日本ハム(☆4対2★)楽天 =リーグ戦2回戦(2024.04.03)・エスコンフィールド北海道=
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楽天
0000001012300
日本ハム
10003000X4911
勝利投手:北山 亘基(1勝0敗0S)
(セーブ:田中 正義(0勝0敗2S))
敗戦投手:岸 孝之(0勝1敗0S)

本塁打
【日本ハム】万波 中正(1号・5回裏3ラン)

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◆日本ハムは初回、万波の適時打で先制する。そのまま迎えた5回裏には万波の3ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・北山が7回途中1失点10奪三振の好投で今季1勝目。敗れた楽天は先発・岸が試合をつくれず、打線も3安打2得点と振るわなかった。

◆日本ハムが2日連続で本拠開幕セレモニーを開催した。前日2日同様、左翼方向「タワー11」の後方から"幸運を呼ぶ"と言われる大きな白鯨のバルーンが再び、舞い降りてきた。すると二塁付近に北海道登別市出身の津軽三味線奏者、吉田兄弟が登場。リズミカルな音色に乗って、白鯨が宙を舞った。前日は北海道などを舞台にした人気アニメ「ゴールデンカムイ」のテーマソングを「ALI」が演奏し盛り上げたが、この日は一転、"ベンベンベンベン"と三味線の小気味いい音色を響かせ、観衆から拍手を浴びていた。

◆日本ハム北山亘基投手(24)が継続していたノーヒットノーランが、7回1死一塁、打者21人目で止まった。初回から快投を見せ、7回1死まで完全投球を続けたが、小深田に四球を与えて初めての走者を背負うと、続く小郷に一、二塁間を破られ、右前打を浴びた。さらに浅村に左前適時打を浴びたところで降板。6回1/3を投げ、2安打1失点だった。「今季初登板の緊張感の中で、試合を作ることができてよかったです。ただ最後は体力的に課題が残ったので、次回は任されたイニングを投げ切れるように、しっかり練習したいと思います」この日の北山は、1回先頭の茂木を154キロ直球で空振り三振に仕留めると、3回打者9人を追えた時点で7奪三振と楽天打線を圧倒。5回1死、島内に左翼フェンス手前まで運ばれる大飛球の左飛に、マウンド上で思わず「あぶねー」と口元を動かしたが、その後も順調にアウトを重ねていった。北山の投球内容【1回】茂木 三振小深田 三振小郷 三飛【2回】浅村 中飛島内 三振阿部 三振【3回】辰己 三振石原 三振村林 三振【4回】茂木 左飛小深田 中飛小郷 投ゴ【5回】浅村 三振島内 左飛阿部 三振【6回】辰己 一ゴ石原 三振村林 遊ゴ【7回】茂木 一ゴ小深田 四球小郷 右安浅村 左安

◆日本ハム万波中正外野手(23)が、エスコンフィールド100号を放った。1点リードの5回2死一、三塁で、楽天岸から左中間3ランを放った。昨季、エスコンフィールドでは日本ハム選手が47本、他球団の選手が50本。2日の日本ハム-楽天で、楽天村林、石原が1本ずつ放ち計99本と、節目の数字にリーチがかかっていた。

◆/記念すべきエスコン100号は──\万波中正の1号3ランカーブを完璧に捉えた一発?#プロ野球(2024/4/3)??日本ハム×楽天??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #lovefighters"野球一本" 新プラン登場「DAZN BASEBALL」 月々2,300円 (年間プラン・月々払い)初月無料!4/17まで pic.twitter.com/Yxn5F6LGMU

◆日本ハムの公式チアリーダー「ファイターズガール」が、きつねダンスを今季初披露した。8回表終了後、耳なじみのあるイントロが流れ、きつね耳をつけたファイターズガールが登場。22年に大ブレークしたパフォーマンスを行った。前日2日の本拠地開幕戦では披露されず、この日も、昨季までの"定位置"だった試合序盤のイニング間ではお披露目がなく、ファンをざわつかせていた。SNS上では「やってくれた!」、「なくなったのかと思った」という声のほか、前日は劣勢の展開だったこともあり、「きつねダンス勝ちパ(勝ちパターン)なのか?」といった臆測も呼んでいた。

