DeNA(★0対9☆)ヤクルト =リーグ戦3回戦(2024.04.14)・横浜スタジアム=
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ヤクルト
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DeNA
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勝利投手:ヤフーレ(3勝0敗0S)
敗戦投手:大貫 晋一(0勝3敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(1号・1回表ソロ)

  DAZN
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◆ヤクルトは初回、村上のソロが飛び出し、先制に成功する。その後2-0となって迎えた7回表には、サンタナとオスナの連続適時打などで一挙7点を追加し、試合を決定づけた。投げては、先発・ヤフーレが6回無失点の好投で今季3勝目。敗れたDeNAは、攻守に精彩を欠いた。

◆ヤクルトは新外国人のヤフーレが先発。ここまでヤフーレは3月31日中日戦、4月7日阪神戦に先発して2勝0敗。外国人投手が来日初登板から3戦3勝すれば18年ヤングマン(巨人)以来でヤクルトでは95年ブロス以来2人目になる。ブロスは4月9日巨人戦、同16日広島戦、同23、30日阪神戦と、開幕から毎週日曜日に先発して4戦4勝した。同じく日曜日に先発するヤフーレがブロスに続けるか。

◆ヤクルトのスタメンが発表され、村上宗隆内野手(24)が、2試合連続で「2番」に入った。村上は13日のDeNA2回戦(ハマスタ)で、人生初の2番に入ると、開幕から53打席目で今季初打点をマークした。高津臣吾監督(55)は13日の同戦後に「チーム事情で彼を4番から外すことはしたくなかった。彼もスッキリしないところがずっと続いていたので、気分転換も含めて、何かのきっかけにしてくれたら」と説明。試合前にコーチ陣からの提案があり、大きな一手を投じていた。一方で村上は開幕から53打席連続、12試合連続でノーアーチが続いてる。今日こそ、放物線を描きたい。また4番には、こちらも2試合連続でサンタナが入った。

◆HiHi Jetsの高橋優斗(24)が、DeNA-ヤクルト戦で開催された『YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2024 Supported by ありあけハーバー』でセレモニアルピッチを務めた。「気合を入れて、カブスの今永選手のオールドスタイルで来ました」と背番号「8181」のホームユニホームを着用し、グラウンドに登場。捕手を山本祐大が務め、打席には楠本泰史外野手が立ち、ノーバウンド投球でスタンドから拍手を浴びた。高橋は大のDeNAファンで知られ、投球前には「みなさん、筒香選手の去就が気になりますよね? 僕は何も知りませんが、夜も眠れません。そうですよね? みなさん」と呼び掛け、スタンドからも共感する声が上がった。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(24)が、ついに今季初アーチをマークした。0-0の1回1死走者なし。カウント3-1からの5球目、143キロ外角直球を捉えた。会心の当たりは、バックスクリーン左端に直撃した。この日の第1打席目、開幕から54打席目での1発となった。「良い角度であがってくれました。先制することが出来て良かったです」とコメントした。令和初の3冠王。周囲はどうしても大きな当たりを期待する。その中で、なかなか打てない時間が続いたが、「焦りはあるのか?」という問いに「いや、全くないですね」と堂々と胸を張っていた。「しっかりと強い打球が打てたらいいかなと思いますし、そこに角度がついてくれれば、ホームランになると思うので、しっかりとしたスイングが出来ればなと思います」と絵は描けていた。この日も2試合連続で「2番」でスタメン出場。13日に人生初の2番で先発し、2点リードの7回1死満塁から右前への適時打を放った。開幕53打席目にしての今季1打点目をマークしていた。初打点、初本塁打と村神様が、ようやく爆発しそうだ。

◆ヤクルト高津臣吾監督(56)が、ホセ・オスナ内野手(31)への判定について、球審に抗議した。1点リードの2回、DeNA大貫から空振り三振を喫したが、捕手の伊藤が捕球できず、ボールが転がる間に一塁に走ったが、捕手への妨害を指摘され、アウトを宣告された。鈴木球審は「空振りした打者のバットが捕手に当たり、捕手が守備ができなかったので、バッターランナーをアウトにします」とマイクで場内に説明した。高津監督からの抗議を受け、審判団で再度集まって、話し合われたが、判定は変わらなかった。

