広島(☆11対2★)DeNA =リーグ戦4回戦(2024.04.16)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
0100100002811
広島
30501011X111502
勝利投手:床田 寛樹(1勝1敗0S)
敗戦投手:ジャクソン(1勝2敗0S)

本塁打
【DeNA】宮﨑 敏郎(1号・2回表ソロ)
【広島】坂倉 将吾(2号・3回裏ソロ),石原 貴規(1号・8回裏ソロ)

  DAZN
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◆投打のかみ合った広島が快勝。広島は初回、坂倉の適時打などで3点を先制する。2点差となって迎えた3回裏には、坂倉のソロなどで一挙5点を加え、リードを広げた。投げては、先発・床田が7回2失点の好投で今季初勝利。敗れたDeNAは、先発・ジャクソンが誤算だった。

◆悪夢のような失点劇だった。DeNAアンドレ・ジャクソン投手(27)が、来日最短の2回2/3を7安打8失点でKOされた。1回は先頭の秋山、菊池を連続四球、小園の右前打で満塁とされ、堂林に押し出し四球、坂倉にも適時打を浴びるなど3点を失った。2回は無失点で立ち直ったかに見えたが、3回2死から坂倉の2号ソロで1点を奪われ、2死満塁から投手の床田に適時打を浴び、マウンドを降りた。さらには、2番手の石川が秋山に押し出し四球を許し菊池の2点適時打でこの回5点目を許した。オープン戦では無類の安定感を示したが、2試合連続のKO劇で今後に不安を抱かせた。

◆DeNAが、今季2度目の3連敗を喫し、7勝8敗で今季初の借金生活に入った。先発したジャクソンが大乱調で、来日最短の2回2/3を7安打8失点でKO。リリーフで登板した中川颯、松本凌、森原も失点し、今季初の2ケタとなる11失点を許した。打線は5番宮崎が今季初アーチを放ち、チームとしてもクリーンアップに初本塁打が生まれたが、先発床田の前に7回2得点。大量リードを奪われ、佐野、牧、宮崎の中軸は試合途中でベンチに退いた。今季2敗目を喫したジャクソンは「今日はゾーン内への投球ができずに、また試合中にアジャストできず、自分で苦しくしてしまいました。次回に向けて、自分の良い時の投球ができるように修正していきたいです」と話した。

◆DeNA牧秀悟内野手(25)が16日、主将の先輩でもある筒香嘉智外野手(32)との共闘を心待ちにした。今季からDeNAとして4代目の主将を務める牧は、2代目の主将を5年務めた筒香の復帰に「すごく楽しみ。まずはどんな人かというのを知りたいです」と話した。筒香が米挑戦後に入団したため、面識はないが「学生の時からずっと見てますし、プレースタイルは分かってる。学べるところはしっかり学んで盗んでいきたいですし、どんな野球観かというのも、一緒にやって楽しみな部分ではあります」と対面を心待ちにした。

◆広島床田寛樹投手が7回2失点で今季初勝利を手にした。序盤に大量援護をもらうと、左打者を並べたDeNA打線にストライク先行の投球。2回にソロを浴び、5回には内野ゴロで1点を失うも、それぞれ最少失点にとどめた。「次の回に点を取られたので、もったいなかった」と反省も、登板3試合目で手にした白星に「ようやく開幕したなという感じ。このまま勝ち星を重ねて行ければ」と笑った。

◆広島秋山翔吾外野手(36)が今季初の1番起用に応え、2安打含む4出塁の働きで、今季最多となる15安打11得点の打線をけん引した。1回、バースデーソングを背に打席に入ると、積極的に振りに行きながら四球を選んだ。DeNAジャクソンの出ばなをくじくと、後続が2四球2安打を重ねて3点を先制した。2回は左前打に初盗塁も決めた。3回は2死満塁から2球ファウルで粘って押し出し四球。慣れ親しんだ1番で、打者としての感性を研ぎ澄ませた。「(カウント)スリーツーになってから四球を取れない、ヒットにならない感覚があった。今日は2つスリーツーから四球を取れたので、ちょっといい方向に行くんじゃないのかなという球の見え方、入っていき方だった」。7回の右前打でマルチ安打も記録した。試合前、DeNAに筒香が復帰することが発表された。秋山も米大リーグでのプレーをへて、日本に帰ってきた。広島移籍3年目の今季は、西武時代はほとんど経験のない左翼が主戦場。「西武からの移籍だったら戸惑っていたかもしれないけど、アメリカで試合に出ていたときはレフトだった。アメリカに行った経験は、そこに生きてるなとは思います」。打撃が上がらない中でも、米国で培った左翼守備で貢献してきた。36歳の誕生日であり、スタンドには西武時代から続ける「ひとり親家庭の親子」を招待した。「いい仕事をして勝つ試合はやっぱり覚えていると思うし、活躍した試合も覚えてくれていると思うので、それが両方ともかなうように頑張りたい」。宣言通りに塁上を駆け回り、チームとファンを笑顔にした。【前原淳】

