ロッテ(★1対9☆)オリックス =リーグ戦2回戦(2024.04.06)・ZOZOマリンスタジアム=
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ORIX
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ロッテ
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勝利投手:エスピノーザ(2勝0敗0S)
敗戦投手:種市 篤暉(1勝1敗0S)
  DAZN
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◆オリックスが完勝。オリックスは初回、中川と森の適時打で3点を先制する。その後は4回表に紅林の適時打、5回にはセデーニョの適時打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・エスピノーザが7回1失点の力投で今季2勝目。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。

◆オリックスは3月30日ソフトバンク戦で来日初登板初勝利のエスピノーザが先発する。外国人投手が初登板から2戦2勝すれば20年サンチェス(巨人)以来で、オリックスでは89年ホフマン、90年シュルジー(3戦3勝)00年ブロウズ、13年ディクソンに次いで11年ぶり5人目になる。前回は6回無失点の好投を披露したが、今日も白星を挙げて連勝となるか。

◆お笑い芸人ぺこぱの2人が試合前に行われた"1打席勝負"に登場した。マウンドには女装したシュウペイ、打席には松陰寺が立った。捕手は大下が務めた。ミニスカート姿のシュウペイが振りかぶって第1球...と思いきや、投げない。「嫌だ。ベンチから視線を感じる...。都志也! 私のパンツ、見てる!」。突然の振りに、ベンチの佐藤は笑いながら手を振って全力否定。シュウペイの独白が続く。「昨日完封した小島投手も見てる。上田選手も」。投げられなくなったシュウペイに代わって、投手交代のアナウンスが流れた。ベンチからグラブを持って出てきたのは、角中勝也外野手(36)だった。まさかの登場に、満員近いスタンドもどよめいた。角中VS松陰寺の対決。セットポジションから第1球は外に108キロ、ボール。2球目は113キロ、ファウル。3球目は111キロ、ファウル。そして4球目、111キロを中前打(二ゴロ?)にした。実は1打席勝負の前、シュウペイは角中の物まねを披露。3年前にあったバットでクモの巣を払うシーンを再現していたのは、角中登場の伏線だったようだ。

◆オリックスが完勝した。ここまで7試合で計8得点と低調だった打線が奮起し、14安打で9得点を奪った。初回に中川の2点二塁打などで3点を先制。4回は紅林に適時打、5回はセデーニョの適時二塁打で5点目。9回にも3連打などで4点を追加した。先発エスピノーザはテンポよく投げ、7回5安打1失点で開幕2連勝となった。

◆ロッテは投打に完敗で今季初の連勝ならず、勝率5割復帰を逃した。吉井理人監督(58)が首をかしげたのは、先発した種市篤暉投手(25)の投球だ。5回8安打5失点の右腕に「今日はひどかったですね」。初回、先頭からの3連打などでいきなり3点を失った。「先発ピッチャーの初回のビッグイニングは本当一番やっちゃダメなことなんで。種市はチームを引っ張っていくピッチャーとして、ああいうことをやって欲しくはなかった」と厳しく指摘した。立ち上がりは全体的に球が高く、ボール先行だった。吉井監督の分析は「今日は投球フォームが乱れていた」。オープン戦でも乱れたことがあったが、修正して開幕に入った。開幕2戦目の日本ハム戦に先発し、6回2安打無失点で今季初勝利。だが、好投は続かなかった。吉井監督は「直ってなかったですね。ローテーションピッチャーとして、やっぱ安定感っていうのはすごく大事になってくるんでね。せっかく開幕当初良かったのに、こんなに調子を落とすっていうのは何か調整の仕方を間違えてると思う。そこも含めて、しっかり教訓を引き出して次に向かっていってほしい」と望んだ。打線もオリックス新加入のエスピノーザに沈黙した。7日は佐々木朗希投手(22)が先発する。3カード目での今季初勝ち越しがかかる。

◆オリックスの新外国人右腕エスピノーザ投手が7回1失点で開幕2連勝だ。球団の助っ人で初登板から2戦2勝は13年ディクソン以来11年ぶり5人目。150キロ台の直球に、140キロ近い高速カーブが効果的だった。球場の強い風を味方につけた。「情報を集めて、そこをうまく利用して。カーブとスライダーの間くらいの軌道、スラーブみたいな球がうまくはまった」と笑顔で振り返った。

◆眠っていたオリックス打線が目覚めた。昨季10勝のロッテ種市を攻略し、今季初の2桁となる14安打で9得点。完封負けの前夜は嘆き節だった中嶋監督も胸をなで下ろした。「打っていないピッチャーで難しいと思ったけど、非常に良かった。1、2、3でバンって点を取ってくれたら勢いが出ますよね」と、1回の先制劇をポイントに挙げた。西川、西野が連打でつなぐと、3番は発熱から戦列復帰2試合目の中川だ。浮いたフォークを左翼線へ適時二塁打。「いい形でつなげて良かった」。わずか10球で2点を先取。1死後には森も適時打を放った。開幕7試合で計8得点。すべて2点以下だったが、いきなり3点の先制パンチを見舞った。極度の不振だった紅林にも初打点が生まれた。4回にチーム4点目の中前適時打。「死ぬほど投手に迷惑をかけてきたので、何とかという気持ちで」と懸命の思いだった。侍ジャパンにも初選出された5年目の今季は、ここまで打率1割未満にとどまっている。前日には兼任コーチとなった安達に「(結果が)出なくてもやれることはあるだろ」と言われ、はたと気づいた。「自分のことばかり気にしていた。周りが見えるようになった」。淡泊な打席が続いていたが「投げさせるのもチームのため」と1打席目は8球粘って惜しい右飛。次打席の今季2安打目につながった。今季チーム初の猛打賞を決めたFA加入の西川は言った。「今日はみんなつながったんで。それが一番良かった」。最下位を脱出。7日は剛腕佐々木を打ち崩し、流れを確かなものにする。【大池和幸】

