ヤクルト(☆3対1★)阪神 =リーグ戦3回戦(2024.04.07)・明治神宮野球場=
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阪神
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ヤクルト
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勝利投手:ヤフーレ(2勝0敗0S)
(セーブ:清水 昇(0勝2敗1S))
敗戦投手:才木 浩人(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】オスナ(1号・1回裏2ラン)

  DAZN
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◆ヤクルトが連敗を4で止めた。ヤクルトは1回裏、オスナの2ランで先制に成功する。投げては、先発・ヤフーレが6回途中1失点。その後は3人の継投でリードを守り、ヤフーレは今季2勝目を挙げた。敗れた阪神は、先発・才木が好投するも、打線が中盤以降の好機を生かせなかった。

◆ヤクルトの4番村上宗隆にまだ1発がない。ここまで7試合に出場して7安打も、長打は二塁打が1本だけ。チーム7試合を消化して本塁打0は、プロ1年目の18年に次いで2度目。18年はチーム128試合目、9月16日広島戦で1号を打ったが、自身はこの試合がプロ初出場。開幕から7試合出場して本塁打0はプロ入り初めてだ。一方、阪神の4番大山悠輔にもまだ本塁打が出ていない。そろそろ両軍の4番に1発が出るか。

◆阪神のスタメンが発表された。開幕から「3番右翼」で出場していた森下翔太外野手(23)が今季初めてスタメンから外れた。前川右京外野手(20)が「3番右翼」、シェルドン・ノイジー外野手(29)が「5番左翼」で先発し、今季初めて2人同時にスタメン入りした。試合前には森下も右翼のシートノックを受けており、コンディションに問題はない模様だ。先発投手は、才木浩人投手(25)。開幕3戦目以来の登板で、今季初白星を狙う。

◆阪神シェルドン・ノイジー外野手(29)が来日初盗塁を決めた。「5番左翼」で先発出場。1-2の6回1死の第3打席、四球で出塁した。続く6番佐藤輝の打席で、ヤクルト先発ヤフーレの5球目だ。すかさずスタートを切り、二塁へスライディング。盗塁を成功させた。阪神外国人選手の盗塁は21年8月28日広島戦のロハス以来。来日2年目の助っ人が足でファンを魅了した。

◆阪神が初の3連勝を逃した。前日に勝率5割とし、初の貯金を狙ったが、再び負け越し1となった。初回、先発才木浩人投手(25)がホセ・オスナ内野手(31)に先制2ランを打たれた。結果的にこの2点が重かった。打線が上向きな阪神は3回、安打の木浪聖也内野手(29)を二塁に置いて、近本光司外野手(29)が右中間を深々と破る三塁打で1点を返した。ただ、その後の1死三塁で得点できなかった。初めて先発を外れた森下翔太外野手(23)に代わって3番に入った前川右京外野手(20)が3度、走者を置いた打席で安打を出せなかった。ヤクルト先発の新外国人ミゲル・ヤフーレ投手(25)をつかまえきれず、6回途中から逃げ切りの継投に持ち込まれた。才木は2回以降、走者を背負いながらも得点を与えなかった。6回2失点と粘ったが、今季初勝利はつかめなかった。阪神は3カードを終了。次の9日広島戦から本拠地甲子園で戦う。

◆阪神佐藤輝明内野手(25)が痛恨の適時失策で追加点を許した。1-2の8回、2死二塁でヤクルトの3番オスナが放った三塁正面へのゴロを三塁手佐藤輝がまさかの後逸。左翼へとボールが転々とする間に二塁走者が生還した。最終回の攻撃を前に失点し、佐藤輝は厳しい表情だった。馬場敏史内野守備走塁コーチは「必死さがないっていうかね、どうにかしてっていう姿がなかったなと思いますよね。もう少し集中してどうにかっていう形がないとダメですよね。簡単にエラーしたんじゃダメですよ」とコメント。接戦で悔やまれるプレーとなった。

◆阪神森下翔太外野手(23)の今季初スタメン落ちについて試合後、平田勝男ヘッドコーチ(64)が説明した。森下は試合前の時点でチーム最多タイの2本塁打、チーム最多の7打点を記録しながら打率1割3分8厘。前川右京外野手(20)が「3番右翼」、シェルドン・ノイジー外野手(29)が「5番左翼」で先発した。森下は2点を追う9回2死から代打登場し、左翼線二塁打を放った。平田ヘッドコーチは森下について「最後も打ってたじゃん。前川もシェルドンもいいからね。そういうあれ(ケガ)じゃないよ」と説明。他選手との兼ね合いでのベンチスタートだったと明かした。