◆ドラフト6位ルーキーのDeNA井上絢登内野手(24)が、プロ初安打をマークした。1点ビハインドの3回無死、1ボールから、ヤクルト・ヤフーレの139キロの変化球を右前にはじき返した。12日のヤクルト戦から1軍に初昇格。2試合連続で代打で起用されたが、この日はプロ初スタメンで初安打を放ち、指揮官の起用に応えた。

◆DeNA三浦大輔監督(50)、ルーキーの石上泰輝内野手(22)が、ヤクルト戦が行われる横浜スタジアムに来場した病気療養中の森永卓郎氏を激励した。この日は、ニッポン放送で放送される「垣花正 あなたとハッピー」に出演する、パーソナリティーの垣花正とともに来場した。日頃、番組内でもDeNAを応援する2人に対して、三浦監督と石上が森永氏にエールを送り、写真を撮った。久々に再会した三浦監督と森永氏は、思い出話に花を咲かせるなど、和やかな雰囲気で交流した。

◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます/みんな喜んだ\ドラフト6位ルーキー井上絢登(いのうえけんと)がプロ初安打?プロ野球 (2024/4/14)??DeNA×ヤクルト??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #baystars"野球一本" 新プラン登場「DAZN BASEBALL」 月々2,300円 (年間プラン・月々払い)初月無料!4/17まで pic.twitter.com/gRW37U11RK

◆DeNAが、痛恨の1イニング3失策で大量7点を失った。2点ビハインドの7回1死一塁で、二塁手の牧が青木のゴロをファンブル。サンタナ、オスナに連続適時打を浴び、川端のゴロを今度は一塁の佐野がトンネルし、追加点を許した。さらに2死一、二塁から塩見のゴロを遊撃の石上が二塁に悪送球し、2点を追加された。2点差の接戦だったが、大量リードを奪われ、スタンドからは落胆の声が漏れた。

◆ヤクルト村上宗隆内野手(24)が、忘れられない日に今季1号を放った。0-0の1回1死走者なし。カウント3-1からの5球目だった。DeNA先発大貫の外角143キロ直球を完璧に捉えると、打球は横浜の澄み渡る青空へ大きな放物線を描き、バックスクリーン左端に直撃した。今から8年前。16年4月14日に、故郷・熊本で大規模な地震が発生した。観測史上最大の震度7の激震に2度襲われ、関連死を含めて熊本、大分両県で276人が犠牲になった。あの悲劇と同じ日に、主砲が1発をマークした。「だいぶ前の話ですけど、今日で熊本地震から月日がたってるので、野球ができる喜びとファンの皆さんへの感謝の気持ちを持ちながらと思っていました」とかみしめた。野球が出来る喜び、本塁打を打てる幸せ、あらゆる感情を胸に、ダイヤモンドを一周した。「なかなか野球ができない期間もありましたし、それを思うと、こうやって元気に野球ができているのはすごく感謝しなといけない。それを改めて感じながらできているのかなと思います」と言った。開幕からしばらくノーアーチが続いていたが、54打席目、13試合目での1発。くしくも、熊本地震と同じ日に「常に打ちたいと思っていますけど、今日という日は今日しかない。熊本地震だけじゃなく、いろんなところで地震もありましたし、被災された方にスポーツの力を届けられたらなと思います」と使命感を漂わせた。村上の四球 今季ここまで13試合の出場で15四球。1試合1個以上のペースで選べており、セ・リーグでは唯一の10個以上と断トツだ。打率2割8分6厘は1位岡本和(巨人=3割8分9厘)と1割以上の差で10位ながら、出塁率4割8分3厘は岡本和(4割6分8厘)を上回って12球団トップ。

