ソフトバンク(☆6対3★)日本ハム =リーグ戦2回戦(2024.04.11)・北九州市民球場=
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日本ハム
1020000003712
ソフトバンク
12000030X6800
勝利投手:津森 宥紀(2勝0敗0S)
(セーブ:オスナ(0勝0敗5S))
敗戦投手:マーフィー(0勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】万波 中正(2号・1回表ソロ),郡司 裕也(1号・3回表ソロ)

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◆ソフトバンクは1-1で迎えた2回裏、牧原大の適時三塁打などで2点を加え、勝ち越しに成功する。直後に同点とされるも、7回に今宮と山川の適時打で3点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、4番手・津森が今季2勝目。敗れた日本ハムは、3番手・マーフィーが誤算だった。

◆11日ソフトバンク戦(北九州)に先発する日本ハム3年目北山亘基(こうき)投手が、25歳初勝利を狙う。10日が誕生日。前日9日にはオリックスから新加入の山崎が移籍後初勝利を挙げており「流れに乗っていけるように」。地方球場は1年目に4試合で1セーブ2ホールドと上々で「苦手意識はない。どんな環境でも大丈夫だと安心してもらえるような投球をしたい」と意気込んだ。

◆ソフトバンクの甲斐拓也は北九州市民球場で好成績。通算打率2割1分8厘の甲斐だが、同球場は10試合に出場し28打数12安打、4本塁打、12打点の打率4割2分9厘。現役で4本塁打は炭谷(西武)と並んで最も多く、12打点は浅村(楽天)の11打点を抑えて1位。同僚の柳田は打率2割6分5厘、3本塁打だから、北九州の甲斐は柳田以上の強打者だ。

◆日本ハム水谷瞬外野手(23)が、古巣ソフトバンク戦に「6番左翼」で1軍デビューを果たす。水谷は昨年12月の現役ドラフトでソフトバンクから移籍。開幕は2軍スタートも、ファームで打率2割8分4厘、4本塁打と右のパワーヒッターとして実績を残し、9日に1軍登録された。ソフトバンク先発が左腕の大関ということもあり、新庄監督は「(先発が)大関くんでしょ。ソフトバンクからうちに来てね。すごい思いはあると思うし、そういうの僕、大事にしたいから」とスタメン起用の意向を示していた。

◆新庄監督が編み出した「いきなり郡司」は、三ゴロで不発に終わった。9日ソフトバンク戦(熊本)で、郡司裕也捕手(26)を今季初めて「1番三塁」で起用した。その郡司が1回表、ソフトバンク有原の初球150キロの直球を右越えの二塁打とし、勢いそのまま一挙4点を奪取。投手陣もその4点を守り切った。新庄監督は郡司の1番起用について「思いっきりの良さは持ってるから。もう考えて考え抜いてのね、オーダーを組んでるんで」と話していた。この日も郡司は「1番三塁」でスタメン出場。ソフトバンク先発大関に対し、カウント1-2から低めの変化球を打たされ、三ゴロに倒れた。2戦連続の「いきなり郡司」は不発に終わった。チームは2死から万波が左翼スタンド上段に飛び込むソロを放ち、1点を先制。先発の北山に援護点をプレゼントした。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)にようやく快音が生まれた。1点を追う初回1死一、三塁。カウント1-1からの3球目だ。日本ハム北山の133キロフォークをフルスイング。左翼手のグラブをかすめながらも、左越えの同点適時二塁打を放った。「とにかくチャンスでランナーをかえすことだけを考えました。チャンスを生かすバッティングができて良かった」と振り返った。9日の日本ハム戦(リブワーク藤崎台)では4打席連続で得点圏の場面で凡退。13打席連続ノーヒットと苦しんでいた主砲の一打で試合を振り出しに戻した。

◆日本ハム万波中正外野手(24)が特大の1発を放った。「3番右翼」でスタメン出場。1回2死、ソフトバンク大関に対し、カウント3ボールからの137キロ直球を狙い澄ました。フルスイングで放った打球は左翼スタンドへ一直線。左翼手の近藤が一歩も動かず、白球は左翼スタンド上段、「ピエトロドレッシング」付近に着弾する2号特大ソロとなった。完璧なアーチに「集中力を保って1球で仕留めることができました。まずは先制点を取れてよかったです」と4月3日の楽天戦以来の本塁打を振り返った。

