DeNA(★1対6☆)中日 =リーグ戦2回戦(2024.04.10)・横浜スタジアム=
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中日
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DeNA
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勝利投手:松葉 貴大(1勝0敗0S)
敗戦投手:小園 健太(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆中日が5連勝。中日は初回、細川の適時打で先制する。続く2回表に高橋周の適時打などで加点すると、3回には松葉と三好の適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・松葉が6回途中1失点で今季初勝利。敗れたDeNAは先発・小園が試合をつくれず、打線も振るわなかった。

◆DeNAは21年ドラフト1位、3年目の小園健太がプロ初登板。DeNAで初登板初勝利は20年6月25日中日戦の坂本まで14人いるが、過去は1年目10人、2年目4人。3年目以降にデビューした投手が初登板初勝利を飾れば球団で初めてになる。また、ドラフト1位で入団した投手では、97年4月6日中日戦の川村、06年6月29日の山口がともにルーキーイヤーに記録。球団では18年ぶり3人目のドラフト1位投手のデビュー戦勝利にもなる。

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◆プロ初登板初先発のDeNA小園健太投手(21)の初陣はほろ苦デビューとなった。22年ドラフト1位の松尾とのフレッシュなバッテリーを組んで臨んだ一戦。1回先頭、中日三好からカーブで見逃し三振を奪って立ち上がるも、続く田中に四球。4番中田にも四球を与えて2死一、二塁から細川に左前への先制適時打を浴びた。2回にも1死満塁から田中の二ゴロと高橋周の一塁への内野安打で2失点。3回には2死一、二塁から投手・松葉に右前への適時打を打たれて降板し「立ち上がりから良いボールはありましたが、ゾーン内にコントロールできず後手になってしまいました。また緊張、力みもあり攻めの投球ができませんでした。早いイニングでマウンドを降りることになりチーム、中継ぎ陣に申し訳ないです」と反省した。悔しそうな表情を浮かべてマウンドを後にした。21年ドラフト1位右腕のデビューマウンドは3回途中7安打5失点3四球となった。3年目以降にデビューした投手が初登板初勝利なら球団史上初だったが、プロ初勝利はお預けとなった。【動画】DeNA小園健太がプロ初奪三振!先頭打者三好を117キロのカーブで見逃し三振

◆DeNAタイラー・オースティン外野手(32)が、ハッスルプレーを見せた。5点を追う3回2死三塁、中日松葉から左翼線への適時打を放った。一塁を蹴って二塁まで激走。積極的な走塁で二塁へヘッドスライディングし、間一髪セーフとした。しかし、直後に顔をしかめ、石井琢朗チーフ打撃兼走塁兼一塁コーチやトレーナー、通訳が二塁ベースに駆け寄った。足を気にするそぶりも見せていたが、そのまま交代せず。4回表の一塁守備についたが、5回の守備からベンチに退いていた。直近2年は負傷に悩まされて出場機会は限られただけに、SNSでは「マジで無理しないでくれ」「ケガだけはなんとか...」「足大丈夫?」など心配するDeNAファンの投稿が相次いだ。

◆深々と一礼して背番号18が横浜のマウンドに帰ってきた。DeNA小園健太投手が鋭い眼光で2年目・松尾のミット目がけて腕を振る。1回先頭、中日三好を内角直球で攻め、最後は外角からゾーンに入るカーブで見逃し三振。プロ初奪三振で幕を開けた。しかし、プロの厳しさを体感した。2四球で2死一、二塁のピンチを招くと、細川にスライダーを左前に運ばれて先制点を献上した。2回にも1死満塁から田中の二ゴロと高橋周の一塁への内野安打で2失点。3回には2死一、二塁から投手・松葉に右前への適時打を打たれて万事休す。3回途中7安打5失点3四球で三浦監督に交代を告げられ、悔しそうな表情を浮かべてマウンドを後にした。自ら勝ち取ったデビューマウンドだった。21年にドラフト1位でDeNAに入団。三浦監督が現役時代に背負った背番号18を受け継いだ。ただ、この2年間は思い描いたものではなかった。入団当初はすぐに実戦登板はせずに体作りに励んだ。1年目のキャンプでは、チームスタッフが新型コロナの陽性判定を受け、濃厚接触者の疑いで自主隔離。シーズン終盤には新型コロナウイルスに感染し、2年目はインフルエンザに感染した。内定済みだった1軍デビューは幻に終わり「運が悪いですよね、2年連続で...」と嘆いた。3年目の今季は目の色を変えて臨んだ。宜野湾キャンプ最初の投内連係では、先輩たちを差し置いて、トップバッターを名乗り出た。「開幕を最初から狙っていた。何でも最初に率先してやりたいなと」とアピールだった。三浦監督にも「今年にかける思いをすごく感じる」と気合が伝わった。プロ初勝利はならなかったが、指揮官の引退試合以来、8年ぶりに背番号18がマウンドに戻ってきた。ほろ苦い初陣を糧に、1歩1歩階段を上っていく。【小早川宗一郎】小園健太(こぞの・けんた)2003年(平15)4月9日、大阪府貝塚市生まれ。貝塚一中では貝塚ヤングに所属し、高校でもバッテリーを組む松川(現ロッテ)と全国制覇。市和歌山では1年春からベンチ入り。3年春にセンバツ出場。21年ドラフトで2球団の1位指名を受け、DeNA入団。背番号は三浦監督がつけた「18」を継承。185センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸910万円。

