DeNA(★1対3☆)中日 =リーグ戦1回戦(2024.04.09)・横浜スタジアム=
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中日
1020000003510
DeNA
0100000001500
勝利投手:小笠原 慎之介(1勝0敗0S)
(セーブ:マルティネス(0勝0敗4S))
敗戦投手:ジャクソン(1勝1敗0S)
  DAZN
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◆中日が4連勝。中日は初回、中田の適時打で幸先良く先制する。その後同点とされるも、3回表に中田の適時打で2点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、先発・小笠原が7回1失点の力投で今季初勝利。敗れたDeNAは、打線が5回以降無安打と振るわなかった。

◆1月にプレーヤー表彰で野球殿堂入りを果たした谷繁元信氏(53=日刊スポーツ評論家)が、横浜スタジアムで野球殿堂入りセレモニーに出席した。両軍の選手たちが一列に並んで見守る中、スーツ姿でグラウンドへ。プロ野球生活の歩みが収められた動画で振り返り、現役時代に幾度となくバッテリーを組んだDeNA三浦大輔監督(50)から記念のプレート、中日立浪和義監督(54)、佐々木主浩氏(56=日刊スポーツ評論家)から花束を受け取り、4人で記念撮影した。谷繁氏はスピーチで「今一番伝えたい思いは感謝です。プロ入りしたときは、まさか自分が野球殿堂入りできるような選手になるとは思いもしませんでした。指導者の方々、花束をいただいた、佐々木さん、立浪監督、三浦監督をはじめとするともに戦った選手、サポートしてくれたスタッフの皆さま、そして勝ったときも負けたときも温かい声援を送っていただいたファンの皆さまがあってこその野球殿堂入りだと思ってます。改めて感謝しかありません」と感謝を繰り返し強調した。続けて「思い返せば自分が大洋に入団したころは正直、スタンドの空席が目立つここ、横浜スタジアムでした。しかし今では毎日スタンドも満員になり、ファンの皆さまの声援に選手たちも感謝していることとお思います。これからも横浜DeNAベイスターズに温かい声援をよろしくお願いします」と呼びかけた。首位DeNA、0・5ゲーム差の2位中日で迎える首位攻防の2連戦。「先は長いですが首位攻防戦です。両チームのOBとして2連戦、とても楽しみにしています。ファンの皆さまも楽しんでいただければと思います。ありがとうございました」と締めくくった。谷繁氏は88年にドラフト1位で大洋に入団。98年に正捕手として日本一に導くなど、長年チームを支えた。02年から現役引退する15年まで所属した中日との今季初対戦を前にセレモニーが行われた。

◆DeNA山本祐大捕手(25)が勝負強い打撃で3試合連続完封勝利中の中日投手陣から1点をもぎ取った。1点を追う2回2死、今季初スタメンの大和が左翼線二塁打。昨季対戦打率3割7分5厘と好相性の先発・小笠原からチャンスメークすると、山本が左中間への適時二塁打で試合を振り出しに戻した。山本は「芯で捉えることができ、いい所に飛んでくれました」と振り返った。

◆ベイスターズ芸人がハマスタを盛り上げた。お笑いコンビ鬼越トマホークの金ちゃん率いるDeNAファンの芸人6人がスタンドで生観戦した。鬼越トマホークの相方・坂井良多、M-1チャンピオンのコンビ・令和ロマンの2人とオズワルドの2人が集結し、金ちゃんはX(旧ツイッター)で6人の写真とともに「今日はベイスターズ芸人で現地観戦!!」と投稿した。 するとイニング間のハッピーダンスコンテストで金ちゃんらがノリノリでダンスする様子がメインビジョンに抜かれた。SNSでは「映ってて草」「金ちゃんご一行様」「しっかり映り込む金ちゃん(優勝はできず)」「しっかり楽しんでる笑笑」などの投稿が見られた。

◆中日が2016年5月10日以来となる8年、2891日ぶりの単独首位に立った。7日の広島戦(マツダスタジアム)で12年ぶりの3試合連続完封勝利での3連勝で横浜に乗り込んだ。初回1死一、二塁で、体の張りから2試合ぶりにスタメン復帰した中田翔内野手(34)が先制タイムリーでけん引。1-1の同点で迎えた3回1死二、三塁でもDeNA先発ジャクソンから勝ち越しの右前2点適時打を放った。昨季は8勝16敗1分け、21年は6勝18敗1分けと苦戦したDeNAに今季初対戦で先勝した。今季のオープン戦では20試合10勝5敗5分けで、ソフトバンクと並んで首位フィニッシュ。22年から指揮を執り、2年連続最下位に甘んじた立浪監督が初の公式戦リーグ単独首位に立った。