◆阪神近本光司外野手(29)がリーグトップ長打率6割のパワーを見せつけた。2点を追う3回。先頭の8番木浪が右前打で出塁し、9番才木が送って1死二塁。ヤクルト先発ヤフーレの4球目、146キロの変化球を振り抜き、右中間を破った。すぐさまやり返す適時三塁打。「得点圏で今年打ってなかったので、1本出てよかったです」と振り返った。5回の第3打席にも中前打を放ち、すかさず盗塁。2安打1打点1盗塁でけん引した。「2本出たというのはあまり。その打席でやることをしっかりできたかできなかったかなので」と1打席1打席に集中した結果だった。3回の右翼への適時三塁打で今季の長打率は6割に乗った。チームの主砲である大山の2割3分5厘や、佐藤輝の3割2分4厘よりも高く、チームトップだ。さらに開幕からまだ9試合ながら、巨人岡本和やヤクルト村上ら長距離砲を差し置いてセ・リーグ単独トップとなった。昨季も129試合に出場して長打率4割2分9厘で、虎の隠れた長距離打者でもある。前日6日にも2点を追う4回に右翼へ今季2号ソロを放った背番号5。絶好調のまま9日の甲子園開幕戦に乗り込む。本拠地で広島を迎えての3連戦へ「全員で頑張ります」と力を込めた。虎の不動のリードオフマンが、聖地でも長打で打線をけん引する。【村松万里子】

◆ヤクルト投打の助っ人がお立ち台に上がった。守っては、新外国人ヤフーレが6回途中まで3安打1失点に抑えて2勝目。打っては昨季23本塁打したオスナに、今季1号の先制2ランが飛び出した。1回1死二塁から左翼席最前部にアーチをかけたオスナは「非常に気持ちいいですね。ヤフーレは僕と同じベネズエラ出身なので、親近感があって、彼の活躍はとてもうれしく思う」とツーショットを喜んだ。

◆阪神桐敷拓馬投手は2日前の雪辱を果たした。1点ビハインドの7回に登板し、危なげなく3者凡退に仕留めた。5日ヤクルト戦では同点の7回に1イニング2失点と苦しんだが、嫌な記憶を吹き飛ばした。「また甲子園に戻る。またヤクルトともやると思うので、いいイメージでいけるかなと思います」。今後も接戦でゼロを積み重ねる。

◆阪神佐藤輝明内野手(25)が痛恨の適時失策を喫した。1点ビハインドの8回裏2死二塁、3番オスナの正面への強烈なゴロを体でも止められず後逸。「ちょっと見づらさもあったんですけど...。練習します」と表情に悔しさをにじませた。今カードは初戦から2戦連続で決勝弾を放ちながら、3試合目は4打数無安打で適時失策と苦しい1日となった。今季の適時失策2はリーグワースト。この日の打球は難しいバウンドではあったが、馬場内野守備走塁コーチは「必死さがないというかね」と指摘。「早い打球の準備不足になるのかな。もう少し集中して『どうにかして』という形がないとダメ。簡単にエラーしたんじゃダメですよね。ちょっと集中力が欠けているように見えました」と最後まで厳しかった。

◆阪神梅野隆太郎捕手は3戦ぶりのスタメンマスクで才木を粘投に導いた。初回こそ3番オスナに2ランを浴びたが、事前に話し合った通りスライダーを有効活用。6回2失点の右腕を「本当に根気強くゾーンの中にしっかり投げ込んでくれた」とねぎらった。4番村上も4打数無安打に抑え込んだが「それはやったりやられたりの繰り返しなので」と冷静に次の対戦を見すえた。

◆救援陣の踏ん張りがヤクルトの連敗を止めた。2点リードの9回、高津監督は清水をコールした。「この前やられたから、今日の抑えを清水にしようと思った。もちろん打順も考えました」。右腕は2死から阪神の代打森下に二塁打されたが、最後は1番近本をカーブで二ゴロに打ち取った。2日広島戦から雨天中止を挟んでここまで4戦全敗だった。終盤の失点が続き、清水は2敗していた。2日の広島戦は同点に追いついた直後に勝ち越され、4日もリードを守り切れずに逆転された。同監督は「モヤモヤしたまま登板間隔が空くのが僕は好きじゃなかったので。指名するほうも賭けですよ」。清水の前の8回は、5日の阪神戦で押し出し四球を出した大西を起用。チームスローガン「ヤり返せ!」の通り、雪辱の機会をすぐに与えた。親心は伝わった。大西は「すごくありがたい。なおさら意気に感じてというか、やってやろうって気持ちになりました」と1安打無失点。最後を締めた清水も「打たれたらどうしようと守りに入っていた。今までの自分はそういうことってあんまりなかった。リセットして、抑え込むという気持ちでやらせてもらいました」。弱気と向き合い、乗り越えて、21年以来の通算2セーブ目を手にした。守護神田口が2軍調整で不在の間、勝ちパターンの模索が続く。高津監督は「やっぱり後ろはしっかり固定して、それでやられたらしょうがないという形が取れるのがベスト。ただ、今できるスワローズのリリーフ陣は今の形がベストなのかなとも思います」。最少失点リレーでつかんだ1週間ぶりの白星。これがあるのとないのでは、9日巨人戦(鹿児島)に乗り込むにあたっての心持ちは大きく違う。【鎌田良美】▽ヤクルト石山(6回2死一、二塁のピンチから登板。1回1/3を無安打3奪三振無失点)「(回またぎで)よく打たれたりするんですけど、同じ気持ちで毎日やっているので変わったことはなくて。常に同じ気持ちで、勝つってことだけを考えてやっている感じです」

