巨人(☆3対0★)DeNA =リーグ戦3回戦(2024.04.07)・東京ドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
DeNA
0000000000520
巨人
20100000X3500
勝利投手:高橋礼(1勝0敗0S)
(セーブ:大勢(0勝0敗2S))
敗戦投手:大貫 晋一(0勝2敗0S)
  DAZN
チケットぴあ 巨人戦チケット予約 DeNA戦チケット予約
◆巨人は初回、2死二三塁から坂本の適時打で2点を先制する。そのまま迎えた3回裏には、岡本和が適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・高橋礼が6回3安打無失点の好投で移籍後初勝利。敗れたDeNAは、先発・大貫が試合をつくるも、打線が援護できなかった。

◆巨人丸佳浩外野手(34)が7日、DeNA3回戦(東京ドーム)で右太もも裏の張りのため途中交代した。1回に遊撃失策で出塁し、次打者・岡本和の左翼線二塁打に一塁から三塁まで激走。坂本の左前適時打で先制の走者として生還したものの、2回の守備から交代した。試合前から張りを感じていた丸は「走り方が監督が見ても良くない走り方だったので、やめておきましょういうことで。様子見になりますけど、僕はその(出る)つもりでいます」と軽傷を強調。治療後はしっかりとした足取りで帰路に就いた。

◆巨人坂本勇人内野手が、前夜の汚名を返上する先制2点適時打を放った。1回2死二、三塁で迎えた第1打席。DeNA大貫の128キロのスライダーを右前へ運び、2人かえり2点を先制した。「先制点が取れて素直にうれしいです」。前日は4回の守備で、ゴロを捕球するも一塁悪送球で失策。そこから3連打を浴び先制を許していた。今季から本格的に転向した三塁の守備。試合後に坂本は「アウトにしないといけない打球。結果、点が入って、練習するしかないと思います」と話していた。

◆巨人高橋礼投手(28)が1086日ぶりの白星を挙げた。6回3安打無失点でソフトバンクから移籍後初勝利。21年4月17日西武戦以来の勝ち星となった。3回まで完全投球。4回は2死満塁のピンチを招いたが、関根を132キロ直球で二ゴロに仕留めた。初回に2点、3回にも1点の援護を受け、しっかり守った。サブマリン右腕は「初回から野手の方に援護してもらい、テンポよく投げることができました。まだまだ修正できるところはありますので、次回に向けてまたやっていきたいと思います」と約3年ぶりの勝利をかみしめながら、次回登板を見据えた。

◆DeNA打線が今季初の無得点に抑え込まれ、連勝が3で止まった。巨人先発の高橋礼の下手から浮き上がる軌道に手を焼き、6回無失点と好投され、7回以降は継投の前に沈黙した。三浦監督は「もうひと押しってところで、うまくやられた」と唇をかんだ。守備では失策から失点するなど、攻守ともに精彩を欠いた。2位中日との差は0・5で、9日からは中日と首位攻防戦を迎える。▽DeNA大貫(5回3失点で2敗目)「要所で粘りきれず悔しい。ストライクとボールがはっきりしていたので、しっかり意味のあるボールを投げられるように取り組んでいきたい」

◆DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21)が、巨人1位の西館勇陽投手とプロ入り後初の"ドラ1対決"に臨んだ。3点を追う8回2死走者なしの第4打席で、フルカウントからの9球目を引っかけ、投ゴロに終わるも「同じ年のドラフト1位ということで楽しかった」と振り返った。「今後もっと、もっと対戦することが多くなると思うので、次は頑張っていきたい」と対抗心を燃やした。6回先頭打者で先発高橋礼から右前打を放ち、この日は4打数1安打。2試合ぶりの安打に「アンダースローの高橋礼さんはすごい特徴的な球を投げるので、その方から1本出たので良かった」とかみしめた。

