1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 9 | 1 | 1 |
ソフトバンク | 6 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 8 | 11 | 0 | 2 |
勝利投手:大津 亮介(1勝0敗0S) 敗戦投手:美馬 学(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ソフトバンクは1点を追う1回裏、山川が適時二塁打を放ち、逆転に成功する。さらに続く近藤が2ランを放つなど、この回一挙6点を奪った。投げては、先発・大津が6回1失点の好投で今季初勝利。敗れたロッテは、先発・美馬が初回につかまり、打線もつながりを欠いた。
◆ソフトバンク正木智也外野手(24)が1軍昇格した。正木はオープン戦で全11試合に出場も、16打数ノーヒットと打撃不振で開幕1軍を逃した。ただ、ウエスタン・リーグでは43打数11安打、打率3割5分5厘、2本塁打、8打点とアピールを続けていた。代わって三森大貴内野手(25)が、出場選手登録を抹消される。2日のロッテ1回戦(ペイペイドーム)2日のシートノックで負傷。3日に右手人さし指を骨折していたことが明らかになった。今後はリハビリ組に合流する見込み。
◆お笑いコンビ、とんねるず石橋貴明(62)がセレモニアルピッチを務めた。ホークスのユニホーム姿で登場。マウンド手前から海野隆司捕手(26)に向かって投げたが、ワンバウンド投球となった。「まさかあの距離をワンバウンド...。何をやっているんだろう。しょせん帝京の秘密兵器だった」と苦笑いだった。始球式前には少年時代に憧れていた王貞治球団会長(83)から「頑張ってね」と声をかけられた。石橋は「それでテンションが上がっちゃって、ボールに手がつかなかった。すっかり舞い上がってしまった」と悔しそうな表情で振り返った。
◆ソフトバンク打線が初回から爆発した。0-1の1回1死一、二塁で4番の山川穂高内野手(32)が左翼線に逆転の適時二塁打。FA加入した山川にとってペイペイドーム3試合目、9打席目で待望の本拠地初安打&初打点だ。さらに1死二塁で昨年のパ・リーグ本塁打王、近藤健介外野手(30)が左中間に1号2ランを放った。その後も打線がつながり、1イニング6得点を奪った。前日までは開幕から5試合で平均得点は2・4点。12球団トップクラスの破壊力のあるメンバーだけに。小久保監督は「平均得点2点ちょっとくらいで3勝してるわけですから。ピッチャーのおかげですよ」と打線の奮起を促していた。一夜で打線が目覚めた。
◆ロッテ・ドラフト1位ルーキーの上田希由翔内野手(22)がプロ初安打を放った。「7番一塁」で先発出場。第1打席でカウント2-2から振り抜いた打球は二遊間を抜けそうなところをソフトバンク牧原が追いつきジャンピングスローで一塁送球。上田は全力疾走、意地のヘッドスライディングで内野安打にした。「1本どうしても欲しかったのでヒットを打つことができて良かったです。まだまだですがここから始まったなと思います。これからチームの勝利に貢献できるように打てるように頑張ります」と話した。2日に腰痛で出場選手登録抹消となった安田尚憲内野手(24)の代わりに急きょ1軍登録され福岡入り。前日3日は「6番一塁」でプロ初の1軍スタメンを果たすも3打数無安打に終わっていた。期待のルーキーが、早速バットで応えた。
◆ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手(32)が賞金100万円をゲットした。「2番左翼」で先発出場し、3回にソフトバンク大津から右翼フェンス直撃の安打を放った。ただの安打ではない。打球が当たった右翼フェンスには福岡銀行の広告があり、マスコット「ユーモ」のイラストに打球が直接当たると、当てた打者に「ふくぎん賞」として賞金100万円が贈られることになっている。ポランコは、23年8月20日に当てた西武栗山以来9人目の"受賞"となった。
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◆ソフトバンク今宮健太内野手(32)が2戦連発となる2号ソロを放ち、通算500打点に到達した。7-1の6回2死、ロッテ・ダイクストラのスライダーを左翼席中段まで運んだ。「完璧にとらえることができました。この打席ではしっかりスイングをすることを考えました」。前日3日の同戦で6年ぶりの先頭打者アーチ。初回の二塁打と合わせ、今季初のマルチ安打とした。