◆プロ初出場初スタメンの日本ハム水谷瞬外野手(23)が、古巣ソフトバンク戦でプロ初安打初打点を放った。「6番左翼」でスタメン出場。第1打席でソフトバンク大関に空振り三振を喫するも、1点をリードされた3回、1死満塁の大チャンスで再び打席が回ってきた。初球、タイミングを外す129キロチェンジアップを果敢にスイング。バットの先で拾った打球は三塁手・栗原のグラブを越える同点打となった。一塁ベース上で水谷は両手を上げてガッツポーズをした後、笑顔で頭を抱えていた。うれしい一打に「試合前は意識していませんでしたが、九州で初安打を打つことができて、とてもうれしいです」と喜びをかみしめた。記念球は三塁ベンチへ投げ返され、新庄監督が受け取り、ボールを持った右手を高く上げ、スタンドの観客へ披露していた。水谷は昨年12月の現役ドラフトでソフトバンクから移籍。右のパワーヒッターとして、イースタン・リーグで打率2割8分4厘、4本塁打と結果を残して9日に昇格した。

◆日本ハム郡司裕也捕手(26)が、今季1号ソロで新庄監督のトップバッター起用に再び応えた。2試合連続となる「1番三塁」でスタメン出場。1点をリードされた3回無死、ソフトバンク大関の137キロ直球を左翼席へ運んだ。今季第1号に「捉えることができてよかったです。逆転目指して頑張ります」とコメントした。郡司の反撃の一打で勢いづいた打線は、1死から万波やマルティネスらが好機をつくり、プロ初出場初スタメンとなった水谷の初安打初打点で同点に追いついた。前戦9日のソフトバンク戦では、今季初の1番起用。第1打席で初球に右越え二塁打を放ち「いきなり郡司」として結果を残した。新庄監督は「考えて考え抜いてのね、オーダーを組んでるんで」と意図を明かした。この日の第1打席は三ゴロで「いきなり郡司」は不発に終わったが、「いつでも郡司」と言わんばかりに第2打席で起用に応えた。

◆日本ハム北山亘基投手(25)が勝ち投手の権利は得られずも、「教授」らしさを見せつけて6回途中で自己最多タイの10三振を奪った。序盤は不慣れなマウンドと悪天候に苦しんだ。北九州市民球場での登板は自身初。さらに試合前から強い雨が降り続いた。1点の援護をもらった1回裏、1番周東に右前打を浴びた。続く今宮の打席で盗塁を許し、さらに暴投、今宮に四球を与え無死一、三塁のピンチを招いた。3番柳田を浅い左飛に打ち取るも、4番山川に左越えの適時二塁打を許し、すぐさま同点とされた。2回も先頭の栗原を四球で歩かせ、1死一塁から牧原大に右越えの適時三塁打、周東の犠飛で2点を追加された。打線が同点に追いついた3回は無失点にしのぐも、先頭の山川に四球を与えるなど依然として制球に苦しみ、ここまで73球を要した。雨が弱まった4回、豊富な知識量から「教授」と呼ばれる北山の真骨頂を見せた。ワインドアップからセットポジションにチェンジ。制球が安定し、牧原大、周東から三振を奪うなど、両チーム通じて初の3者凡退に仕留めた。雨が完全にやんだ5回も3者凡退に封じ、セットポジションで完全に立ち直った。6回のマウンドにも上がり、1死からウォーカーを見逃し三振にとってマウンドを降りた。5回2/3を106球で3安打4四球3失点。登板を振り返り「納得のいく内容ではありませんでした。それでもさまざまな状況の中で落ち着いて投げ切れたことは、投手として成長できたと思います。チームが勝ち越せるように、最後まで応援します」とコメントした。勝ち投手の権利は付かなかったが、前回登板の4月3日楽天戦(エスコン)に続いて、自己最多タイの10三振を奪った。