◆阪神シェルドン・ノイジー外野手が来日2年目で初となる盗塁を成功させた。6回1死に四球で出塁すると、佐藤輝の打席でスタートを切った。「これからもっと走れるように頑張ります」と意欲的。8回には中前打で出塁したが、チームは敗戦。「自分が出ても負けてしまったので、悔しいのひと言です」と言い残し、グラウンドを後にした。

◆阪神が新オーダーで接戦を落とし、今季初の3連勝を逃した。前日に勝率を5割とし初の貯金を狙ったが、再び負け越し1となった。森下翔太外野手(23)を9試合目で初めてスタメンから外し、「3番右翼」前川右京外野手(20)、「6番左翼」シェルドン・ノイジー外野手(29)を初の同時起用。前川は3度、走者を置いた打席で安打を出せず不発に終わった。9日からは今季公式戦初となる本拠地甲子園で広島と激突する。西日が差す神宮の虎党は試合後も熱かった。「次、頼むぞ~!」。三塁側から左翼スタンドまで、ヤクルトファンをしのぐほどの大応援団で、この3日間は埋め尽くされた。今季初の3連勝はならずも、前向きなゲキは少なくなかった。お祭り男の3番森下がスタメンから外れた。平田1軍ヘッドコーチは「違う」と故障ではないと強調。「前川とシェルドンもいいんでね。そりゃ、そういうアレ(ケガなど)はないよ」。好調な前川とノイジーを共存させる作戦だった。その前川が不発だった。3度、走者を置いて打席に立ったが、Hランプはともらない。1点差に迫った3回2死三塁では二ゴロ。5回2死一、二塁でも二ゴロに倒れ、初対戦のヤクルト右腕ヤフーレを攻略できそうでできなかった。今季初の3番起用に「(心境は)何も変わらない」と言うも快音は響かず。連続試合安打も「3」で止まり「次頑張ります」と前を向いた。新オーダーで今季初の貯金生活とはならなかったが、打率3割台の前川と5日のヤクルト戦で今季1号を放ったノイジーの同時出場は、プラス効果を生む可能性もある。9回2死に代打で登場した森下は左翼への二塁打。チームトップ7打点も打率1割台と波に乗りきれない男は、ベンチスタートでも集中力を切らすことはなかった。「平田ヘッドにも言われたんですけど、こういう時にどうモチベーションを保ちながら、集中して練習からやっていくか、意識しながら過ごしていました」とスタメン落ちをエネルギーに変えた。「後から(試合に)いく人の大変さとか、去年も分かりましたけど、今年もあらためて。スタメンで出ているありがたみと、後から出る難しさは感じました」とかみしめた。岡田監督は、リーグ連覇には個人の成績アップが必要と繰り返してきた。この1敗に、若虎の闘志に火をつける要素がちりばめられている。9日の甲子園"開幕ゲーム"で仕切り直す。【中野椋】

◆阪神才木浩人投手は今季初勝利を逃したが、6回110球を投げて2失点と粘投した。初回1死二塁で3番オスナに先制左越え2ランを被弾。内角高めの直球で詰まらながら力で運ばれ「攻めた結果なので仕方がない」と脱帽した。それでも2回以降は尻上がりに調子を上げ、7奪三振3安打2四球と安定。効果的にスライダーを使い、ヤクルト4番村上から見逃し三振も奪った。「結構スライダーが効いている感じだった」と内容には納得顔。今季初黒星を喫したが、開幕から2戦連続でクオリティースタート(6回以上で自責点3以内)をクリアした。

◆2連勝中と勢いに乗る阪神は、打率・429と好調の前川右京外野手(20)が「3番・右翼」で先発出場。開幕からフル出場ながら打率・138と不調だった森下翔太外野手(23)が、今季初めてのベンチスタートとなった。先発は今季2度目のマウンドとなる才木浩人投手(25)。6回無失点だった3月31日の巨人戦(東京ドーム)以来の登板で、自身の今季初勝利とチームの今季初めてとなる貯金を目指して腕を振る。

◆阪神の先発・才木浩人投手(25)が一回、2ランを浴びて先制を許した。幸先の悪い立ち上がりになった。1死から2番・西川に粘られ、9球目に投じた152キロ直球を捉えられて左越えの二塁打を許す。続くオスナに3球目を左翼スタンドの最前に運ばれる被弾となった。巨人と対戦した3月31日の前回登板(東京ドーム)は6回無失点でマウンドを降りており、今季7イニング目で初の失点を喫した。

◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(31)が一回、1死三塁で先制の1号2ランを放った。カウント1―2と追い込まれてからの4球目、高めの直球を捉え「(2番の)西川が追い込まれて粘ってチャンスをつくってくれたので(二塁打)、何とかかえしたかった。久しぶりにキモチイイ」とうなずいた。打率3割をキープするなど好調。来日4年目もチームに貢献する一打を放つ。

