オリックス(☆2対1★)楽天 =リーグ戦3回戦(2024.04.11)・京セラドーム大阪=
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楽天
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ORIX
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勝利投手:平野 佳寿(1勝0敗3S)
敗戦投手:西垣 雅矢(1勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】セデーニョ(4号・6回裏ソロ)

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◆オリックスがサヨナラ勝利。オリックスは1点を追う6回裏、セデーニョのソロで同点とする。そのまま迎えた9回には、紅林が適時二塁打を放ち、試合を決めた。投げては、6番手・平野佳が今季1勝目。敗れた楽天は、打線が相手を上回る10安打を放つも、つながりを欠いた。

◆女優の松本若菜(40)が、始球式に登場した。この日の試合が「とっとりDAY」として開催され、鳥取県出身の松本が4月11日にちなんで背番号「411」のユニホームを着てマウンドへ。投球は惜しくもホーム付近でワンバウンドで捕手を務めたオリックス森のミットに収まった。人生3度目の始球式という松本は「今回もダメでした。筋(コース)はよかったんですけど、ちょっと届かなかったですね」と悔しそうな表情を浮かべた。地元鳥取の魅力については「砂丘だけじゃなくて、山も海もあって、食べ物も海の幸も山の幸もおいしくて、温泉もたくさんある。境港の方とか、大山の方とか行ったりとかして、食べ歩きもできるすてきな県だなと帰るたびにいつも思っています」とアピールした。

◆お笑いコンビ・ライスの田所仁(41)と関町和弘(41)が試合前の特別始球式に登場した。「運動神経悪い芸人」として知られる田所がマウンドに上がった。オリックスの渡部が打席に立ち、福田が捕手を務めた中、大きく振りかぶってぎこちないフォームから投じたボールはワンバウンドでミットに収まった。人生初めての始球式を終えた田所は「普段僕らがやっている劇場とはキャパの大きさがまるで違う。ふわふわしてました」と汗を拭い、関町は「芸人らしからぬこと言いますけど、(空気にのまれて)考えていたボケを2つカットしました」と苦笑いで明かした。自己採点について田所は「いや...」と少し間を置きながら「100点でしょう!」と力強く言い切った。

◆オリックスの先発山下舜平大投手(21)が、5回7安打1失点(自責0)で降板した。初回は3人で片付けた、2回には1死から単打3連打を浴びて満塁のピンチを無失点で切り抜けた。3回には味方守備のミスもあって拡大した1死三塁のピンチで浅村に甘く入ったカーブを捉えられ、左中間への適時二塁打で先制点を献上した。4、5回も走者を出しながらも追加点を許さなかったが、球数107球で降板。味方の援護なく今季初勝利はお預けとなった。山下は球団を通じて「どんどんゾーンで勝負しにいこうと思っていましたが、球数が増えてしまい、リズム良く投げることが出来ませんでした。先発としてもう少し長いイニングを投げられるようにしていかないといけませんが、真っすぐで押すことが出来た場面もありましたし、なんとか最少失点で粘れた部分は良かったと思います」とコメントした。前回3日の敵地西武戦では自己ワーストの8四死球と乱れたが、この日は2四球にとどめた。この日の最速は自己最速まであと1キロに迫る159キロを計測した。

◆オリックス2年目のレアンドロ・セデーニョ内野手(25)が、2試合連発となる4号同点ソロを放った。1点を追う6回1死から楽天内の高め直球を振り抜き、打球は高々と舞い上がり、左中間スタンドに着弾した。「打った感触もよかったですし、高めに浮いてきたストレートをしっかりと捉えることができました!」。試合を振り出しに戻す1発で、先発山下舜平大投手(21)の負けを消し去った。前日10日の楽天戦では2回に先制弾、8回に同点2ランを放ち、来日初の1試合2発を記録していた。今季ここまでチームの4本塁打はすべてセデーニョが放っている。

◆動画は下記X(エックス)のロゴをクリックすると見られます/手が付けられなくなってきた\絶好調セデーニョの4号弾2戦連続の一撃は左中間への大きな一発?#プロ野球(2024/4/11)??オリックス×楽天??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #Bs2024"野球一本" 新プラン登場「DAZN BASEBALL」 月々2,300円 (年間プラン・月々払い)初月無料!4/17まで pic.twitter.com/VNUfCiMm87

◆開幕を2軍で迎えた楽天田中将大投手(35)の実戦登板プランが白紙となった。11日、永井投手コーチが明かした。4月中旬のイースタン・リーグでの登板を見込んでいたが「コンディションを最優先にする。2軍投手コーチ、トレーナーを含めての判断」と説明。田中将は昨年10月に右肘のクリーニング手術を受け、春季キャンプは1軍に参加。だが今季実戦での球数は63球が最多だった。次戦のめどは設けない。同コーチは「投げながら本人の感覚がよくなってきたら、ここら辺と決めて進めると思う」と話した。

