楽天(★4対5☆)ソフトバンク =リーグ戦2回戦(2024.04.06)・楽天モバイルパーク宮城=
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ソフトバンク
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楽天
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勝利投手:藤井 皓哉(1勝0敗0S)
(セーブ:オスナ(0勝0敗4S))
敗戦投手:ターリー(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】柳田 悠岐(1号・8回表2ラン)

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◆ソフトバンクは1点を追う8回表、柳田の2ランで逆転に成功する。続く9回には川村と代打・中村晃の適時打で2点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・モイネロが6回無失点の好投。2番手・藤井が今季初勝利を挙げた。敗れた楽天は先発・荘司が好投を見せるも、救援陣が崩れた。

◆ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(28)が6回無安打無失点で降板した。初回からテンポ良く投げ込んだ。2回を除けば5回まで3者凡退。6回には2四球を与え、2死一、二塁のピンチを背負うも、最後は小郷を二ゴロに抑えた。ただ、この回だけで36球を費やし、6回を終えた時点で球数は98球だった。一方のホークス打線は7回1死から近藤健介外野手(30)がチーム初安打。ここから築いた一、三塁の好機に、初スタメンの川村友斗外野手(24)がプロ初打点となる左犠飛を放ち、先制に成功した。6回まで楽天荘司にノーヒットに抑え込まれたが、ようやく1点をマーク。モイネロは勝ち投手の権利をつかむも、7回裏から登板した2番手の藤井皓哉投手(27)が誤算。先頭から2者連続四球を与えるなど、1死二、三塁から岡島に2点適時打を浴び逆転を許した。モイネロの先発初勝利はまたもお預けとなった。

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◆楽天荘司康誠投手の快投は報われなかった。7回1死で近藤に中前打を許すまで無安打投球。その一打を起点に先制されるも、最少失点で踏ん張った。7回1安打1失点、毎回の8奪三振に「投げていく中で自分の中で修正できた。前回できなかったことなので、そういう点でも良かった」。味方が7回裏の攻撃で逆転し、勝ち投手の権利をつかんだが、救援陣が打ち込まれて今季初勝利を逃した。

◆楽天ベテラン岡島豪郎外野手が、2試合連続マルチ安打で意地を見せた。1点を追う7回1死二、三塁から代打で登場。一塁へチーム初安打となる2点適時打を放ち、9回にも左前打でつないだ。「打つべき球をしっかり振れてるし、ファーストストライクからスイングをかけられていて、いい準備ができていると思う」。ここ2戦で6打数4安打2打点と存在感を示している。

◆楽天荘司康誠投手(23)が快投したが、報われなかった。7回1死まで無安打投球。初安打を起点に先制されたものの、7回1安打1失点、毎回の8奪三振と踏ん張った。「投げていく中で自分の中で修正できて、投げていくうちに良くなっていった。前回できなかったことだったので、そういう点でも良かったかなと思います」。前回3月30日西武戦は、4回5失点で試合をつくれなかっただけに一定の手応えを示した。初回から直球を軸にソフトバンク打線を押した。先頭周東を152キロで空振り三振に封じ、川瀬は一ゴロ、柳田は中飛で3者凡退。6回は味方の失策と四球で1死一、二塁と初めて得点圏に走者を背負ったが、川瀬を見逃し三振、続く柳田を中飛に抑えた。7回1死で近藤に初安打となる中前打を許したが「そこは全然意識しなかったですね。近藤さんに打たれて『あ、1本目だったんだ』と思ったんですけど。全然そこは」と無安打投球を気にしていなかったという。この回は盗塁と暴投が絡み、1死一、三塁から川村に先制犠飛を決められたが、最少失点で切り抜けた。1点を追う7回裏に岡島の2点適時打で逆転し、勝ち投手の権利をつかんだが、2番手ターリーが柳田に2ランを被弾。今季初勝利を逃した。荘司は「しっかり力を入れるポイントというか、入れていく場所とそれ以外のメリハリみたいなものは、今日意識した中でできたので、そういう部分は次にも生きてくるかなと思います」と前を向いた。【山田愛斗】