◆阪神は近本光司外野手(29)の適時三塁打で1点を返した。先制を許し、2点を追いかける三回。先頭の木浪が右前打で出塁すると、才木がきっちり送りバントを決める。1死二塁となって打席に入った近本が、カウント1-2からヤクルト先発・ヤフーレのツーシームをとらえた。打球は右中間を真っ二つに割り、近本は快足を飛ばして三塁へ。今季2本目となる三塁打は適時打となり、本塁打を放った6日に続いて打点を挙げた。なおも1死三塁のチャンスだったが、中野、前川がたおれて同点とはならなかった。

◆阪神は近本光司外野手(29)の適時三塁打で1点を返した。先制を許し、2点を追いかける三回。先頭の木浪が右前打で出塁すると、才木がきっちり送りバントを決める。1死二塁となって打席に入った近本が、カウント1-2からヤクルト先発・ヤフーレのツーシームをとらえた。打球は右中間を真っ二つに割り、近本は快足を飛ばして三塁へ。今季2本目となる三塁打は適時打となり、本塁打を放った6日に続いて打点を挙げた。なおも1死三塁のチャンスだったが、中野、前川がたおれて同点とはならなかった。近本は「打ったのはストレート。しっかり自分のタイミングで入っていくことができました。このあと逆転できるように頑張ります」とコメントした。

◆阪神はまたもチャンスを作ったが、同点とはならなかった。1-2の五回。2死から近本が中前にはじき返し、この日2本目となる安打で出塁。さらに続く中野への2球目で今季2個目の盗塁となる二盗を決めると、中野は四球を選んで2死一、二塁と同点のチャンスとなる。ここで打席にはこの日3番に入った前川。しかし2球目の変化球を打ち損じて二ゴロにたおれた。三回の第2打席に続く得点圏のチャンスだったが、同点の一打は出なかった。

◆阪神のシェルドン・ノイジー外野手(29)が来日初盗塁を決めた。1点を追う六回に四球で出塁し、続く佐藤輝の打席でカウント2-2の5球目にスタート。佐藤輝は空振り三振となりキャッチャーから二塁転送されたが、ノイジーが滑り込んで悠々セーフとなった。来日142試合目で、初めて盗塁を記録した。

◆阪神の先発・才木浩人投手(25)は6回2失点でマウンドを降りた。一回は1死から2番・西川に粘られ、9球目を捉えられて左越えの二塁打を許す。続くオスナに3球目を左翼スタンドの最前列に運ばれる2ランを許した。巨人と対戦した3月31日の前回登板(東京ドーム)は6回無失点でマウンドを降りており、今季7イニング目で初の失点を喫した。それでも、二回以降に許した安打は1本のみ。スライダーの割合を増やし、力と技を織り交ぜた投球で7つの三振を奪った。110球の力投で試合を作った。

◆阪神の先発・才木浩人投手(25)は6回2失点でマウンドを降りた。一回は1死から2番・西川に粘られ、9球目を捉えられて左越えの二塁打を許す。続くオスナに3球目を左翼スタンドの最前列に運ばれる2ランを許した。巨人と対戦した3月31日の前回登板(東京ドーム)は6回無失点でマウンドを降りており、今季7イニング目で初の失点を喫した。それでも、二回以降に許した安打は1本のみ。スライダーの割合を増やし、力と技を織り交ぜた投球で7つの三振を奪った。110球の力投で試合を作った。才木は「「初回からホームランを打たれてしまいましたが、切り替えてそれ以降のイニングを粘り強く投げられたかなと思います。特にスライダーの感覚がよかったので、梅野さんとも話しながら効果的に使うことができました。あとはチームが逆転できるように応援するだけです」とコメントした。

◆阪神が痛恨のミスから追加点を許した。1-2で迎えた八回に加治屋が3番手として登板。塩見に内野安打で出塁を許すと、2死二塁となって打者はオスナ。高めの変化球をとらえられるも、打球は三塁正面に飛んだ。しかしこれを佐藤輝が痛恨のエラー。後逸をカバーした左翼がバックホームするも間に合わず、終盤に手痛い1点を失った。

◆阪神は接戦をものにできず、連勝が2で止まった。先発の才木浩人投手(25)は6回2失点でマウンドを降りた。一回1死から西川に左越えの二塁打を許す。続くオスナに左翼スタンドの最前列へ運ばれる2ランを許した。二回以降に許した安打は1本のみと立ち直り、7つの三振を奪って110球の力投。試合を作ったが、今季初勝利はならなかった。打線は0―2の三回、1死二塁で近本光司外野手(29)が右翼へ適時三塁打を放って1点差に追い上げるも、この1点止まり。九回は2死二塁でオスナが三塁に放ったゴロを佐藤輝が失策し失点。点差を広げられた。森下をスタメンから外して前川を今季初めて3番で起用するなど打線をマイナーチェンジしたが、チームは3カードを終えて4勝5敗となり、再び借金生活となった。

◆試合前練習でバットをチェックする阪神・大山悠輔=神宮球場(撮影・松永渉平)

◆ヤクルトが連敗を4で止めた。一回にオスナの1号2ランで先制。八回は失策で追加した。ヤフーレは六回途中1失点で2勝目。清水が3年ぶりにセーブをマークした。阪神は才木が6回2失点と粘ったが、打線が低調だった。