◆DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21)が16日、横浜高校の大先輩の復帰に目を輝かせた。この日、古巣復帰が正式発表された筒香は高校の先輩で「1度、ごあいさつさせてもらったことがあるくらいで、ちゃんとした面識はないです」と明かした。中3の時には、友人4人と生観戦しに行った際に、筒香のバックスクリーンへの豪快アーチを目撃し衝撃を受けた。「そういった方とやれるのは光栄ですし、楽しみです」と謙虚に話した。

◆筒香復帰の朗報が舞い込んだDeNAだったが、今季2度目の3連敗で今季初の借金生活に入った。先発ジャクソンが大乱調で序盤から劣勢を強いられた。1回に3四球と2安打で3失点。来日最短の2回2/3を7安打8失点4四球でKOされた。前回登板の9日の中日戦でも5回3失点4四球と乱れた制球を修正できず。三浦監督は「悪かったですね。四球絡みでアジャストできてなかった。今まで見た中で一番悪かった」と苦言を呈した。リリーフで登板した中川颯、松本凌、森原も失点して流れを食い止められなかった。打線は宮崎の今季1号とルーキー井上の一ゴロで2点を返すも万事休す。今季初の2ケタ11失点に沈んだ。開幕ダッシュには成功したものの直近は7戦6敗と負の連鎖が続く。指揮官は「悪いところが続いているので、早めに歯止めをかけられるようにしていかないといけない」と前を向いた。

◆DeNA宮崎敏郎内野手(35)が、今季初アーチを放った。3点を追いかける2回1死、カウント1-1から広島床田の141キロカットボールを左翼席に運んだ。「塁に出ることを意識して打席に入りましたが、結果ホームランになって良かったです」チームとして、クリーンアップに本塁打が出るのは今季初めて。筒香嘉智外野手(32=ジャイアンツFA)の5年ぶりのチーム復帰が決定した日に、中軸に待望の1発が飛び出した。

◆広島がともに今季最多15安打11得点を奪い、連敗を止めた。1回から3点を先制すると、3回には打者一巡で5得点。1番起用された秋山が2安打含む4出塁で打線をけん引し、試合終盤は途中出場の若手も結果を残した。好投しながら勝ち星を得られなかった先発床田が7回2失点で今季初勝利を手にした。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。--初回、相手の立ち上がりをつかまえ、3点を先制新井監督 初対戦だったけど、みんなよく選んだし、ナイスバッティングだったと思います。--不振だった秋山選手を1番起用新井監督 彼には経験もあるし、いろんなことを考えられる選手なので、こちらとしては真っさら状態で打席に入ってほしかったので、1番にしました。--2番の菊池選手もつないだ新井監督 ナイスバッティングだったし、(守備でも)このタイミングしかないところでジャンプしている。追い方も、さすがだなと思いますね。あれで捕れてなかったら2点入っているでしょう。流れの中で大きなプレーだった。さすがキク。--先発床田投手に初白星新井監督 1、2戦目もすごくいいピッチングをしていたけど、援護してあげられなかったのは、野手も覚えている。今日は何とか援護してやるんだという、野手の気持ちがつながった大量得点だったんじゃないかなと思います。--点差が開いた中で、途中出場の若手も結果新井監督 最初からいった選手も良かったし、あとからいった若い選手もすごくいいものを見せてくれた。いい1日だったと思います。こちらとしては何かあったら使ってあげたいと思っていた。序盤で大量得点できたので。石原もよく打ったし、(久保)修も初ヒットだしね。宇草も良いところで打ったし、マティー(二俣)も当たりは悪くなかった。みんな本当に良かったと思います。全員。--スタメンから外れた野間選手は新井監督 ちょっと体に張りがあるということなので。本人は出られるということだったけど、こちらがストップをかけた。体の張りだけなので、大丈夫だと思いますよ。

