巨人(★4対6☆)DeNA =リーグ戦2回戦(2024.04.06)・東京ドーム=
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DeNA
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巨人
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勝利投手:上茶谷 大河(2勝0敗0S)
(セーブ:森原 康平(0勝0敗2S))
敗戦投手:井上 温大(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆DeNAは1点を追う4回表、宮崎が2点適時二塁打を放ち、逆転に成功する。その後2-3とされて迎えた5回には、佐野の適時打と宮崎の押し出し四球などで3点を加え、再びリードを奪った。投げては、2番手・上茶谷が3回無安打無失点で今季2勝目。敗れた巨人は、最終回に1点を返すも及ばなかった。

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◆11人組男性グループJO1の川西拓実(24)が始球式を行い、125キロを計測した。JO1の曲を出ばやしに使っていた岡本和からグラブを借りてマウンドに立った。高校まで野球部で、山崎伊とも対戦経験があるという。快速球を披露もショートバウンドの結果に「球速はこだわっていた。ここまで緊張したのは初めて。悔しいですね」と話した。

◆巨人が積極策を生かせず逆転負けで2連敗を喫した。同点に追い付いた直後の5回、井上がDeNA度会を打ち取った当たりに、遊撃・門脇が悪送球で失策。ミスでピンチを広げ、2死満塁で代わった松井は痛恨の2者連続押し出し四球で、勝ち越しを許した。4回に逆転を許した場面も、三塁・坂本の悪送球からだった。阿部監督は「ミスをしたらやっぱり勝てねえな」とミスの連鎖を嘆いた。計算ずくでの積極采配だった。3回まで完全投球も4回に3連打で2点失った先発グリフィンを見切った。「いつもよりボールが走っていなかったから早めに見切った」と4回の打席で代打を送り攻勢を仕掛け同点。5回2死満塁で左腕・井上から右腕・松井にスイッチしたのも、打者・宮崎が昨季右に比べ左投手に打率5分以上も強いデータを駆使した策だった。9回の猛追も及ばず「最後すごくいい粘りを見せている。良い形もつくれているので、そこは悲観せずに前向きにやってもらいたい」と、指揮官も前を向いた。

◆DeNA宮崎敏郎内野手が2安打4打点と抜群の存在感で勝利に導いた。1点を追う4回1死満塁、左中間への2点適時二塁打で逆転すると、同点の5回2死満塁からは押し出し四球を選んで勝ち越しに成功した。7回2死一塁からは中越えの適時二塁打でダメ押し。打率3割5分7厘とした昨季首位打者は「勝つためにみんな必死なので、勝ててうれしいです」と話した。

◆巨人長野久義外野手がプロ入りから15年連続安打を放った。4回無死一塁から今季初安打となる左前打。プロ1年目の10年3月27日ヤクルト戦のプロ初安打から15シーズン連続安打となり、通算1487本目。史上136人目の1500安打まで残り13本に迫る長野は「初回の得点圏で試合を一気に決めたかった。あそこで打てなかったのが残念。何とか勝てるように。また明日頑張ります」と先制した1回2死一、三塁での空振り三振を悔やみ気持ちを切り替えた。

◆巨人2年目の浅野翔吾外野手(19)が1番抜てきに勝負強く応えた。1点を追う4回1死満塁、DeNAケイの内角カットボールを振り切り、左犠飛で一時勝ち越した。安打性の当たりを好守に阻まれたものの、今季初打点をマーク。今季2度目のスタメン起用に「最低限の仕事ができた。ベンチ外が多くて悔しい気持ちがあったので出た時は役割を果たしていきたい」と気を吐いた。

◆DeNA佐野恵太外野手(29)が全身で食らいついた。1点を追う5回1死満塁、巨人井上に2球で追い込まれるも慌てない。6球目の外角スライダーを上からたたいた。右翼・丸がダイビングキャッチを試みるも、わずかにグラブをはじいて地面に転がる。「追い込まれていたのでなんとか食らいつきました」と気持ちがバットに乗り移った。自らの一振りでもやもやを吹き飛ばした。開幕から7試合はいい当たりが正面を突いたり、好プレーに阻まれたりと安打から離れ、打率は1割1分5厘だった。1番度会、2番オースティンの後に続き、牧、宮崎が後ろに控えるそうそうたる打線の3番として全試合に先発も、流れに乗りきれなかった。焦る気持ちをほぐしてくれたのは、熱男師匠からの熱い言葉だった。前日の同戦で自主トレをともにする松田宣浩氏(40)がラジオ解説で来場。試合前にはフリー打撃も見てもらい、「まだまだ130試合以上ある。しっかり自分のバッティングができるように」と背中を押された。「すごく大きい言葉でした」と自らを奮い立たせた。熱男魂で食らいついた。2打席目の4回1死一塁、追い込まれながらも長野のグラブをはじく左前への安打。16打席ぶりの安打を皮切りに今季初の猛打賞で、球団史上最長タイの開幕から3カード連続勝ち越しに貢献した。「もっと状態を上げて、打線をつなげられるようにしたい」と佐野。強力打線のど真ん中で自らの役割を全うする。【小早川宗一郎】DeNA三浦監督(佐野について)「これで気持ちだいぶ楽になる。佐野にとって非常に大きな1日になったと思います」

