巨人(☆2対1★)広島 =リーグ戦3回戦(2024.04.14)・東京ドーム=
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広島
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巨人
00200000X2611
勝利投手:高橋礼(2勝0敗0S)
(セーブ:大勢(0勝0敗4S))
敗戦投手:ハッチ(0勝2敗0S)

本塁打
【巨人】萩尾 匡也(2号・3回裏2ラン)

  DAZN
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◆巨人が6連勝。巨人は1点を先制された直後の3回裏、萩尾の2ランで逆転に成功する。投げては、先発・高橋礼が7回2安打1失点の力投。その後はバルドナード、大勢の継投でリードを守り、高橋礼は今季2勝目を挙げた。敗れた広島は、先発・ハッチが好投するも、打線が沈黙した。

◆広島が今季2度目の同一カード3連敗を喫した。借金は最多4で、最下位に転落した。3回に安打で出塁した矢野が三盗を決め、内野ゴロの間に先制。だが、直後の3回に先発ハッチが逆転2ランを被弾した。ハッチは来日最長6回を2失点も、4回以降は巨人高橋礼の前に無安打に抑えられた打線が最後まで得点を奪えずに2敗目となった。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-ハッチ投手は好投した新井監督 ナイスピッチング。しっかりゲームをつくってくれたし、ナイスピッチングだったと思います。-打線について新井監督 (ハッチを)援護してあげたかったけどね。なかなか点を取られていないピッチャーだったからね。また次回、援護してあげられるようにやっていきたいです。-下手投げの巨人先発高橋礼投手を攻略できなかった新井監督 適度に荒れてたので、絞りづらかったというのはあるかもしれない。-3回の先制点は狙い通りか新井監督 事前に準備はしていたし、矢野もよく行ってくれたと思う。ヒット1本で1点かな。先制点に関しては、いい攻撃ができたと思います。-得点に苦しんでいる新井監督 まあ、これは我慢して辛抱して状態を上げていくことかな。各自がね。-2戦連続先発の矢野選手が打撃でも結果を残している新井監督 今日のバッティングもそうだけど、守備はスペシャルだし、走塁もね。意欲をもって次の塁を狙ってるので、相手からしたらすごく嫌な存在になってきつつあると思う。これは彼が頑張って、今はショートで出てるっていうことかな。

◆広島が逆転負けで今季2度目の同一カード3連敗を喫した。最下位転落となり、借金は今季最多の4となった。3回に小技を絡めて先制したが、逆転を許した4回以降は巨人先発高橋礼の前に無安打。8回に2番手バルドナードから1死二塁と得点機をつくったが、後が続かなかった。新井監督は1試合平均2・2得点と低調な打線に「我慢して辛抱して状態を上げていくことかな」と選手個々の奮起を期待した。▽広島ハッチ(先発で6回2失点も2敗目)「1球だけのミスを(萩尾に)打たれてしまって、もったいなかった。いろいろ難しい面もあったけど、次につながる登板だったと思います」

◆巨人高橋礼投手(28)が1086日ぶりの白星から中6日で2連勝を収めた。3回に先制点を奪われ移籍後初失点を許すも、直後の攻撃で自身の内野安打から萩尾の逆転2ランにつなげた。前回バッテリーを組んだ大城卓ではなく、この日は小林とのコンビで7回2安打1失点。高橋礼は「来週もまた同じ相手の広島なので、やり返されないようにこちらもレベルアップして臨みたい」と次を見据えた。

◆巨人が新方程式で6連勝をつかんだ。セットアッパーの中川が左膝痛で登録抹消。代わって8回を担った左腕・バルドナードが先頭に安打を許すも後続を断ち切り、開幕から7試合連続無失点に抑えた。これで全5球団と対戦が一巡し、9勝5敗の貯金4。首位中日にゲーム差なしと肉薄し、阿部監督は「出来過ぎっちゃ出来過ぎだし、また気を引き締めてやっていきたい」と受け止めた。