◆楽天が3連敗で最下位に転落した。7回1安打1失点と好投した荘司に報いるように、代打岡島が7回に逆転打。しかし、8回に2番手ターリーが柳田に2ランを被弾し、流れを手放した。今江敏晃監督(40)は「ホームランって試合の中でも大きなものがありますし、逆転した後だったんで、流れ的にはちょっと止まってしまいましたね」と残念がった。1点リードの8回には、宋家豪や渡辺翔の両右腕を登板させる選択肢もあったが、左腕ターリーをあえて送り出した。「もちろん(左打者が並ぶ)打線の兼ね合いもありますし、宋もいましたし、クローザーは則本に決めてますけど、セットアッパーは決めてないので、みんなでやっていく中で打順の兼ね合いもありましたし、僕も継投というところで難しいなと感じました」と振り返った。9回に登板した渡辺翔は2失点し、リードを3点に広げられた。裏の攻撃では1死一、二塁から代打茂木が右中間二塁打で1点をかえし、なおも1死二、三塁で島内の中犠飛で1点差に迫った。しかし、反撃はここまでだった。今江監督は「途中から出た人間は打ってくれたりしましたけど、前半戦でなかなか荘司がいいピッチングしてる中で援護できなかった。投打のバランスでやってるので、今日はなかなかバランス的にうまく試合を運べなかったので反省したいと思います」と話した。

◆ソフトバンク先発リバン・モイネロ投手が6回無安打0封の快投をみせた。3四球を与えたものの150キロ超の直球に自慢のカーブなどを駆使して6奪三振。渾身(こんしん)の98球だった。7回表にチームは先制したものの直後に逆転を許し、勝ち星を手にすることはできなかった。「自分の内容は満足している。チームが勝つことが一番大事なのでいい結果になったと思う」と淡々とした表情だった。

◆ギータの一振りで決着だ! ソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が、1号勝ち越し2ランを放った。1点を追う7回2死二塁。楽天のターリーから右中間席へたたき込んだ。前日6日の同戦は3安打2打点の活躍。チーム最年長野手が連日バットで勝利を呼び込んだ。主砲の一打で今季初の3連勝。開幕8試合を終え、6勝2敗で貯金4とした。小久保ホークスが快調な滑り出しを決めている。以下は小久保監督の一問一答。-目まぐるしい展開で勝ちきった小久保監督 そうね。点を取られようが、勝ちきればいいので。-モイネロは2試合連続で好投小久保監督 勝ち星つけられてないので。何とか次の登板の時にはなんとか点を取って。-柳田が決勝2ラン小久保監督 こんな寒い時にホームランが出ないって言った僕の間違いでした。失礼しました。-柳田は連日の活躍小久保監督 でも(中村)晃のあの(9回に代打で左前適時打)集中力とか。あの喜ぶガッツポーズの姿とか、あれを見て感じない選手がいたら人じゃないですよ。あのぐらいのモノを持って1打席にかける選手がベンチに居てくれるっていう強さは感じました。