◆/背番号3を継ぐ男\高橋周平が1000試合出場?プロ野球 (2024/4/10)??DeNA×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #dragons"野球一本" 新プラン登場「DAZN BASEBALL」 月々2,300円 (年間プラン・月々払い)初月無料!4/17まで pic.twitter.com/EuVvykS2C9

◆立浪竜初の5連勝&貯金4だ。先発松葉貴大投手(33)が6回途中、2安打1失点でゲームメーク。打線は初回、細川成也外野手(25)の左前適時打で5戦連続の先制点を挙げると、プロ初登板初先発の小園を攻略。その後も打線の勢いは止まらず今季最多安打でDeNAを圧倒した。5連勝は21年9月10日巨人戦~14日広島戦以来、3年ぶり。貯金「4」は20年11月11日の貯金「5」以来、4年ぶり。2位DeNAに1・5ゲーム差をつけた。

◆立浪竜初の5連勝&貯金4だ。先発松葉貴大投手(33)が6回途中、2安打1失点でゲームメーク。打線は初回、細川成也外野手(25)の左前適時打で5戦連続の先制点を挙げると、プロ初登板初先発の小園を攻略。その後も打線の勢いは止まらず今季最多安打でDeNAを圧倒した。通算1000試合出場=高橋周平内野手、後藤駿太外野手(ともに中日) 10日のDeNA2回戦(横浜)で達成した。高橋周は先発出場、後藤は途中出場。プロ野球526人目と527人目。高橋周の初出場は12年3月31日広島2回戦(ナゴヤドーム)、後藤の初出場はオリックス時代の11年4月12日のソフトバンク1回戦(京セラドーム大阪)。同一球団の2人が同じ試合で通算1000試合出場を達成したのは、77年阪急の福本と大橋が8月5日近鉄戦でともに到達して以来、47年ぶり2度目となった。▽中日後藤(1000試合出場に)「いままで使ってくれた監督、コーチに感謝しています。ベンチはめっちゃ雰囲気いいっす」

◆/野手顔負けの一撃\中日投手陣で今季初松葉貴大がタイムリー?プロ野球 (2024/4/10)??DeNA×中日??Live on DAZN#DAZNプロ野球 #dragons"野球一本" 新プラン登場「DAZN BASEBALL」 月々2,300円 (年間プラン・月々払い)初月無料!4/17まで pic.twitter.com/vxVAzbWbfl

◆中日松葉貴大投手が今季初登板で初勝利を飾った。6回途中2安打1失点。きっちり100球で降板し、21年以来の3ケタ球数をマーク。中日移籍以来、横浜スタジアム5試合目で、初白星(4敗)も手に入れた。21年の5連勝時も最後の白星を運んだ目撃者。「今日のチャンスをつかめなかったら、(次は)簡単にはまわって来ないと思った。本当に自分でもよく頑張った」。達成感に浸りながら、22年以来の7イニング超えをにらんだ。

◆DeNAオースティンが途中交代した。5点を追う3回2死三塁、中日松葉から左翼線へ適時打を放ち、二塁へ激走。ヘッドスライディングで間一髪セーフとしたが、直後に足を気にするそぶりを見せ顔をしかめた。そのまま出場して4回の守備にはついたが、5回の守備から交代。三浦監督は「大事を取ってです」と強調した。

◆プロ初登板初先発のDeNA小園健太投手(21)が手痛いプロの洗礼を受けた。2年目の松尾とのドラ1バッテリーで臨むも1回、2四球で2死一、二塁のピンチを招くと、細川にスライダーを左前に運ばれて先制点を献上した。2回にもバント処理をミスして走者をため、1死満塁から田中の二ゴロと高橋周の一塁への内野安打で2失点。3回には2死一、二塁から投手・松葉に右前への適時打を浴びた。3回途中7安打5失点3四球でプロ初黒星。「緊張、力みもあり攻めの投球ができませんでした。早いイニングでマウンドを降りることになりチーム、中継ぎ陣に申し訳ないです」と悔しさをかみしめた。背番号18の前任者でもある三浦監督は「これも経験。次に生かせば良いと思います」と話した。次回登板については未定とし「チャンスはつかむものだと思います」とした。

