日本ハム(☆3対2★)西武 =リーグ戦1回戦(2024.04.05)・エスコンフィールド北海道=
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西武
0100100000002611
日本ハム
000000200001X31400
勝利投手:北浦 竜次(2勝0敗0S)
敗戦投手:豆田 泰志(0勝1敗0S)

本塁打
【西武】コルデロ(1号・5回表ソロ)

  DAZN
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◆日本ハムがサヨナラ勝利。日本ハムは2点を追う7回裏、奈良間の犠飛などで同点とする。そのまま迎えた延長12回には、1死満塁からマルティネスが犠飛を放ち、試合を決めた。投げては、5番手・北浦が今季2勝目。敗れた西武は、6番手・豆田が踏ん張りきれなかった。

◆開幕投手を務めた西武今井達也が今季2試合目の先発。今井は開幕戦で7回無失点の11奪三振。西武開幕投手の2桁奪三振は松坂(02、03、05年)涌井(10年)に次ぎ球団3人目だったが、2戦目でも10三振以上を奪ったのは02年松坂の1人だけ。今井が今日も三振の山を築き松坂に続く快記録をマークできるか。

◆"ブラック・ファイターズ"で勢いに乗る。日本ハムは5日から、本拠地限定での「エスコンフィールド1周年シリーズ」をスタート。この日から、球場そのものをモチーフとした、黒を基調に部分的にブルーの差し色が入った限定ユニホームを着用しての戦いとなった。試合前の大型ビジョンでは、ユニホームをイメージしたと思われる、黒の背景にブルーのつららのような映像が流れ、滝、夜空と変化。再び青い氷が輝く映像となり、球場中を彩った。スタンドにも限定ユニホーム着用で応援するファンも登場。対象試合は5~7日の西武戦、16、17日のソフトバンク戦、19~21日のロッテ戦になる。

◆日本ハムの球団公式チアリーダー「ファイターズガール」がエスコンフィールド1周年を記念した限定コスチュームで登場した。この日から「エスコンフィールドHOKKAIDO1周年シリーズ」がスタート。選手たちは球場そのものをモチーフにした「エスコンフィールド1周年ユニホーム」を着用してプレーし、ファイターズガールも限定ユニに合わせた黒基調のコスチュームを身にまとった。限定コスチュームのデザインと制作を担当したのは、AKB48の衣装なども手がけている「オサレカンパニー」。いつもとは違うクールなイメージのファイターズガールが、球場を盛り上げた。

◆女性ボーカルグループ「Little Glee Monster」が、試合前にスペシャルライブを披露した。日本ハムは、この日から「エスコンフィールド1周年シリーズ」。シリーズ期間中に選手が着用する球場をモチーフとした黒を基調とした限定ユニホームをまとった6人が「ECHO」を熱唱。美しい歌声に、スタンドのボルテージは一気に上がった。ライブ後には「エスコンフィールド1周年おめでとうござます。この後も盛り上がっていきましょう!」と呼びかけた。

◆日本ハムの球団公式チアリーダー「ファイターズガール」が3回表終了時に限定コスチュームで「きつねダンス」を披露した。この日から「エスコンフィールドHOKKAIDO1周年シリーズ」がスタートし、選手たちは球場そのものをモチーフにした「エスコンフィールド1周年ユニホーム」を着用。ファイターズガールも限定ユニに合わせた黒基調のコスチュームにきつねの耳としっぽを付けて、クールかわいい「きつねダンス」で球場を盛り上げた。SNSでも「限定衣装で踊るきつねダンス可愛すぎだろーー」「ガール可愛い 黒いの可愛い きつねダンスのお時間です」「リアルタイムできつねダンス放送するNHKさん優秀」など生放送したNHKBSへの感謝の声もあった。

◆日本ハムが5日から着用している限定ユニホームが、ファンの間で話題になっている。昨季は黒赤の"戦隊もの風"限定ユニホームを着用したが、今季はエスコンフィールド1周年企画として、球場のデザインをモチーフにした。黒基調に青と白の差し色が入ったモデルで、SNS上では「エスコン色の黒とブルーの色合いが可愛いハート」「通常ユニより100倍強そう」と、好意的な意見も多く出ていた。すっきりしたイメージで、どの選手も引き締まって見えるが、中でも「まんちゅう(万波)似合ってる!」、第2打席で今季初スタメン初安打を放った加藤豪の名も挙がり「ごーすけは限定ユニめっちゃ似合うな」と、評判だった。