◆ヤクルト・ミゲル・ヤフーレ投手(25)が、初登板から3戦3勝をマークした。球団では、95年ブロス以来2人目。愛称「ペコちゃん」の新外国人は、ブロスと同じく開幕から毎週日曜日に白星を積み上げている。「試合を楽しんでいるのが勝てている要因」と笑顔が特徴の日曜日のペコちゃん。高津監督も「粘ってという投球が出来たのは良かった」と評価した。

◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます/2番でお目覚め\54打席目でついに出た村上宗隆が今季第1号ホームラン?プロ野球 (2024/4/14)??DeNA×ヤクルト??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #swallows"野球一本" 新プラン登場「DAZN BASEBALL」 月々2,300円 (年間プラン・月々払い)初月無料!4/17まで pic.twitter.com/iGVTyPmhWO

◆村神様の1発は、忘れられない日に生まれた。ヤクルト村上宗隆内野手(24)が、開幕54打席目で今季1号をマーク。今から8年前の16年4月14日に、故郷・熊本で大規模な地震が発生。「なかなか野球ができない期間もありましたし、こうやって元気に野球が出来ているのはすごく感謝しないといけない」と、ふるさとを、日本を思い、バットに思いを込めた。確信を持って、ゆっくりと歩みを進めた。村上は一塁を回ると、右拳を力強く突き上げた。0-0の1回1死走者なし。DeNA先発大貫の外角143キロ直球を捉えた。開幕から54打席目、13試合目で今季初のダイヤモンド一周。二塁を蹴ると、燕党が待つ左翼スタンドへ右手で呼応した。「今日で熊本地震からだいぶ前の話ですけど、月日がたってるので、野球ができる喜びとファンの皆さんへの感謝の気持ちを持ちながらと思っていました」と自ら、あの日を切り出した。バックスクリーン左端直撃弾という豪快な1発は、ふるさとを思う純粋な思いから生まれた。くしくも、あの悲劇と同じ日だった。16年4月14日に、故郷・熊本で大規模な地震が発生。同16日にも大きな揺れがあり、観測史上初めて最大震度7の激震に2度襲われ、関連死を含めて熊本、大分両県で276人が犠牲になった。当時、九州学院2年生だった村上も下校中に被災。あの日を知るからこそ、プロ3年目からは熊本城復旧のための義援金を始めた。だからこそ、言葉の重みが違う。村上 常に打ちたいと思っていますけど、今日という日は今日しかないので、いろんな方に熊本地震だけじゃなく、いろんなところで地震もありましたし、被災された方にスポーツの力を届けられたらなと思います。人生初の2番に入った前日13日の試合に続き、この日も2番に入った。令和初の3冠王だからこそ「こうして打てないと騒がれますし、それも目に入ってくるものなので」。常に期待される重圧の宿命を超え、自己も超えた。神様が、この日に打たせてくれたのかもしれない。【栗田尚樹】ヤクルト高津監督(村上の1号について)「ああいう当たりを見せられると、ムネの打球だなと思いましたね。気分的にスッキリしたんじゃないかなと。みんなが望んでいたというか、もちろん本人が一番うれしかったでしょう」村上の四球 今季ここまで13試合の出場で15四球。1試合1個以上のペースで選べており、セ・リーグでは唯一の10個以上と断トツだ。打率2割8分6厘は1位岡本和(巨人=3割8分9厘)と1割以上の差で10位ながら、出塁率4割8分3厘は岡本和(4割6分8厘)を上回って12球団トップ。