◆中日高橋周平内野手(30)が通算1000試合出場を自ら祝った。開幕からスタメン三塁の定位置をキープ。2回2死二、三塁での第2打席で13打席ぶりのヒットとなる一塁内野適時打安打から、5打数3安打と、今季2度目の猛打賞で輝いた。13年目での1000試合出場の大台達成には「これまで使っていただいた首脳陣のおかげです」と感謝。主軸の1人として5連勝をけん引した。

◆立浪竜初の5連勝&貯金4だ。活発な打線はオール単打ながら今季最多15安打で6得点を挙げた。5連勝は21年9月10日巨人戦~14日広島戦以来、939日ぶり。貯金4は20年11月11日の貯金5以来、1246日ぶり。2位DeNAに1・5ゲーム差をつけた。試合後の立浪和義監督の一問一答は以下の通り。-初回先制から効果的に得点した立浪監督 いい形で6点まではね。タイムリーもそうだし、(2回の)田中の追い込まれてからのボテボテ(1死満塁からの二ゴロ)だけど、ああいう点の入り方っていうのは。結果的にダメ押しになった中田のタイムリーもそう。去年と違った形で得点もできている。もう一押しできればね。(8回)無死満塁のところ。ああいうところで点が入らないと。今日は点差があったので良かったが、流れは相手に行きやすい。今日は、いい形で早く松葉を援護できたのは大きかった。-15安打全てが単打で内野安打6本立浪監督 今はあんまり長打は、両チームともそんな期待できない。見ていても。ああいう形で点をとっていかないと。-打線がつながる要因は立浪監督 去年と比べて人が変わっているのもあるけど、雰囲気的に誰かが打ってくれると、他の選手も打席立つ時に、気持ち的にも違うでしょう。1人軸が4番にいるのも大きい。いい意味でつなぐ田中の役割も大きいのかなと思う。-松葉が試合を作った立浪監督 本人は完投って言っていたけど、今日は序盤に低めにうまく球を集めながら、しっかり自分も投球ができたと思う。-ビジター5連勝立浪監督 ビジターでも勝っていけば、選手もみんなまだいけると思ってくれる。特にここ(横浜スタジアム)ではなかなか勝てなかった。初めに2つ勝てたのは大いに自信にしてもらいたい。-投手陣も2試合で2失点立浪監督 もちろん投手の踏ん張りがあっての勝利。打線はこれからもバンテリンドームでも点が取っていけるようにやっていきたい。

◆勢い止まらん! 立浪竜初の5連勝&貯金4だ。初回に5番細川成也外野手(25)の左前適時打で5試合連続となる先制点を挙げると、プロ初登板初先発のDeNA小園を3回途中でKO。活発な打線はオール単打ながら今季最多15安打で6得点を挙げた。5連勝は21年9月10日巨人戦~14日広島戦以来、939日ぶり。貯金4は20年11月11日の貯金5以来、1246日ぶり。2位DeNAに1・5ゲーム差をつけた。中日打線が、桜の季節に合わせたかのように満開で5連勝を呼び寄せた。起爆剤役を務めたのは5番細川だ。4番中田が四球を選んで生まれた1回2死一、二塁。カウント1-1からプロ初登板のDeNA先発小園の127キロスライダーをバットの先で引っ張り三遊間を抜いた。無安打のトンネルを抜ける10打席ぶりとなる安打が先制タイムリー。「何とか抜けてくれて、初回に先制点を取れて良かった」。表情からこわばりも消えた。6回には、真打ちが登場。主砲中田が2死三塁から、DeNA3番手中川颯から左前タイムリーを放った。「3回以降、追加点が取れていなかったので良かった」と6点目をもぎ取った。負ければ1日天下で終わった首位を連勝で堅持。コツコツと単発安打を積み上げて2回以降も得点を挙げた。マツダスタジアム、横浜とつづいた敵地5試合で5連勝。立浪監督の表情も自然と緩んだ。「去年と違った形で得点もできている。去年と比べて人が変わってることもあるかもしれないけど、雰囲気的に誰かが打ってくれると、他の選手も打席立つ時に、気持ちも違う。1人軸が4番にいるのも大きい。いい意味でつなげる田中の役割も大きい」新加入の打点王3度のベテランスラッガーだけでなく、つなぎの1安打1犠打1四球で存在感を見せた2年目田中を持ち上げた。役者が百花繚乱(りょうらん)。24年バージョンの強竜打線に咲いた花びらに散る気配はない。【伊東大介】通算1000試合出場=高橋周、後藤(ともに中日) 10日のDeNA2回戦(横浜)で達成した。高橋周は先発出場、後藤は途中出場。プロ野球526人目と527人目。高橋周の初出場は12年3月31日広島2回戦(ナゴヤドーム)、後藤の初出場はオリックス時代の11年4月12日のソフトバンク1回戦(京セラドーム大阪)。同一球団の2人が同じ試合で通算1000試合出場を達成したのは、77年阪急の福本と大橋が8月5日近鉄戦でともに到達して以来、47年ぶり2度目となった。