◆日本ハム郡司裕也捕手(26)の1号ソロに、SNS上で郡司へのニックネームが乱立している。2戦連続となる「1番三塁」でスタメン出場した郡司は、2点をリードされた3回無死に今季第1号ソロを左翼席へ放った。前戦9日のソフトバンク戦(熊本)で、今季初のトップバッターで起用されると、ソフトバンク有原に対し、1回表の初球を右越えの二塁打とした。1番打者の「いきなり郡司」として、プレーボール直後に快音を響かせた。新庄監督は「考えて考え抜いてのね、オーダーを組んでるんで」と意図を明かしていた。この日の第1打席は三ゴロで「いきなり郡司」とはならずも、第2打席の本塁打で「いつでも郡司」を発揮していた。郡司の活躍にSNS上では「ぐんぐん郡司」「どんだけ郡司」「必死郡司」など郡司にちなんだニックネームが乱立する事態となっている。

◆日本ハムはリリーフ陣が踏ん張りきれず、勝てば首位浮上の一戦を落とした。試合前から雨が降り続く悪条件下でプレーボール。先発の北山亘基投手(25)は、序盤制球に苦しみ3回までで3失点。だが、4回以降は立ち直り、5回2/3で10三振を奪い、3失点にまとめた。打線は1回に万波の特大ソロで先制。2点をリードされた3回には郡司のソロで1点差。1死満塁から、「6番左翼」でプロ初出場初スタメンを果たした水谷瞬外野手(23)の、初安打初打点となる適時打で同点に追いついた。4回以降は両チーム無得点。7回からリリーフしたマーフィーが連打を浴びた。2本の安打で1死一、三塁とされると、2番今宮、4番山川にそれぞれ適時打を浴び、3点を勝ち越された。反撃したい打撃陣は、ソフトバンクのリリーフ陣から得点を奪えなかった。3点差の9回は2死一、二塁で4番マルティネスに回るも中飛に倒れ、ゲームセット。マルティネスはこの試合を終えて打率8分6厘と低調が続いている。新庄監督は、痛打を浴びたマーフィーについて「ボールは悪くないですけどね。捉えられてるってことは、まっすぐ一本に張られてるのか、ボールが見やすいのか...ちょっとわからないですけど」と分析した。試合全体を振り返り「粘った粘った。良い粘りしてますよ」と北山の投球と、9回の打線の好機演出を評価した。試合前時点で1位ソフトバンクとのゲーム差は0・5で、勝てば19年6月14日以来、1763日ぶりに首位へ浮上する一戦だった。

◆日本ハム野村佑希内野手(23)が再調整のため2軍に降格することが11日、決まった。この日のソフトバンク戦は第1打席に四球で、3回の第2打席は見逃し三振、6回の第3打席で代打を送られた。今季は8試合で26打数2安打、打率0割7分7厘と低迷しており、新庄監督は「もう1回ファームの方で打席を重ねて、いい状態の野村くんになってきてもらいたい」と話した。代わりに昇格する選手は、上川畑大悟内野手(27)の名前を挙げられると「そうです」と答えた。

◆ソフトバンク今宮健太内野手が積極打法で決勝打を放った。3-3の同点で迎えた7回1死一、三塁。「球が速い投手なので、積極的にいこうと思っていた」。初対決となる日本ハムの新外国人マーフィーの初球(ボール)を見逃すと、2球目のカーブを迷わずスイング。きっちり右前に運び三塁走者の甲斐を迎え入れた。プレーボールから雨模様で先発大関が4回3失点で降板。苦しむ投球を何とかバットで助けたいという思いは強かった。打線も2回までに3点を挙げたものの先発北山の前に6回10三振を奪われた。今宮の快打の後は4番山川がダメ押しの2点適時打を放つなど、一気の攻撃で連敗を止めた。「野手が打てなくて、投手が頑張った試合もあった。こうやってどんどん野手が打って投手を助けられるように頑張っていきたい」。5試合ぶりの打点を挙げ、打率も3割3分3厘と好調キープ。いぶし銀の打撃で重量打線をさらにけん引するつもりだ。

◆ソフトバンク先発大関友久投手(26)が雨でぬかるんだマウンドに苦しんだ。初回、万波に先制の2号ソロを被弾。2点リードの3回にも先頭郡司の1号ソロなどで同点とされた。「4回3失点という内容では、先発としての仕事はできていないと思います。でも、絶対に逆転だけはされないようにと思って投げました」。4回80球を投げ6安打、3失点。今季、先発投手が5回もたず降板するのは初めて。チームの白星にも悔しげだった。