◆日本ハム北山亘基投手(24)はファームで"放牧"状態だった昨夏に大学時代から続けていた「野球ノート」を全て見返した。心・技・体の3項目に分けてメモし続け、気付けば10冊。大学時代に書いていて、あらためて心に刺さった一節があった。「自分の気持ちがこもったボールは相手を圧倒して差し込むボールになる」球速や納得のいくボールが決まることが重要ではない。大事なのは気持ち。そのことを体感したのが1年目のヤクルトとの交流戦だ。「神宮の3戦目なんか、特にそれでしか投げなかった」。当時はルーキー守護神として臨むも1、2戦目は2夜連続でサヨナラ本塁打を浴びた。それでも新庄監督は3戦目も延長10回に起用。北山はオール直球勝負でリードを守りきったことも思い出していた。昨夏は先発転向後に調子を落とし、2軍で試合にも投げない日々が続いていた。日頃から何事にも研究熱心で同僚やファンからも「教授」と呼ばれる右腕に、思わぬ形で生まれた"お暇"で野球人生で得た貴重な経験を頭の中で整理。「アレを見返した時に、あんまり注目されてない状態の時に大事にしていたような気持ちは、プロになっても大事なんじゃないかなと思った」。そんな気づきから始まった3年目の巻き返し。この日の107球にも気持ちがこもっていた。【日本ハム担当 木下大輔】

◆日本ハム万波中正外野手(23)が、節目づくしの大暴れでチームに今季の本拠地初勝利をもたらした。「3番右翼」でフル出場し、1回に先制打を放つと5回には左中間へ今季1号3ラン。自身にとっては3番初アーチで、史上最年少での全打順本塁打を達成した。さらに、この1発が昨季開業したエスコンフィールドの記念すべき通算100本塁打目。主砲が一気に、お目覚めだ。万波が今季1号。先発3番では通算11試合目で初の1発だ。通算45本塁打の打順別の本数を出すと打順=1、2、3、4、5、6、7、8、9、途中出場本数=6、2、1、5、20、3、4、1、2、1これで全打順本塁打を達成した。全打順本塁打は22年6月1日中村奨(ロッテ)以来でプロ野球23人目。万波は23歳11カ月で、58年9月4日三宅秀(阪神)の24歳4カ月を抜いて全打順本塁打達成の最年少記録となった。

◆楽天の4番浅村栄斗内野手(33)が、今季20打席目で初安打を放った。定位置の三塁ではなく、今季初めてDHで出場。4点を追う7回1死一、二塁、カウント2-2から日本ハム北山のフォークを捉えて左前適時打を決めた。この回までチームとして完全投球に抑えられていたが「とりあえず1本出たんで。よかったです」とホッとした表情を浮かべた。9回にも意地を見せた。2死一塁から守護神・田中正の155キロ直球を右翼線へはじき返す適時二塁打。「一番いい球っていうのは速い球なんで、そこにしっかり合わせようと思って、打席に入ったんで、追い込まれてから右に打ててよかったです」とうなずいた。4打数2安打2打点と復調の兆しを示した。「とりあえず、なんとか早く1本打ちたいと思ってやっていたんで、また明後日からはちょっとリラックスして打席に入れると思う。いいきっかけにしたいです」と力を込めた。今江監督も主砲の復活を喜んだ。「浅村にヒットが出てくれたっていうのはチームにとっては負けてしまいましたけど、良かったというか、いい材料」と話した。

◆楽天ベテラン岸孝之投手が打ち込まれた。初回に松本剛の安打と盗塁を起点に万波に先制打を許すと、5回2死一、三塁から万波に3ランを被弾した。今季初登板は5回9安打4失点。「結局は松本、万波の2人にうまくつながれて、万波に全部かえされたっていう感じですけど、ホームランはただ単に甘いです」と反省を口にした。

◆開幕前に中継ぎに配置転換となった日本ハム金村尚真投手(23)が、プロ初ホールドをマークした。3点リードの8回にマウンドに上がり3者凡退でピシャリ。「北山さんがせっかくいい投球をしたので、しっかり抑えて勝利を取れるようにっていう思いで投げました」。先発と違いブルペンにいる時間は長いが「(チームメートと)いろんな話ができる。いい時間を送れているんじゃないかと思います」と新たな役割に手応えも感じている。

◆日本ハムの野村佑希内野手が今季初安打を放った。4回に右前へポテンヒット。開幕から出場4試合、13打席目で生まれた"快音"となった。ひとまず「良かったです」。今季は、試合中は打てなくてもすぐに気持ちを切り替えて臨む。ただ、試合後に球場を出た後は「盛大に落ち込みましたし、夜も自分の動画を見たり...」と自分と向き合い、次の日に球場に到着するまでに「切り替える」ことがルーティン。「だいぶ自分も苦しかったけど、見ている方も本当に落胆していたと思う。これから期待に応えられるように」と前を向いた。