◆阪神が今季初の同一カード3連勝を逃し、「借金1」に戻った。1点ビハインドの八回2死二塁、佐藤輝明内野手(25)がホセ・オスナ外野手(31)のゴロを後逸し、痛恨の3点目を献上した。試合後、平田勝男ヘッドコーチ(64)は捕ってほしかった? との問いに「捕ってほしかったじゃない。やっぱり捕らなアカンんよ」とコメントした。また森下翔太外野手(23)のベンチスタートについて、アクシデントを否定し「前川とシェルドンもいいんでね、そういうアレはないよ」と話した。

◆阪神が今季初の同一カード3連勝を逃し、「借金1」に戻った。才木浩人投手(25)が一回、ホセ・オスナ外野手(31)に本塁打を浴びて、2点を献上。三回に近本光司外野手(29)の適時三塁打で1点差としたが、森下翔太外野手(23)に代わって、「3番・右翼」に入った前川右京外野手(20)が得点機で凡退し、八回には2三振の佐藤輝明内野手(25)の適時失策で3点目を失った。シェルドン・ノイジー外野手(29)が六回、来日初盗塁を二盗で記録した。3三振の大山悠輔内野手(29)は開幕から9試合で37打席本塁打0。森下は九回2死から代打で登場し、三塁線を破る二塁打をマークした。主な選手のコメントは以下の通り(成績=4勝5敗、観衆=2万8902人)。八回、適時失策の佐藤輝明 「ちょっと見づらさもあったんですけど。練習します」佐藤輝明の適時失策に馬場敏史内野守備走塁コーチ 「必死さがないっていうかね。どうにかしてっていう...姿はなかったなって思いますよね」九回、二塁打の森下翔太 「スタメンで出ているありがたみと、後から出てくる難しさっていうのは感じました」3番起用も無安打に終わった前川右京 「ちゃんと準備して入って、打てなかったんで、次頑張ります」来日初盗塁のシェルドン・ノイジー 「これからもっと走れるように頑張ります」三回の適時三塁打に近本光司 「「得点圏で今年打ってなかったので、一本出てよかったです」才木浩人について梅野隆太郎 「本当に根気よくゾーンの中にしっかり投げこんでくれた」七回の打席でヘルメットをかぶったが代打を送られた才木浩人 「行くつもりではいたので。しょうがないですね」

◆ヤクルトが連敗を4で止めた。一回にオスナの1号2ランで先制。八回は敵失で追加した。先発のヤフーレは六回途中1失点で2勝目。清水が3年ぶりにセーブをマークした。お立ち台に上がったヤフーレの一問一答は以下のとおり。--2勝目、おめでとうとうございます「アリガトウゴザイマス」ーーどんな意識でマウンドへ?「今日のプランは積極的にゾーンで攻めることで。それができたのでとてもよかったです。神に感謝してます」ーー六回途中1失点。最少失点で抑えられた要因は「バッターに対してゾーンに積極的に勝負したっていう結果が、今日のいい結果に繋がったと思います」ーー(一回の)オスナのホームランも大きかった「今シーズン初ホームランを見られて良かったですし、これからもいっぱいホームランを見られるように見守ってます」ーー(五回の)打席では見事な送りバントも決めた「初めてのバントだったんですけど、ちょっと変な気持ちだったんですけど、あのバントが成功して良かったです」ーーこれで2試合で2勝「次回もゲームプラン通りに投げて、どんどんうまくなって、その向上心を持って投げていきたいと思ってます」

◆ヤクルトが連敗を4で止めた。一回にオスナの1号2ランで先制。八回は敵失で追加した。ヤフーレは六回途中1失点で2勝目。清水が3年ぶりにセーブをマークした。お立ち台に上がったオスナの一問一答は以下のとおり。--ナイスバッティング「アリガトウゴザイマス」--一回はどんな狙いで打席へ?「あの打席は甘い球を待って、その甘い球が来て、結果ホームランになりました。打ててとてもうれしいです」--感触は「高めの真っすぐだったんですけど、あの打席は高めの真っすぐを待ってまして、打った瞬間にホームランになってうれしかったですし、神に感謝しています」--守備では二回に阪神・佐藤輝の強い内野ゴロをアウトに「あの時は準備してますし。取れて、ヤフーレを助けて、イニング終わったっていうことで、とても良かったと思います」--今日の勝利で連敗ストップ、この後は鹿児島での戦い「鹿児島行きます!」

◆ヤクルトのホセ・オスナ内野手(31)が、全3得点を生む活躍で勝利に貢献した。一回1死二塁で先制の1号2ランを左翼席に運ぶと、1点リードの八回には2死二塁で強烈な打球を三塁へ。敵失を誘い、3点目を刻んだ。ここまで打率・344と好調をキープ。要因については「満足せず毎日新しいことに取り組んで、努力していること、コツコツ練習していることかな。状態いいけど、まだまだ維持できるように、これからも上げられるように日々頑張っていきます」とうなずいた。もう一人の助っ人野手、サンタナとともに打線を支えており、チームには必要不可欠な存在だ。この日は、同じベネズエラ出身の新助っ人、ヤフーレ(前ジャイアンツ傘下3A)が六回途中3安打1失点と力投して2勝目。今春のキャンプ中からエスパーダ(前パドレス)らを含めて食事会を開くことも多いといい「東京に帰ってからも外食や、家で食事をしたり、結構頻繁に食事をする。何でも食べるけど、主にベネズエラ料理、ブラジル料理、日本料理かな。ヤフーレは同じベネズエラ出身で親近感があって、彼の活躍はとてもうれしいし、エスパーダもとてもいい成績を残してくれているので、そこもとてもうれしい」と明かした。