◆悩める鷹の4番が試合を決定づけた。ソフトバンク山川穂高内野手(32)が3打数2安打3打点の大活躍。1点を追う初回1死一、三塁から同点適時二塁打を放った。1点リードの7回2死二、三塁では左前への2点タイムリーでダメ押し打。不調に苦しんだ主砲にようやく快音が戻った。チームも連敗を「2」で止め、首位をがっちりキープ。12日からは古巣・西武(ベルーナドーム)との3連戦に臨む。4番山川がトンネルを抜け出した。0-1の1回1死一、三塁。日本ハム北山の外角高めフォークを仕留めた。降りしきる雨を切り裂くような、低く鋭い打球が飛んでいく。左翼手のグラブをかすめるも、左越えの同点適時二塁打となった。「いや、もう。甘い球を仕留められた」。実に4試合ぶりの快音。13打席連続ノーヒットに苦しんでいた主砲に、本来の姿が戻った。打てばヒーロー。凡退で戦犯扱い。主砲の重責を常に感じる。9日の日本ハム戦(リブワーク藤崎台)では4打数無安打。全打席が得点圏で回ってきたが沈黙だった。「僕が1本、2本打てたら...」。悔しさは行動に出る。ナイターゲームの試合後は、チームバスで熊本からペイペイドームまで約2時間の移動。そのまま帰路につく選手がほとんどだったが、山川は室内練習場へ向かった。「家に帰ろうとも思ったけど...。感覚を良くしたかった」。約1時間。深夜0時を過ぎても、黙々と打撃マシンを打ち続けた。「技術的なところを整理しないとダメだなと。修正をちょっとかけた。そこが今日は良かった」。1点を勝ち越した7回。なおも2死二、三塁の第4打席では試合を決定づける2点タイムリーを放った。日本ハム・マーフィーが投じた9球目。内角ツーシームに詰まりながらも、持ち前のパワーで左前へ運んだ。「球が速くて、カーブもキレていた。ついていく感じだった」。追い込まれてからファウルで3球粘った。粘り勝ちの1本だった。チームも連敗を「2」で止め、首位をがっちりキープした。12日からは昨シーズンまで在籍していた西武との敵地3連戦で首位攻防戦となる。しかも相手先発はエース今井だ。山川は「球界を代表する投手。対戦するのは楽しみ」。息を吹き返したスラッガーが、元同僚との対決を心待ちにした。【佐藤究】▽ソフトバンク牧原大(2回に適時三塁打)「とにかく上位打線につないでいこうとコンパクトにスイングを仕掛けた。結果的にタイムリーとなる打撃ができてよかった」

◆古巣相手のデビュー戦で"恩返し"の初安打初打点をマークした。日本ハム水谷瞬外野手(23)がソフトバンク戦に「6番左翼」でプロ初出場初スタメン。1点を追う3回1死満塁で、大関の初球チェンジアップを引っ張り同点の左前打を放った。5年間1軍出場がなかった"ロマン砲"が、新天地で大きな一歩を踏み出した。愛称「ジェッシー」水谷が、うれしー初安打を放った。初回無死一塁でのプロ初打席は空振り三振も、3回にチャンスが来た。1点を追う1死満塁で打席に立つと、タイミングを外しにきたソフトバンク大関の初球129キロチェンジアップを、果敢にスイング。バットの先で拾った打球は、三塁・栗原を越える同点打となった。一塁塁上で両手を上げてガッツポーズ。「やっぱり九州で今日打ちたいという気持ちがあったので、打ててよかったです」。記念球はすぐに三塁側ベンチへ投げ返され、新庄監督がボールを高く掲げ、北九州のファンにお披露目した。節目を大事にする指揮官ならではのパフォーマンスに、敵地ながら観衆も歓喜。水谷は試合後「母が来ていたので渡しました」と、笑顔で振り返った。普段通りに試合に入るつもりだったが、体が思うように言うことを聞いてくれなかった。試合前は「ド緊張です。昼からご飯が入らなかったです」。1点リードの1回1死一、三塁の左翼守備では、山川の飛球をグラブに当てて後逸。同点に追い付かれてしまった。照明が目に入り、目測を誤った。「そんなところは言い訳にはできない。まだまだ技術不足。ここからやっていかないといけない」と反省した。試合後はソフトバンクの元チームメートだけでなく、当時のバスのドライバーからも祝福される人気者。「ネットの記事とかで目にすることもあると思うけど、リアルタイムで見て頂けたのが僕の中でうれしい」。記念の一戦は1安打3三振。帰りのバスの前でソフトバンク牧原に「(ヒットの)後が良くないね」と突っ込まれ苦笑い。水谷は「やっぱ力みすぎ」。余計なよろいは脱ぎ捨てた。次から存分に、怪力を披露する。【永野高輔】

