1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0 | 1 |
ヤクルト | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | X | 5 | 8 | 1 | 1 |
勝利投手:ヤフーレ(1勝0敗0S) (セーブ:星 知弥(0勝0敗1S)) 敗戦投手:メヒア(0勝1敗0S) 本塁打 |
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◆ヤクルトは初回、サンタナと中村の適時打で3点を先制する。その後は5回裏に塩見のソロ、7回には西川の適時打が飛び出すなど、着実に得点を重ねた。投げては、先発・ヤフーレが6回2失点の好投で来日初勝利。敗れた中日は、先発・メヒアが振るわなかった。
◆中日がリクエストの権利を1回1死で使い切った。開幕カードを1敗1分けで迎えた中日はメヒアを先発マウンドに。1回1死で2番・西川の二塁内野安打判定に立浪和義監督(54)がリプレー検証を要求した。判定は変わらず1死一塁でプレーが再開。3番オスナの四球の後、4番村上の一塁への当たりを中田が捕球し、ベースカバーのメヒアに送球したが、一塁内野安打と判定された。立浪監督はちゅうちょせずにベンチを出て、リクエストを要求。審判団の判定は今回も覆らず、初回の打者4人で、中日側からの9回までのリクエスト権が消滅する異例の事態になった。リプレー検証(リクエスト) チーム(監督)は1試合において「2回」のリクエストを行使することができる。リクエスト行使によるリプレイ検証の結果、判定が覆った場合はリクエストの回数は継続される。「2回」のリクエストは9回終了をもってリセットされ、延長回に入った場合には新たに「1回」のリクエストが付与される。延長回においても判定が覆った場合はリクエストの回数は継続される。
◆ヤクルト西川遥輝外野手(31)が、適時内野安打を放ち、リードを3点に広げた。2点リードの7回2死三塁、遊撃へのゴロで一塁へ全力疾走。1度はアウトと判定されたが、高津監督がリクエストを要求し、リプレー検証の末にセーフに覆った。この日は、中日が2度のリクエストの権利を1回裏1死で使い切り、ヤクルトも6回の守備で1度使って、残りは1回だった。西川は1回に二塁への内野安打、5回に中前打を放ち、移籍後初の3安打猛打賞をマークした。
◆ヤクルトが中日に競り勝ち、開幕カード2勝1分けで勝ち越し、単独首位に浮上した。先発した新外国のヤフーレが、6回2失点で来日初勝利。7回以降は石山、清水、星とリレーし、9回を締めた星が3年ぶりのセーブを挙げた。打線は1回にサンタナ、中村の適時打で3点を先取。5回には塩見がチーム1号のソロを放ち、6回には西川の適時内野安打で追加点を挙げた。高津監督は「この3連戦通して、ピッチャーを中心に非常に守ることができたのかなと思います。少ない失点でいけたから、2つ勝てたのかなと思います」と守りを勝因に挙げた。
◆ヤクルト星知弥投手は守護神田口が不在の中、9回に登板し、3年ぶりのセーブ。「みんなでつないでいくのがうちのスタイルなんで、やることは変わらないです。ヤフーレの初勝利もかかっていたので勝てて良かった」
◆中日が開幕カードを2敗1分けで、12球団で唯一未勝利で終えた。中日の開幕カード未勝利は18年の広島3連戦(マツダスタジアム)で3連敗して以来6年ぶり。先発は昨季途中加入して8戦3勝1敗、飛躍が期待されるウンベルト・メヒア投手(27)を送った。ただ、初回から守備が乱れた。1死から西川の一、二塁間への打球を田中幹也内野手(23)が待ってからさばいて一塁送球はセーフ。リクエストでも判定は変わらなかった。一、二塁からの村上の一塁への当たりではベースカバーにメヒアが入り、微妙なタイミングでセーフ。再びのリクエストも覆らず。初回で2回の権利を使い切った末、1死満塁となってメヒアが適時打2本で早々に3点を失った。