となる入団1年目からの23年連続勝利はお預けとなったが、次につながる投球だった。
◆中日が逆転勝ち。0―2の八回に田中幹也内野手の適時打と暴投で追い付き、細川成也外野手の適時打で勝ち越した。2番手で好救援を見せた橋本が今季初勝利を挙げた。九回を締めたマルティネスが6セーブ目。ヤクルトは八回に清水と木沢がリードを守りきれなかった。
◆ヤクルトは16日、2ー3で中日に逆転負けを許した。先発・石川雅規は5回無失点の好投も味方の援護に恵まれず、23年連続勝利はお預け=バンテリンドームナゴヤ(撮影・沢野貴信)
◆一球一球に〝らしさ〟が詰まっていた。球界最年長の44歳左腕、ヤクルト・石川雅規投手が先発で今季初登板。味方の援護がないまま降板し、史上最長を更新する入団1年目から23年連続勝利はお預けとなったが、5回76球を投げ6安打無失点と好投した。「ヒットを打たれても、ゼロというのはいいですけど、やっぱり5回というのが続くと、後ろの投手に迷惑をかけるので、一人でも多く、もう少し長いイニングを投げられるようなピッチングをしていきたい」直球の最速は120キロ台ながら、緩急を自在に使った熟練の投球術を披露。3イニングで得点圏に走者を置くなど毎回走者を背負ったが、焦らず後続を抑えた。高津監督は「僕の中でいくつか彼の代えるポイントを決めている。もうちょっとイニングをいってほしかった」と注文をつけたが、「あれは彼しかできないピッチング」と粘りの投球を評価。一度出場選手登録を外れ、次回登板に万全を期す。石川が流れを呼び七回に2点を先制したが、八回に清水がつかまり逆転負けで再び最下位に転落。次こそは、好投を偉業達成につなげる。(赤尾裕希)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
中日 |
9 | 4 | 2 | 0.692 (↑0.025) | - (-) |
128 | 42 (+3) | 30 (+2) | 5 (-) | 2 (+1) |
0.241 (↑0.007) | 1.850 (↓0.01) |
2 (-) |
巨人 |
9 | 5 | 1 | 0.643 (-) | 0.5 (↑0.5) |
128 | 47 (+1) | 31 (+1) | 8 (-) | 7 (+1) |
0.251 (-) | 1.830 (↑0.05) |
3 (-) |
DeNA |
7 | 8 | 0 | 0.467 (↓0.033) | 3 (↓1) |
128 | 38 (+2) | 62 (+11) | 4 (+1) | 8 (-) |
0.247 (↓0.001) | 3.410 (↓0.58) |
4 (-) |
阪神 |
6 | 8 | 2 | 0.429 (-) | 3.5 (↓0.5) |
127 | 37 (+1) | 47 (+1) | 10 (-) | 5 (-) |
0.205 (↓0.001) | 2.500 (↑0.1) |
5 (1↑) |
広島 |
6 | 9 | 0 | 0.400 (↑0.043) | 4 (-) |
128 | 42 (+11) | 40 (+2) | 4 (+2) | 7 (+1) |
0.231 (↑0.014) | 2.650 (↑0.05) |
6 (1↓) |
ヤクルト |
5 | 8 | 1 | 0.385 (↓0.032) | 4 (↓1) |
129 | 47 (+2) | 43 (+3) | 4 (-) | 9 (-) |
0.234 (↓0.003) | 2.860 (↓0.04) |
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