◆巨人坂本勇人内野手(35)が汚名返上の先制2点適時打を放った。1回2死二、三塁からDeNA大貫の128キロスライダーを左前に運んだ。「先制点が取れて素直にうれしいです」と試合の主導権を引き寄せた。前日6日は今季から本格的に転向した三塁守備で悪送球し、そこから3連打で2点を失っていた。

◆巨人西舘勇陽投手がドラ1ルーキー対決を制した。8回に2死を奪った後、DeNA度会隆輝外野手と初対戦。フルカウントから3球ファウルで粘られながら、9球目の143キロカットボールで投ゴロに仕留めた。「ゾーン内で勝負をして打ち取れてよかった」と淡々と振り返った。デビューから4試合連続無失点で4ホールド目となった。

◆新天地で輝いた。サブマリン右腕の巨人高橋礼投手(28)が6回3安打無失点でソフトバンクから移籍後、初勝利を挙げた。21年4月17日西武戦以来、1086日ぶりの白星。「長かったですね。でも今後、野球だけでなく、人生をあと30年、40年、50年と生きていく中でも必要な時間だったと思いました」とかみしめた。変化。振り返れば、野球人生のターニングポイントは変化がキーワードだった。大切にする言葉がある。「グラウンドに出たら人格を変えなさい」。専大松戸(千葉)入学直後、森岡健太郎部長に言われた。放課後は野球場に移動する電車を少し遅らせたり、コンビニに寄り道したり、野球に情熱を注ぎ込めなかった。「性格は変わらないかもしれないけど、人格は変えられる」と付け加えられ、胸に落ちた。怠けたくなる時は人格を変えることを意識し、スイッチを入れ直す。中3夏も忘れられない。当時はオーバースローで流山ボーイズの4番手投手。マウンドでノックを受け、三塁送球した時、コーチから下手投げの資質を見抜かれた。「打ち取れるなら」と迷わず腕を下げた。元ロッテ渡辺俊介の雑誌の連続写真、父のパソコンで元西武牧田和久のYouTube動画を繰り返し見ながら研究。4番手右腕はサブマリンの個性を手にし、最後の大会はエースとなった。巨人に移籍後は「困ったらど真ん中」の阿部監督が掲げる方針に、復活を後押しされた。迷わず腕を振って大胆に攻め、制球難は解消された。ユニホームが変わり、これで開幕から12回無失点となった。【上田悠太】

◆新天地で輝いた。サブマリン右腕の巨人高橋礼投手(28)が6回3安打無失点でソフトバンクから移籍後、初勝利を挙げた。21年4月17日西武戦以来、1086日ぶりの白星となった。高橋礼は移籍後から格闘漫画「グラップラー刃牙(バキ)」を読み込んだ。好きなセリフがある。「努力する者が楽しむ者に勝てるワケがない」。「楽しむ」との言葉の意味を考えた。努力するのは当然のこと。大切なのは、これ以上ない努力を重ねる中で、それを楽しめる境地に入れるか。「プロ野球選手をやっている中で、生活の全てを野球にささげられている。全てを野球にささげることを自分が楽しめているか」。苦しい練習も、自分を律することもポジティブに捉える。主人公・刃牙のごとく「強き者」であり続けるために「楽しむ者」であることを心がける。メンタル面の変化もあった。「自分はメンタルが弱いのかなと思っていたのですけど、そこも技術かなと」。技術が伴えば、自然と自信は湧き、不安は生まれない。思い悩んだトンネルを抜け、強く再出発した。【巨人担当=上田悠太】

◆【日刊スポーツ西日本写真映像チームのとっておき映像プレイバック】マンデードアラは本拠地開幕シリーズです。本拠地開幕戦をサヨナラHRで勝利!ドアラも歓喜でヒーローをたたえ、翌日も大野選手の復活に大喜び!対戦相手の巨人萩尾選手とも交流を深めました!