打線は4回に中田翔内野手(34)が開幕戦に続く2号ソロで反撃のノロシを上げたものの、6回無死満塁の好機では細川成也外野手(25)が遊ゴロ、中田も凡退して、1得点にとどまった。立浪和義監督(54)は「取れるアウトを取らないと。その後のメヒアの投球は良かったが、あそこの3点は非常に痛かった。ミスが絡むと、ああいう3点とか、大量失点になっていく」と敗因を振り返った。昨年12球団ワーストだった得点力アップへ、巨人から獲得した主砲・中田は3試合2発の滑り出し。「いい面も出ている。悲観することなく、まだ2敗1分けなんで、もう1回仕切り直して、1つ勝てるよう頑張っていく」と語り、本拠地開幕となる4月2日からの巨人3連戦(バンテリンドーム)へ気持ちを切り替えた。【伊東大介】
◆ヤクルト新外国人のヤフーレが、6回2失点の好投で来日初勝利を挙げた。お立ち台では「ペコちゃんです」と顔が似てることから命名された不二家のマスコットキャラクターの名前を出し、日本語で自己紹介。「いろんな人に言われるようになったし、自分自身も気に入ってるので、そうやって呼んでもらえるとうれしいです」と笑った。チームは開幕カード2勝1分けで単独首位に浮上した。
◆ヤクルトの助っ人砲、ドミンゴ・サンタナ外野手(31)が「5番・左翼」で先発出場し、一回に右前適時打をマークした。1死満塁から中日の先発、メヒアが投じた変化球に合わせて右前に落とし、チームに今季3試合目で初となる先制点をもたらした。続く武岡は空振り三振に倒れたが、2死満塁から7番・中村が左前2点打を放ち、初回に3点を奪った。サンタナは「先制点をなかなか取れていなかった。初回からチャンスだったので、先に点を取りたかった。ヤフーレが初登板なので、援護できてよかった」とコメント。中村は「武岡のカバーをしたい気持ちで必死でした。コンパクトに打つことができました」と振り返った。
◆ヤクルト・塩見泰隆外野手(30)が今季のチーム1号となるソロをマークした。「1番・中堅」で先発出場。3ー1の五回1死で、中日の先発、メヒアの高めに浮いた変化球を捉え、バックスクリーンに運んだ。持ち前のパンチ力を発揮してファンを沸かせ、「追加点がほしい場面だったので、積極的にスイングを仕掛けていきました。いい角度であがってくれて良かったです」とコメントした。
◆ヤクルトが引き分けを挟んで連勝を飾った。新外国人、ミゲル・ヤフーレ投手(25)が6回6安打2失点で来日初勝利を飾った。打線は一回、ドミンゴ・サンタナ外野手(31)が先制打を放つなど3点を奪い、最後までリードを守った。以下、ヤフーレのヒーローインタビュー。--来日初勝利「(日本語で)アリガトウゴザイマス」--今の気持ちは?「とても気分がいいです。すごいエネルギーのある球場で、声援ありがとうございます」--どんな思いでマウンド上がった「すごい楽しみにしてました。全力で投げることを心がけてマウンドに上がりました。こういう結果になってとてもうれしいです」--高津監督からはどのような言葉をかけられた「「『いい仕事をした』と言われました。『また引き続き勝てるよなピッチングができるように』とも言われました」--ウイニングボールは誰に渡したい「家に飾って家族が見ると思う。メジャーの初勝利とか記念ボールは家にとってあるので、そこに飾ります」--スワローズの一員としてどうんな風に感じているか「スワローズファミリーの一員になれてうれしいです。引き続き勝てるように頑張ります」--ファンにメッセージ「(日本語で)ヤフーレデース、ピッチャーデス、ペコチャンデス、ガンバリマス、ヤリカエス」
◆ヤクルトが先手を取り続けた。一回にサンタナと中村の適時打で3点を先行。五回に塩見のソロ、七回に西川の適時打で加点した。ヤフーレが6回を2失点で来日初勝利、星は3季ぶりのセーブを挙げた。中日はメヒアが一回に乱れた。