◆コイの米国帰りが存在感を示した。広島秋山翔吾外野手(36)が今季初の1番起用に2安打含む4出塁で、今季最多となる15安打11得点の打線をけん引した。打撃不振の中、慣れ親しんだ打順で持ち味を発揮。今季初盗塁まで記録し、連敗ストップに大きく貢献した。スタンドには、西武時代から続ける「ひとり親家庭の親子」を招待。筒香の復帰に沸いていたDeNAを沈め、自身36歳の誕生日を勝利で祝った。バースデーソングを背に、1回の打席に向かった。今季初めて1番に入った秋山は、積極的に振った。ファウルで粘って四球を選び、DeNAジャクソンの出はなをくじいた。攻めた結果の四球に、味方打線は2四球2安打を重ねて3点を先制。連敗の悪い空気を断ち切った。さらに2回は左前打に、初盗塁も決めた。3回は2死満塁から追い込まれながらも、2球ファウルで粘って押し出し四球で追加点をもぎ取った。「(カウント)スリーツーになってから四球を取れない、ヒットにならない感覚があった。今日は2つスリーツーから四球を取れたので、ちょっといい方向にいくんじゃないのかなという球の見え方、入っていき方だった」。慣れ親しんだ1番で打者としての感性を研ぎ澄ませた。7回にも右前打を放ち、2日ヤクルト戦以来のマルチ安打とした。試合前まで打率2割と低調だったが「まっさらな状態で打席に入らせてあげたかった」という新井監督の思いに結果で応え、前戦まで1試合平均2・2得点だった打線のけん引役を担った。対するDeNAは筒香の復帰が決まった。秋山も大リーグでのプレーをへて、日本球界に復帰。広島移籍3年目の今季は、西武時代ほとんど経験のない左翼を主戦場とする。「西武からの移籍だったら戸惑っていたかもしれないけど、アメリカで試合に出ていたときはレフトだった。アメリカに行った経験は、そこに生きてるなとは思います」。打撃の調子が上がらない中でも、米国で培った左翼守備で貢献してきた。スタンドには「ひとり親家庭の親子」を招待した。自身もひとり親家庭で育った経験から、西武時代から続けている。「いい仕事をして勝つ試合はやっぱり覚えていると思うし、活躍した試合も覚えてくれていると思うので、それが両方ともかなうように頑張りたい」。この日誕生日を迎えた36歳は宣言通りに塁上を駆け回り、チームとファンを笑顔にした。【前原淳】▽広島久保(途中出場から8回にプロ初安打)「やっと打てたという感じです。あとは勝ちの試合のマツダスタジアムで打ててすごくうれしいです。(記念球は)両親にあげようかなと思います」▽広島坂倉(2号ソロを含む今季初猛打賞)「今日は今日で。明日が一番大事になる。(本塁打は)今シーズン初めて芯に当たったので良かったです」

◆DeNAは、試合前に筒香復帰の朗報が舞い込んだが、今季2度目の3連敗で今季初の借金生活に入った。先発ジャクソンが、大乱調で来日最短の2回2/3 8失点でKO。リリーフで登板した中川颯、松本凌、森原も失点し、今季初の2ケタ11失点に沈んだ。三浦監督は「ジャクソンは悪かったですね。四球絡みでアジャストできてなかったし、今まで見た中で一番悪かった」と苦言を呈した。打線は宮崎が今季初アーチを放ち、チームとしてもクリーンアップに初本塁打が生まれたが、先発床田の前に7回までに2得点。3カード連続勝ち越しで開幕ダッシュに成功したが、直近は7戦6敗と負の連鎖が続き、投手陣は2戦で計20失点を喫した。三浦監督は「悪いところが続いているので、早めにここで歯止めをかけられるようにしていかないといけないです」と引き締めた。

◆広島・秋山翔吾外野手が36歳の誕生日に合わせ、県内在住のひとり親家庭の家族13組30人を球場に招待。試合前には球場内の施設で観戦券を手渡し、写真撮影やサインでおもてなしした。「今日は僕の誕生日なので、皆さんと良い1日にしたいです。僕の登場曲は『ガンバレ!』と言ってもらうところがあります。周りの人が言っていなくても、大きい声で言ってもらいたいと思います」本拠地で打席に入るときの曲はザ・ブルーハーツの「人にやさしく」を使っている。西武時代から慣れ親しんだ曲で曲終わりにファンが歌詞に合わせて「ガンバレ!」というコールをするのが定番。交流会の最後には招待した家族から誕生日のお祝いで花のブーケを受け取り、締めのあいさつでは大きな声援をおねだりした。自身も母子家庭で育った経験を踏まえて、西武時代に「野球観戦を通じて親子の時間を楽しんで過ごしてほしい」との願いを込めてこの活動を始めた。広島では昨年に続き2年目で、今年は1試合30人、この日を含めて4試合で計120人を招待する。