◆DeNA萩原龍大チーム統括本部長が14日、DeNA入りが決定的な筒香嘉智外野手(32=ジャイアンツFA)について、報道陣の取材に応じた。現在の交渉については「もちろん、代理人を通じて、取っています」と認め、感触については「わからないです」としながら「できる範囲の中で、最大の条件を出してるつもりですので、条件を出したからあとはもう待ってるとか、そういうつもりではないです。答えを待ってるというよりは何度か交渉をしてます」と複数回交渉を重ねていることを明言した。チームにとっても、救世主となる。開幕から「2番一塁」だったオースティンが、右太もも裏の肉離れで戦線離脱。佐野、牧、宮崎のクリーンアップは強力だが、一方でこの日も今季2度目の無得点に終わるなど、オースティンの代役は現状では不在で、NPB通算205本塁打をマークした筒香の存在は最大の補強ポイントと言える。萩原チーム統括本部長は「外国人野手を補強するべきじゃないかっていう論調は聞いてます。彼がもし戻ってきた時に編成の大きなピースになるというふうに信じて、ここまで待っていたというのもあったので、それぐらい大事に思っている選手だというふうに思っています」と筒香獲得への自身の思いを込めた。

◆ヤクルト村上宗隆内野手を支えたのは、神格化されるバスケットボール漫画だった。今春の沖縄キャンプ。2月7日に左臀部(でんぶ)の張りを訴えた。以降は別メニュー調整。治療とリハビリが続いた。同16日に合流するまで、練習したくても出来ない日々。悶々(もんもん)とする中、時間はあった。「もともと映画はあんまり見ない方ですけど、漫画は読みますね」。手に取ったのが「スラムダンク」だった。「(故障の影響で)暇でしたし」と全巻購入。「普通に好きっすね」と少年のように笑った。往年のファンを魅了する主人公・桜木花道、キャプテン赤木ら、強烈なキャラクター。三井寿が「安西先生...バスケがしたいです」と涙する場面や、安西先生の「あきらめたらそこで試合終了ですよ」と名シーン、名言も多いが、村上は「いや...特に...」と流川楓ばりにクールに返答した。童心に返り、キャンプ中に読了。名作に触れたことで、故障中でも神様の表情は、どこか後ろ向きではなかった。今後の爆発に要チェックや!!【栗田尚樹】

◆DeNAが、投打にチグハグでヤクルトに連敗を喫し、勝率5割に戻った。スタンドから落胆の声が漏れたのは7回だった。痛恨の1イニング3失策で一挙7点を失って、試合を決められた。2点ビハインドの7回1死一塁、二塁の牧が青木のゴロを失策。サンタナ、オスナに連続適時打を浴び、川端のゴロを一塁の佐野がトンネルし、追加点を許した。さらに2死一、二塁から塩見のゴロを遊撃の石上が二塁に悪送球し、2点を追加された。2点差の接戦だったが、大量リードを奪われた。昨オフにソフトバンクから戦力外通告を受け、移籍後初登板だった森唯斗投手の足を引っ張って、1回7失点(自責1)のほろ苦いデビューだった。三浦大輔監督(50)は「あそこはちょっと、こちらの責任です。申し訳なかったです。(森唯は)よく投げてくれた」と"謝罪"した。打線は7日の巨人戦以来、今季2試合目のゼロ封負けを喫した。開幕から「2番一塁」だったオースティンが、右太もも裏の肉離れで戦線離脱。佐野、牧、宮崎のクリーンアップは強力だが、オースティンの代役は現状では不在で、破壊力に欠ける。現在、大詰めの交渉に入った筒香嘉智外野手(32=ジャイアンツFA)は、NPB通算205本塁打をマークし、最大の補強ポイントと合致。近日中に合意するとみられ、チームにとって、これ以上ない救世主となりそうだ。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が待望の今季1号をマークした。開幕から13試合目、54打席目での今季初アーチとなった。2試合連続で「2番・三塁」で先発出場。一回の第1打席に大貫の直球をたたいた。カウント3ー1からバックスクリーン左に運んで先制ソロとし、「良い角度であがってくれました。先制することができて良かったです」とコメントした。プロ入り後初めて2番に座った13日のDeNA戦では、七回の第4打席に右前適時打を放ち、今季53打席目で初となる打点を挙げていた。