◆日本ハムの球団公式チアリーダー「ファイターズガール」が珍しい"追いきつね"を披露した。3回表終了時に限定コスチュームで、この日1回目の「きつねダンス」を披露。通常だと、1試合1度のお披露目なのだが、延長12回表の守備が終わると再び登場。きゃっきゃ、きゃっきゃと舞い踊り、サヨナラ勝利を待望した。

◆日本ハムが延長12回サヨナラで勝利した。1死満塁からマルティネスが中犠飛を放った。2点ビハインドの7回は無死満塁、奈良間の中犠飛で1点を返すと、なお1死一、二塁から代打郡司が右前打。右翼の若林がファンブルする間に、二塁走者の田宮が生還した。6回までチャンスをつくりながら得点できなかったが、あきらめない姿勢がつながった。打線のてこ入れが功を奏した。新庄監督は3月19日のオープン戦以来、安打がなかった加藤豪を「1番一塁」で起用した。すると3回2死一塁で今季初安打となる右前打、6回先頭で右翼線二塁打、さらに7回1死一、二塁で中前打と、発奮した。4日の練習後、新庄監督は好投手の多い西武との対戦を踏まえ「ちょっと打つより守備を重視していこうかなと思っています」と方針を口にしていた。マルティネスを一塁からDHに変え、加藤豪を一塁に起用。狙いは守備の強化だったが、意気に感じた加藤豪の3安打は、打線を勢いづかせることになった。

◆西武が球団通算1万試合の節目を勝利で飾ることはできなかった。2回1死三塁から6番佐藤龍の一ゴロの間に1点を先制。5回には、先頭の新外国人コルデロが中越えに来日第1号となるソロ本塁打をたたき込み、優位に試合を進めた。2点の援護をもらった先発今井は6回まで無失点に抑えていたが、7回につかまった。無死満塁から8番奈良間に中犠飛を許すと、続く代打郡司の右前打に右翼手若林の失策が絡んで同点となり、試合は振り出しとなった。今井は7回10安打2失点(自責1)で降板。「野手陣に2点取ってもらって、その2点をしっかり守ることができなかったことは反省です。悔しい」とコメント。8回以降両チーム得点を奪えず、延長戦へ突入した。2-2と同点の12回裏1死満塁で、6番手右腕の豆田が、日本ハムの4番マルティネスに中犠飛を献上。4時間22分の死闘をものにできなかった。開幕から2カード連続で初戦を白星で飾っていたがこの日は黒星となり、今季初の2連敗。松井監督は「もちろんカードの頭というのはね、その(勝つ)つもりでやってますし、また明日頑張ります」と前を向いた。