◆ヤクルトが先手を取り続けた。一回にサンタナと中村の適時打で3点を先行。五回に塩見のソロ、七回に西川の適時打で加点した。ヤフーレが6回を2失点で来日初勝利、星は3季ぶりのセーブを挙げた。ヤクルト(前身を含む)の外国人投手の来日初登板勝利は、昨年8月9日のロドリゲス(先発、対広島)以来、10人目。開幕3試合目でマークしたのは最速タイで、1995年4月9日のブロス(先発、対巨人)、99年4月4日のハッカミー(先発、対横浜)に次いで25年ぶり3人目。
◆ヤクルトが引き分けを挟んで連勝を飾った。ヤクルトの新外国人、ミゲル・ヤフーレ投手(25)が6回6安打2失点で来日初勝利。打線は一回、ドミンゴ・サンタナ外野手(31)が先制打を放つと、2死満塁から中村悠平捕手(33)が2点打を放ちこの回、一挙3点を奪った。以下、中村のヒーローインタビュー。--30日は延長十二回、5時間近くの試合を経て今日はどんな気持ちで臨んだ「とにかく勝つという一心で準備しました。昨日はすっかり睡眠をとったので良い結果がでました」--一回、2死満塁のチャンスで打席が回った「武岡(龍世)が三振したので、なんとかカバーしたいなと思いました」--山田キャプテンが不在の中、選手全員が役割を果たした「ちょっとけが人が多いですけど、みんなでカバーして(山田)哲人が戻ってきた時、一心で戦えるようにみんなで力を合わせて頑張っていきたい」--六回、無視満塁のピンチでダブルプレー、三振で切り抜けた「とにかく粘ると。点を取られても最小失点で防ごうと思った。ヤフーレも気合が入っていたので、それに応えるリードができた」--頼もしいピッチャーが加入した「もっともっと二人で勝ち星を積み重ねていけるように頑張ります」--ファンにメッセージ「まだまだ、シーズン長いのですが、一戦一戦がんばります。(今季スローガンの)『やり返せ!』というフレーズを1年間、胸に刻みながら戦いたと思いますので、皆さんも熱いご声援よろしくおねがいします」
◆ヤクルトは31日、中日に5-2で勝利した。試合後 ヒーローインタビューを終え、勝利の一本締めに臨むヤクルトのミゲル・ヤフーレ(左)、中村悠平 =神宮球場(撮影・長尾みなみ)
◆得点した際に流れる東京音頭に合わせ、観客席で応援グッズの傘が躍った。先発出場したヤクルト・塩見泰隆外野手(30)が五回、今季のチーム1号となるソロを放った。「もう本当に無我夢中というか、無心というか。1番として何とか塁に出るという気持ちだけだった」3-1の五回1死。高めに浮いた変化球を捉え、バックスクリーンにかっ飛ばした。貴重な追加点を挙げ「しっかり芯に当たった。風も後押ししてくれた」と笑った。29日の開幕戦で12球団最速の1号を放ったDeNAのドラフト1位・度会はENEOSの後輩にあたる。古巣で自主トレを行った際に顔を合わせたこともあり「彼はすごい。『とにかく明るい度会』。コミュ力が高すぎる。最高です」と絶賛。同じ外野手で開幕前には「負けないように」とライバル視していた。昨季は3度の故障で51試合の出場にとどまった30歳。ルーキーの活躍は把握しているが、今は自身のプレーと向き合う。「開幕3連戦は緊張感が違う。本当に人を気にしている暇はない。自分のやることをやるだけ」と集中し、結果を残した。燕の1番にも頼もしい男がいる。(武田千怜)
◆得点した際に流れる東京音頭に合わせ、観客席で応援グッズの傘が躍った。先発出場したヤクルト・塩見泰隆外野手(30)が五回、今季のチーム1号となるソロを放った。「もう本当に無我夢中というか、無心というか。1番として何とか塁に出るという気持ちだけだった」3-1の五回1死。高めに浮いた変化球を捉え、バックスクリーンにかっ飛ばした。貴重な追加点を挙げ「しっかり芯に当たった。風も後押ししてくれた」と笑った。29日の開幕戦で12球団最速の1号を放ったDeNAのドラフト1位・度会はENEOSの後輩にあたる。古巣で自主トレを行った際に顔を合わせたこともあり「彼はすごい。『とにかく明るい度会』。コミュ力が高すぎる。最高です」と絶賛。同じ外野手で開幕前には「負けないように」とライバル視していた。昨季は3度の故障で51試合の出場にとどまった30歳。ルーキーの活躍は把握しているが、今は自身のプレーと向き合う。「開幕3連戦は緊張感が違う。本当に人を気にしている暇はない。自分のやることをやるだけ」と集中し、結果を残した。燕の1番にも頼もしい男がいる。(武田千怜)
