楽天(☆5対2★)ロッテ =リーグ戦1回戦(2024.04.12)・楽天モバイルパーク宮城=
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ロッテ
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楽天
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勝利投手:早川 隆久(1勝2敗0S)
(セーブ:則本 昂大(1勝0敗3S))
敗戦投手:小島 和哉(1勝2敗0S)

本塁打
【ロッテ】ポランコ(1号・5回表ソロ)
【楽天】伊藤 裕季也(1号・4回裏ソロ)

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◆楽天は0-0で迎えた4回裏、伊藤裕のソロで先制する。その後同点とされるも、5回に辰己の適時打などで2点を加え、勝ち越しに成功した。投げては、先発・早川が6回途中1失点8奪三振と試合をつくり今季初勝利。敗れたロッテは、打線が13残塁とつながりを欠いた。

◆楽天の早川隆久が今季3度目の先発登板。開幕投手を務めた同投手はここまで2戦2敗でまだ勝利がない。楽天開幕投手の連敗スタートは07、10年岩隈、15年則本に次ぎ3人4度目だったが、過去2人は2連敗でストップしており、3連敗は過去に例がない。早大先輩のロッテ小島に投げ勝ち開幕連敗を止められるか。

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◆楽天伊藤裕季也内野手(27)が、今季チーム本拠地1号を放った。「6番一塁」で先発。0-0の4回先頭、カウント1-1からロッテ小島の内角144キロ直球を捉え、完璧なアーチを左翼席中段にたたき込んだ。「1打席目にヒットを打った後に小郷に『満足すんなよ』と言われたので、見返してやろうと思って頑張りました」と振り返った。チーム本塁打は、2日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で村林と石原が放って以来、8試合ぶりの今季3本目。伊藤裕にとっては自身1号となった。昨季は自己最多の87試合に出場し、キャリアハイの5本塁打をマーク。オープン戦は12試合に出場し、打率4割5分と好調を維持してシーズンインした。「自分の中でしっかり覚悟を決めて、初球から振りにいくというところ」が結果につながっているという。この打席は初球ではなかったが、積極姿勢が1発につながった。立正大時代のチームメートである小郷からも日々刺激を受ける。「応援ももちろんしてますけど、イチ野球選手として負けないようにとは思っています」。直近3試合で打率5割と大当たりの"ライバル"に負けじと結果を残していく。

◆ロッテのドラ1ルーキー上田希由翔内野手(22)がプロ初打点を記録した。1-3で迎えた7回1死満塁。池田来翔内野手(24)の代打で打席に立った。楽天藤平尚真投手(25)の初球を思い切り振り抜き空振りするもカウント1-2から左犠飛を放ち1点を返した。「緊張した中での場面だったんですけど、まずはしっかり1点返すことができてよかったなと思います」と話した。上田は2日のソフトバンク戦で急きょ一軍合流。翌3日に初スタメン。4日にプロ初安打を放った。

◆開幕投手を務めた楽天早川隆久投手が、三度目の正直で今季初勝利をつかんだ。6回途中117球、8安打1失点8奪三振。5回に昨季楽天戦で10本塁打をマークしたポランコにソロを浴びたが、最少失点で切り抜けた。「前回登板の反省を生かして投げられたので良かったかなというふうに思います」と淡々と振り返った。相手先発は早大で2学年先輩の小島だった。5日の試合で今季両リーグ初完封した小島に対して「やっぱえぐいっすね」とメッセージを送ると、「たまたまだよ」と返信が来たという。先発での投げ合いは今回が4度目。対戦成績は1勝1敗だったが、この日の勝利で1歩リードした。先輩に投げ勝った早川は「その前のカードが中継ぎも結構投げてたので、長いイニング投げたいっていうふうに思ってたんですけど、まずは勝ちにつなげられるような投球ができて良かった」と力を込めた。

◆ロッテは連勝は3でストップした。先発小島和哉投手(27)は5回3失点で「3者凡退のイニングが作れなかったので、投げててもすごく神経を使うピッチングになってしまった。要所で、もう少し粘りたかった」と振り返った。打線も11安打ながら2得点。吉井監督は「11本のヒットで得点はホームランと犠打。打順の並べ方が悪いのか、しっかり考えます」と厳しい表情だった。