◆日本ハムが主砲・万波中正外野手(23)の大爆発と先発・北山亘基投手(24)の快投で勝利し、貯金を三たび「1」とした。3番右翼でフル出場した万波は1回に先制打を放ち、5回には1号3ラン。この1発がエスコンフィールドの通算100本目の本塁打となり、3番での初アーチで史上最年少での全打順本塁打も記録し、チーム全打点を挙げる活躍だった。先発した北山は7回1死まで完全投球も、2番小深田に初四球を与えた直後に3番小郷に初安打を献上。続く4番浅村に適時打を浴びた。それでも6回1/3を投げ2安打1失点の好投で今季初勝利を挙げた。試合後の新庄剛志監督(52)も上機嫌。北山に開幕ローテ入りを伝えた際に「じゃんけんして、俺に勝ったら5戦目ね」と言って"わざと"負けていた指揮官は「良かった。じゃんけん負けていて(笑い)。申し訳ないけど、こんな良いピッチングするとは思っていなかったです。きょうは彼の、テンポの良さと、ボールのキレ。もう安心して見ていられましたね」と笑顔で試合を振り返った。主な一問一答は以下の通り。-北山の投球を、どう見ていた新庄監督 ノーヒットノーランするんじゃないかなと思った。僕は行かせようと思って...160球まで(笑い)。そうね、140ぐらい。やっぱ、そういう経験はさせたいなという思いがあるので。1本(安打を)打たれて、2本目(打たれたら投手交代)で準備はしてもらって。ちょっと体力的にも疲れているような感じを受けたので。いやぁ素晴らしかったんじゃないですか。-万波にも今季初アーチが出た新庄監督 出たねー。あのスローカーブでしたっけ? 狙っていたかどうかは、本人に聞かないと分からないですけど、あの遅いボールをしっかり右足を残しながら最後までボールを見て。緩いボールを飛ばすのは難しいので、うまく打ちましたね。(点が)欲しいところで出てくれたので。あと、うれしいのは野村君のポテンヒット。やっぱり、その後の打席もいいスイングしていたし。あとはレイエスが何かをきっかけに爆発してくれると。フリーバッティング、めちゃくちゃいいじゃないですか。-8回に登板した金村が3者凡退でプロ初ホールド新庄監督 7球(で3者凡退)? いや、安心感ありますね、本当に。何か打ち取り方を分かっているようなピッチャーですよね。正義君は、もうこれからライナーで終わる(笑い)。それ決めましょう。でも今日、真っすぐは悪くなかったですよ。-万波が全打順本塁打を記録。新庄監督がいろんな打順で起用したことも記録達成の手助けに新庄監督 あ、なるほど。9番も打ちました? それ、珍しい記録ですね。僕に、なんかくれます?(笑い)。本人じゃなく。-今日は水野を1番で起用。今後もある?新庄監督 いや、あまり考えていないかな。今日は岸君から(水野が)前に初球ヒットを打ったということだけで(1番に起用した)。でもね、勝てば何でも正解なんですよ。負けたら何でも失敗だし。その辺は、負けた時は僕が組んだ打線が悪いし、勝った時は選手が活躍して勝ったということだけなので。-開幕2カード、5試合を戦って3勝2敗で貯金1。5日からの次カード西武3連戦へ向けた1、2軍の入れ替えは新庄監督 入れ替えは考えていないです。この感じだったら、入れ替えはする必要ないし。