◆DeNA・小園健太投手(21)が先発しプロ初登板も、三回途中7安打5失点、3四球3奪三振でノックアウトされた。一回2四球を与え2死一、二塁から細川に左前適時打を浴び先制を許した。二回は9番松葉のバントが三塁線に残る安打など下位打線に3連打で満塁のピンチを招き、田中の二ゴロ、高橋周の一塁へ適時内野安打で2失点。三回も2死一、二塁から松葉に右前適時打を打たれ、三浦監督がマウンドに行き降板が告げられた。2022年に市和歌山高からドラフト1位で入団。球団の方針や体調不良などもあり2年間1軍登板はなかったが、3年目で迎える待望のハマスタ公式戦デビューはほろ苦いものとなった。

◆DeNA・大和内野手(36)が「6番・遊撃」で出場。四回2死走者なしの第2打席、左膝付近に自打球が直撃するアクシデントが起こった。トレーナーとともに一塁ベンチへ下がり、手当てを受けてプレーを続行。投ゴロに倒れたが、直後の守りから一塁に回り、D4位・石上(東洋大)が遊撃に入った。

◆DeNAのタイラー・オースティン内野手(32)が、五回の守備で退いた。「2番・一塁」で先発出場した助っ人は、0-5の三回に左翼線への適時二塁打を放ち、頭から二塁ベースへ滑り込んだ走塁後に脚を気にする様子を見せていた。

◆〝ほろ苦デビュー〟となった。DeNAの高卒3年目、小園健太投手(21)が先発しプロ初登板。三回途中7安打5失点、3四球3奪三振でノックアウトされた。「立ち上がりから良い球はあったが、ゾーン内にコントロールできず後手になってしまった。緊張、力みもあり攻めの投球ができなかった。早い回でマウンドを降りることになりチーム、中継ぎ陣に申し訳ない」一回は2四球で一、二塁とされ、細川に左前へ先制打を許した。二回は投手松葉のバント安打など下位打線の3連打で無死満塁のピンチを招き、田中の二ゴロと高橋周の適時内野安打で2失点。三回も松葉に右前適時打を打たれたところで、三浦監督がマウンドに行き降板が告げられた。2022年に市和歌山高からドラフト1位で入団。球団方針や体調不良などで2年間1軍登板はなく、本拠地で迎えた待望のデビュー戦は悔しい結果となった。

◆降板するDeNA先発の小園健太(撮影・荒木孝雄)

◆投打がかみ合った中日が3季ぶりの5連勝。一回に細川の適時打で先制。二、三回に2点ずつ加え、六回は中田の適時打でリードを広げた。松葉は5回2/3を1失点とし今季初勝利。DeNAは小園がデビュー登板で打ち込まれて3連敗。

◆DeNAのタイラー・オースティン内野手(32)が「2番・一塁」で出場。0-5の三回に左翼線への適時二塁打を放ったが、頭から二塁へ滑り込んだ走塁後に脚を気にする様子を見せ、五回の守備で退いた。三浦監督は途中交代の理由について、試合後に「大事を取ってです。無理をさせなかった」と説明した。

◆DeNAは今季初対戦の中日・松葉を打ちあぐねた。三浦監督は「最初の失点が大きかったところもあり、周りからもリズムがつくれず、攻撃もかみ合わなかった」と渋い表情を見せた。三回に適時二塁打を放ったオースティンが脚を気にするそぶりを見せ、五回の守備で退いたが、指揮官は「大事を取って無理させなかった」と説明した。(横浜)

◆中日・高橋周平内野手が開幕戦以来となる3安打の固め打ちで、打線を活気づけた。通算1000試合出場の節目でしっかりと存在感を見せ「今まで使ってくれた方々のおかげ。もっと貢献できるように頑張る」と謙虚に話した。2―0の二回は一塁手のオースティンのミットをはじく適時内野安打。「当たりは良くなかったが、追加点が入って良かった」と息をついた。四回は左前打、八回は二塁内野安打。打線は3番打者に引っ張られ、今季最多となる15安打6得点をマークした。