◆HiHi Jetsの高橋優斗(24)が女性ファン向けのイベント「YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL」にゲストとして登場し、球場を盛り上げた。セレモニアルピッチではノーバウンド投球を披露し「自信を持って投げられました。キャッチャーが捕れる球を投げられて、ほっとしています」と笑みを浮かべた。オフィシャルパフォーマンスチーム「diana」とのリレー対決ではアンカーを務めてゴールテープを切った。横浜市出身で大のDeNAファン。期待する選手に度会(ENEOS)、石上(東洋大)、井上(四国IL徳島)の新人トリオを挙げ「3人の活躍が次のベイスターズをつくっていくんじゃないかなと思う」と熱く語った。

◆昨年末にステージ4の膵臓(すいぞう)がんを公表した経済アナリストの森永卓郎氏(66)が14日、フリーアナウンサーの垣花正アナとともに横浜スタジアムを訪れ、DeNA・三浦大輔監督らと交流した。森永氏は垣花アナのニッポン放送の冠番組「垣花正 あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)でレギュラーコメンテーターを務めており、2人はともにベイスターズファン。三浦監督とドラフト4位の石上から激励を受けた。

◆DeNAは0-2の7回、1イニング3失策で大量7点を失った。1死一塁で青木の打球を二塁手の牧がファンブル。捕っていれば併殺でチェンジの場面だったがピンチが広がり、サンタナ、オスナに連続適時打を浴びた。続く1死一、二塁では、一塁手の佐野が代打・川端の打球を後逸。1点を追加されると、その後2死一、二塁で塩見のゴロを遊撃手の石上が二塁に悪送球。走者2人の生還を許した。この回を投げた森唯斗は7失点も自責は1だった。

◆ヤクルトが今季最多の9得点で大勝した。一回に村上の1号ソロで先制。2―0の七回にサンタナ、オスナの連続適時打などで7点加えた。ヤフーレは6回無失点で開幕3連勝。DeNAは好機を逃し続け、七回は3失策で自滅した。

◆ヤクルトは村上宗隆内野手(24)が今季1号となる先制ソロを放つなど10安打9点と打線が爆発しDeNAに快勝し連勝を飾った。先発のミゲル・ヤフーレ投手(25)=前ジャイアンツ傘下3A=は6回無失点の好投で負け無しの自身3連勝。以下、ヤフーレのヒーローインタビュー。--ピッチングを振り返って「とても気分がいいです。ランナーを出したんですけど粘り強く投げきって、神様に感謝しています」--自身3勝目「とても嬉しいです」--好調の要因は「打者に対して攻めること、あとは試合を楽しむこと。この2つが勝てている要因。これによってベンチもいい雰囲気でプレーができている」--来日3戦3勝を記録したのは1994年のブロス以来、球団で2人目「その記録は知らなかったんですけど、嬉しいです」--ファンに向けて「(日本語で)ペコチャンデス。ガンバリマス。ヤリカエス」

◆DeNAが連敗で負け越し。最大4あった貯金も0になった。2点ビハインドの7回にはソフトバンクから移籍した森唯が初登板したが、牧、佐野、石上の1イニング3失策で大量7失点。打者陣も8安打で得点を奪えず完封負けを喫した。三浦大輔監督の試合後のインタビューは以下の通り。--先発の大貫について「ボール自体はよかったのかなと思いますけどね」--後を投げた徳山がピンチを脱した「徳山はずっと状態もいいですし、ああいうところでしっかりと結果を出してくれていますし。投げるたびに自信もつけてくれていると思います」--移籍後初登板の森唯が苦しい投球「あそこはちょっとね、こちらの責任です。申し訳なかったですけど、よく投げてくれました」--ルーキーの井上が初スタメン「打席でも落ち着いて思い切ってスイングしてくれていますし、楽しみな選手です」--次のカードに向けて「たくさんのファンの方に来ていただいて申し訳なかったですけど、1日空けてまた来週立て直せるように頑張りたいと思います」

◆一回、本塁打を放つヤクルト・村上宗隆(撮影・長尾みなみ)

◆一回、左安打を放つDeNA・度会隆輝(撮影・長尾みなみ)