◆ロッテ・藤岡裕大内野手(30)が出場選手登録を抹消された。試合前練習には姿はあったが、グラウンドでは練習をしておらずコーチ陣や選手らと話すだけだった。4日のソフトバンク戦では先発するも五回に途中交代しており、5日のオリックス戦はベンチから外れていた。試合後に吉井監督は「今日は移動ゲームでもありますし、昨日ちょっと体に不具合があった。様子をみてあがりました」と説明していた。藤岡は3月5日のDeNAとのオープン戦で左足首を捻挫。全治2週間の診断を受けたが、同17日の楽天戦から実戦復帰し、開幕に間に合わせていた。今季は主に1、2番として6試合に出場し、打率・227、1本塁打、1打点。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が7日の3回戦に先発する。今季初勝利に向けて「長いイニングを投げられるように頑張りたいと思います」と力を込めた。前回3月31日の日本ハム戦は5回6安打1失点の力投。勝ち投手の権利を持って降板したが、救援が九回に逆転を許して初勝利とはならなかった。「徐々に調子を上げて、シーズン終盤までチームの戦力になれるように頑張りたい」と意気込んでおり、勝利に導く投球を目指す。

◆ロッテ・種市篤暉投手(25)は5回8安打5失点で降板した。なかなか制球が定まらず「先制点を与えてしまって守備からリズムを作ることができなかったですし、そのあとも修正することができなかったのが反省です」と悔しがった。立ち上がりから捉えられた。一回に先頭の西川に中前打を浴びると、西野、中川にも安打を浴びるなどして3失点。二、三回は三者凡退に抑えて立ち直ったかに見えたが、四回は先頭の森に死球を与えると、その後1死一、二塁から紅林に中前適時打を浴びた。五回にも1点を失って106球で降板し「次回に向けて改善したいと思います」と前を向いた。

◆オリックスが今季初2桁の14安打、最多9得点で快勝した。一回に中川と森のタイムリーで3点先行。中盤は紅林の適時打などで加点し、九回に突き放した。エスピノーザが7回1失点で開幕2連勝。ロッテは種市が5回5失点と誤算。

◆ロッテ・藤岡裕大内野手(30)が出場選手登録を抹消された。試合後に状態について吉井理人監督(58)が「左ももの強い張り。肉離れではないと。捻挫から急仕上げで開幕に入ったので、しっかりと治してからと思って抹消しました。やってみないとわからないですが、願わくば10日で帰ってきてほしい」と説明した。4日のソフトバンク戦で途中交代しており、5日のオリックス戦はベンチから外れていた。この日は試合前練習に姿はあったが、グラウンドでは練習をしておらずコーチ陣や選手らと話すだけだった。藤岡は3月5日のDeNAとのオープン戦で左足首を捻挫。全治2週間の診断を受けたが、同17日の楽天戦から実戦復帰し、開幕に間に合わせていた。今季は主に1、2番として6試合に出場し、打率・227、1本塁打、1打点だった。

◆ロッテは初回から3失点するなど試合の流れを作れず敗れた。5回5失点した種市について吉井理人監督(58)は「今日はひどかったです。先発投手の初回のビックイニングは一番ダメなのこと。種市はチームを引っ張っていく投手としてああいうのはやってほしくはなかった」と厳しい評価をした。制球が定まらなかった。前回3月31日の日本ハム戦では6回無失点で今季初勝利をしていた種市だったが、一回に先頭の西川に中前打を浴びると、西野、中川にも安打を浴びるなどして3失点。四、五回にも1点ずつを失って、本来の投球ではなかった。打たれた要因について吉井監督は「投球フォームが乱れていた。オープン戦の時も一回あった。本当にローテーションピッチャーとして安定感がすごく大事になってくる。せっかく開幕は調子がよかったのに、こんなに調子を落とすというのはなにか調整の仕方を間違えている。そこも含めて教訓として次に投げてほしい」と期待が高いからこその要求をした。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
620 0.750
(↑0.036)
-
(-)
13531
(+5)
15
(+4)
6
(+1)
7
(+1)
0.232
(↓0.006)
1.820
(↓0.3)
2
(1↑)
西武
530 0.625
(↑0.054)
1
(-)
13525
(+5)
14
(+2)
5
(+2)
6
(+1)
0.249
(↑0.007)
1.410
(↓0.07)
3
(1↓)
日本ハム
430 0.571
(↓0.096)
1.5
(↓1)
13618
(+2)
19
(+5)
2
(-)
2
(-)
0.254
(↓0.007)
2.350
(↓0.42)
4
(2↑)
ORIX
350 0.375
(↑0.089)
3
(-)
13517
(+9)
16
(+1)
1
(-)
2
(-)
0.185
(↑0.03
2.090
(↑0.16)
4
(-)
ロッテ
350 0.375
(↓0.054)
3
(↓1)
13513
(+1)
28
(+9)
2
(-)
2
(+1)
0.211
(↓0.007)
3.210
(↓0.82)
6
(1↓)
楽天
250 0.286
(↓0.047)
3.5
(↓1)
13617
(+4)
29
(+5)
2
(-)
2
(+1)
0.178
(↓0.001)
3.800
(↓0.2)