◆楽天がサヨナラ負けを喫し、4カードを終えても勝ち越しはならなかった。不振の浅村を今季初めて4番から3番に変更。その浅村が3回にオリックス山下から適時二塁打を放ち、チームとして2日以来となる先取点を挙げたが、その後が続かなかった。打線は4試合連続の2ケタ安打も、今江監督は「次の1点が取れなかったのがすべて。セデーニョに3試合でホームラン3本も打たれてますし、そこは対策しないといけない」と話した。▽楽天浅村(今季初の3番で2安打1打点)「もうだいぶ足を引っ張ってるんで、なるべく早く勝たせられるような活躍をしないといけない。(復調の)きっかけにしないといけない」▽楽天内(先発初勝利はおあずけも6回1失点。自己最速の154キロもマーク)「最後の(オリックス・セデーニョの)1発は一番やってはいけないことですね。それに尽きます。悔しいですね」

◆楽天がサヨナラ負けを喫し、4カードを終えても勝ち越しはならなかった。前日10日にプロ初白星を挙げた楽天西垣雅矢投手が、この日はプロ初黒星。初勝利の翌日に初黒星を喫したケースは、10年9月4日に勝利、翌5日に敗戦の比嘉(オリックス)以来14年ぶりで、楽天では初めて。

◆オリックス紅林弘太郎内野手(22)の打棒が、暗雲を切り裂いた。同点の9回1死一塁。楽天西垣の高め151キロを狙い打ち、右中間を真っ二つに割った。一塁走者の杉本が激走で足からホームに滑り込んだ。今季初のサヨナラ勝利をもたらしたヒーローに、歓喜のウオーターシャワーが降り注ぐ。3年連続3度目のサヨナラ打。びしょぬれのまま上がったお立ち台で「めっちゃ気持ちいいです」と会心の笑みがはじけた。苦境のチームを、開幕4カード目にして今季初の勝ち越し&最下位脱出へと導いた。個人としても状態が上がらず、前日10日までの打率は1割2分9厘。トンネルから抜け出せない中、経験豊富な先輩の西川や森に助言を求め、返ってきた言葉に救われた。「まだ全然焦る必要ないよ。まだまだここから」。紅林は「たくさん経験してきた人だからこそっていう言葉はある。気持ちが楽になりました」と殊勲打につなげた。中嶋監督のゲキにも発奮した。結果が出ない中、指揮官から「また去年みたいに(2軍施設の)舞洲行くか?」とハッパをかけられていた。「監督は常に僕を奮い立たせるように声をかけてくださる」。これまでキックやヘッドロックで愛のムチを受けてきた指揮官に、試合後はハイタッチとグータッチを2度スルーされ「愛しか感じないです」とニッコリだ。指揮官は「もっといい感じで(シーズンに)入るかなと思ったら例年のごとく低空飛行で」と普段通り? 厳しく指摘しつつ「小言をめちゃくちゃ言いたくなるタイプですけど、今日はよくやりました」と〓(順の川が峡の旧字体のツクリ)を緩ませた。5回にはファウルで粘って10球目で投手強襲の内野安打を記録。今季初のマルチ安打を放ち、復調の兆しを見せている。「サヨナラはすごく乗ってくると思う。ここから勝って優勝目指して、全員で頑張りたい」。ここからの巻き返し、背番号24の活躍は欠かせない。【古財稜明】

◆日本野球機構(NPB)が12日の予告先発投手を発表。京セラドームで日本ハムと対戦するオリックスは東晃平投手(24)が先発する。この日の試合前練習ではショートダッシュなどで調整し「先制点を取られたら勢いに乗るのかなと思うので先制点だけやらないように。できたら0点で。最少失点を意識して投げたい」と気合を入れた。今季初先発となった4日の西武戦(ベルーナ)では7回1失点で初白星。デビューから先発8連勝を記録し、1942年の藤本英雄(巨人)以来、82年ぶり2人目の快挙を達成した。救援登板を含め、デビューから9連勝以上はNPB史上4人だけ。連勝記録更新へ「続けられるなら、(続けたい)という感じ」と意欲を燃やした。

◆オリックス・山下舜平大投手(21)が5回7安打1失点で降板した。二回に3連打で1死満塁のピンチを招きながらも無失点で乗り切った。しかし、三回に内野安打と失策などで1死三塁とされ、浅村にカーブを左中間にはじき返されて先制点を献上。以降は最少失点で踏ん張ったが、2ストライクと追い込んでから粘られる場面が目立ち、五回途中で球数が100球超えた。なんとか5回を投げ切り、降板。これで4試合連続で先発投手が5イニング以下で降板となった。

◆オリックスのレアンドロ・セデーニョ内野手(25)が2試合連続となる4号ソロを放ち、試合を振り出しに戻した。0―1の六回1死で先発・内の高めの直球をとらえて左翼席にたたき込んだ。 「打った感触もよかったし、高めに浮いてきたストレートをしっかりととらえることができた」。前日10日には来日初となる1試合2本塁打。この日も勢いそのままに2試合連続でアーチを描いた。