◆昨季パ・リーグ本塁打王の近藤健介外野手(30)に待望の1発が飛び出した。1回1死二塁。4番山川が逆転打を放った直後、ロッテ美馬のカットボールを右中間ホームランテラスに運んだ。「いい流れの中で、思い切って自分のバッティングをすることだけを考えました」。今季22打席目。打率4割の好調男が本領発揮だ。
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◆先発として最初の1歩を踏み出した。ソフトバンク大津亮介投手(25)がプロ初の先発で1勝目。6回108球を投げ8安打を許すも、最少失点で踏ん張った。無四球で投げ終え「一苦労した1勝。初登板でいい結果が残せた」。お立ち台で、白い歯がこぼれた。持ち味を発揮し、粘った。初回2死。ロッテ藤岡に先制ソロを浴びるも、2回以降は無失点投球。毎回安打を浴びたが、要所は締めた。計7種類の変化球を織り交ぜ、決定打は許さない。ワンシーム、カットボールは打者の手元で変化させ、チェンジアップで緩急もつけた。「緊張感もありましたけど、普段通りに投げられた」と胸を張った。因縁の相手でもあった。昨季のクライマックスシリーズ・ファーストステージ第3戦。相手はこの日と同じロッテだった。1勝1敗で迎え、延長10回までもつれ込んだ最終戦でサヨナラ負け。マウンド上で涙に暮れた右腕が、真っさらのマウンドで借りを返した。「ロッテが初登板でむしろ良かった」と言えた。チームも2カード連続で勝ち越しを決めた。「そこは意識していたので。結果で示せた。次の登板も自分らしく全力で」と強い決意をにじませた。【佐藤究】
◆ロッテは2カード連続での負け越しとなった。初回に先発の美馬学投手(37)が2ランを浴びるなど大量6失点。吉井理人監督(58)は「今日は初回で試合終わってしまいました」と厳しい表情だった。新加入のジェームス・ダイクストラ投手(33)が、5回から来日初登板し2回1失点と粘りの投球を見せ、指揮官は「多分あんなお客さんの中で投げたことないピッチャーなんで、かなり気合入れて投げてくれたと思います」と話した。初回にソロ本塁打を打ちながら、5回の守備から途中交代した藤岡裕大内野手(30)については「体調面を考えて。今の時点ではなんとも言えないです」と話すにとどめた。
◆ソフトバンクがともに今季最多となる11安打8得点の猛攻を見せ、開幕から2カード連続の勝ち越しを決めた。西武からFA加入した山川穂高内野手(32)が本拠地ペイペイドーム初V打。0-1の1回1死一、二塁で左翼線に逆転の適時二塁打を放った。初回の11人攻撃による6得点の猛攻をけん引し、勝利に貢献。小久保ホークスは開幕6試合を終え、4勝2敗の貯金2とした。超重量打線が、ようやく目覚めた。1点を先制された直後の初回。1死一、二塁で4番の出番だ。山川が美馬の初球カットボールを左翼線に引っ張る。打球は転々と転がり、二塁から今宮が悠々とホームイン。一塁走者の柳田は巨体を揺らし、ホームに滑り込んだ。逆転、そして決勝打。山川にとってはペイペイドーム3試合目、9打席目で待望の本拠地初安打&初打点が試合を決める一打になった。「うれしいです。いいところに飛んでくれたと思います」。打点がつくのは3月29日、オリックスとの開幕戦で移籍1号ソロを放って以来。4番が起爆剤となり、11人攻撃による6得点を呼んだ。「監督がおっしゃっている通りだと思います」山川はそう言った。前日3日まで、開幕5試合で平均得点は2・4。前夜の敗戦後、小久保監督は「ピッチャーに負担がかかりすぎている」と打線の奮起を促した。その言葉に結果で応えた。4番として打線を引っ張りたい思いは「いつも思っています。初回とか、早い回に打てればそういう流れになりやすい。できるだけ早めに打ちたいなと」。鬱憤(うっぷん)を晴らす一打でもあった。西武からFA加入し、ソフトバンク打線のど真ん中に座る。とてつもないプレッシャーは感じつつ、一喜一憂だけはしない。「もちろん1球1球に一生懸命やります。どうしても一喜一憂が起きてしまいますが、長いシーズンなので。こういうことばっかりです。こういうこともありますし、ずっとは打てないので」。打率1割9分、1本塁打、3打点。動じることなく、バットを振り続ける。開幕から2カード連続の勝ち越しを決め、開幕6試合を終えて4勝2敗の貯金2とした。指揮官は「初回にうまくつながってくれたおかけで試合をすごく楽に運ぶことができました」とニンマリ。上昇気流に乗り、5日からの楽天3連戦に挑む。【只松憲】▽ソフトバンク川村(8回にプロ初打席)「オープン戦とは違った雰囲気で緊張しました。結果は三振と悔しさは残りますが、まずスタートが切れたことは良かった」