◆まさに、独り相撲だった。DeNAの新外国人、アンドレ・ジャクソン投手(27)の来日3度目の先発は三回途中7安打8失点、4四球でノックアウトされた。一回先頭から2者連続四球を与えるなど制球が定まらず、3四球が絡みいきなり3失点。二回は失点こそなかったが秋山に無警戒で二盗を許し、三回は2死無走者から坂倉に被弾。その後も連打と暴投でピンチを広げ、最後は投手の床田にも適時打を浴びて降板が告げられた。オープン戦では2試合に登板し無失点。四球も1つのみで、練習試合登板を含めて異国のマウンド、公式球でも大きく制球が乱れる場面はなかった。常時150キロを超える直球とチェンジアップを武器にゲームメーク能力をアピールし、開幕ローテーション入りを果たした。しかし、前回9日の中日戦(横浜)でも5回4四球と苦しみ、3失点で黒星(1勝1敗)。「直球のコマンド、コントロールを磨いてきた」と修正を試みて敵地のマウンドに上がったが、結果を残すことはできなかった。

◆DeNAが米大リーグのジャイアンツを自由契約となった筒香嘉智外野手(32)との契約を発表したこの日、七回の攻撃前に球団歌が流れる中でファンが思い思いのタオルを掲げる「ラッキー7」で、ビジター応援席に詰めかけた多くのファンが早速、渡米前の筒香のタオル掲げて古巣復帰を歓迎した。広島2連戦後の18日午後6時からは、横浜スタジアムで入団会見が行われる。

◆DeNAは16日、広島に2ー11で敗れた。二回、今季1号ソロを放った宮﨑敏郎=マツダスタジアム(撮影・根本成)

◆広島が連敗を3で止めた。床田寛樹投手は7回2失点で今季初勝利を挙げた。打線はともに今季最多の15安打11得点。一回に坂倉の適時打などで3点。三回は坂倉のソロ、床田の適時打などで5点を加えた。DeNAはジャクソンが乱調だった。

◆広島がともに今季最多の15安打11得点の爆勝で連敗を止めた。来場者2万人限定で新井監督のボブルヘッド人形が配布された一戦。自身の36歳の誕生日、そして「ひとり親家庭の親子」30人を招待した日に活躍した秋山はお立ち台で喜びをかみしめた。「チームも勝ちましたし、僕としても仕事ができた。くそうれしい一日になりました!!」野間が体の張りで欠場し、今季初の1番で出場した。0─0一回にジャクソンから四球を選び、その後堂林の押し出し四球で先制のホームを踏んだ。二回には左前打を放つと、二塁へ走り今季初盗塁。三回は押し出し四球で打点を挙げ、七回には右前打を放ってバースデーマルチをやってのけた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
中日
942 0.692
(↑0.025)
-
(-)
12842
(+3)
30
(+2)
5
(-)
2
(+1)
0.241
(↑0.007)
1.850
(↓0.01)
2
(-)
巨人
951 0.643
(-)
0.5
(↑0.5)
12847
(+1)
31
(+1)
8
(-)
7
(+1)
0.251
(-)
1.830
(↑0.05)
3
(-)
DeNA
780 0.467
(↓0.033)
3
(↓1)
12838
(+2)
62
(+11)
4
(+1)
8
(-)
0.247
(↓0.001)
3.410
(↓0.58)
4
(-)
阪神
682 0.429
(-)
3.5
(↓0.5)
12737
(+1)
47
(+1)
10
(-)
5
(-)
0.205
(↓0.001)
2.500
(↑0.1)
5
(1↑)
広島
690 0.400
(↑0.043)
4
(-)
12842
(+11)
40
(+2)
4
(+2)
7
(+1)
0.231
(↑0.014
2.650
(↑0.05)
6
(1↓)
ヤクルト
581 0.385
(↓0.032)
4
(↓1)
12947
(+2)
43
(+3)
4
(-)
9
(-)
0.234
(↓0.003)
2.860
(↓0.04)