◆巨人・浅野翔吾外野手(19)が今季初の「1番・中堅」で先発する。また、チーム最年長の長野久義外野手(39)が「6番・左翼」で出場する。

◆巨人・坂本勇人内野手(35)が気迫のヘッドスライディングで同点のホームインを果たし、スタンドを沸かせた。1点を追う四回先頭で中前打を放って出塁した坂本は、1死一、三塁の場面で、吉川が三塁前にボテボテのゴロを放った瞬間、三塁から迷わず本塁へスタートを切った。猛烈な勢いのままヘッドスライディングし、捕手のタッチを巧妙にかいくぐりながら左手でベースをかすめる〝神走塁〟で生還。DeNA・三浦監督のリクエストでもセーフの判定は変わらず同点となり、スタンドから大歓声が起きた。坂本は1点リードの四回の守りで自身の一塁悪送球からピンチを招き、逆転を許していた。打線はその後、浅野が1死満塁から左犠飛を放ち、この回に逆転に成功した。

◆これがリーディングヒッターの打撃技術だ。昨季のセ・リーグ首位打者、DeNA・宮崎?郎内野手(35)が「5番・三塁」で出場。1点を追う四回に逆転の2点二塁打を放った。「とにかく後ろにつなぐ気持ちで打席に入った。走者をかえすことができてよかった」0―1の四回、敵失から主軸が2連打でつながった1死満塁の絶好機。巨人先発のグリフィンに対し、カウント1―2と追い込まれたが、際どいコースを2球、きっちりと見極めフルカウントに持ち込んだ。6球目、外角低めへと落ちる変化球を巧みにバットで拾い、左中間を真っ二つに破った。悠々と2者が生還し、試合の流れを変えた。昨季はプロ11年目でキャリアハイとなる打率・326をマークし、自身2017年以来、6年ぶり2度目の首位打者のタイトルを獲得した。迎えた今季も、鹿児島・奄美のB班で春季キャンプをスタート。21年オフに、三浦監督が現役時代の02年オフに結んだ契約と並んで球団史上最長となる6年の大型契約を結んだが、その3年目となる今季も不動の三塁手として一切の慢心はない。1988年生まれの35歳。頼れるベテランが、今季もベイスターズ打線を支える。(浜浦日向)

◆ベテラン、中堅、若手。スタメンに名を連ねた巨人の〝3世代〟がつながった。先陣を切ったのは27歳の主将だ。巨人・岡本和真内野手(27)が一回、先制打を放った。「ランナーが得点圏にいたので、何とかかえしたいと思っていた。先制につながって良かった」カウント2-2からDeNAの先発左腕ケイが投じたスライダーを捉え、中前に運んだ。今季の目標に打点王を掲げる昨季の本塁打王が、今季5打点目となる一打で先取点をもたらした。4番打者に導かれるようにベテランもハッスルした。勝ち越された直後の四回。先頭で打席に入った35歳の坂本が中前打で出塁。続くチーム最年長、39歳の長野が左前打とつなぎ、好機を演出した。2死一、三塁から吉川の三塁ゴロで、三走・坂本が気迫のヘッドスライディング。左手を伸ばして生還し、すぐに追いついた。先輩のあとを追うように若手も続いた。2-2とした四回1死満塁でこの日「1番・中堅」で起用された19歳の浅野が今季初打点となる左犠飛をマークして勝ち越しに成功した。チームの黄金時代を支えたベテラン。チームを引っ張る中堅、次世代を担う若手が束となって戦った。(樋口航)

◆DeNAが逆転で3連勝を飾った。2―3の五回に佐野の適時打と2者連続押し出し四球で3点を挙げ、七回に宮崎の適時二塁打で加点した。2番手の上茶谷が3回無安打無失点で2勝目を挙げた。巨人は失策で失点を招いた。

◆巨人は2連敗で2カード連続の負け越しとなった。巨人・阿部慎之助監督(45)は四回、五回と2度逆転された場面に内野の失策が絡んだことに「ミスしたらやっぱり勝てないな」と渋い表情だった。中盤の点の取り合いが勝敗を分けた。二回に岡本和の適時打で1点を先制したが、四回には三塁・坂本の一塁への悪送球からピンチを招き、宮崎に2点二塁打を浴びて逆転を許した。その裏の攻撃では浅野の左犠飛などで3-2とリードを奪い返したが、五回には1死二塁で遊撃・門脇の一塁への悪送球でピンチを広げ、3失点で再び逆転された。3点を追う九回は吉川、佐々木の連打、門脇の適時打で1点を返したが、3点ビハインドは重かった。阿部監督は「一戦、一戦やっていくしかない。最後もすごくいい粘りを見せて、良い形も作れている。そこは悲観せずに前向きにやってもらいたいなと思います」と下は向かなかった。