◆ヤクルトは連敗を4で止めた。ホセ・オスナ内野手(31)が一回に先制の1号2ランを放つと、八回にも強烈な打球を三塁へ放って敵失を誘い、3点目を入れた。投げては先発のミゲル・ヤフーレ投手(25)=前ジャイアンツ傘下3A=が六回途中3安打1失点の力投で2勝目。九回は、ここまで登板2試合で2連敗していた清水昇投手(27)が締め、3年ぶりのセーブを挙げた。高津臣吾監督(55)の主なコメントは以下の通り。――ヤフーレは5四球を与えたが、粘った「調子自体はそんなに悪いとは思わなかったですけど、イニングの入り方とか、途中でストライク、ボールがはっきりする場面が多かったので、そこはちょっと試合中に注意というか、『もうちょっとこうしてみたら』というのはありました」――2週連続で勝利した「ゲームを形にしてくれているので、まだ2試合ですけど、非常によく頑張ってくれているんじゃないかなと。まだまだやらなきゃいけないことも山盛りありますけど、少しずつ慣れと、自分のパフォーマンスが出せるようになってきたのかなと思います」――異国の地に来て頑張っている「難しいと思いますね。それはもう間違いない。でも、楽しんで野球やってくれてるようなので、うまくなっていくと思います」――オスナが全3得点を生む活躍。頼もしい「そうですね、正直、ムネが絶好調というわけではないので、3番と5番で点を取る形、もちろん上位1、2、3っていうところが非常に大きいと思います。その活躍というのは。ムネもそのうち必ず打つと思うので、この状態をキープしていくことが彼らには必要なことかなと思いますね。本当にいいところでいいバッティングをしてくれると思っています」――リリーフ陣が安定していた「今日は良かったですけど、やっぱり難しいですね。対戦相手を見ながら、打順とか向こうの控えとか、もちろんこちらのピッチャーの状態というのも踏まえて指名するのはやっぱり難しいなと。やっぱり、後ろはしっかり固定して、それでやられたらしようがないという形が取れるのはベストかなと。今できるスワローズのリリーフ陣というのは、今の形がベストなのかなとも思います」

◆オリックス、阪神で通算176勝を挙げ、引退後も両チームでコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(58)は阪神の前川右京外野手(20)と佐藤輝明内野手(25)に言及した。3番で起用された前川は好機での凡退以上に印象に残ったのは、八回先頭で大西の低めのボール球を打たされて投ゴロに倒れた場面だ。2月のキャンプ中の実戦でも同じような球を打っていたし、好きなコースなのだろう。そのときは外野まで飛ばしていて「あの低めをフライにできるのはすごいな」と思ったが、1軍で結果を残し続けるためには、やはり低めの見極めは一つの課題になってくる。2点差に広げられた八回の佐藤輝の適時失策は、強い当たりではあったが最悪でもグラブに当てて前に落としてほしかった。守護神不在のヤクルトはきつい継投が続いていて、1点差ならば九回に投げた清水にもっとプレッシャーをかけられただけに、惜しい1点になった。三回は1点を返したが、一気に同点になっていれば全く違う試合展開になっていたと思う。投手が辛抱しているゲームでこそ打線、守備に奮起してほしかったが、全体的に自滅やチグハグが重なってしまった。

◆「3番・右翼」で出場した阪神・前川右京外野手(20)は4打数無安打に終わった。ヤフーレの緩急を使った投球にタイミングが合わず、1点を返した三回2死三塁、五回2死一、二塁は、ともに二ゴロだった。昨季は3番で12試合に出場して打率・383(47打数18安打)、3打点の成績を残したが「準備して(打席に)入って打てなかった。次、頑張ります」と悔しさをにじませた。

◆先発した阪神・才木浩人投手(25)は6回3安打2失点の粘投も実らず、今季初黒星。一回1死二塁からオスナに先制2ランを浴びた。「攻めた結果なのでしようがない。このあと(気持ちを)切り替えて粘り強く投げられた」。三回2死一、二塁で村上を見逃し三振。五回2死二塁からは西川を空振り三振に仕留めた。「(捕手の)梅野さんがスライダーを使ってリードしてくれた」。次こそ今季初勝利をつかむ。

