楽天(2対2)ロッテ =リーグ戦2回戦(2024.04.13)・楽天モバイルパーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆ロッテは1-1で迎えた8回表、2死一三塁からポランコの適時打で勝ち越しに成功する。対する楽天はその裏、鈴木大の適時打で1点を挙げ、試合を振り出しに戻した。その後は互いに好守が飛び出すなど相手に得点を許さず、4時間7分の熱戦は規定により引き分けに終わった。

◆楽天荘司康誠投手(23)が13日、発熱によりこの日の先発を回避することが決まった。今江監督が試合前取材で「今日、荘司は体調不良で登板回避します」と明かした。荘司は今朝、高熱が出たといい、代役はドラフト5位・松田啄磨投手(22)が務め、プロ初先発する。今江監督は「この世界、ほんとそんなもんなんで、何がきっかけになるか分からない。それをものにするか、ものにできないか、そこになってくる」と話した。松田に期待することについては「彼いつも通りのゾーンにある程度投げ込みながら緩急つけてね。多分粘りの投球になると思うんで。なんとか粘って、打線もなんとかね。先に点を取ってちょっとでも楽にできるようにやりたいです」と力を込めた。3月9日のオープン戦日本ハム戦(静岡)では荘司が右膝の違和感により、1回で緊急降板。その後を受けた松田が、3回1安打無失点と好投している。

◆緊急登板でプロ初先発した楽天ドラフト5位の松田啄磨投手(22)が、粘りの投球でゲームメークした。この日先発予定だった荘司が、発熱により「NPB感染症特例」で出場選手登録を抹消。代役として急きょマウンドに上がり、4回60球、3安打1失点2奪三振と力投した。松田は「初回は緊張もあって失点をしてしまいました。ただ、2回以降は徐々に落ち着いて自分の持ち味を生かしたピッチングをできたと思います」。2回無失点だった3月30日西武戦(楽天モバイルパーク)以来、プロ2度目の登板で上々の投球を披露した。初回、先頭岡に四球を与え、二盗に友杉の右前打を許して無死一、三塁のピンチを招いたが、3番ソトの中犠飛による1点のみで切り抜けた。2回は角中をカットボールで空振り三振、中村奨を143キロ直球で中飛、田村はカットボールで二ゴロに仕留めて3者凡退。3、4回と走者を背負ったが追加点は与えず、最少失点で2番手の吉川につないだ。

◆ロッテは今季初の引き分けとなった。前回のオリックス戦(ZOZOマリン)では5回5失点と悔しい結果に終わっていた種市篤暉投手(25)は7回6安打1失点と力投した。だが、吉井理人監督(58)は「全然修正できてなかったんですけど、それでもなんとかしたんで、また次の1週間しっかり調整して調子を上げてほしい。真っすぐが全然、自分でコントロールできてないんで、あれだと多分ピッチングにならない。よく115球で7回で収まったと思ってます」と厳しかった。打線は12安打ながら2得点にとどまり「昨日もそんな感じでしたね。どう(打順を)並べてもこういう風になるっていうのは、多分試合中の作戦、采配がまずかったと思うんで、そこはしっかり考えてまたやっていきたい」と話した。