◆先発のDeNA・ケイ(撮影・加藤圭祐)

◆DeNAが2―3の五回、佐野恵太外野手(29)の適時打と2者連続押し出し四球で3点を挙げ、七回に宮崎?郎内野手(35)の適時二塁打で加点し、逆転で3連勝を飾った。2番手の上茶谷大河投手(27)が3回無安打無失点で2勝目。?DeNA(前身を含む)が開幕から3カード連続で勝ち越したのは球団タイ記録で、1969年(対阪神2勝1敗→対広島1勝→対巨人2勝1敗、同年最終3位)、73年(対阪神1勝→対中日2勝→対巨人2勝1敗、同年最終5位)、2000年(対阪神3勝→対広島2勝1敗→対中日2勝1敗、同年最終3位)に次いで24年ぶり4度目。?開幕8試合で6勝したのも球団タイ記録で、50年(6勝2敗)、65年(6勝1敗1分け)、79年(同)、96年(6勝2敗)、00年(同)に次いで24年ぶり6度目。?救援の上茶谷がチーム最多の今季2勝目。DeNAで開幕8試合目までに2勝した投手は18年の京山将弥(開幕3、8試合目=いずれも先発)以来6年ぶり。救援投手では05年の川村丈夫(開幕3、4試合目)以来19年ぶり。

◆巨人・門脇誠内野手(23)は3点を追う九回に中前適時打を放ち、意地を見せた。ただ、1点リードの五回1死二塁の遊撃守備で一塁へ悪送球した失策を悔やみ、「ああいうのをちゃんとできないと厳しい。ちょっとランナーが見えて慌てた部分はあったんですけど、冷静にいかないといけなかった」と反省した。

◆巨人のチーム最年長、39歳の長野久義外野手がプロ1年目から15年連続安打をマーク。四回に左腕ケイから左前へ打ち返し、今季7打席目で初安打を放った。一回の左翼守備ではスライディングキャッチを見せるなど奮闘。だが試合に敗れただけに「何とか勝てるようにやっているので頑張ります」と言葉少なだった。通算1500安打までは13本となった。

◆DeNAの上茶谷大河投手(27)が逆転した直後の五回に2番手で登板。3回を無安打無失点に抑えるロングリリーフで今季2勝目を挙げた。3月31日の広島戦では?回で3失点を喫したが、そこから立て直し「開幕カードで悔しい思いをしたので、何とか取り返せるように修正してきた。抑えられてよかった」とうなずいた。

◆守備の乱れで主導権を手放し、5位転落。巨人・阿部慎之助監督(45)は悪送球が絡んで2度の逆転を許し、「ミスをしたら、やっぱり勝てねえな」と渋い表情だった。1-0の四回。三塁手・坂本の一塁悪送球からピンチを招き、宮崎に2点二塁打を浴びて逆転された。その裏に浅野の左犠飛などでリードを奪い返したものの、五回1死二塁の守りで遊撃手・門脇が一塁へ悪送球。佐野に同点打を喫した井上に代わって送り出した松井は2者連続で押し出し四球を与え、この回に3点を失った。坂本は昨季終盤、守備力で台頭した門脇に遊撃手の座を引き継ぎ、三塁手に転向。今季を象徴する〝新三遊間〟に出たほころびが、勝負を分けた。坂本は自身の失策を「アウトにしないといけない打球だった」と反省した。チームは2連敗で2カード連続の負け越し。それでも阿部監督は「最後、すごくいい粘りを見せている。そこは悲観せずに前向きにやってもらいたい」と、九回に門脇の適時打などで1点を返した攻撃を評価した。(谷川直之)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
620 0.750
(↑0.036)
-
(-)
13529
(+6)
24
(+4)
3
(-)
4
(-)
0.268
(↓0.011)
2.660
(↓0.19)
2
(-)
中日
431 0.571
(↑0.071)
1.5
(-)
13521
(+4)
20
(-)
5
(+1)
1
(-)
0.236
(↑0.008)
2.280
(↑0.31)
3
(1↑)
阪神
440 0.500
(↑0.071)
2
(-)
13526
(+4)
28
(+3)
9
(+2)
2
(-)
0.224
(↓0.001)
2.790
(↓0.03)
4
(2↓)
広島
340 0.429
(↓0.071)
2.5
(↓1)
13617
(-)
20
(+4)
1
(-)
3
(-)
0.233
(↑0.008)
2.800
(↓0.2)
5
(1↓)
巨人
350 0.375
(↓0.054)
3
(↓1)
13521
(+4)
22
(+6)
4
(-)
1
(-)
0.247
(↑0.001
2.380
(↓0.09)
6
(-)
ヤクルト
241 0.333
(↓0.067)
3
(↓1)
13626
(+3)
26
(+4)
2
(-)
5
(-)
0.255
(↓0.011)
3.320
(↓0.11)