◆内容も結果も"最高~き"な快投を披露した。3年目の日本ハム北山亘基(こうき)投手(24)が、今季初登板で6回1/3 2安打1失点、自己最多10奪三振の好投で、今季本拠地初勝利を呼び込んだ。2回1死から5連続三振を記録するなど快調に飛ばし、7回1死まで完全投球。野球ノートには、自身の名前にちなみ「勝って"さいこ~き"と言う」と目標をつづってマウンドに立ち、お立ち台で有言実行した。24年最初の本拠地お立ち台で、北山の雄たけびがこだました。この日の投球について問われると「僕の下の名前はこうき(亘基)っていうんですけど」と、まずは前振り。軽く息を整えると「きょうは勝てて、さいこ~きで~す!」と声を張り上げた。2万7042人の観衆から大きな拍手と歓声を浴びると、うれしそうに、ほほ笑んだ。立ち上がりから完璧だった。初回に先頭の茂木、2番小深田を、いずれもこの日最速の154キロ直球で連続空振り三振に切って取ると、2回2死から5者連続三振。「強みはまっすぐ。それで空振り取れましたし、差し込むことができた」。5回無死では、昨季本塁打王の浅村を148キロのストレートで見逃し三振、6回1死では石原から2ケタ10個目の三振を奪った。開幕ローテ最後の5枠目に、ぎりぎり滑り込んだ投手が、快投を披露。北山とのじゃんけんで開幕ローテを決めた新庄監督は「良かった、じゃんけん負けて(笑い)。申し訳ないけど、こんな良いピッチングをすると思っていなかったです。テンポの良さとボールの切れ。安心して見ていられました」と喜んだ。完全試合を期待するファンの後押しも力になった。「5回ぐらいからファンの声援が不自然な感じに。2ボールぐらいで拍手だったり、空振りとったら今までにない拍手があったり」と苦笑い。加えて「ずっと後押しされているような。今までにない経験で、ありがたかった」と感謝した。結果的に大記録は逃したが、第一目標はそこではなかった。前日、野球ノートには「明日、さいこ~きって言う」と、つづった。お立ち台で有言実行し「それがかなった。ファンの人が喜んでもらえるようなフレーズになれば。そのときはチームも強くなると思うので」。次は9回投げきれる体力をつけ、完全無欠の"さいこ~き"を目指す。【永野高輔】▽日本ハム田宮(北山を好リード。打撃では2安打)「北山さんは真っすぐがいいので、うまく変化球を使って投げられるように意識してリードしていました」○...松本剛が今季初の3安打猛打賞&初盗塁をマークし、快勝に貢献した。1回は「まだ1打席目に安打が出ていなかったので1本欲しいなと思っていた」と6球粘って右前打。3回は8球粘って安打を放ち、5回の左前打は「僕がつなげば、マンチュウ(万波)がなんとかしてくれて点が入るだろうなっていう感じがすごくあった」と予感も的中。乗ってきた選手会長は打率も3割3分3厘まで浮上させた。

◆「3番・右翼」で先発出場の日本ハム・万波中正外野手(23)が0ー0の一回、先制の左前適時打を放った。1死二塁で迎えた第1打席。1ボールから楽天先発右腕、岸のチェンジアップを捉えた。前夜は好機で三振に倒れており「昨日はチャンスで凡退していたので今日は打ててよかったです」と振り返った。

◆「3番・右翼」で先発出場の日本ハム・万波中正外野手(23)が1ー0の五回、1号3ラン。これで「全打順本塁打」を達成し、エスコン開場以来、通算100本塁打目のメモリアル弾となった。楽天先発右腕、岸の初球、108キロのカーブを一閃。左中間席へ運んだ。第1打席、左前適時打のタイムリー談話で「この後も気を引き締めて、あと3点(取りたい)」と語っていた男が有言実行し「最高です! 3点取りました!」と声を弾ませた。

◆楽天の先発右腕、岸の立ち上がりを攻めた。開幕から4試合連続安打中の日本ハム・万波中正外野手(23)が「3番・右翼」で先発出場し、0-0の一回、2試合連続タイムリーとなる先制の左前適時打をマーク。今季の本拠地初勝利を目指すチームに先制点をもたらし、一塁上で両手をたたいた。昨季、岸に対しては打率・444(9打数4安打)、1本塁打。相性の良い右腕との対戦を前に「ここから(打撃の)感覚をさらに上げていければ」と語っていた右打者が幸先よく第1打席で結果を残した。1死一塁、打席に立つと初球で一走・松本剛が二盗に成功。得点圏となり続く2球目、チェンジアップを体勢を崩されながらも左前へ運んだ。前夜は先制の好機で見逃し三振に倒れており「昨日はチャンスで凡退していたので今日は打ててよかったです」と胸をなで下ろした。勢いそのままに五回の第3打席では左中間席へ、1号3ラン。エスコン通算100本塁打のメモリアル弾を放った。主軸としての自覚をにじませる。昨季は141試合に出場し、打率・265、リーグ1位に1本差の25本塁打、74打点を挙げ、ブレーク。新庄監督からは唯一のレギュラーを公言されており「レギュラーは結果はもちろん、全試合に出場することが使命な気がしてならない」と気合十分。「ファイターズの顔、アイコンになりたい」と熱く語る男が本拠地ファンを沸かせた。

◆日本ハムは北山が七回1死まで完璧に封じる快投を見せた。6回?を2安打1失点で勝ち星を挙げた。田中正が2セーブ目。万波が一回の適時打と五回の3ランで全4点をたたき出した。楽天は岸が5回9安打4失点で敗戦投手。