◆DeNAのドラフト6位・井上絢登内野手(24)=四国IL徳島=が同期入団の度会(ENEOS)、石上(東洋大)とともに先発出場し、プロ初安打となる右前打を放った。12日に出場選手登録されたフルスイングが魅力の左打者は、三回先頭で1ボールから内寄りの速球を捉え、一、二塁間を破った。度会らの活躍に刺激を受けていたといい「やっと一本出た。ほっとした」と胸をなで下ろした。

◆DeNA・萩原龍大チーム統括本部長(46)が14日のヤクルト戦後に横浜スタジアムで報道陣の取材に応じ、米大リーグのジャイアンツから自由契約となった筒香嘉智外野手(32)との交渉の状況について「決まっていない。できる範囲で最大の条件は出したつもり」と説明した。チームの外国人野手は右太もも裏の肉離れで離脱したオースティンただ一人。萩原本部長は「外国人野手を補強するべきじゃないかという論調は聞いている。彼(筒香)がもし戻ってきたときに、編成の大きなピースになると信じてここまで待っていたというのもある。それくらい大事な選手」と語った。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が14日、DeNA3回戦(横浜)で今季1号を放った。2試合続けて「2番・三塁」で先発出場し、一回の第1打席にバックスクリーン左へ先制ソロ。シーズン54打席目での一発は、最も遅い1号となった。2016年4月14日夜に発生した熊本地震から8年。熊本県出身の主砲にとって特別な日に待望の本塁打を放ち、チームを4カードぶりの勝ち越しと最下位脱出へと導いた。--本塁打の感触は「しっかり芯で捉えられて、角度もよかったので、(打った瞬間)行ったかなと」--本塁打が出ていない中で、あとは角度だけと話していた「角度もしっかりついていたし、打球速度も出た。昨日(13日)もセンター返しは、速度は出ていたけど、角度が出ていない状況だった。その辺をしっかり修正しながらできた」-―自分の中でも理想的な角度か「角度としてはいい。速度はもう少し出るのかな」--熊本地震発生から8年経ったが、今でも思い出すことは「もちろんあります。野球ができなかったときの感情だったりとかは思い出しますけど、今こうして野球ができているので感謝してやらなきゃなと思います」

◆村上は変化を恐れず、前進し続ける男だ。青木や山田らを育てた名伯楽の杉村繁打撃コーチ(66)には、衝撃を受けた出来事がある。2022年のシーズン前。オフの期間が明け、村上と再会したときのこと。前年の21年に、当時のキャリアハイとなる39本塁打を記録した若武者が、練習方法やバットを変えていた。「ええの?って。びっくりした。打てているんだから変える必要がないと思うけどと、私なんかは思ってしまう」と振り返る。結局、22年はシーズン56本塁打を放ち、令和初の三冠王となった。杉村コーチは「彼は(考えが)はっきりしている。いい成績を長く続けたい(という思い)。そのためにもっともっと、と自分を追い込む。もっといい打ち方があるという研究心がある」。開幕からわずか13試合。打撃フォームは、踏み出す右足の踵を少し浮かすヒールアップから、右足を上げる形に変化している。「良い打球が飛んだ」と、この日飛び出した今季1号を喜んだ同コーチは「ここからやってくれるでしょ。爆発しますよ」と〝予言〟した。(ヤクルト担当・武田千怜)

◆DeNAのD6位・井上(四国IL徳島)が同期入団の度会(ENEOS)、石上(東洋大)とともに先発出場し、プロ初安打となる右前打を放った。12日に出場選手登録されたフルスイングが魅力の左打者は、三回先頭で1ボールから内寄りの速球を捉え、一、二塁間を破った。度会らの活躍に刺激を受けていたといい「やっと一本出た。ほっとした」と胸をなで下ろした。