◆阪神・近本光司外野手(29)が放った打球は右中間を破り、快足を飛ばして三塁へ。この日唯一の得点を生みだした。「得点圏で今年打っていなかったので、一本出てよかったです」0―2の三回、1死二塁で迎えた第2打席。ヤフーレの直球がやや高めに来たのを見逃さなかった。今季9試合目で早くも2本目の三塁打。昨季リーグトップの得点圏打率・374を誇ったリードオフマンは、今季この打席まで得点圏5打席でノーヒット。6度目の好機を生かし、下位でチャンスを作って上位で得点を奪う昨季の黄金パターンを披露した。6日の本塁打に続く長打で打点をマークし、長打率・600でリーグトップ。五回の中前打と合わせてマルチ安打としたが、「2本出たのはあまり(関係ない)。その打席でやることをしっかりできたかできなかったかなので」と冷静に話した。9日の広島戦から始まる今季初の甲子園での戦いに向け、「全員で頑張ります」と短い言葉に思いを込めた。(邨田直人)

◆ヤクルトの新助っ人、ミゲル・ヤフーレ投手(25)=前ジャイアンツ傘下3A=は六回途中3安打1失点と力投し、自身開幕2連勝を飾った。5四球と制球が安定しない場面もあったが、緩急を使い阪神打線を翻弄。打っても五回無死一塁に初犠打を投前に決めた。「ペコちゃん」の愛称で親しまれ、初勝利後には不二家からケーキなどを贈られた右腕は「ゾーンで勝負すること、打者に積極的に投げることは功を奏した」とうなずいた。

◆阪神シェルドン・ノイジー外野手(29)は「5番・左翼」で2試合ぶりのスタメン出場。八回の第4打席に大西のシュートを弾き返して中前打を放ったが、「自分(にヒット)が出ても負けてしまったので悔しいの一言」と唇をかんだ。四球で出塁した六回には、来日142試合で初盗塁を記録。「これからもっと走れるように頑張ります」。バットでも、肩でも、足でも勝利に貢献する。

◆1-2の七回に登板した阪神・桐敷拓馬投手(24)が1回を三者凡退に抑えた。5日のヤクルト戦は1回2失点と結果を残せなかったが、中1日でリベンジを果たした。「先頭を(アウトに)斬れて、そこからテンポよく投げられた」。今季9試合目で早くも5試合に登板。「次(9日)は甲子園に戻るので、いいイメージを持ちながら投げられる」とキッパリ。岡田監督から命名された「スペードのエース」は今年も元気いっぱいだ。

◆3試合ぶりにスタメンマスクをかぶった阪神・梅野隆太郎捕手(32)は才木浩人投手(25)の力投を称えた。「本当に根気よくゾーンの中にしっかり投げこんでくれた。粘り強く、よく投げたと思う」。立ち上がりに2ランを被弾したが、変化球を織り交ぜながら以降は六回まで無失点。「やったりやられたりの繰り返しなので、やるべきことをピッチャーと話し合ってやることがシーズンを通して大事」。バッテリーのコミュニケーションを大切にしながら、長いシーズンを戦っていく。

◆一打席に懸けて、食らいついた。今季初めてのベンチスタートとなった森下だが、気落ちしていられない。勝負の瞬間に備えていた。「平田ヘッドにも言われたんですけど、こういうときにどうやってモチベーションを保ちながら集中して練習からやっていくか。そのことを意識しながら今日は過ごしていました」2点を追いかける九回2死から代打で登場した。カウント2―1からヤクルトの4番手・清水の4球目を強振。強烈な打球が三塁線を抜き、5打席ぶりの安打となる二塁打を放った。得点には結びつかなかったが、簡単に試合を終わらせなかった。

◆ヤクルトは競り勝ち、連敗を4で止めた。高津臣吾監督(55)は、2点リードの九回に前カードの広島2試合で2連敗を喫していた清水昇投手(27)を起用。「少し賭けですよ」と振り返ったが、継投に成功した。六回途中からは石山泰稚投手(35)、八回は大西広樹投手(26)と、ここ数試合で失点していた投手に任せる腹をくくった用兵で、勝利を手繰り寄せた。 神宮には期待と不安の空気が混同していた。2点リードの九回、4番手としてコールされたのは「清水」。高津監督は覚悟を決め、その名を告げた。「(あえて)この前やられたから抑えを清水にしようと思ったのと、もちろん打順を考えた。少し賭けですよ。投げるピッチャーも腹をくくって(マウンドへ)いってるわけだから、指名する方もいろいろ考えて、腹くくっていってますよ」指揮官の思いに、清水が応えた。昨季まで4年連続50試合以上に登板し、2021年にはプロ野球記録のシーズン50ホールドを記録。実績は十分だが、今季は開幕直後から苦しんでいた。2、4日の広島戦で救援失敗し自身2連敗。右腕は「気持ち的な部分で『打たれたらどうしよう』と守りに入っていた。リセットして相手打者を抑え込む気持ちでやった」と闘争心を奮い立たせた。