◆ロッテのドラフト1位ルーキー上田希由翔内野手(22)がプロ初打点を記録した。1-3の7回1死満塁で、池田の代打で登場。カウント1-2から左犠飛を放ち1点を返した。「犠牲フライを求められるかよりは、同点、逆転にしてほしいなというので立っていると思うので、点取れたのはよかったですけど、しっかりやっていきたい」と悔しい表情。吉井監督は代打起用について「大学時代、打点を結構挙げている選手なので勝負強さにかけた」と説明した。

◆ロッテの連勝は3でストップした。前回5日のオリックス戦(ZOZOマリン)では、12球団一番乗りで完封勝利した先発の小島和哉投手(27)は、毎回走者を許す苦しい展開になり5回7安打3失点。「3者凡退のイニングが作れなかったので、投げててもすごく神経を使うピッチングになってしまった。要所でもう少し粘りたかった」と反省した。吉井理人監督(58)も「一歩進んで一歩下がるみたいな。前回は積極的なピッチングでよかったんですけど、今日は大事なところで慎重になりすぎて、出しちゃだめなフォアボール出してた。5回で100球かかるってことはノックアウトみたいなもんですね」と話した。打線も11安打ながら2得点と援護できなかった。指揮官は「11本のヒットで得点はホームランと犠飛。打順の並べ方が悪いのか、しっかり考えます」と切り替えた。

◆ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手(32)が好相性の相手に今季初アーチを放った。0-1で迎えた5回の第1打席、楽天の先発早川の3球目を引っ張り、右翼ポール際へ同点のソロ本塁打を放った。「ここまで出なかったんで僕はパワーのない選手なのかなってちょっと思ったんですけど、1本出て安心した」と44打席目でようやく出た1発に安堵(あんど)の表情を浮かべた。本塁打王を獲得した昨季は26本中10本が楽天戦と好相性。「特に理由とかないと思うんですけども、彼らと対戦するってなったら自信持っていけます」と話した。「長いシーズンになるので、ここからたくさんもっともっと打っていければうれしい」とこれから本塁打を量産していく。

◆開幕投手を務めた楽天早川隆久投手(25)が、早大の先輩に投げ勝った。毎回走者を背負う苦しい展開も、6回途中117球、8安打1失点8奪三振。唯一の失点は、5回に許したポランコのソロ本塁打のみだったが「ダメな部分はたくさんあった。長いイニングを投げられないっていうのは自分の中でもちょっとふがいないし、悔しい部分はある」。試合後は反省の言葉を口にしたが、今季3試合目で初勝利を挙げた。6回は先頭中村奨、続く池田を2者連続空振り三振に切ったが、友杉に右前打を運ばれ、2死一塁でマウンドを降りた。「やっぱりカード頭は長いイニングを投げないといけない。自分の中ではあそこを投げ抜きたかった」と振り返った。相手先発は早大で2学年先輩の小島だった。先発での投げ合いは今回が4度目で、対戦成績は1勝1敗。「どうせなら自分が7回とか投げて、小島さんも7回まで投げて1-0とか、そういう投手戦で投げ勝った方が投げ勝てたっていう風には思う」。この日の勝利で1歩リードも「お互いが後手後手に回ったかなっていう感じもあったので、次は本当にいい投手戦ができればなと思います」と次回の直接対決に目を向けた。

◆楽天伊藤裕季也内野手(27)が、今季チーム本拠地1号を放った。0-0の4回先頭。カウント1-1からロッテ小島の内角144キロ直球を捉え、完璧なアーチを左翼席中段にたたき込んだ。「1打席目にヒットを打った後に小郷に『満足すんなよ』と言われたので、見返してやろうと思って頑張りました」と振り返った。チーム本塁打は、2日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で村林と石原が放って以来、8試合ぶりの今季3本目。本拠地では7試合目での初アーチ、伊藤裕にとっても待望の今季1号となった。今季3度目のスタメン起用で4打数2安打1打点と結果で応えた。「今は少ないスタメンの機会かもしれないですけど、絶対チャンスは来るって思いながらやってきた。そこは継続して、次はいつスタメンか分かんないですけど、出た時はやるだけなんでというのは考えてます」と力を込めた。