◆巨人2年目の萩尾匡也外野手(23)が東京ドーム初アーチで22年4月以来、2年ぶりの6連勝に導いた。1点を追う3回1死一塁、2ストライクから広島ハッチの132キロスライダーを芯に乗せた。左中間への逆転2ランは本拠地での初弾。「今日も相変わらず、三振からスタートしてしまって必死でした」とお立ち台からの景色をかみしめた。バットを一握り短く持った。伏線は初回先頭打者で151キロ直球を見逃し三振。第1打席は11日ヤクルト戦から4試合連続の三振となった。試合前、二岡ヘッド兼打撃チーフコーチに「セカンドゴロを打て」と指令を受けたが、初見の投手に打球を前にも飛ばせず。ベンチに戻ると、00年にリーグ優勝決定サヨナラ弾を放つなど東京ドームで歴代10位の87発の同コーチから「真っすぐが強い。少し短く持ったら」とアドバイスされた。次打席で実践し、即結果を導いた。東京ドームの申し子たちから教えを受けてきた。同1位219本塁打を誇る阿部監督からは「打席の中での待ち方など野球脳を勉強させてもらってます」と吸収。同2位176発の高橋由伸氏は慶大の先輩で、昨秋に「とにかく走れる体を作っておくことが一番」と助言され、オフはポール間を10本以上走り込んだ。キャンプは同5位146本の松井秀喜氏からタイミングを取る際のバットの位置を学んだ。同7位113発の清原和博氏の長男正吾は慶大の2年後輩で、卒業時にアンダーシャツを贈った。佐々木、門脇、泉口含め入団2年目以内が4人が並んだスタメンでひときわ輝いた。「もっと活躍し、連勝を伸ばしていけるように」。昨季16打数1安打とはね返された1軍の壁を突破した2年目のヒーローが、首位中日とゲーム差なしに肉薄したチームの勢いを加速させる。【上田悠太】

◆巨人はドラフト4位・泉口友汰内野手(24)=NTT西日本=が「6番・三塁」でプロ初先発する。正三塁手の坂本は今季初のベンチスタート。13日に代打でサヨナラ打を放った大城卓もベンチスタートで、スタメンマスクは34歳の小林に託された。

◆巨人・萩尾匡也外野手(23)が逆転の2号2ランを放った。1点を追う三回1死一塁。広島先発・ハッチが投じた高めのスライダーを一閃。左翼席中段までかっ飛ばした。プロ初本塁打を放った3日の中日戦(バンテリンドーム)以来の一発で先発の高橋礼を援護した。

◆広島・矢野雅哉内野手(25)が打って走っての活躍で先制点をもぎ取った。「8番・遊撃」で出場し、0-0の三回先頭で三塁内野安打を放つと、ハッチの送りバントで二塁へ。さらに野間への3球目に三塁へ頭から滑り込み、今季初盗塁に成功。強肩で知られる巨人の捕手・小林が送球できないほどの完璧な三盗を決めると、一ゴロの間に本塁へ突入し生還。巨人・高橋礼は今季15イニング目で初めて失点した。

◆巨人が連勝を6に伸ばした。0―1の三回に萩尾の2点本塁打で逆転した。高橋礼は無四球でテンポ良く打たせて取り、7回2安打1失点で2勝目。広島は3連敗。八回の同点機であと一本が出ないなど、打線が散発3安打と低調だった。

◆巨人は逆転勝ちで同一カード3連勝を飾り、連勝自体も「6」に伸ばした。阿部慎之助監督(45)はこの日、左膝の痛みを訴えて出場選手登録を外れた中川皓太投手(30)について「開幕当初からずっと言っていたんだけど、限界が来たようなので。それだったらまだ4月ですし、しっかり治して、いい調整して戻ってきてくださいとは言った」と説明した。中川は勝ちパターンの一角を担いながらも、今季はすでに2敗と本調子ではなく、13日の第2戦では1点リードの七回に登板し、2失点していた。代わりに好調の左腕、バルドナードが勝ちパターンの一角を任され、この日も1点リードの八回を抑えた。指揮官はまた、今季初のベンチスタートとなった正三塁手の坂本勇人内野手(35)にも言及。試合前練習は通常通り行ったものの、試合には出場しなかった坂本について「やっぱりけがされては困る選手なので。しっかり休養を取りながら(起用する)。その時に若い選手がチャンスだと思うので、そういうところでアピールしてほしい」と、ベテランの負担を考慮したコンディショニングの一環であると語った。この日はドラフト4位・泉口が三塁でスタメン出場した。チームは9勝5敗で首位・中日にゲーム差なしと肉薄。阿部監督は「もうね、出来すぎっちゃ出来すぎだし、また気を引き締めてやっていきたい」と次戦を見据えた。

