中日(☆2対1★)ロッテ =オープン戦3回戦(2024.03.24)・バンテリンドーム=
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ロッテ
1000000001400
中日
000000002X2700
勝利投手:梅津 晃大(1勝0敗0S)
敗戦投手:東妻 勇輔(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆中日は、先発・メヒアが5回1失点。前回登板に続いて結果を残し、首脳陣に順調な調整ぶりをアピールした。対するロッテも、先発・佐々木が5回無失点と好投。オープン戦最後の登板で力強い投球を披露した。

◆中日の球団公式チアリーディングチーム「チアドラゴンズ2024」のメンバー17人が24日、バンテリンドームで報道陣にお披露目された。この日は、7回裏の攻撃前の「燃えよドラゴンズ!」演奏に合わせて初登場を予定。本拠地開幕戦になる4月2日、巨人戦(バンテリンドーム)から試合開始前、試合中などにダンスパフォーマンスで試合を盛り上げていく。チアドラゴンズに加わって7年目でリーダー2年目のMANAさんは、「今シーズンも中日ドラゴンズとファンの皆さまの架け橋となれるようチアドラゴンズ一同でバンテリンドームナゴヤを盛り上げていきます。常によりよいパフォーマンス、皆さまから愛されるチームを目指して17名全員で、挑戦する心を忘れず、一丸となって前に突き進み続けます」と、チームを代表して抱負を語った。昨年からユニホームを一新。ピンクと水玉模様でのグラデーションにして、爽やかでかわいらしさを前面に出している。今季のメンバー選出は、応募総数115人から選抜。昨季メンバーの継続合格者13人と、新メンバー4人で構成されている。

◆佐々木朗希投手(22)が、今季自己最速の162キロをマークした。1回、初球から158キロの直球を投げ込むと大きなどよめきが起こった。3回2死では中日上林に対しての2球目で今季初の160キロを計測。4球目には162キロを計測し、再び球場が「おお!」という歓声に包まれた。オープン戦最後の登板は5回60球を投げ、2安打4奪三振無失点だった。「球速はまだあがると思うんですけど、その中でもまっすぐでバッターを差し込めた。フォーム的にもなかなかしっくりこない中で、アナリストだったり、コーチだったりいろいろ協力してもらいながら、いい形で状態を上げられた」と振り返った。昨年3月4日の侍ジャパン壮行試合では、バンテリンドームで自己最速を1キロ更新する165キロを計測していた。「特別相性がいいとは思わないですけど、投げやすいとは思います」と話した。開幕カード日本ハム戦(ZOZOマリン)の3戦目に登板することが決まっている。「去年の平均のイニングよりも1イニングでも多く投げるイメージで球数も多く投げられるように準備をしてきたつもりなのでけがなくそこができたら」と意気込んだ。ロッテ吉井監督(佐々木に関して)「投球フォームの中で不具合があるのはキャンプから見ていてわかっていた。それが解消されてきたので結果が良くなった」ロッテ小野1軍投手コーチ(佐々木に関して)「いろいろ試行錯誤しながら、やっと自分らしい球が投げられていた。これで本人も自信を持って開幕を迎ええられるんじゃないかな」

◆中日中田翔内野手(34)が24日、ロッテとのオープン戦(バンテリンドーム)を欠場した。23日の同カードも欠場していて2戦連続でベンチ外。試合前練習では2日間とも内野ノックは受けたが、フリー打撃は行わなかった。立浪監督は「状態はそんなに悪くないので、大事を取って試合に出さなかった。ぶっつけ本番になるが、開幕戦には出てくると思う。経験ある選手だから期待している」と説明。中田はオープン戦に13試合に出場、1本塁打2打点、打率1割3分2厘で終えた。

◆中日田中幹也内野手(23)は4回に佐々木の160キロ直球を中前に運ぶチーム初安打。「1打席目を見て、今まで見たことない球が来た。ヒットを打てたのは良かったけど、バットも折れて右手がすっごく痛かった」

◆中日が03年以来、21年ぶりにオープン戦を首位で終えた。1点を追う9回。先頭三好が左二塁打で出塁すると、田中が犠打を決め、開幕スタメン予定の2人が好機を演出。代打のベテラン中島の中前打で追い付くと、最後は新助っ人ディカーソンの右犠飛でサヨナラ勝ちした。「初回から重たい雰囲気の中、選手の次につなぐ気持ちが勝ちにつながった」と立浪監督は振り返った。就任以来2年連続で最下位に沈んだが、オープン戦は引き分けを挟み6連勝でソフトバンクと同率首位でフィニッシュ。巻き返しを図る指揮官も相好を崩した。立浪監督は「開幕は高橋でいく」と、打率3割9分1厘でオープン戦を終えた高橋周の開幕三塁スタメン起用を公表した。当初は石川昂を想定も、打率1割7分5厘と低迷。石川昂の2軍調整を明かし、「守り固めていくこともある。周平は『腐らずにしっかりやっておいてくれよ』と2軍キャンプスタートさせたが、見事に自分の形をつくって上がってきた」と開幕スタメン起用にかじを切った。