◆中日が2016年5月10日以来となる8年、2891日ぶりの単独首位に立った。7日の広島戦(マツダスタジアム)で12年ぶりの3試合連続完封勝利での3連勝で横浜に乗り込んだ。初回1死一、二塁で、体の張りから2試合ぶりにスタメン復帰した中田翔内野手(34)が先制タイムリーでけん引。1-1の同点で迎えた3回1死二、三塁でもDeNA先発ジャクソンから勝ち越しの右前2点適時打を放った。中日が4連勝で首位に立った。中日の首位は、開幕戦に勝って中日、阪神、ヤクルトが1勝0敗で同率首位の23年3月31日以来。20、21年にも開幕戦に勝った開幕日の同率首位はあるものの、単独首位は16年5月10日以来、8年ぶり。「令和」(19年5月1日以降)になってから、単独首位がなかったのは両リーグで中日だけだった。

◆DeNAは強力打線が5安打と沈黙した。2回2死、今季初スタメンの大和が左翼線二塁打でチャンスメークし、昨季対戦打率3割7分5厘山本が左中間へ適時二塁打。3試合連続完封勝利中の中日投手陣から1点をもぎ取るも、5回以降は無安打に封じられた。中日に首位を明け渡し、三浦大輔監督は「1点は取りましたけど今日はつながりが悪かったですね」と振り返った。

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】中日ドラゴンズが4連勝で8年ぶりに単独首位! 中田翔が2打席連続タイムリー!先発小笠原慎之介も好投、中継ぎ陣が締め、勝利に立浪和義監督が笑顔で出迎え。令和初! 辰(たつ)年に!単独トップに立ちました!

◆小笠原が7回5安打1失点で今季初勝利を挙げた。2回に連打で同点を許したが、2試合連続無四球。86球と余力を残してチームに4連勝をもたらした。「気合というかプレッシャーの方が大きかった。点を取られて心がやられそうになった。野手に助けてもらって粘ることができた」。ヒーローインタビューでも満面の笑みを見せた。チームの無失点は34イニングで止まったが価値ある白星になった。

◆春の珍事とは言わせない。中日が8年ぶりに単独首位に立った。2試合ぶりにスタメン復帰した中田翔内野手(34)が2打席連続タイムリーで3打点と大暴れ。チーム全打点を挙げる活躍で2年ぶり4連勝に導いた。オープン戦首位タイの勢いそのままに開幕から6勝3敗1分けと好調をキープ。まだ4月ではあるが、2016年5月10日以来、2891日ぶりとなる単独トップだ。8年ぶり単独首位への主役はやっぱりこの男だった。体の張りから7日の広島戦(マツダスタジアム)を移籍後初欠場。「4番・一塁」で、2試合ぶりに定位置に帰ってきた中田が、単独首位にチームを引っ張り上げた。初回1死一、二塁で迎えた第1打席。DeNA先発ジャクソンに2球で追い込まれたが、3球目152キロ直球を逆らわずに右前に運んだ。開幕から2本のソロアーチや犠飛を決めてきたが、巨人から移籍後初の先制タイムリー。貴重な1点をスコアボードに刻んだ。「食らいついていったので、いいところに落ちてくれて良かった」。同点に追い付かれた3回は技ありの一打だ。1死二、三塁。再びジャクソンに2球で追い込まれたがカウント2-2からの5球目138キロチェンジアップをライト前に運んだ。「小笠原が粘り強い、らしい投球をしてくれていた。常にリードしてる状態の方が投手も投げやすい。そういう状況を作れて良かった」。主砲として投打のリズムの要になれたことを素直に喜んだ。7日の広島戦(マツダスタジアム)では体の張りから移籍後初めてベンチ外。「大きなケガだけはしたくない」。2日間のリフレッシュで全得点をたたきだし、9回フルイニングを完走した。打点王3度の中田は、得点力不足から2年連続最下位に沈んだ立浪監督が、強く希望して獲得した。「4番にしっかり座ってくれてるのが、チームにとっても大きい。チャンスでの集中力は素晴らしいものを持っている」。打線のコアに陣取る男を称賛した。2年ぶり4連勝で、16年5月10日以来、2891日ぶりの単独首位に立った。「まだ10試合。ただ、昨年と違って、変わったドラゴンズで、ここまで戦うことができている。選手も自信になる。今年はやれるチーム状況にもなってきている。1試合1試合、1つのプレーを大事にしながら変わらず、やっていきたい」。就任以来初めて立った景色を指揮官がかみしめた。【伊東大介】