◆巨人・吉川尚輝内野手(29)が今季初の1番で先発する。開幕から8試合で、1番打者は佐々木が3試合、萩尾が4試合、浅野が1試合務めていたが、これまで全試合8番に入っていた吉川に変わった。

◆巨人・坂本勇人内野手(35)が先制点をたたき出した。0―0の一回。2死から相手の失策と岡本和の二塁打で二、三塁とし、坂本が先発のDeNA・大貫のスライダーを左前へ運び、先制2点打となった。これで坂本は2日の中日戦(バンテリンドーム)から6試合連続安打とした。

◆巨人・丸佳浩外野手(34)が二回の守備で緊急交代した。「3番・左翼」で先発した丸は一回の第1打席でDeNAの遊撃手・林の失策で出塁。続く岡本和の左翼線を破る二塁打で三塁を陥れた際、何かしらのアクシデントが起きたとみられる。一回の攻撃が終わるとベンチ裏に下がり、松原と代わった。

◆昨オフにソフトバンクからトレードで加入した巨人・高橋礼投手(28)が今季2度目の先発登板で6回無失点の好投を披露し、移籍後初勝利の権利を持って降板した。三回までは一人も出塁を許さない完全投球。四回に四球と2本の単打で2死満塁のピンチを招いたが、打撃好調の関根を二ゴロに打ち取って無失点で切り抜けた。六回には先頭の1番・度会に右前打を浴びたが、後続を打ち取った。前回登板の3月31日も阪神を相手に6回無失点の好投だったが、味方打線の援護がなく、移籍後初勝利はお預けとなっていた。

◆DeNA・関根大気外野手(28)が「6番・中堅」で先発出場。0―3の七回の守備で、先頭・佐々木が放った左中間への飛球に猛然と奪取し、最後は右腕を伸ばして鮮やかなダイビングキャッチを決めた。六回から登板するドラフト2位ルーキー右腕の松本凌(名城大)を救うビッグプレーに、場内から大きな拍手が起こった。

◆DeNA・大貫晋一投手(30)が先発。5回4安打3失点(自責0)で降板し、開幕から2連敗を喫した。「前回の反省であったイニングの先頭を出塁させることはなかったが、要所で粘りきれず悔しい。ストライクとボールがはっきりしていたので、しっかり意味のあるボールを投げられるよう取り組んでいきたい」一回2死から遊撃・林の失策で出塁を許すと、岡本和に左翼線二塁打、坂本に2点打を浴びて先制を許した。三回は1死から四球を与えた門脇に二盗を許し、捕手伊藤の悪送球で一気に三塁へ進塁。1死一、三塁となり、岡本和の飛球が遊撃と外野の間に落ちる不運な適時打で追加点を許した。四回からは完全投球を見せるも、打線の援護なくリードを許して80球でマウンドを降りた。

◆巨人に加入した高橋礼が6回を3安打無失点で3年ぶりの白星を挙げた。打線は一回2死無走者からつくった好機で坂本が2点打。三回は岡本和の適時打で加点した。DeNAは守備の乱れが失点につながり、連勝は3でストップ。

◆DeNAは今季初の零封負け。連勝が3でストップし、三浦大輔監督(50)は「つくったチャンスでもう一押し、出ていれば流れも変わるところでうまく(相手投手に)攻められた」と唇をかんだ。ソフトバンクから新加入の下手投げ右腕、高橋礼に三回まで一人の走者も出せなかった。四回2死満塁、六回2死三塁の好機も生かせず、救援陣にも封じ込められた。守りでも一回2死走者なしで、遊撃手林の失策から2点を先取されるなど、いずれも失策が絡んで3失点。2018年4月以来となる東京ドームでの巨人戦3連戦3連勝を逃した。球団新記録となる開幕4カード連続勝ち越しがかかる9日からの中日2連戦(横浜)へ、指揮官は「まだ(シーズン)始まったところ。1日空いてしっかり切り替えてやっていく」と前を向いた。(浜浦日向)