◆中日ウンベルト・メヒア投手は開幕3戦目先発予定で5回3安打1失点と好投。「全体的には良かった。立ち上がりは制球が荒れてたが、その後は修正ができて良かった」

◆2番手で登板した新米パパのロッテ西村天裕投手がマウンドで躍動した。1回を投げ無安打無失点。「(変化球の感触は)悪くはないので、もっと良くなるように練習するだけ」と語った。20日に第1子の男の子が誕生。「いつもとやることは変わらない。家族が増えたので、あらためて気を引き締め直してしっかり頑張るだけ」と決意を示した。

◆開幕目前に、本来の姿に復活した。ロッテ佐々木朗希投手(22)が、シーズン前最終登板で1球目から球場をどよめかせた。中日三好に対し158キロを投げ込むと「おお」と歓声が上がった。初回を3人、7球で抑え「3者凡退も久しぶりだった。自分の感覚とバッターの反応が合ったのでよかった」と振り返った。5回60球を投げ2安打無失点。ここまでの不安を一蹴する投球を見せた。3回からさらにギアを上げた。上林に対し今季最速の162キロを計測するなど160キロ以上は4球。160キロ台は今季初だった。「球速はまだ上がると思うんですけど、その中でも真っすぐでバッターを差し込めた。(スピード)表示以上に真っすぐで差せて、今日やりたかったことができた」。昨年3月のWBC日本代表壮行試合の中日戦もバンテリンドームで自己最速を1キロ更新する165キロをマーク。「特別相性がいいとは思わないですけど、投げやすいとは思う」。登板後にもブルペンで14球投げ込み、得意の球場で、開幕への準備を整えた。4回に詰まった田中の当たりが中前打になるなど計2安打を浴びたが、ストライク先行の危なげない投球で5奪三振。「今日の内容だったら点が取られていても納得できた」と自らに合格点を与えた。前回17日の楽天戦(ZOZOマリン)は、強風の中で制球が乱れ4四球と荒れたが、無四球にまとめた。この1週間で、アナリストやコーチと相談しながらフォームも微修正し「気にするポイントは、何個かあったと思う。そこがたまたまうまくはまって、いい形で投げられた」とうなずいた。いよいよ、シーズンが始まる。「(投げるのは)日曜日になると思うので、前のピッチャーがいいピッチングをしてくれると思うので、しっかりとその波に乗ってと思っています」。千葉に帰って準備する。【星夏穂】

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が先発し、5回60球を投げ、2安打無失点に抑えた。最速は162キロを計測し、開幕前最後の登板を終えた。球場は何度もどよめきが起こった。その中で二回は先頭の細川を141キロのスライダーで見逃し三振、ディカーソンを143キロのスライダーで空振り三振、カリステは157キロの直球で遊ゴロに仕留めた。三回には宇佐見を142キロのフォークボールで空振り三振、ロドリゲスを157キロの直球で二飛、上林への4球目には今季最速となる162キロを計測し、最後は二ゴロに抑えた。前回17日の楽天戦は4回6安打4失点。強風の影響もあってか制球が定まらず苦しんだ。「しっかりといいフォームでいい出力で投げられるようにしたい」と修正点を挙げ、臨んだマウンドでしっかりと修正してストライク先行の投球をみせた。今季は開幕3戦目となる31日の日本ハム戦(ZOZOマリン)での先発登板が内定している。オフは「1年間先発ローテーション入り」を目指して体づくりに着手して、投球フォームも見直してきた。5年目のシーズンへ、準備はできた。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が先発し、5回60球を投げ、2安打無失点に抑えた。開幕前最後の登板を終えて「フォーム的にもすごい投げていて、いい感じで投げれてました。出力も自分の感覚とあってたので良かった」とうなずいた。直球は今季最速の162キロを記録。二回は先頭の細川を141キロのスライダーで見逃し三振、ディカーソンを143キロのスライダーで空振り三振、カリステは157キロの直球で遊ゴロに仕留めた。登板後にはブルペンで14球投げて「球速はまだあがると思う。真っすぐの強さがずっと課題だった。アナリスト、コーチ、トレーナーらに協力してもらいながら、いい形で状態を上げられた」と手ごたえをにじませた。今季は開幕3戦目となる31日の日本ハム戦(ZOZOマリン)での先発登板が内定している。5年目に向けて「まずは1年間けがなく、チームの力になれるように頑張ります」と力を込めた。

◆ロッテ・吉井理人監督(58)が試合後に取材に応じ、19日から2軍で調整を続ける高部瑛斗外野手(26)について「高部の開幕は今のところ考えていないです。まずはしっかりと2軍でやってもらおうと思っています」と明かした。昨年9月、右肩を痛めて胸郭出口症候群で第一肋骨切除術を受けた。その影響もあってか今季のオープン戦はDHでの出場のみで打撃に専念しており、守備にはついていなかった。徐々にキャッチボールの強度を上げていき、22日のイースタンリーグ、ヤクルト戦(ロッテ浦和)で今季初めて左翼の守備に就いた。それでも吉井監督は「もしいけたとしても1軍に来たらまた負荷が上がってしまう。彼のためを思っても乱暴なやり方になってしまう」と慎重に復帰させる方針を示した。高部は2022年に44盗塁で初の盗塁王と外野手のゴールデングラブ賞に輝いたが、昨季はたび重なるけがの影響で1軍出場なしに終わった。今季に向けては「2024年はしっかりとまた一から自分をつくり上げていきたい」と意気込んでおり、1軍返り咲きを目指す。