◆今季からクローザーに転向した楽天則本昂大投手(33)が、本拠地初セーブを飾った。3点リードの9回に5番手で登板。先頭山口を143キロフォークで空振り三振に封じると、続く佐藤は149キロ直球で投ゴロに封じた。最後は代打角中に153キロ、152キロ、151キロと力勝負で3球三振。「本拠地の登板は楽しかったし、うれしかったです」。渾身(こんしん)のガッツポーズで試合を締めた。楽天モバイルパークでのセーブシチュエーションは初めての経験だった。球場が暗転する演出の中で登場。「めちゃくちゃかっこよかったです。ライブみたいでしたね」と振り返りつつ「球場の雰囲気がよかったです。大歓声をいただけたので震えあがりました」と自身3セーブ目を挙げた。13日のロッテ戦では今季初勝利を目指す2年目の荘司が先発する。「明日は荘司が完封してくれると思います」と自身の2連投はないことを予告? した。

◆13日の楽天戦に先発するロッテ・種市篤暉投手(25)はこの日、キャッチボールなどで調整した。前回6日のオリックス戦は5回8安打5失点と打ち込まれた。小島、佐々木とともに〝3本柱〟の一人として期待される右腕は「チームが勝てるように、守備からリズムが作れるようにしたい。前回の反省を生かして初回から自分の投球ができるように頑張りたい」と意気込んだ。

◆持ち前のパワーで押し込んだ。ロッテ・ポランコ外野手(32)が、五回に右越えの1号ソロ。今季44打席目で初本塁打となった。「芯で打つことだけを考えて打ちにいったで。ホームランという結果になってよかったわ!」五回は先頭で打席に立つと、楽天先発・早川の真ん中130キロのチェンジアップを一閃。高々と上がった打球は鴎ファンのいる右翼ポール際へ飛び込んでいった。スタンドに入るのを確認すると、満面の笑みを浮かべてダイヤモンドを一周した。〝楽天キラー〟だ。昨季の楽天戦では25試合に出場し打率・303、10本塁打、26打点。昨年7月16日の同戦では1試合3本塁打を記録するなどお得意様としている。試合前には「今年もホームランを打つで!」と意気込んでおり、まさに有言実行となった。巨人から移籍1年目の昨季は26本で初の本塁打王に輝いた。2年連続の栄冠へ―。頼もしい助っ人が力いっぱいにバットを振った。(森祥太郎)

◆開幕投手を務めた楽天・早川隆久投手(25)が先発し、六回途中8安打1失点、8奪三振、3四球で交代。一回2死一、三塁。三回2死一、三塁。四回2死二、三塁。いずれのピンチも粘って切り抜け、117球を投じた。ベンチから見守った永井投手コーチは「先頭打者を出しているので、なかなかリズムが作れていない。自分の投球をするためにも、各イニングの先頭を抑えてほしい」と注文をつけた。早大の先輩、ロッテ・小島との投げ合いを前に早川は「シーズン中も連絡を取り合っている。刺激を受けているし、すごく楽しみ。やはり負けたくない気持ちはある」と話していた。打線は四回に伊藤裕が左翼席中段へ先制の1号ソロ。五回には3安打と四球で2点を加え、粘投する早川を援護した。(広岡浩二)

◆ロッテのドラフト1位・上田希由翔内野手(22)=明大=がプロ初打点をマークした。七回1死満塁で代打で出塁すると、左犠飛を放った。七回は先頭の山口が中前打、佐藤も左前打で続き、1死から中村奨が内野安打で満塁とした好機。代打で上田が打席に立つと3番手の藤平の高め直球を捉えて、最低限の仕事を果たした。今季は試合前時点で4試合に出場し打率・214(14打数3安打)だった。

◆楽天は1―1の五回に阿部の遊ゴロと辰己の適時打で2点を勝ち越し、八回は太田の適時三塁打などで2点を加えた。早川が5回2/3を1失点で今季初勝利、則本が3セーブ目。ロッテは好機を生かせず、連勝が3で止まった。