◆楽天は北山の前に中盤まで手も足も出ず、連勝が2で止まった。それでも今江監督は「とにかく浅村にヒットが出たことは大きい」と、開幕から無安打が続いていた主砲に初の快音が生まれたことに目を向けた。浅村は今季20打席目だった0―4の七回1死一、二塁で左前適時打を放ち、続く九回の打席でも右翼線に適時二塁打をマークした。長いトンネルを抜けた昨季の本塁打王は「明後日(5日)からはちょっとリラックスして打席に入れると思う。いいきっかけにしたい」と話した

◆日本ハム・万波中正外野手(23)が一回に先制の左前打、五回に左中間への3ランと全4打点をマークした。?万波が今季1号3ラン。先発3番では自身初の本塁打となり、全打順で本塁打を放った。全打順本塁打は2022年6月1日のロッテ・中村奨吾(達成打順4番、対ヤクルト)以来2年ぶり23人目。3番で達成したのは、1958年9月4日の阪神・三宅秀史(対中日)、20年9月26日のオリックス・T-岡田(対日本ハム)に次いで4年ぶり3人目。?通算45本塁打の内訳は1番6本、2番2本、3番1本、4番5本、5番20本、6番3本、7番4本、8番1本、9番2本、途中出場1本。

◆先発した3年目の日本ハム・北山亘基投手(24)が6回1/3を投げ、2安打1失点で今季初勝利を挙げた。この日最速154キロの直球にフォークボールを織り交ぜ、自己最多の10奪三振。七回1死まで走者を一人も出塁させない完全投球を披露し「真っすぐで押せて変化球で緩急を付けて打ち取れた」とうなずいた。新庄監督は「今日みたいな投球を続けてもらえたら、うちの順位も変わってくる」と目を細めた。

◆メモリアルづくしだ! 日本ハム・万波中正外野手(23)が「3番・右翼」で先発出場し、1-0の五回に1号3ランを放った。昨年のエスコン開業以来、球場通算100本目で、自身の「全打順本塁打」も達成。出迎えた新庄監督とハイタッチを交わした。「うれしく思いますし、ファイターズの球場なのでファイターズの選手が打てたっていうのはすごく良い」五回2死一、三塁の第3打席。「カーブの可能性が高い」と楽天の先発右腕・岸の初球を読み切った。108キロのカーブを一閃し、左中間席へ。昨季、岸に対して打率・444(9打数4安打)、1本塁打と相性が良く「(好相性は)自分自身でも感じていた。積極的にいこうと思っていた」と声を張った。更なる高みを目指す。昨季は141試合で打率・265、リーグ1位に1本差の25本塁打、74打点でブレーク。新庄監督からは唯一のレギュラーを公言されており「やれた後の2年目はすごく大事。選手として1段階も2段階もレベルアップしたい」と気合十分だ。指揮官も「(良い)雰囲気は去年から持ち始めている」と認めている。打順が固定されなかった昨季までは、3番をのぞく1~9番で本塁打をマーク。今季から3番に固定され、プロ23人目となる全打順での本塁打を達成した。「監督が打席を多く与えたいと考えてくれているので素直にうれしい。ずっと座れるように頑張りたい」。自身初の本塁打王へ、本拠地で号砲を鳴らした。(加藤次郎)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
410 0.800
(↑0.05)
-
(-)
13817
(+3)
7
(-)
1
(-)
4
(+1)
0.274
(↓0.011)
1.350
(↑0.32)
2
(1↓)
ソフトバンク
320 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
13812
(+2)
9
(+4)
3
(+1)
5
(+1)
0.201
(↓0.02)
1.720
(↓0.43)
2
(1↑)
日本ハム
320 0.600
(↑0.1)
1
(-)
13813
(+4)
12
(+2)
2
(+1)
2
(+1)
0.244
(↑0.011
2.050
(↑0.26)
4
(1↑)
ロッテ
230 0.400
(↑0.15)
2
(-)
13810
(+4)
11
(+2)
1
(+1)
1
(+1)
0.201
(↑0.001)
1.910
(↑0.4)
4
(1↓)
楽天
230 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
13812
(+2)
18
(+4)
2
(-)
1
(-)
0.188
(↓0.021)
3.130
(↓0.29)
6
(1↓)
ORIX
140 0.200
(↓0.05)
3
(↓1)
1386
(-)
13
(+3)
1
(-)
2
(-)
0.162
(↓0.023)
2.720
(↓0.15)