◆ソフトバンクは連敗を「2」で止め、首位をがっちりキープ。12日からは古巣・西武(ベルーナドーム)との3連戦に臨む。-きつい展開で勝ちきった小久保監督 今日は中継ぎでしょう。(2番手の)又吉から始まって、全員が0点でいったところが勝因じゃないですか。-集中力を切らさずに小久保監督 1イニングずつね。狭い球場で神経使いながら、長打警戒しながら0で抑えてくれた。それがワンチャンス、今日はタイムリー出ての勝ち越し。山川もホッとしたんじゃないですかね。-山川はチャンスできっちり打った小久保監督 乗り越えるも何も、まだ始まったばかりなので。まだ11試合。明日から西武は投手陣がいいのでね。より打線が機能しないと。厳しい投手陣だと思いますね。-(昨年まで教え子の)日本ハム水谷がプロ初ヒット小久保監督 いやまあ複雑な。敵なんですけどね。でも心の中では『初ヒットおめでとう』っていうね。プロ初ヒットがホークス戦というのもね。なんかの縁ですし。まあ、勝負と個人的な思いは分けながら見ていました。

◆日本ハムは、19年6月14日以来1763日ぶりの単独首位には立てなかった。3回1死満塁、6年目で1軍デビューした水谷の左前適時打で一時は追いついたが、7回に中継ぎ陣が崩れ3失点。新庄剛志監督(52)は「いや、もう今のところは、そういうのを意識してなくて。毎日、1回1回を大事に。なんとか攻撃面では取る。ピッチャーはね、抑えるっていうことしか、今は考えてないですから」と話した。

◆2戦連続1番に入った日本ハム郡司裕也捕手(26)が、複数安打を記録した。2点を追う3回に左翼席へ1号ソロを放つと、9回には右前打。プレーボール直後の初球をいきなり右越え二塁打とした9日ソフトバンク戦に続き、起用に応えた。「(打撃の)状態は上向き。積み重ねられれば」。"いきなり郡司"が"いつでも郡司"として結果を残し続ける。

◆日本ハム北山亘基投手(25)が悪条件に適応し、前回登板に続き自己最多タイの10三振を奪った。試合前から雨が降り、ぬかるんだマウンドで3回まで3失点。だが4回以降はワインドアップからセットポジションに変更し、投球が安定した。終わってみれば5回2/3で10奪三振をマークし、「内容は全く納得いってないですけど、開き直って自分のピッチングができた」と手応えを口にした。

◆ソフトバンクは3連敗を阻止した。3―3の七回に今宮の適時打と、一回に適時二塁打の山川の2点打で3点を勝ち越した。4番手の津森が2勝目。日本ハムは北山が六回途中3失点と粘りながら3番手のマーフィーが誤算だった。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
740 0.636
(↑0.036)
-
(-)
13241
(+6)
25
(+3)
7
(-)
9
(+1)
0.251
(↑0.002
2.240
(↓0.07)
2
(1↑)
ロッテ
650 0.545
(-)
1
(↓0.5)
13226
(-)
32
(-)
2
(-)
3
(-)
0.228
(-)
2.670
(-)
2
(1↑)
西武
650 0.545
(-)
1
(↓0.5)
13238
(-)
23
(-)
6
(-)
6
(-)
0.249
(-)
1.470
(-)
4
(2↓)
日本ハム
550 0.500
(↓0.056)
1.5
(↓1)
13326
(+3)
38
(+6)
4
(+2)
3
(+1)
0.237
(↓0.003)
3.460
(↓0.21)
5
(1↑)
ORIX
570 0.417
(↑0.053)
2.5
(-)
13130
(+2)
31
(+1)
4
(+1)
2
(-)
0.205
(↑0.002)
2.570
(↑0.24)
6
(1↓)
楽天
470 0.364
(↓0.036)
3
(↓1)
13230
(+1)
42
(+2)
2
(-)
7
(+2)
0.224
(↑0.008)
3.530
(↑0.13)