◆ヤクルトの投打の新戦力には、見るべきところが多かった。先発のヤフーレは球種が豊富で制球力も高く、ストライクゾーンで勝負できる。必然的に投球数が少なく、テンポも上がる。特に内野陣が守りやすい。制球力があるため、二塁手と遊撃手からすれば、投げるコースと球種がわかった時点で、打球の予測もつく。守備の一歩目に好影響をもたらすわけだ。ただ、打たせて取るタイプだからこそ気になるのが、六回の2本の一塁内野安打。ベースカバーに入るのが明らかに遅かった。さっそく練習する必要がある。2番に座った西川は逆に、内野陣を守りにくくさせるタイプだ。コーナーに決まるかに見えた球をバットに当て、内野安打2本。七回のタイムリーに至っては、平凡な遊ゴロにしか見えず、村松の守備にもまずい点はなかった。足が速い上に、なんとしてでも出塁しようという姿勢は、相手守備陣に相当なプレッシャーを与えることだろう。また、さすが盗塁王4度。リードが大きく、バッテリーにも過分な神経を使わせる。3番・オスナの2四球が、まさにその結果。走者をためて4番・村上...という機会が増え、さらなる得点力アップが望めるはずだ。(サンケイスポーツ専属評論家)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (2↑) |
ヤクルト |
2 | 0 | 1 | 1.000 (-) | - (↓0.5) |
140 | 13 (+5) | 7 (+2) | 1 (+1) | 3 (-) |
0.290 (↓0.013) | 2.100 (↑0.04) |
2 (1↓) |
DeNA |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↓0.333) | 0.5 (↑0.5) |
140 | 11 (+1) | 9 (+5) | 2 (-) | 1 (-) |
0.294 (↓0.054) | 2.000 (-) |
2 (1↓) |
巨人 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↓0.333) | 0.5 (↑0.5) |
140 | 9 (-) | 5 (+5) | 3 (-) | 1 (+1) |
0.245 (↓0.032) | 1.670 (↓1.67) |
4 (-) |
阪神 |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↑0.333) | 1.5 (↑0.5) |
140 | 5 (+5) | 9 (-) | 2 (+2) | 0 (-) |
0.177 (↑0.018) | 2.880 (↑1.62) |
4 (-) |
広島 |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↑0.333) | 1.5 (↑0.5) |
140 | 9 (+5) | 11 (+1) | 1 (+1) | 1 (+1) |
0.230 (↑0.018) | 3.960 (↑1.67) |
6 (2↓) |
中日 |
0 | 2 | 1 | 0.000 (-) | 2 (↓0.5) |
140 | 7 (+2) | 13 (+5) | 2 (+1) | 0 (-) |
0.257 (↓0.006) | 2.570 (↓1.22) |
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