◆春の珍事とは言わせない。中日が8年ぶりに単独首位に立った。2試合ぶりにスタメン復帰した中田翔内野手(34)が2打席連続タイムリーで3打点と大暴れ。チーム全打点を挙げる活躍で2年ぶり4連勝に導いた。オープン戦首位タイの勢いそのままに開幕から6勝3敗1分けと好調をキープ。まだ4月ではあるが、2016年5月10日以来、2891日ぶりとなる単独トップだ。中田には女児2人、男児2人の子どもがいる。3球団目の中日移籍に際して、家族らと東京から名古屋市内に転居。3月末に引っ越しも終了した。8日から9日にかけて名古屋市内の小、中学校は始業式、入学式がラッシュ。「シーズンに入ったら、そういう行事はなかなか出られない」と立ち会えなかった。それでも、シーズン中のリフレッシュは家族との時間。遠征中には、携帯電話の画面越しでの家族との触れ合いは欠かせないという。「そんなに時間はかけないけど、顔を見ているだけで楽しいんだよ」。4児のパパの顔に戻る瞬間だ。この日は全3打点を挙げた。新たな友人たちとの新生活をスタートした子どもたちに、最高の笑顔を画面越しに届けているはずだ。【中日担当=伊東大介】

◆DeNA・三浦大輔監督(50)が試合前に慣例の報道陣の囲み取材に対応した。米大リーグのジャイアンツを退団しフリーエージェント(FA)となり、日本球界復帰を決断している筒香嘉智内野手(32)について、巨人の阿部監督が7日の試合後に「調査はしていただいている」と発言したことを受けて、三浦監督は「(その記事は)新聞で見ましたよ。もちろん、球団からも(筒香サイドと)交渉しているというのは聞いていますし、はい、祈るしかないです」と語った。DeNAは3月22日に萩原チーム統括本部長が「われわれが彼を送り出す際、三原一晃元球団代表から『日本でプレーすることになったらベイスターズに戻ってきてほしい』と伝えており、その気持ちは今に至るまで変わっておりません」とコメントしており、その方針は現在も一貫している。

◆DeNA・小園健太投手(21)が1軍に合流した。プロ初登板となる10日の中日戦(横浜)先発へ「緊張もしますし、力んでしまうと思うけど、平常心をしっかり胸に刻みながら、自分の今できることを背伸びせずにやれたら。(本拠地で)公式戦は初めてなので、たくさんの人の力を借りながら投げたい」と意気込んだ。2022年に市和歌山高からドラフト1位で入団。球団の方針や体調不良などもあり2年間1軍登板はなかった。3年目で迎える待望の1軍初登板に「自分としてはやっと投げられるなと思いました。悔いのないように、しっかりと自分のいい球を投げられるように」と語った。この日が21歳の誕生日で、その翌日に迎えるデビュー登板。「1軍で迎えられたことはうれしいことだと思いますし、結果を残していい誕生日にしたい」と誓った。

◆両球団OBの谷繁元信氏の野球殿堂入りを祝し、試合前にセレモニーが行われた。DeNA・三浦監督からトロフィーが贈られ、中日・立浪監督、横浜OBの佐々木主浩氏から花束が贈呈された。谷繁氏は島根・江の川高(現石見智翠館高)から1989年に大洋(後の横浜)に入団。堅守の捕手として98年には横浜(現DeNA)の38年ぶりの日本一を支えた。中日移籍後も2007年の日本一に貢献するなど、プロ野球歴代最多の通算3021試合に出場した。