◆ロッテ・西村天裕投手(30)が六回から2番手で登板し、1回無安打無失点に抑えた。日本ハムから移籍2年目の救援右腕。昨季は自己最多の44試合に出場。今季は勝ちパターンでの登板も期待されている。20日には第1子となる男児が誕生し「いつもとやることは変わらない。家族が増えたので、改めて気を引き締めて頑張りたい」と頼もしく話した。

◆中日の石川昂が開幕1軍メンバーを外れることになった。オープン戦は打率1割台と調子が上がらず、開幕三塁手には攻守でアピールした高橋周が食い込んだ。立浪監督は「昨年まではチャンスを与えてきた。今年は結果という部分で鍛え直してきてほしい」と説明した。

◆照準を合わせて仕上げてきた。開幕3戦目(31日、対日本ハム)の先発に内定しているロッテ・佐々木朗希投手(22)が5回60球で2安打無失点。開幕前最後の実戦で剛腕が力を発揮した。「フォームはすごくいい感じで投げられた。出力も自分の感覚とあっていてよかった。球速はまだ上がると思う。その中でも真っすぐで打者を差し込めた」球場にどよめきが起こった。三回2死から上林への4球目に今季最速となる162キロをマーク。力強い直球を軸にフォークボールやスライダーも効果的に使って、5三振を奪った。降板後は球数が予定よりも少なかったため、ブルペンに直行して〝おかわり〟で14球を投じた。もう不安はない。前回17日の楽天戦は4回4失点。強風の影響からか、4四球と制球が定まらず苦しんだ。開幕が近づく中で本来の投球ができず、調整具合に焦りもあったが、コーチやアナリストらとデータを基に話し合いながら、上半身と下半身のバランスなど、かみ合っていなかった投球フォームを修正。「いい形で状態を上げられた」とうなずいた。昨季は15試合に登板し、7勝4敗、防御率1・78。左脇腹の肉離れや体調不良による離脱があり、年間を通して先発ローテーションを守ることができなかった。5年目の今季は「1年間けがなくチームの力になれるように頑張りたい。去年より1イニングでも多く、球数も多く投げられるようにしたい」。開幕を前にフル回転する準備はできた。(森祥太郎)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
中日
1055 0.667
(↑0.024)
-
(↓1)
50
(+2)
43
(+1)
6
(-)
7
(-)
0.216
(↑0.001
1.970
(↑0.05)
1
(-)
ソフトバンク
1052 0.667
(↓0.047)
0
(-)
66
(-)
47
(+3)
18
(-)
14
(-)
0.248
(↓0.005)
2.740
(↑0.03)
3
(-)
ヤクルト
1061 0.625
(↑0.025)
0.5
(↓1)
54
(+5)
52
(+3)
9
(-)
11
(+2)
0.230
(↑0.007)
2.950
(↓0.01)
4
(1↑)
楽天
962 0.600
(↑0.029)
1
(↑1)
54
(+7)
42
(+6)
3
(-)
16
(-)
0.247
(↓0.002)
2.340
(↓0.23)
5
(2↑)
ORIX
861 0.571
(↑0.033)
1.5
(↑1)
45
(+5)
49
(+2)
4
(-)
8
(+2)
0.257
(↑0.008)
3.180
(↑0.17)
6
(2↓)
日本ハム
765 0.538
(↓0.045)
2
(-)
60
(+2)
64
(+3)
6
(+1)
18
(-)
0.241
(-)
3.260
(↑0.02)
6
(2↑)
DeNA
765 0.538
(↑0.038)
2
(↑1)
61
(+3)
42
(+2)
12
(-)
24
(+1)
0.270
(↑0.006)
2.260
(↑0.02)
8
(2↓)
西武
661 0.500
(↓0.045)
2.5
(-)
33
(+3)
42
(+5)
6
(+1)
6
(+1)
0.224
(↓0.003)
3.080
(↓0.17)
9
(1↓)
巨人
781 0.467
(↓0.033)
3
(-)
57
(+6)
49
(+7)
7
(+3)
7
(-)
0.229
(↑0.004)
2.850
(↓0.22)
10
(-)
広島
685 0.429
(↑0.044)
3.5
(↑1)
54
(+3)
58
(-)
10
(-)
8
(-)
0.211
(↑0.002)
2.590
(↑0.15)
11
(-)
ロッテ
293 0.182
(↓0.018)
6
(-)
33
(+1)
53
(+2)
5
(-)
9
(+2)
0.212
(↓0.005)
3.600
(↑0.12)
12
(-)
阪神
3141 0.176
(↓0.012)
8
(-)
50
(+2)
76
(+5)
5
(-)
6
(-)
0.225
(↓0.001)
3.610
(↓0.11)