◆ロッテは11安打しながらも2得点に終わり、連勝が3でストップした。計13残塁した打線に吉井理人監督(58)は「11本でひとつはごほうびのヒット。10本のヒットでホームランと犠飛。打順の並べ方が悪いのかしっかりと考えます」と下を向いた。一回は2死一、三塁としたが、佐藤が二ゴロに終わり、四回も2死二、三塁だったが、岡の遊撃へのゴロ(記録は遊撃内野安打)が二塁走者の友杉に当たって守備妨害で無得点に。1点を追う五回にポランコが1号ソロ。ただ、六回は2死満塁でソトが遊ゴロに仕留められた。2点差の七回は1死満塁から代打のドラフト1位・上田(明大)がプロ初打点となる左犠飛を放ったが、後続は断たれた。上田は「犠飛を求められるというよりは同点、逆転にしてほしいなと思って打席に立っていると思う。1点取れたのはよかったが、これに満足せずにやっていきたい」と悔しがった。

◆ロッテは連勝が3でストップした。先発した小島和哉投手(27)が5回7安打3失点で2敗目を喫した。エース左腕に吉井理人監督(58)は「一歩進んで一歩下がってみたいな。前回は積極的な投球でよかったが、今日は大事なところで慎重になりすぎていた。5回で100球かかるのはノックアウトみたいなもの」と苦言を呈した。前回5日のオリックス戦では今季初勝利を完封で飾ったが、この日は粘りの投球。毎回安打を許す展開で、三回までは無失点になんとか抑えていたが、四回に伊藤裕にソロを浴びると五回は辰巳に適時打を浴びるなど2失点した。五回を終えて104球と球数も擁して降板となった。このオフは自主トレも共にした早大の後輩・早川との投げ合いだったが、踏ん張ることができず。小島は「三者凡退のイニングが作れなかったので、投げていてもすごく神経を使うピッチングになってしまった。要所でもう少し粘りたかった」と唇をかんだ。

◆楽天・伊藤裕季也内野手(27)が豪快な1号ソロを放った。0―0の四回先頭で、速球を左翼席中段に運び「真っすぐを一発で仕留めようと割り切った」と狙い球を完璧に捉えた。DeNAから移籍して2年目だった昨季に自身初めて1軍でシーズンを完走。今季3度目の先発起用に応え「次にいつスタメンか分からないが、出たときはやるだけ」と力を込めた。

◆楽天・早川隆久投手(25)が、ロッテ1回戦(楽天モバイルパーク)に先発し、5回2/3を8安打1失点、8奪三振で今季初勝利を飾った。「全然、駄目な部分がたくさんあった。同一カードの初戦だから長いイニングを投げないといけない」一回2死一、三塁。三回2死一、三塁。四回2死二、三塁。いずれのピンチも粘って切り抜けたが、五回先頭のポランコに被弾した。最速148キロを計測。3四球を与え、117球を投じた。早大の2学年先輩、ロッテ・小島との投げ合いを制したが「お互い七回まで1―0とかで、投手戦なら投げ勝ったといえるが、投げ勝った感じはしない」と辛口で振り返った。開幕投手を務め、3試合目の登板でつかんだ初白星。チームの今季初の同一カード勝ち越しに弾みをつけた。今江監督は「エースになってほしい早川に、チームにとってもすごく大きな勝利」とたたえた。(広岡浩二)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
840 0.667
(↑0.031)
-
(-)
13143
(+2)
26
(+1)
7
(-)
9
(-)
0.249
(↓0.002)
2.140
(↑0.1)
2
(2↑)
日本ハム
650 0.545
(↑0.045)
1.5
(-)
13227
(+1)
38
(-)
4
(-)
4
(+1)
0.225
(↓0.012)
3.150
(↑0.31)
3
(1↓)
ロッテ
660 0.500
(↓0.045)
2
(↓1)
13128
(+2)
37
(+5)
3
(+1)
4
(+1)
0.235
(↑0.007
2.890
(↓0.22)
3
(1↓)
西武
660 0.500
(↓0.045)
2
(↓1)
13139
(+1)
25
(+2)
6
(-)
6
(-)
0.237
(↓0.012)
1.510
(↓0.04)
5
(1↑)
楽天
570 0.417
(↑0.053)
3
(-)
13135
(+5)
44
(+2)
3
(+1)
8
(+1)
0.228
(↑0.004
3.410
(↑0.12)
6
(1↓)
ORIX
580 0.385
(↓0.032)
3.5
(↓1)
13030
(-)
32
(+1)
4
(-)
2
(-)
0.199
(↓0.006)
2.370
(↑0.2)