◆広島は今季2度目の同一カード3連敗を喫した。借金は今季ワーストの4に膨らみ、最下位転落。三回に矢野が三盗を決め、野間の内野ゴロの間に生還して先制したが、その裏に先発・ハッチが2ランを被弾。四回以降は好機を生かせず、1点差で敗れた。試合後の新井貴浩監督(47)の主な一問一答は次の通り。──先発・ハッチは6回4安打2失点で今季2敗目「しっかりゲームをつくってくれたし、ナイスピッチングだったと思いますよ」──打線は巨人・高橋礼らの前に3安打1失点「援護してあげたかった。なかなか点を取られていないピッチャーだったから、2試合(12回無失点)。また次回、援護してあげられるようにやっていきたいです」──高橋礼はアンダースロー。タイミングを取るのが難しい「そうやね。結構、適度に荒れていたんで絞りづらかったというのはあるかもしれない」──塁に出ると足を使った「もちろん」──三回の先制点は狙い通り「そうよね。事前に準備はしていたし、矢野もよく行ってくれたと思うし、ヒット1本で1点かな。先制点に関しては良い攻撃ができたと思います」──打線は得点に苦しんでいる「我慢して、辛抱して状態を上げていくことかな。各自がね」──矢野は攻守で活躍「今日のバッティングもそう。守備はスペシャルだし、走塁も意欲をもって次の塁を狙ってくるんで、相手からしたらすごく嫌な存在になってきつつあると思うね。これは彼が頑張って今はショートで出ているっていうことかな」

◆若武者の一振りが試合を決めた。1点を追う三回に巨人・萩尾匡也外野手(23)が左翼席へ逆転の2号2ラン。2年目の右打者はお立ち台で頭をかいた。「きょうも相変わらずの三振でスタートしてしまって、必死でした」4試合連続で1番に起用されたが、この日も含め第1打席は全て三振。打撃の指導を仰ぐ二岡ヘッド兼打撃チーフコーチから試合前に「きょうはセカンドゴロを打ってこい」と告げられていた中、またも〝三振スタート〟となったが、逆に火がついた。慶大時代から鈴木誠也(現カブス)を手本とする癖のないフォームに、プロ入り後は長野、坂本、岡本和ら右打者を見て技術を吸収。ベンチでは大きな声を出し、練習中は笑顔を絶やさない元気印が、巧打と明るさでレギュラーをつかむ。(谷川直之)正三塁手の坂本が今季初めてベンチスタートとなり、出場もなかった。阿部監督は「けがされては困る選手なので。休養を取りながら」と35歳のベテランを温存した意図を説明した。代役として「6番・三塁」でプロ初先発したD4位・泉口(NTT西日本)は3打数無安打だった。

◆日曜日の使者だ!! 巨人は14日、広島3回戦(東京ドーム)に2-1で勝利。昨年6月以来となる6連勝で首位・中日にゲーム差なしの2位につけた。新加入の高橋礼投手(28)が7回2安打1失点の好投で2勝目をマーク。新天地で再起を期すサブマリン右腕が、ソフトバンク時代にも経験のある〝サンデー登板〟で輝きを放った。東京ドームに〝サンデー高橋〟が降臨した。7回1失点で2連勝。2週連続のお立ち台で4万人を超えるホームの観衆から万雷の拍手を浴び、?を緩めた。「守備に助けられ勇気づけられた。細かい修正点はたくさんあるが、全体的に目指している(投球の)70点ぐらい。ストライク先行でいけたのがよかった」下手から投じる130キロ台中盤の直球とシンカーで広島打線を翻弄した。三回1死三塁から内野ゴロで先制点を与え、今季15イニング目で初失点したが、四回以降は一人の走者も許さず被安打はわずか2。三回の打席では自ら内野安打を放ち、萩尾の逆転2ランを呼び込んだ。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
中日
842 0.667
(↓0.06)
-
(-)
12939
(+1)
28
(+2)
5
(-)
1
(-)
0.234
(↓0.006)
1.840
(↓0.01)
2
(-)
巨人
950 0.643
(↑0.028)
0
(↓1)
12946
(+2)
30
(+1)
8
(+1)
6
(-)
0.251
(↓0.002)
1.880
(↑0.07)
3
(-)
DeNA
770 0.500
(↓0.038)
2
(-)
12936
(-)
51
(+9)
3
(-)
8
(-)
0.248
(-)
2.830
(↓0.01)
4
(-)
阪神
681 0.429
(↑0.044)
3
(↑1)
12836
(+2)
46
(+1)
10
(-)
5
(-)
0.206
(↓0.004)
2.600
(↑0.11)
5
(1↑)
ヤクルト
571 0.417
(↑0.053)
3
(↑1)
13045
(+9)
40
(-)
4
(+1)
9
(-)
0.237
(↑0.002)
2.820
(↑0.24)
6
(2↓)
広島
590 0.357
(↓0.028)
4
(-)
12931
(+1)
38
(+2)
2
(-)
6
(+1)
0.217
(↓0.007)
2.700
(↑0.03)