◆ギータの一振りで決着だ! ソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が、今季1号の逆転2ランを放った。1点を追う8回2死二塁。楽天のターリーから右中間席へたたき込んだ。前日5日の同戦は3安打2打点の活躍。チーム最年長野手が連日バットで勝利を呼び込んだ。主砲の一打で今季初の3連勝。開幕8試合を終え、6勝2敗で貯金4とした。小久保ホークスが快調な滑り出しを決めている。鋭いインパクト音を残し、柳田は確信歩きを始めた。「『いってくれー』って感じ」。打球は曇天を切り裂くように勢いよく飛んでいった。楽天ファンの悲鳴とともに、右中間スタンドに着弾。「角度がついて越えてくれた」。今季34打席目で24年初アーチ。「0よりは1の方がいい。また打てるように」。ひと仕事を終えても、主砲の表情は引き締まったままだ。1発が欲しい場面で決めた。1-2の8回2死二塁。楽天ターリーの初球、内角148キロ直球を仕留めた。「何とかしたいなと思って」。逆転された直後の好機で勝負強さを発揮。一振りで助っ人左腕を打ち砕いた。前日5日の同戦は3安打2打点の活躍。連日バットで存在感を示した。「勝ちにつながった」。チームの勝利が何よりだ。プロ14年目。ベテランの域に入り、チームでは最年長野手になった。オフには山川、ウォーカーが加入。打線に厚みが増した一方で、ウォーカーとの兼ね合いで昨季67試合出場したDH起用は減った。開幕から7試合連続で右翼出場。守備では、フェンス激突のプレーを見せるなどケガを恐れないハッスルぶり。衰え知らずで、今年36歳のシーズンとは思えない。「もっともっとっていう気持ち」。妥協はない。攻守でチームを引っ張り続ける。自然と後輩たちからも慕われる。今年3月。川村、緒方、井上と若手3選手を引き連れてカニをごちそう。席の場で野球の話は一切ない。日常的な会話で親交を深める。この日川村はプロ初安打を含む2打点をマークした。「川村です。おめでたい日」。試合後のお立ち台も譲り、後輩思いな一面もある。プロ3年目にきっちり花を持たせた。主砲の一振りで今季初の3連勝とし、開幕3カード連続の勝ち越しで貯金4。楽天戦では節目の通算250勝のおまけまでついた。4年ぶりのV奪回へ、小久保ホークスの視界は良好だ。【佐藤究】

◆ソフトバンク川村友斗外野手(24)がプロ初スタメンでプロ初安打&2打点の活躍をみせた。7番右翼で先発出場。楽天先発荘司の前に2打席凡退したものの、3打席目の7回1死一、三塁。141キロの直球をうまく逆方向へ打ち返し左犠飛。「本当はヒットを打ちたかったけど、いいところに飛んでくれて。最低限の仕事はできました」先制点となるプロ初打点をマークすると、気分も乗った。9回には1死三塁から渡辺翔の150キロの直球を左前に運ぶプロ初安打で2打点目。「打った瞬間、『よっしゃー』って感じです。うれしかった」。仙台大出身の川村にとって杜(もり)の都は第2の故郷。スタンドには北海道から家族も観戦に駆けつけた。21年に育成ドラフト2位で入団。開幕直前に支配下登録された。出場3試合目にして快音を響かせチームの勝利に貢献。小久保監督も「(初ヒットは)うれしいでしょうね。(9回の打席は)川村にかけてみようと思っていた」と、期待に応えた若鷹の打撃を称賛した。

◆ソフトバンクが3連勝。1―2の八回に柳田の1号2ランで逆転し、九回に川村と代打中村晃の適時打で2点を加えた。2番手の藤井が今季初白星、オスナが4セーブ目。楽天は荘司が7回1失点と力投したが、救援陣が崩れて3連敗。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
620 0.750
(↑0.036)
-
(-)
13531
(+5)
15
(+4)
6
(+1)
7
(+1)
0.232
(↓0.006)
1.820
(↓0.3)
2
(1↑)
西武
530 0.625
(↑0.054)
1
(-)
13525
(+5)
14
(+2)
5
(+2)
6
(+1)
0.249
(↑0.007)
1.410
(↓0.07)
3
(1↓)
日本ハム
430 0.571
(↓0.096)
1.5
(↓1)
13618
(+2)
19
(+5)
2
(-)
2
(-)
0.254
(↓0.007)
2.350
(↓0.42)
4
(2↑)
ORIX
350 0.375
(↑0.089)
3
(-)
13517
(+9)
16
(+1)
1
(-)
2
(-)
0.185
(↑0.03)
2.090
(↑0.16)
4
(-)
ロッテ
350 0.375
(↓0.054)
3
(↓1)
13513
(+1)
28
(+9)
2
(-)
2
(+1)
0.211
(↓0.007)
3.210
(↓0.82)
6
(1↓)
楽天
250 0.286
(↓0.047)
3.5
(↓1)
13617
(+4)
29
(+5)
2
(-)
2
(+1)
0.178
(↓0.001)
3.800
(↓0.2)