◆日本ハムが今季初の延長戦を制し、今季初のサヨナラ勝利で今季初の連勝をマークした。先発伊藤が7回2失点と好投。打線も7回に2点差を追いつき、最後は延長12回に4番マルティネスのサヨナラ犠飛で勝ちきった。試合後の新庄剛志監督(52)の主な一問一答は以下の通り。新庄監督 お疲れです。はぁ~よく追いついて逆転してくれましたよ。今のところのキーポイントは(2勝目を挙げた)北浦君が、ちょっと勝利の女神チックに入ってきてるんで。(延長12回は)北浦君に行ってもらっての、勝利を持っていくっていうイメージで行って正解でしたね。最後(延長12回に代打で出場の)石井君もね、よく出てくれて。(石井の代走の)五十幡君の盗塁警戒というとこで、加藤君が(加藤豪が7回までに)3本打ってたんで、ここはもう打たせようと...というとこが、よかった(笑い)。-試合前まで今季無安打だった加藤豪を1番スタメンで起用した意図は新庄監督 フリーバッティングが今、このメンバーの中で一番いいんで。そこですね。結果よりフリーバッティングの内容。-最後は4番マルティネスがしっかり決めてくれた新庄監督 いや、満塁強いですからね、グワチョ(マルティネスの愛称)。もうなんか今日、負ける気はしなかったんで、落ち着いてベンチで見ていられました。-マルティネスはヒットこそ出なかったですけど、最低限の仕事新庄監督 いやいや、すごい仕事ですよ、犠牲フライって。もうヒット3本より価値のあるね、打席だったですね。-プロ初の猛打賞となった田宮も相変わらずすごい新庄監督 あの~ファーム時代の初ホームランが(西武)今井君。だから、記憶には残っていたんじゃないですか。だから打席の中で余裕を感じましたね。-今日も下位打線から流れをつくった新庄監督 いや、これ逆になりますよ、また。今は下位がいいけど、今後は下位がもたついているときに上位がよくなって。で、バランスよく日々重なってきて爆発する。ピッチャーがね、いいですしね。-まだ序盤ですが、こういう勝ち方は...新庄監督 いや、別に不思議ではないです。キャンプ中からこういう勝ち方、追いついていくっていうところ、はできていると思ったので。-去年は1点差負けが多かったが、確実に粘りが出てきた新庄監督 去年なしで(笑い)。去年と、その前の年は、もう成長する過程なんで。今年、やってきたことを爆発させる。-ベンチメンバー含めて総動員で勝利をつかんだ新庄監督 まあ、お互いでしょう。お互い。-先発の伊藤が好投新庄監督 全然良いですよ、ねっ! 悔いが残ったのは(2回1死三塁で西武)佐藤君の打席。(内野は)前進やったな...と思って。(相手先発が)今井君だったから、ちょっと手こずるかなというところで(内野守備走塁担当の)谷内コーチと話をしているところで(判断が)遅かった。次は思い切って、結果論じゃなくて先に動きます。-金村が8、9回をまたいで無失点新庄監督 今日は2回投げてもらって、明日ね、休ませる方向で。投手がいいし、どの投手も投げたいと思う。その気持ちを大事にしたい。-代打では郡司も石井も打った。今後のスタメン選びという面でも悩みそう新庄監督 これは層が厚くなったということで。一番うれしいところですよね。-エスコン1周年ユニホームはどうだった?新庄監督 林ヘッドコーチが上着を着ていると、寝間着にしか見えない(笑い)。選手たちは格好よく見えましたね。勝つと、さらにね。あとは活躍した選手に(話を)聞いてください。

◆日本ハム北浦竜次投手が好救援で2勝目を挙げた。先発伊藤の好投を受けて救援陣が無失点のバトンをつないで迎えた延長12回を託され、ピンチを背負いながらも無失点。その裏に劇的なサヨナラ勝利で、3月31日ロッテ戦に続く白星が舞い込んだ。新庄監督も「北浦君が、ちょっと勝利の女神チックに入ってきている。(延長12回は)北浦君に行ってもらって勝利を持っていくっていうイメージで正解でしたね」と笑顔だった。

◆劇的な延長サヨナラ勝利で今季初の連勝、そして初めての貯金2とした日本ハム新庄剛志監督(52)が、加藤豪将内野手(29)を「1番一塁」でスタメン起用した理由を試合後に語った。開幕から代打で3打席に立ってノーヒットだった加藤豪について「フリーバッティングが今、この(1軍)メンバーの中で一番いいんで。そこですね。結果よりフリーバッティングの内容」と説明。練習中のスイングを見て今季初スタメンに抜てきすると、加藤豪も初の4安打と期待に応えた。特に4安打目は延長12回無死一塁の場面で生まれた。新庄監督は「(西武バッテリーが代走起用した一塁走者の)五十幡君の盗塁警戒というとこで、(7回までに)加藤君が3本打ってたんで、ここはもう打たせようと」と強攻を選択した采配もズバリ的中。勘ピューターだけではない、確かな眼力もドラマチックな勝利のスパイスとなった。

◆日本ハム田宮裕涼捕手が初の3安打猛打賞で打率5割2分9厘とし、パ・リーグの首位打者に立った。2回2死の第1打席では空振り三振に倒れたが、西武先発の今井相手に14球粘るなど、球数を投げさせ体力を消耗させた。「みんな打ち取られてたので。打ち取られるなら僕は球数を投げさせようとした結果」。捕手としても5投手を好リードし「一番は(先発の伊藤)大海さんを勝たせることだった。守備のことばかり考えてました」と振り返った。

◆「1番一塁」で今季初スタメンの日本ハム加藤豪将が、NPBでは自身初の4安打と気を吐いた。3月19日のオープン戦以来、無安打だったが、新庄監督の先発起用にしっかり応えた。「12回の裏で絶対、バントかなと思ったんですけど、打たせてもらえたので。そこで奇跡的に僕がヒット打った。(監督が)何かを感じて打たせてくれたので、打たないといけないと思っていた」と振り返った。