◆〝天国〟から〝地獄〟へ...。阪神はヤクルトに1-3で敗れ、3連勝を逃した。1-2の八回、三塁手の佐藤輝明内野手(25)が適時失策を犯し、追加点を献上。リードを広げられ、反撃ムードがしぼんだ。決勝弾連発で2日連続のヒーローになっていたが、一転して矢面に立つことに。これも虎の未来を背負う男の宿命。悔しさをばねに乗り越えるしかない。2日連続で神宮の虎党を狂喜乱舞させたヒーローが、〝天国〟から〝地獄〟へと真っ逆さまに転げ落ちていった。佐藤輝に向かって飛んできた三塁正面の打球が、足下を抜けていく。点差を広げられる痛恨の適時失策。試合終盤のミスで流れを手放し、借金生活に逆戻りした。「ちょっと見づらさもあったんですけど。練習します」試合後、ベンチからクラブハウスへと向かう三塁ファウルゾーンでファンから温かな声援を浴びたが、背番号8は神妙な面持ちで振り返った。1-2の八回2死二塁。加治屋の外角のカットボールを引っ張ったオスナの打球が佐藤輝を襲う。バウンドを合わせられず、ボールがグラブの下を通過して外野を転がる間に、二走・塩見が生還。2点差を追う展開になり、反撃ムードは一気にしぼんだ。

◆今回の神宮3連戦に、ひときわ特別な思いで臨んでいる虎番がいた。小学6年生のときに「中村スポーツ少年団」というチームで高知県の頂点に立ち、「高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント」に出場して神宮のマウンドに立った経験を持つ中屋友那だ。昨年4月の入社以来、初めての神宮球場での取材だった。「あのとき通ったのは記者席裏のこの通路だったんだなとか、いろんな再発見がありました。1回戦で負けた後、球場を出た正面のところでみんなで座ってミーティングをした記憶もよみがえってきて、あちこちの写真を撮って両親に送ってしまいました」なんとも初々しいキラキラとした話だ。そのときスパイクについていた神宮の赤土も大切に持ち帰って保管していたのだという。再び訪れることが実現した今回は、ある衝撃を受けたそうで...。「試合後に三塁側のファウルグラウンドを引き揚げる選手を取材するときに、ファンの方たちが歌う六甲おろしの迫力に圧倒されました。選手たちはこんなものすごい雰囲気の中でプレーをしているのかと鳥肌が立ってしまいました」たしかに神宮球場だけは、激闘の余韻でまだ湯気が立っているようなグラウンドに記者も足を踏み入れることができる。5、6日なんて佐藤輝に決勝アーチが出ての連勝だったから、いつも以上に虎党も熱狂していた。中屋にとって最高の〝神宮再デビュー〟になったに違いなかった。だが...サンスポが虎番に配置しているのは、そんなふうにキラキラとした記者ばかりではない。不純な思いを抱き、取材の列に加わっている大先輩もいた。59歳のベテラン記者、ビヤ樽こと三木建次だ。

◆(優勝祝賀会の岡田監督の口調で)「サトテルちゃん主役ちゃうよ~!」。第1戦の延長十回、決勝ホームランや、第2戦の七回に出た逆転2ランのようなバットで球場を沸かす主役ぶりなら大歓迎だけど、本日1点を追う八回、マウンドの加治屋が二死2塁からオスナをサードゴロに打ち取り「よっしゃ! 1点くらい何や! 前日に続き猛虎逆転劇場や!!」と思った次の瞬間、サトテルちゃんのグラブをキレイにボールがスル~、大トンネルで燕に痛恨の3点目を献上し、球場は大きく揺れたのだ。そんな主役はやめたってー!!(怒)2日のDeNA戦の初回にも牧のゴロを足に当てる、目を疑うようなタイムリーエラーを演じるし...。今後二度とエラーの主役にならないように守備練習の鬼と化してくれ~!!九回代打で使うなら、ビックリマン森下を3番起用でいいと思う!! 売り出し中の若虎、前川を大抜擢(ばってき)したけどクリーンアップの責任からか? かなり強引に引っ張りにいってるように見えたのだ。とにかく、地元甲子園に戻り、攻・守・走・采配など、基本を大切に頼んまっせ!!

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
630 0.667
(↓0.083)
-
(-)
13429
(-)
27
(+3)
3
(-)
4
(-)
0.257
(↓0.011)
2.390
(↑0.27)
2
(-)
中日
531 0.625
(↑0.054)
0.5
(↓1)
13422
(+1)
20
(-)
5
(-)
1
(-)
0.222
(↓0.014)
2.040
(↑0.24)
3
(-)
阪神
450 0.444
(↓0.056)
2
(-)
13427
(+1)
31
(+3)
9
(-)
4
(+2)
0.217
(↓0.007)
2.730
(↑0.06)
3
(2↑)
巨人
450 0.444
(↑0.069)
2
(↑1)
13424
(+3)
22
(-)
4
(-)
2
(+1)
0.240
(↓0.007)
2.110
(↑0.27)
5
(1↑)
ヤクルト
341 0.429
(↑0.096)
2
(↑1)
13529
(+3)
27
(+1)
3
(+1)
6
(+1)
0.243
(↓0.012)
3.040
(↑0.28)
6
(2↓)
広島
350 0.375
(↓0.054)
2.5
(-)
13517
(-)
21
(+1)
1
(-)
4
(+1)
0.225
(↓0.008)
2.570
(↑0.23)