◆ソフトバンクが快勝した。0―1の一回に山川の2点二塁打や近藤の2ランなど打者11人で6点を奪って逆転。六回は今宮のソロで加点した。プロ初先発の大津は6回8安打1失点で今季初白星。ロッテは美馬が7失点と打ち込まれた。
◆ロッテは一回の6失点が重かった。1点の先制点をもらった直後に先発マウンドに上がった美馬が1死から四球を挟んでの4連続長打を浴びるなど、この回6安打と打ち込まれた。二回からは持ち直したものの、4回7失点で降板し「大量失点で厳しい展開にしてしまった。申し訳ない」とうなだれた。打線も9安打しながら藤岡のソロによる1点しか奪えず、開幕から2カード続けて負け越し。吉井監督は「きょうは初回で試合が終わってしまった」と厳しく指摘した。(共同)
◆ロッテ・藤岡裕大内野手が五回の守備から途中交代した。一回に1号ソロを放ったが、五回の打席で遊ゴロと凡退した直後に退いた。何らかのアクシデントがあったとみられるが、吉井監督は詳細を明らかにせず「体調面を考えて」と述べるにとどめた。この試合は3番打者を務めるなど、攻守で欠かせない存在。藤岡は試合後に「体もちょっといろいろあるけど大丈夫。また頑張りたい」と話した。
◆ソフトバンクの2年目、大津亮介投手がプロ初先発を果たし、6回を8安打1失点で今季初勝利を挙げた。新人の昨季は全て救援で46試合に登板し、2勝0敗をマークした右投手。新たな役割でも期待に応え「昨年とは違う、また一苦労した1勝。いい結果が残せて良かった」と表情を緩めた。毎回安打を許しながらも変化球を駆使して粘り、無四球だった。味方の大量援護にも助けられ「打線があってこその投球だった。スタミナを強化して長いイニングを投げられるようにしたい」とさらなる成長を誓った。
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
ソフトバンク |
4 | 2 | 0 | 0.667 (↑0.067) | - (↓1) |
137 | 20 (+8) | 10 (+1) | 5 (+2) | 6 (+1) |
0.220 (↑0.019) | 1.610 (↑0.11) |
1 (-) |
西武 |
4 | 2 | 0 | 0.667 (↓0.133) | 0 (-) |
137 | 18 (+1) | 9 (+2) | 2 (+1) | 4 (-) |
0.261 (↓0.013) | 1.290 (↑0.06) |
3 (1↓) |
日本ハム |
3 | 2 | 0 | 0.600 (-) | 0.5 (↓0.5) |
138 | 13 (-) | 12 (-) | 2 (-) | 2 (-) |
0.244 (-) | 2.050 (-) |
4 (-) |
楽天 |
2 | 3 | 0 | 0.400 (-) | 1.5 (↑0.5) |
138 | 12 (-) | 18 (-) | 2 (-) | 1 (-) |
0.188 (-) | 3.130 (-) |
5 (1↑) |
ORIX |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↑0.133) | 2 (↑1) |
137 | 8 (+2) | 14 (+1) | 1 (-) | 2 (-) |
0.159 (↓0.003) | 2.420 (↑0.3) |
5 (1↓) |
ロッテ |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↓0.067) | 2 (-) |
137 | 11 (+1) | 19 (+8) | 2 (+1) | 1 (-) |
0.211 (↑0.01) | 2.780 (↓0.87) |
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