中日(★0対2☆)巨人 =リーグ戦3回戦(2024.04.04)・バンテリンドーム=
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巨人
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中日
0000000000400
勝利投手:菅野 智之(1勝0敗0S)
(セーブ:大勢(0勝0敗1S))
敗戦投手:梅津 晃大(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆巨人は3回表、岡本和の適時二塁打などが飛び出し、2点を先制する。投げては、先発・菅野が7回4安打無失点の力投。その後は中川、大勢の継投でリードを守り、菅野は今季初勝利を挙げた。敗れた中日は、先発・梅津が好投するも、打線が4安打無得点と沈黙した。

◆巨人菅野が今季初登板。中日戦は通算21勝9敗と得意にしており、特にバンテリンドームでは20試合に登板して11勝3敗、防御率1・60を記録。今日は捕手小林とのバッテリーが予想される。バンテリンドームで黒星を喫した試合の捕手は阿部で1敗、大城卓で2敗。同球場で小林と先発バッテリーを組んだ試合は9試合で3勝0敗、防御率1・50。相性の良いカード、球場、捕手で今季初登板を白星で飾れるか。

◆巨人の"スガコバ"バッテリー復活にSNSが盛り上がった。先発菅野智之投手の女房役として7番捕手で同学年の小林誠司捕手の今季初スタメンが発表されると、Xではトレンド入り。菅野-小林のバッテリーは22年6月17日以来、657日ぶりに実現した。「このバッテリーを待っていた人々がどれだけいたんだろう」「連敗止めるぞ。スガコバ頼みます!」「スガコバ!!!からのこばちゃん7番」「スガコバ祭りじゃああ!!」と投稿が相次いだ。名古屋入りの際に阿部慎之助監督は「誠司と組ませようと思っている」と言及していた。

◆/巨人ファンが見たかった #スガコバ バッテリー??\菅野智之が5回まで無失点で勝利投手の権利小林誠司と呼吸は抜群???#プロ野球(2024/4/4)??中日×巨人??Live on #DAZN #DAZNプロ野球"野球一本" 新プラン登場「DAZN BASEBALL」 月々2,300円 (年間プラン・月々払い)初月無料!4/17まで pic.twitter.com/pbfJu7dKHX

◆大勢が自己最速を更新する160キロを2度計測し球団日本人最速をマークした。1死から三好への6球目と、最後の打者・田中への初球で計測。剛速球を軸にスライダーとフォークで3者凡退に打ち取り、今季初セーブとなった。ただ、いずれもファウルとなり「そこがすべてではないけど、ピッチャーとして1つの目標。満足せずにこれからも頑張りたい」とさらなる更新を目指す。

◆中日が昨年開幕戦以来の貯金を逃した。22年トミー・ジョン手術から昨季終盤に戦列復帰した梅津晃大投手(27)が初先発したが、6回2失点。打線は巨人先発菅野らの前に4安打無得点と沈黙し、昨年5月以来の本拠地での同一カード3連戦3連勝も逃した。初回を完全投球で発進した梅津が、3回につまずいた。先頭菅野に四球を与え、1死二、三塁のピンチに。丸を遊ゴロに打ち取ったが、続く岡本和に二塁打を許し2点を失った。その後は粘った。立浪監督は「6回で2点だから。(初登板の)緊張感もあったろうし、本人も課題はわかっている。もったいない点の取られ方をした。その辺は次に生かしてくれれば」と、自己最速タイの155キロをマークした先発右腕を評価。7回以降も無失点を続けた梅野、松山、祖父江も「9回で2点」とねぎらった。だが、巨人菅野の前に打線は4安打無得点と沈黙。開幕からフル出場を続ける主砲・中田の開幕からの連続安打も5で止まった。今季初の0封負け。立浪監督は「チャンスらしいチャンスがほとんどなかった。(菅野を)うまく序盤に崩せなかったのは、今日の反省点。毎回、点が取れるわけじゃないけど、また当たる相手なんで、次はやり返せるようにやっていきたい」と気持ちを切り替えた。▽中日梅津(3回、先頭菅野への四球から2点を失い6回2失点で1敗)「菅野投手へ四球を出してしまい流れを変えてしまいました。反省しています」