◆日本ハムが劇的なサヨナラ勝ちで今季初の連勝を飾った。延長12回1死満塁、4番マルティネスが中犠飛を放ち、4時間22分の長い試合にけりをつけた。新庄体制初の貯金2。6日西武戦に勝ち3連勝なら、ソフトバンクの結果次第で、19年6月14日以来、1758日ぶりの単独首位に立つ。粘ってつかんだ1勝だ。ヒーローのマルティネスは「1人1人が仕事を果たして粘り抜いてつくった状況。絶対この任務を自分の手で終わらせると思いました」。前の打席まで26打数1安打と苦しんでいた4番の一打に、新庄監督は「グワチョ(マルティネス)は満塁に強いですから。すごい仕事ですよ。ヒット3本より価値がある」とたたえた。全員でつないだ。2点ビハインドの7回無死満塁、奈良間の中犠飛で1点返すと1死一、二塁から代打郡司が右前打。右翼の若林がファンブルする間に、二塁走者田宮も生還した。指揮官は「不思議ではない。キャンプ中からこういう形から追いついていくっていうところはできていると思った」。12回は代打石井が中前打で出塁後、今季初スタメンの加藤豪がこの日4本目の安打でつなぎ、決勝の生還は代走五十幡と、総力戦で勝利をむしり取った。選手会長の松本剛は、昨季までとの違いを口にする。「守っていても攻撃していても雰囲気がある。先に点を取られても、去年だったら、だらだら追加点取られて、やっと1点返せてってレベル。それが(今季は)何かいいものがある」。新庄監督が地道に植え付けてきた種が、開花目前にまで迫っている。【永野高輔】

◆2年目の金村が8回から登板し、2回を無失点に抑えるなど、日本ハム救援陣は田中正、河野、北浦とつなぎ、延長12回まで無失点に抑えた。新庄監督は「(金村は)今日は2回投げてもらって、明日ね、休ませる方向で。投手がいいし、どの投手も投げたいと思う。その気持ちを大事にしたい」と話した。

◆日本ハム伊藤大海投手(26)が「エスコンフィールドHOKKAIDO1周年シリーズ」の初戦を白星に導く力投を見せた。今季ホーム初先発となった西武戦で7回3安打2失点。きっちり試合をつくり、救援陣の好投と劇的な延長12回サヨナラ勝利でチームの今季初連勝を呼び込んだ。昨季は思うような結果を得られなかったエスコンフィールドのマウンドで、道産子右腕がその借りを返す覚悟を示した。伊藤が雄たけびを上げた。7回2死三塁で元山を左飛に打ち取り、気合があふれ出た。7回3安打2失点で降板。「先頭打者を出した回に失点したので先頭を切れたら、もっと楽な展開で投げられた」。2回と5回の失点は、ともに先頭打者に安打を打たれていた。7回も先頭打者に安打を許したが、「球数的にもここ(交代)かなというところだったので、出し切りって感じで」。三度目の正直で負の流れを断ち切った。延長12回、サヨナラ勝ちが決まると、ベンチを飛び出し、ヒーローのマルティネスにかけよった。信念を持って取り組んできた成果が、チームの劇的勝利につながった。昨季は11試合に先発して1勝7敗で防御率5・10だったエスコンフィールド。昨年12月、年俸1億円を突破した契約更改後の会見で「エスコンフィールドで1勝しかできなかったので、エスコンフィールドと心中するためにも1月(の自主トレ)はエスコンでやります。ここで勝って北海道のファンの皆さんとたくさんの喜びを分かち合いたいっていうのが一番の思い」と熱い気持ちを吐露した。充実の設備がそろう世界でも最先端の球場で、初めて開幕投手を務めた4年目に備えた。もちろん、そこで多くの時間を過ごすことが白星に直結するわけではないと分かっている。気持ちの問題だ。伊藤 自分の中で何かきっかけが欲しい。いつも試合前にいるロッカールームとかで「1月にこれだけやったから大丈夫だ」「俺は、これだけやってきた」って試合前に思えるようにできればなと。全ての取り組みに意味を持たせ、やり尽くしたことで抜けた本拠地での負のトンネル。「チームが勝ったことが本当に何より」。その勝利への起点は感情を前面に出した7回の雄たけびから。ドラマチックな幕切れの起点となった投球は、道産子右腕の覚悟が詰まっていた。【木下大輔】