◆楽天がアクシデントを乗り越えながら今季初の引き分けに持ち込んだ。先発予定だった荘司康誠投手が、発熱のため「NPB感染症特例」で出場選手登録を抹消。ドラフト5位・松田啄磨投手が緊急登板でプロ初先発し、4回1失点と力投した。今江敏晃監督(40)は「試合前からアクシデントがあり、荘司が(登板)回避になって、最終的には粘り強く、先制されたんですけど、引き分けになったっていうのは粘り強く戦えたかなと思います」と振り返った。投手陣は8人の継投で2失点と踏ん張った。松田は初回に先制点を許すも、それ以降は落ち着いた投球を披露。指揮官は「初めはやっぱり緊張感ももちろんあったと思うんですけど、期待通りのピッチングをしてくれました」。この日に1軍昇格した吉川も2回無失点。2人で計6回1失点と荘司の穴を埋め「本当によく投げてくれました」とたたえた。チームは12安打で今季5度目の2ケタ安打をマークしたが、好機であと1本が出なかった。それでも、打撃不振で苦しんでいた島内が、前日の2安打に続き3安打と復調。今江監督は「浅村と彼がしっかり打ってくれれば打線はもっと活発になる。他のメンバーが今、すごい頑張ってくれてるんで。と言っても、やっぱり波が絶対来るんで、そうやってチームとして助け合いながら乗り越えていけたら」と話した。▽楽天鈴木大(今季初の猛打賞で出場3試合連続マルチ安打)「ヒットが出てるので、いい状態ではあると思うんですけど、本当にね、明日どうなるか分からないので、毎日必死です」

◆緊急登板でプロ初先発した楽天ドラフト5位・松田啄磨投手(22)が、きっちり役目を果たした。先発予定だった荘司が、発熱のため「NPB感染症特例」で出場選手登録を抹消。2回無失点だった3月30日西武戦以来、プロ2度目の登板は4回60球、3安打1失点2奪三振でまとめた。「ゾーンで勝負して結構打ち取れたりっていうのはあったので、そこはすごく自信になりました」とうなずいた。午前9時頃、治療中に青山投手コーチから緊急登板を伝えられたという。「あまりにも急だったので、いきなり自分かっていう感じになったんで、緊張もその瞬間はだいぶしました」。初回無死一、三塁からソトに先制犠飛を許し、出ばなをくじかれたが、それ以降は落ち着いて投球。「登板自体も結構間が空いたので、何イニング投げるというよりかは1イニング、1イニング、自分のやれることをやろうと投げた結果が良かったのかなとは思います」と振り返った。1カ月前の経験が生きた。3月9日のオープン戦日本ハム戦で、右膝の違和感により1回緊急降板した荘司に代わり、3回無失点と力投。「荘司さんの時には何か起きるなというのは自分の中でも思っていて、初登板の時も荘司さんの後だったりとかあったので、なんかあるかなとは思いつつ準備してたので、その辺は生きたのかなとは思います」と力を込めた。

◆ロッテは今季初の引き分けとなった。先発の種市は7回1失点と力投した。「スライダーが一番良かった、カウント球にもウイニングショットにも使えたのが今日抑えられた要因」と振り返った。打線は12安打ながら4併殺で2得点にとどまり、吉井監督は「作戦、采配がまずかったと思うので、しっかり考えてまたやっていきたい」と話した。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が14日の楽天戦に先発する。ダッシュやキャッチボール、ブルペンで軽めの投球練習を行って調整し「チームを勝ちに導けるような投球が出来ればと思います。頑張ります」と意気込んだ。前回7日のオリックス戦(ZOZOマリン)では7回を投げ、自己最多の111球で3安打2失点の力投。今季2戦目で初勝利を手にした。自身2試合連続の勝利へ、2年ぶりの仙台で快投を目指す。

◆ロッテ・種市篤暉投手(25)が7回115球を投げ、6安打1失点の力投をみせた。チームは八回に一時勝ち越したが、その裏に追いつかれて右腕の2勝目はお預けとなった。「7回という長いイニングを投げることができてよかったです。真っすぐが定まってなかった中で、スライダーだったりカーブでカウント球で使えたのが良かった点かなと思います」五、六、七回は先頭に出塁を許しながらも変化球を効果的に使って、なんとか粘った。同点の五回は2死二塁から小郷に右前適時打を浴びた。それでも七回2死三塁で再び小郷との対決では139㌔のフォークボールで空振り三振に仕留め、ガッツポーズが飛び出した。