◆女房役が、またもバットで魅せた。DeNA・山本祐大(25)が「8番・捕手」で出場。1点を追う二回の第1打席で適時二塁打を放ち「大和さんが2アウトから得点圏まで進んでくれたので、何とかかえすことを意識していた。芯で捉えることができ、いいところに飛んでくれた」と拳を握った。0―1の二回。2死無走者から今季初スタメンの7番大和が、三塁線を破る二塁打を放ち、出塁した。この好機で打席に立った山本は、中日先発の小笠原に対しカウント2―1からの4球目、甘く入ったチェンジアップを完璧に捉えた。打球は左中間を真っ二つに破り、二走の大和が生還。前カードの広島戦で3試合連続零封勝利を飾っていた中日の無失点記録を止めた。山本はこの日と同じジャクソンが来日初先発した2日の阪神戦(京セラ)でも、一回に満塁の走者を一掃する3点三塁打を放った。昨季最優秀選手(MVP)に輝いた阪神・村上を打ち砕き、右腕に初登板白星をプレゼントした。昨季は最多勝などのタイトルを獲得した東と最優秀バッテリー賞に輝き、今年3月には欧州代表との強化試合に臨んだ侍ジャパンにも初選出された。不動の正捕手の座を狙う今季、山本が自慢のディフェンス面とともに打撃でもアピールする。

◆中日の中田が2試合ぶりに「4番・一塁」で復帰し、勝負強さを発揮した。適時打を続け、開幕戦以来となる複数安打、複数打点をマークした。初顔合わせとなったDeNAのジャクソンから快打を重ねた。一回1死一、二塁で2ストライクから外寄りの152キロ速球を逆らわずに打ち返し、右前に先制打。追い付かれた直後の三回1死二、三塁でも追い込まれた後に低めの緩い球にバットを合わせ、右前に2点打を運んだ。脚の張りで欠場した7日の広島戦を挟み、出場2試合連続で打点を挙げ「いいところに飛んでくれた」と相好を崩した。

◆中日が2季ぶりの4連勝で首位に浮上した。中田が一回の先制打に続き、同点の三回に勝ち越しの2点適時打を放った。小笠原は無四球と制球がさえ、7回を1失点で今季初白星。淡泊な攻撃を続けたDeNAは今季初の連敗となった。

◆DeNAが連敗で首位から陥落した。先発のジャクソンが制球に苦しみ5回3失点で降板。打線も中日先発の小笠原に7回1失点に封じられるなど得点に結びつけられなかった。三浦大輔監督の試合後のインタビューは以下の通り。--先発のジャクソンについて「ちょっとらしくなかったですね。立ち上がりからボール球が多かったかなと。いつものジャクソンじゃなかったですね」--話は「コーチにもしてもらってますけど。悪いなりになんとかしようとするのは見えてました」--打線について「ツーアウトからだったので。先頭をなかなか出せなかったですね」--明日は小園がデビュー「初登板初先発ですし、思い切って自分のボールをキャッチャーのミットめがけて投げ込んでくれたらいいと思います」

◆淡泊な攻撃を続けたDeNAは中日に1ー3で敗戦。今季初の連敗となった。イニング間のイベントで、たにしげるくん(右)のミットの中にボールを投げ入れるのを失敗し、天を仰ぐ谷繁元信氏=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)

◆中日・小笠原慎之介投手が7回を1失点で今季初勝利を挙げた。右足の上げ方に変化を付けながらカーブなどで緩急を駆使。三振は一つで、無四球の86球で打たせて取り「真っすぐも良かったので、変化球をストライクゾーンに勇気を持って投げ込んだ」と声を弾ませた。二回に山本に適時二塁打を浴び、チームの連続イニング無失点は34回で途切れた。心がやられそうになりながらも持ち直して好投。「いい雰囲気で野球ができている」と充実感を漂わせた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
中日
631 0.667
(↑0.042)
-
(↓0.5)
13325
(+3)
21
(+1)
5
(-)
1
(-)
0.217
(↓0.005)
1.940
(↑0.1)
2
(1↓)
DeNA
640 0.600
(↓0.067)
0.5
(↑0.5)
13330
(+1)
30
(+3)
3
(-)
4
(-)
0.248
(↓0.009)
2.450
(↓0.06)
3
(-)
阪神
550 0.500
(↑0.056)
1.5
(↑0.5)
13328
(+1)
31
(-)
9
(-)
4
(-)
0.227
(↑0.01)
2.450
(↑0.28)
3
(-)
巨人
550 0.500
(↑0.056)
1.5
(↑0.5)
13327
(+3)
23
(+1)
5
(+1)
3
(+1)
0.246
(↑0.006)
2.000
(↑0.11)
5
(-)
ヤクルト
351 0.375
(↓0.054)
2.5
(↓0.5)
13430
(+1)
30
(+3)
3
(-)
6
(-)
0.244
(↑0.001)
3.040
(-)
6
(-)
広島
360 0.333
(↓0.042)
3
(↓0.5)
13417
(-)
22
(+1)
1
(-)
4
(-)
0.213
(↓0.012)
2.420
(↑0.15)