◆ピンチで粘り続けたが、球数がかさんだことで自分の首を絞めた。挽回を期して今季2度目の先発のマウンドに上がったオリックス・山下は、会心のパフォーマンスを発揮することはできなかった。「(打者に)向かっていきたい。相手を抑えることだけを考えたい」前日10日にそう意気込んでいた右腕だったが、序盤から苦しい展開を招いた。二回1死から3連打で満塁とされるも、石原を直球で空振り三振、小深田も三邪飛に仕留めて危機を脱した。しかし、三回に内野安打と失策などで1死三塁のピンチを背負うと、試合前時点で打率・139と低迷する浅村に先制打を浴びた。直後の阿部に四球を与えながらも後続を断って最少失点で踏ん張ったが、三回を投げ終えた時点で投球数は69を数えた。今季初先発した3日の西武戦(ベルーナ)では5回0/3を投げて2失点も、自己ワーストの8四死球で黒星を喫した。抜け球が目立つなど制球面に課題を残し、登板後には「気持ちの面で弱さが出た」と猛省。そこから中7日の間隔を空けて今回のマウンドに上がったが...。2ストライクに追い込んでから粘られる場面が目立ち、結果的に球数がかさんだ。試合前時点でチームは3試合連続で先発投手が5回以下で降板。中嶋監督も「先発も5回くらいで全部降りているので、苦しくなりましたよね」と嘆いていた。この日の山下は5回107球。1失点(自責0)も今季初白星はつかめなかった。(織原祥平)

◆オリックスがサヨナラ勝ち。0―1の六回にセデーニョの4号ソロで追い付き、九回1死一塁から紅林が右中間を破る適時二塁打を放ち試合を決めた。九回を抑えた平野が今季初白星。楽天は好機をたびたび逃して13残塁。

◆白球は右中間の芝生に弾み、歓声が京セラドームを包み込む。二塁ベースを回ったオリックス・紅林はベンチを飛び出したナインと抱き合い、破顔一笑。今季初のサヨナラ勝利に導き、お立ち台で感情を爆発させた。「めっちゃ気持ちいいです! 最低でも次の打者にいい場面でつなげるという気持ちでいきました」1-1の九回、1死から杉本が四球で出塁すると、4番手・西垣の高めの直球を迷いなく振り抜き、試合を決めた。サヨナラ打は昨年5月24日の楽天戦(ほっと神戸)で本塁打を放って以来、自身3度目。ヒーローとなった22歳に中嶋監督は「例年のごとく(開幕から)低空飛行で。小言をめちゃくちゃ言いたくなるタイプの選手なんですけど。きょうはよくやりました」とたたえた。5年目の今季はここまで打率・176と不振に苦しみ、先発を外されることもあった。結果が出ずに精神的にも追い込まれた状況から救ってくれたのは、愛のある〝アメとムチ〟だった。実績と経験豊富な森や西川に助言を求めれば「全然焦る必要はないよ」と言葉をかけられ、肩の荷が軽くなった。指揮官からは愛情の裏返しで「また去年みたいに舞洲(2軍)行くか?」と叱咤(しった)激励され、前を向くことができた。そんな先輩からの気遣いに「本当にありがたい」と感謝の思いをかみしめ、バットで恩返しした。「ここからもっと打線が投手を助けないといけないと思うので、もっと勝てるように野手全員で頑張っていきたい」チームは開幕4カード目で初の勝ち越しに成功。不振から抜け出した紅林が勝負強い打撃でチームを上昇気流に乗せる。(織原祥平)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
740 0.636
(↑0.036)
-
(-)
13241
(+6)
25
(+3)
7
(-)
9
(+1)
0.251
(↑0.002)
2.240
(↓0.07)
2
(1↑)
ロッテ
650 0.545
(-)
1
(↓0.5)
13226
(-)
32
(-)
2
(-)
3
(-)
0.228
(-)
2.670
(-)
2
(1↑)
西武
650 0.545
(-)
1
(↓0.5)
13238
(-)
23
(-)
6
(-)
6
(-)
0.249
(-)
1.470
(-)
4
(2↓)
日本ハム
550 0.500
(↓0.056)
1.5
(↓1)
13326
(+3)
38
(+6)
4
(+2)
3
(+1)
0.237
(↓0.003)
3.460
(↓0.21)
5
(1↑)
ORIX
570 0.417
(↑0.053)
2.5
(-)
13130
(+2)
31
(+1)
4
(+1)
2
(-)
0.205
(↑0.002
2.570
(↑0.24)
6
(1↓)
楽天
470 0.364
(↓0.036)
3
(↓1)
13230
(+1)
42
(+2)
2
(-)
7
(+2)
0.224
(↑0.008
3.530
(↑0.13)