◆互いに12安打ずつ放ってもつながらず、ともに2得点で延長十二回引き分けた。楽天は1―2の八回に鈴木大の適時打で追い付いたが、九回1死満塁を逃すなど決め手を欠いた。ロッテは沢村が同点を許した後は救援陣が踏ん張った。

◆ロッテは延長戦の末に今季初の引き分けに終わった。先発の種市は7回6安打1失点と粘投をみせ、救援陣も踏ん張ったが打線が12安打しながら4併殺するなど2得点に終わった。今季12試合で12通り目の打順で臨むなどしたが、つながらなかった打線に吉井監督は「試合中の作戦がまずかったのかな」と話した。指揮官の主な一問一答は以下の通り。――今季初の引き分け「種市が調子悪そうだったが、よく七回まで頑張って投げてくれました」――種市は前回6日のオリックス戦は5回5失点と悔しい結果に終わっていた。修正してきた「いや修正できていないです。全然できていなかったんですけど、それでもなんとかした。また次の登板に向けてしっかりと調整をして調子を上げてほしいなと思います。真っすぐが全然自分のものになっていないので、あれだとピッチングにならない。よく115球で七回を収まったと思います」――同点の九回は2死満塁のピンチを背負いながらも、横山がよく無失点で粘った「満塁になって開き直ったんですけど、その前に開き直って攻めてほしかったなと。四球2つは明らかに彼の投球とは違うピッチングだったので、あそこでもっと攻めていけるピッチャーになってくれればいいなと思います。ただゼロで抑えて戻ってきたのは偉かったなと思います」――打線は2番に友杉を置くなど変えて臨んだがつながらず。12安打で4併殺するなど2得点に終わった「昨日もそんな感じですね。試合中の作戦がまずかったと思うので、そこはしっかりと考えてやっていきたいなと思います」

◆チームの窮地を救った。楽天のドラフト5位・松田啄磨投手(22)=大産大=が緊急先発し、4回3安打1失点、2奪三振の好投で、2-2の引き分けに貢献した。「あまりにも急で、いきなり自分かという感じだった。初回はやはり緊張した」球場入り後、午前9時過ぎに先発を告げられた。一回無死一、三塁のピンチを招き、ソトに中犠飛を喫した。力投60球。先発予定だった荘司が、体調不良で回避した代役を立派に果たした。くしくも、3月9日の日本ハムとのオープン戦で、先発した荘司が右膝に違和感を覚え、1回で降板し、二回から登板した。今回も「荘司さんのときには何か起きる」と胸騒ぎがあった。今江監督は「期待通りの投球をしてくれた」とたたえた。ロングにショート。中継ぎ陣に頼れる新人がいる。(広岡浩二)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
940 0.692
(↑0.025)
-
(-)
13054
(+11)
28
(+2)
9
(+2)
12
(+3)
0.256
(↑0.007)
2.130
(↑0.01)
2
(1↑)
ロッテ
661 0.500
(-)
2.5
(↓0.5)
13030
(+2)
39
(+2)
3
(-)
5
(+1)
0.240
(↑0.005
2.750
(↑0.14)
2
(-)
日本ハム
660 0.500
(↓0.045)
2.5
(↓1)
13128
(+1)
43
(+5)
4
(-)
4
(-)
0.228
(↑0.003)
3.000
(↑0.15)
4
(1↓)
西武
670 0.462
(↓0.038)
3
(↓1)
13041
(+2)
36
(+11)
7
(+1)
6
(-)
0.231
(↓0.006)
2.210
(↓0.7)
5
(1↑)
ORIX
680 0.429
(↑0.044)
3.5
(-)
12935
(+5)
33
(+1)
5
(+1)
2
(-)
0.208
(↑0.009)
2.270
(↑0.1)
6
(1↓)
楽天
571 0.417
(-)
3.5
(↓0.5)
13037
(+2)
46
(+2)
3
(-)
9
(+1)
0.233
(↑0.005
3.220
(↑0.19)