◆巨人菅野智之投手(34)が開幕ローテーションの"トリ"を飾った。初回先頭こそ四球を許すも、序盤から小気味よく打ち取った。2死二塁から元同僚の4番中田をカットボールで詰まらせ中飛。「(初登板は)やっぱり独特の緊張感がありますし、自分自身もいろんな思いを持ってマウンドに上がっている。でも、それ(初回)以降は落ち着いて投げられた」。解き放たれ、快投が始まった。最速153キロの直球にカットボールをはさみ、フォークもさえ渡った。4回1死一塁。中田を三ゴロで併殺打に打ち取った。「できれば対決はしたくないけど...」と語っていた同じ89年生まれ。侍でも巨人でも共闘し、再び違うユニホームで対峙(たいじ)した。「やっぱり威圧感ありました。近目(内角)もしっかり投げきって、いろんなボールを使いながら真っ向勝負できた」。7回、3度目の対戦では2球続けて胸元めがけ内角直球。カウント3-2から153キロ直球で一邪飛に打ち取った。残していた余力をぶつけた。2月。春季キャンプで杉内投手チーフコーチに呼ばれた。これまで8度開幕投手を務めてきたが、開幕6番手としての打診にも「木曜ローテで頑張ります」と即答した。3月29日の開幕から6日。2連勝後、3連敗した間も「テンションを一番上にもっていくのは難しいので、ある程度、楽観的に試合を見ながら過ごしていた」。自身の"開幕"へピークを合わせたのも、ベテランのなせる技だ。小林との「スガコバ」バッテリーは22年6月17日以来657日ぶり。「うまく引き出してくれた」と3併殺をもたらした相棒への感謝も忘れず、7回4安打無失点。風格を漂わせながら、連敗を食い止めた。【栗田成芳】▽巨人小林(今季初スタメンで菅野とバッテリー)「昨年は試合で1試合も受けていないですし、練習でも受けた覚えがなかった。かと言って、久しぶりの感じもなかった」▽巨人阿部監督(7回無失点の菅野に)「丁寧にいきつつも、カウント悪くなって大胆にいったりもできていたので良かった」▽巨人杉内投手チーフコーチ(菅野を先発6番手にした理由)「中5日で開幕投手がきた場合に戦えるピッチャー。なんとか16勝してもらいたい。開幕投手と戦ってもいい勝負ができると僕は思ってます」

◆巨人菅野智之投手(34)が今季初登板で先発し、7回4安打無失点の好投でチームの連敗を3で食い止めた。開幕ローテーションの"トリ"となる6番手での先発。杉内俊哉投手チーフコーチは、起用の理由を「中5日で開幕投手がきた場合に戦えるピッチャー。なんとか15勝してもらいたい。開幕投手と戦ってもいい勝負ができると僕は思ってます」と明かした。春季キャンプ中に木曜ローテプランを伝え、菅野も「木曜ローテで頑張ります」と即答。「もちろん(小林)誠二と息も合っていたし、ボールにするところはボールにして、ゾーン内勝負するところはしっかりゾーンで勝負できていたんで、よかったと思います。最高でした」と、自身の18番を受け継いだ菅野の快投をたたえた。

◆巨人・小林誠司捕手(34)が「7番・捕手」で今季初先発。同学年の菅野智之投手(34)との"スガコバ"バッテリーは、公式戦では2022年6月以来となる。

◆巨人・菅野智之投手(34)が7回4安打無失点と好投し、2点リードで勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。90球で3奪三振、1四球。公式戦では2022年6月以来となる同学年の女房役、小林との「スガコバ」バッテリーで臨んだ今季初登板は、最速153キロをマークした直球を主体にテンポよくアウトを重ねた。四回、五回ともに1死から安打を許したものの、直後の打者をカットボールで内野ゴロ併殺に仕留めるなど、投球術が光った。2番手には中川が起用された。

◆待望のコンビが約2年ぶりに復活した。巨人・菅野智之(34)が中日戦(バンテリンドーム)の先発マウンドに上がり、捕手には同じ1989年生まれの小林誠司(34)が今季初先発した。ファンからは〝スガコバ〟という愛称で親しまれる同学年バッテリー。阿部監督が1日の移動日に明かしたプランが実現し、公式戦では2022年6月17日の中日戦以来、657日ぶりの再結成となった。一回、先頭の三好に四球を与えて犠打で二進を許した。2死二塁で打席には同学年で昨季まで巨人でプレーし、昨オフに中日へ移籍した4番・中田を迎えた。「できれば対決はしたくないですけど、試合になったら抑えなきゃいけない。いい勝負ができれば」と語っていた菅野。2球目のカットボールで中飛に打ち取り、今季初登板の立ち上がりを無失点に抑えた。菅野は昨季、自己最少の4勝にとどまり、今年は雪辱を期すシーズン。2月の宮崎キャンプ初日には「アピールしないといけない立場」とチーム一番乗りでブルペン入り。オープン戦では3試合に登板して防御率2・00と好投を続けた。四回、五回は1死から安打を打たれた、いずれも併殺打で切り抜けた。六回は先頭打者に内野安打を許すも、次打者の二直で併殺に。7回を90球、4安打無失点で今季初勝利を挙げた。チームの連敗を3で止めた。開幕前最後の登板となった3月20日のロッテ戦(東京ドーム)では小林とバッテリーを組んで4回無安打無失点。「身を委ねて投げた。さすがのリードをしてくれた」と感謝していた女房役とともに、プロ12年目のスタートを切った。