◆DeNAは守備が乱れ、大敗を喫した。0-2の七回に3失策が絡み、一挙7失点。ソフトバンクから移籍後初登板だった森唯斗投手(32)の足を引っ張り、三浦大輔監督(50)は「ガタガタいってしまった。森は悪くない。こちらの責任。申し訳なかった」と肩を落とした。1死一塁で二塁手の牧はゴロが手につかず、併殺を取り損ねたところからミスが始まった。一塁手の佐野は鋭い当たりを後逸し、遊撃手で新人の石上(東洋大)は悪送球と負の連鎖が続いた。打線は8安打を放ちながら無得点。最大4あった貯金がなくなり、三浦監督は「課題がいっぱい出た。対策をしっかり練って来週から頑張る」と仕切り直しを誓った。(鈴木智紘)

◆ヤクルトの新助っ人、ミゲル・ヤフーレ投手(25)=前ジャイアンツ傘下3A=が先発し、6回5安打無失点。来日初登板から3戦3勝をマークし、「チームの勝利のために戦っているので、とてもうれしい」と声を弾ませた。球団では来日1年目の1995年に4戦4勝を記録したブロス以来29年ぶりの快挙となった。ブロスは同年に14勝(5敗)を挙げ、リーグ優勝に貢献している。六回以外は毎回走者を背負いながら、チェンジアップなどの変化球を巧みに操り、スコアボードに0を並べた。日本の打者に対応するため、石川や小川らに積極的に助言を求めてきた研究熱心な右腕。「日本に来てから努力してきた成果が出ている」とうなずいた。顔が似ていることから命名されたペコちゃんの愛称も勝利数とともに浸透してきている。ヤクルトの新外国人・ヤフーレが今季3勝目(0敗)。外国人投手の来日初登板から3戦3勝は、2018年の巨人・ヤングマン(3戦3勝)以来6年ぶり。ヤクルトでは1995年のブロス(4戦4勝)以来29年ぶり2人目。来日初登板から6戦6勝が外国人投手の最多記録で、53年の毎日・カイリーが達成している。

◆〝村神様〟がようやく目覚めた!! ヤクルト・村上宗隆内野手(24)が14日、DeNA3回戦(横浜)で今季1号を放った。2試合続けて「2番・三塁」で先発出場し、一回の第1打席にバックスクリーン左へ先制ソロ。シーズン54打席目での一発は、最も遅い1号となった。2016年4月14日夜に発生した熊本地震から8年。熊本県出身の主砲にとって特別な日に待望の本塁打を放ち、チームを4カードぶりの勝ち越しと最下位脱出へと導いた。自身も、ファンも、待ち焦がれた瞬間がついに訪れた。一回1死、村上がバックスクリーン左へ先制の1号ソロを放ち、横浜スタジアムを沸かせた。開幕から13試合目、54打席目でようやく出た一発。二塁ベースを回ったところで、燕党が陣取る左翼席を見て、ありったけの感謝を込めて右手を掲げた。「久々に打ててうれしかった。今日で熊本地震(の発生)から8年。野球ができる喜びと、ファンの皆さんへの感謝の気持ちを持って(左翼席へ)手を挙げました」

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
中日
842 0.667
(↓0.06)
-
(-)
12939
(+1)
28
(+2)
5
(-)
1
(-)
0.234
(↓0.006)
1.840
(↓0.01)
2
(-)
巨人
950 0.643
(↑0.028)
0
(↓1)
12946
(+2)
30
(+1)
8
(+1)
6
(-)
0.251
(↓0.002)
1.880
(↑0.07)
3
(-)
DeNA
770 0.500
(↓0.038)
2
(-)
12936
(-)
51
(+9)
3
(-)
8
(-)
0.248
(-)
2.830
(↓0.01)
4
(-)
阪神
681 0.429
(↑0.044)
3
(↑1)
12836
(+2)
46
(+1)
10
(-)
5
(-)
0.206
(↓0.004)
2.600
(↑0.11)
5
(1↑)
ヤクルト
571 0.417
(↑0.053)
3
(↑1)
13045
(+9)
40
(-)
4
(+1)
9
(-)
0.237
(↑0.002
2.820
(↑0.24)
6
(2↓)
広島
590 0.357
(↓0.028)
4
(-)
12931
(+1)
38
(+2)
2
(-)
6
(+1)
0.217
(↓0.007)
2.700
(↑0.03)