◆観衆4万人を超える東京ドームで万雷の歓声を浴びた。ソフトバンクからトレードで新加入した巨人・高橋礼投手(28)が2度目の先発登板で、6回無失点の好投。移籍後初勝利を挙げた。「勝ちという記録がつくのは本当にうれしいこと。次へのモチベーションにつながっていくと思う」2021年4月17日の西武戦以来、1086日ぶりの白星。下手投げ特有のくせ球を両コーナーと高低に散らし、三回までパーフェクト。四回2死満塁は関根を速球で二ゴロ、六回2死三塁も牧をスライダーで遊ゴロに仕留めた。前回3月31日の阪神戦(東京ドーム)でこの日と同じ6回無失点。勝敗はつかなかったものの「ピッチャーの仕事は0点に抑えることだけ」と自らに言い聞かせ、3つのアウトを取ってベンチへ戻る際は「野手の人たちに感謝を伝えたい」と今季からナインを迎え入れている。近年、制球力を課題としていた右腕は移籍を機に変化があった。かつて自主トレを共にした同じサブマリンのソフトバンク・牧田和久3軍ファーム投手コーチに退団の連絡を入れると「真っすぐの強さはもう一回求めた方がいい」と助言を受け、オフはジムで体を鍛えた。阿部監督からも「真ん中の強いボールで勝負しろ」と同様の指導があり、技術面、精神面で進化した。「長かったですけど、自分の人生の中で必要な時間だった」と高橋礼は苦しかった3年間を前向きに受け入れた。「満員の東京ドームを常にイメージしている」との言葉通り、新天地で白星を積み重ねていく。(原田優介)

◆楽しむ者が最後は強い-。「野球が嫌になる時期もあった」と話していた高橋礼が新天地のマウンドで躍動した。登板前夜の6日、LINEに送られてきた短い言葉に奮い立ったという。「明日、かましてこいよ」ソフトバンクから共にトレードで巨人入りした1学年下の泉からだった。2軍生活が多かった古巣時代、互いに励まし高め合ってきた間柄。少し生意気で、愛のある後輩からの激励に「任せろ」と返信した。開幕から12イニング無失点で約3年ぶりの白星を手にした。再び脚光を浴びる先輩の姿に、この日から1軍に合流した泉は「去年も、トレードが決まってからも、ずっと一緒にいた。礼さんの活躍がうれしいし、僕も続きたい」と感慨深げだ。「努力する者が楽しむ者に勝てるワケがない」。高橋礼は、人気の格闘漫画「刃牙」に出てくるこの言葉を、試合前にロッカールームで大勢と話す中で思い出し、心に刻んでマウンドに上がったという。「この言葉はすごく今の自分には合っている。本当に楽しめている」。移籍後初勝利の裏には、後輩たちからの言葉の支えがあった。(巨人担当・樋口航)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
630 0.667
(↓0.083)
-
(-)
13429
(-)
27
(+3)
3
(-)
4
(-)
0.257
(↓0.011)
2.390
(↑0.27)
2
(-)
中日
531 0.625
(↑0.054)
0.5
(↓1)
13422
(+1)
20
(-)
5
(-)
1
(-)
0.222
(↓0.014)
2.040
(↑0.24)
3
(-)
阪神
450 0.444
(↓0.056)
2
(-)
13427
(+1)
31
(+3)
9
(-)
4
(+2)
0.217
(↓0.007)
2.730
(↑0.06)
3
(2↑)
巨人
450 0.444
(↑0.069)
2
(↑1)
13424
(+3)
22
(-)
4
(-)
2
(+1)
0.240
(↓0.007)
2.110
(↑0.27)
5
(1↑)
ヤクルト
341 0.429
(↑0.096)
2
(↑1)
13529
(+3)
27
(+1)
3
(+1)
6
(+1)
0.243
(↓0.012)
3.040
(↑0.28)
6
(2↓)
広島
350 0.375
(↓0.054)
2.5
(-)
13517
(-)
21
(+1)
1
(-)
4
(+1)
0.225
(↓0.008)
2.570
(↑0.23)