◆巨人は今季3度目の完封勝ちで連敗を3で止めた。阿部慎之助監督(45)は7回4安打無失点で勝利投手となった菅野を「素晴らしかった。丁寧にいっていたのか、けどカウント悪くなって大胆にいったりもできていた」とたたえた。菅野は7回を投げ終えた時点で90球と余力があった中、中川に継投したのには理由があった。指揮官は「あれはね、『なんとか皓太(中川)に復活してもらいたいからいいか』って(菅野に)言ったら『いい』って言ってくれたから(交代した)。後輩思いだなって」と、交代を決めたやり取りを明かした。中継ぎエースの中川は3月31日の阪神戦(東京ドーム)、4月2日の中日戦(バンテリンドーム)と2試合続けて救援に失敗し、敗戦投手となっていた。菅野も東海大の後輩でもある左腕を後押し。中川は八回を三者凡退で応え、〝復活〟を遂げた。阿部監督はまた、公式戦では2022年6月以来となる菅野との〝スガコバ〟バッテリーを組んだ小林にも言及し、「落ち着いてできたし、1個デッドボールももらった。ヒットと一緒だから」と目を細めた。

◆巨人・大勢投手(24)が今季初セーブと球団の日本選手最速を更新する160キロをマークした。2-0の九回に登板した守護神は、先頭で代打の尾田、三好、田中を圧巻の3者連続三振で封じ込めた。150キロ台後半を連発し、三好、田中との勝負で1球ずつ160キロ(結果はファウル)を計測した。自身最速を1キロ上回った。球団最速は2021年にビエイラが計測したプロ野球最速の166キロ。4点リードだったためセーブがつかなかった3月29日の阪神との開幕戦以来の登板で完ぺきな投球を披露した大勢は「1年目の時も菅野さんの時に初セーブ。そういう縁というか、嬉しさというか、特別な思いがあります。(160キロは)空振り取りたかったです、どうせなら。野球をしている身としては、1つの目標、あこがれでもあったので、満足せずにこれからも頑張りたい」と笑顔を浮かべた。

◆中日・梅津晃大投手は援護がなく、6回を2失点で負け投手になった。三回は先頭打者の投手への四球からピンチを広げ、岡本和に適時二塁打を浴びるなどして2失点。「ストライクゾーンで勝負できなかった。もう少し冷静に投げていきたい」と反省した。右肘手術から昨年8月終わりに1軍に復帰。シーズン終盤には3季ぶりの白星を挙げた。今季初登板のこの日は自己最速に並ぶ155キロをマーク。状態は確実に上がっている。

◆巨人・大勢投手(24)が2点リードの九回に登板。球団の日本選手最速を更新する160キロを連発し、3者連続空振り三振に斬って昨年6月以来のセーブを挙げた。「1年目も菅野さんのときに初セーブ。そういう縁というか、うれしさというか、特別な思いがあります」八回を任された中川との零封リレーで、7回を投げた菅野に今季初勝利が付いた。大勢は150キロ台後半を連発すると、三好、田中との勝負で1球ずつ160キロ(ともにファウル)を計測し、自己最速を1キロ更新(球団最速はプロ野球記録でもある2021年のビエイラの166キロ)。故障がちだった昨季から復活を目指す3年目右腕は「(160キロは)どうせなら空振りを取りたかった。1つの目標、憧れでもあった。満足せずに頑張りたい」と笑みを浮かべた。(谷川直之)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
DeNA
420 0.667
(↑0.067)
-
(-)
13721
(+3)
19
(+2)
3
(-)
3
(+1)
0.285
(↑0.001)
2.720
(↑0.14)
2
(1↑)
広島
320 0.600
(↑0.1)
0.5
(-)
13817
(+6)
15
(+3)
1
(-)
3
(+1)
0.234
(↑0.01)
3.140
(↑0.04)
3
(2↑)
巨人
330 0.500
(↑0.1)
1
(-)
13716
(+2)
14
(-)
4
(-)
1
(-)
0.252
(↓0.002)
2.330
(↑0.47)
4
(3↓)
ヤクルト
221 0.500
(↓0.167)
1
(↓1)
13817
(+3)
15
(+6)
1
(-)
4
(-)
0.275
(↓0.002)
2.540
(↓0.41)
5
(2↓)
中日
231 0.400
(↓0.1)
1.5
(↓1)
13716
(-)
20
(+2)
4
(-)
1
(-)
0.227
(↓0.012)
3.000
(↑0.19)
6
(1↓)
阪神
240 0.333
(↓0.067)
2
(↓1)
13715
(+2)
19
(+3)
5
(-)
2
(+1)
0.206
(↓0.003)
2.420
(↓0.12)