◆DeNAの下手投げ右腕、中川颯投手(25)が1―5の四回に3番手で登板。5回74球を投げ、7安打1失点のロングリリーフで〝第2先発〟の役割を全う。救援陣の負担を最小限に抑えた。「リリーフ陣がすごく調子良くて、首脳陣も温存したいだろうと思うので、何とかここでイニング食って、あわよくば打線に流れを持っていければと。本当はゼロでいきたかったけど、最低限の投球はできたかなと」四、五回は各1安打を許すも無失点。六回に中田に左前適時打を許したが、七回は1死二塁、八回は無死満塁の大ピンチも無失点で切り抜け「僕は1軍で投げさせてもらえるだけでありがたいと思っているので、必要とされた場面でいくことが自分の使命。投げさせてもらえるならという気持ちでやっているので、そこの仕事をしっかりこなしていくだけ」と胸を張った。オフにオリックスを戦力外となりDeNAに移籍。開幕ローテ入りを果たし、4日の阪神戦(京セラ)では五回途中2失点と力投した。9日に21歳の誕生日を迎えた小園と深沢をラーメン屋に連れて行ったという面倒見の良い〝兄貴分〟。その小園がプロ初登板で三回途中で降板した後を受け、中5日で力投した。

◆苦いデビュー戦となった。先発でプロ初登板に臨んだDeNA・小園健太投手(21)は2回?で76球を要し、7安打5失点で黒星を喫した。「ゾーン内にコントロールできず、後手になってしまった。緊張、力みもあり、攻めの投球ができなかった」と悔やんだ。一回に2四球が絡んで先制点を献上。二回は2者連続のバント安打を含む4安打を許し、2点を奪われた。三回は投手の松葉に適時打を浴び、降板を告げられた。打線は4安打1得点と援護できず、チームは3連敗。三浦監督は小園のバント処理について「ワンテンポ遅かったかな」と指摘し「いいボールと悪いボールがはっきりしていた。全てが経験。プラスに変えてくれれば」と語った。2022年に市和歌山高からドラフト1位で入団した右腕は、三浦監督が現役時代に付けた背番号18を受け継ぐ。「自分のリズムで投げられず、弱さが出た。もう一度1軍の舞台で投げれるように準備したい」。9日に21歳になったばかり。悔しさを成長の糧とする。(鈴木智紘)

◆小園にとってはすべてが勉強、というプロ初登板。2年目の松尾とのバッテリーは2軍ではなじみで、投げやすい部分もあっただろうが、やはり1軍は違うと痛感したはずだ。立ち上がりは、打者がストレートに差し込まれるシーンが目についた。さらにカーブ、カットボール、フォークボールと、すべての球種でストライクが取れる。いけるぞ、というムードもあった。それが二回、三回と進むにつれ、スピードが落ち、間合いも長くなった。先発として生きていくには、球威と球質を100球は維持すること。まずはそこが最初の条件だ。実は小園を見てきて、投球量が少ないのでは? と感じたこともある。首脳陣の育成方針なのかどうか...。いずれにしても、どう体を仕上げていくか、どう投げるスタミナを養っていくか。重要なテーマを与えられたと、前向きにとらえてほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
中日
731 0.700
(↑0.033)
-
(-)
13231
(+6)
22
(+1)
5
(-)
1
(-)
0.236
(↑0.019
1.850
(↑0.09)
2
(-)
DeNA
650 0.545
(↓0.055)
1.5
(↓1)
13231
(+1)
36
(+6)
3
(-)
5
(+1)
0.237
(↓0.011)
2.780
(↓0.33)
3
(-)
巨人
550 0.500
(-)
2
(↓0.5)
13327
(-)
23
(-)
5
(-)
3
(-)
0.246
(-)
2.000
(-)
4
(1↓)
阪神
560 0.455
(↓0.045)
2.5
(↓1)
13230
(+2)
37
(+6)
10
(+1)
4
(-)
0.226
(↓0.001)
2.780
(↓0.33)
5
(1↑)
広島
460 0.400
(↑0.067)
3
(-)
13323
(+6)
24
(+2)
1
(-)
4
(-)
0.228
(↑0.015)
2.380
(↑0.04)
6
(1↓)
ヤクルト
351 0.375
(-)
3
(↓0.5)
13430
(-)
30
(-)
3
(-)
6
(-)
0.244
(-)
3.040
(-)