◆ドミニカ共和国出身の西武の新助っ人、フランチー・コルデロ外野手(29)=前ヤンキース=が来日1号ソロを放った。1点リードの五回先頭で、日本ハム・伊藤のスプリットを捉えてバックスクリーンに運び「打った瞬間入ったかなと思ったけど、前回ベルーナドームで似たような打球がフライだったから今日はホームランになってよかった」と笑顔で振り返った。191センチ、102キロと大柄の左の長距離砲。 昨季はヤンキースで24試合に出場し、6本塁打。開幕2戦目となった3月30日の楽天戦来日初安打となる適時二塁打を含む2安打1打点をマーク。この日まで6試合で22打数5安打、打率・227。

◆先発した西武・今井達也投手(25)は7回10安打2失点で降板。2勝目はならなかった。「七回の先頭打者を出した後、もうひとつギアを上げて投げ切ることができたら0点で終えることができたのかなと思います。野手陣に2点取ってもらって、その2点をしっかり守ることができなかったことは反省です」再三ピンチを背負いながらも無失点で粘ったが、2点リードの七回に捕まった。先頭からの連打と死球で無死満塁とされると、奈良間に犠飛を浴びた。なおも1死一、二塁から代打・郡司に右前に同点打を浴びた。

◆日本ハムがサヨナラ勝ち。0―2の七回に奈良間の犠飛などで追い付き、延長十二回1死満塁からマルティネスの中犠飛で決着をつけた。十二回のピンチをしのいだ北浦が2勝目。西武は今井が七回に集中打を浴び、逃げ切れなかった。

◆迷える主砲が意地を見せた。開幕から6試合全てで4番に座るアリエル・マルティネス捕手(27)が2-2の延長十二回、サヨナラの中犠飛。この日は6打席で安打こそなかったが、最後に主軸の役割を果たし、3年目に突入した新庄政権で初の「貯金2」に導いた。「景色が素晴らしい。どんな形でもいいので、この任務を絶対に果たそうという思いでした」お立ち台で助っ人が喜んだ。延長十二回、代打・石井や1番・加藤豪の安打などで1死満塁とし、マルティネスが豆田の150キロの直球を左中間最深部まで打ち上げた。今季は22打数1安打で打率は・045と低迷。それでも信じて送り出した新庄監督は「きょうは負ける気がしなかった。(最低限の仕事ではなくて)すごい仕事ですよね。犠牲フライ。もうヒット3本より価値がある」とたたえた。ナインはスタイリッシュなユニホームを身にまとい、戦った。この日から、21日まで行われる「エスコンフィールド1周年シリーズ」がスタート。本拠地限定で、エスコンのシンボル・三角屋根をデザインに落とし込んだ黒が基調の限定ユニホームを着用した。新球場の開場から1年を祝う縁起物。「(限定ユニホームは)かっこよく見えましたね、やっぱり。勝つとさらにね」と指揮官。これで2連勝。「ひときわ輝いて見える選手たちが、今季初のサヨナラ勝利を本拠地のファンにプレゼントした。(加藤次郎)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
520 0.714
(↑0.047)
-
(-)
13626
(+6)
11
(+1)
5
(-)
6
(-)
0.238
(↑0.018)
1.520
(↑0.09)
2
(1↑)
日本ハム
420 0.667
(↑0.067)
0.5
(-)
13716
(+3)
14
(+2)
2
(-)
2
(-)
0.261
(↑0.017
1.930
(↑0.12)
3
(2↓)
西武
430 0.571
(↓0.096)
1
(↓1)
13620
(+2)
12
(+3)
3
(+1)
5
(+1)
0.242
(↓0.019)
1.340
(↓0.05)
4
(1↑)
ロッテ
340 0.429
(↑0.096)
2
(-)
13612
(+1)
19
(-)
2
(-)
1
(-)
0.218
(↑0.007)
2.390
(↑0.39)
5
(1↓)
楽天
240 0.333
(↓0.067)
2.5
(↓1)
13713
(+1)
24
(+6)
2
(-)
1
(-)
0.179
(↓0.009)
3.600
(↓0.47)
6
(1↓)
ORIX
250 0.286
(↓0.047)
3
(↓1)
1368
(-)
15
(+1)
1
(-)
2
(-)
0.155
(↓0.004)
2.250
(↑0.17)