中日(1対1)ロッテ =オープン戦2回戦(2024.03.23)・バンテリンドーム=
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ロッテ
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中日
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆中日は、先発・涌井が6回1失点。打たせて取るピッチングで、ベテランの貫禄を示した。一方のロッテは、先発・種市が5回無安打無失点の好投。先発ローテーションの柱として期待される右腕が、万全の仕上がりを披露した。

◆先発した種市篤暉投手(25)が5回無安打無失点と安定した投球を見せた。4回には得意のフォークで3者連続空振り三振を奪うなど、仕上げてきた。「フォークの感覚がすごくよくなっていたので、そのままちょっと多めでお願いしますとキャッチャーに伝えて投げました」と説明した。70球を投げ、マウンドを降り「球数を投げていないのが一番僕の中では不安だったので、ある程度多めに投げられたのは今日すごくよかった」とうなずいた。実戦登板では失点することなく、シーズンを迎える。シーズン初登板は30日の日本ハム戦(ZOZOマリン)になる予定だ。「いいイメージで開幕にいけるんじゃないかなと思います。キャンプからずっと調子がよかったので、シーズン中に落とさないように。このままいい状態で、ずっと上がっていけるようにしていきたい」と意気込んだ。

◆中日涌井秀章投手(37)が6回5安打1失点と20年目の開幕へ順調な仕上がりを見せた。初回は先頭藤岡に四球を与え、後続を断ち、4回も先頭ソト、ポランコに連打を許したが、山口をシンカーで併殺打、安田を右飛に打ち取った。5回は先頭からの連打と内野ゴロで1点を失ったが、粘りの投球で77球にまとめた。オープン戦3試合で計11回を1失点、防御率0・82の安定感。最終登板を終えたベテランは「(状態は)普通。開幕(投手)を言われてもいいように状態を上げて、順調にいった」と自らに合格点を与えた。試合後、立浪和義監督(54)は「2戦目を任せます」と30日のヤクルトとの開幕2戦目(神宮)に先発すると公表。「経験ある投手だから、試合で存分に(経験を)出してもらいたい」と期待を寄せた。涌井はパ・リーグ時代に神宮で3戦2勝、防御率1・59を誇り、中日では移籍2年目で初登板となる。開幕投手は横浜(神奈川)の後輩でもある柳裕也投手(29)がプロ8年目で初めて指名された。開幕投手10回の先輩として「柳もいろんな舞台を経験してるので、思いっきりプレッシャーかけていきます。緊張するな、とかは絶対言わずに、ギリギリまであおっていきたい」とニヤリ。「それくらいの方が、あいつの性格上、入りすぎちゃうと思うので。この1週間をちょっとプレッシャーと戦ってもらおうかな」。愛あるイジリで、横浜OBでの「開幕1、2フィニッシュ」をにらんだ。【伊東大介】

◆ロッテ種市篤暉投手(25)は良い感覚をキープし、開幕スタートダッシュを決める。得意のフォークがさえ渡り、4回には3者連続で空振り三振を奪うなど5回無安打無失点4奪三振でオープン戦ラスト登板を締めくくった。「前回同様にインコースにもたくさん突っ込みましたし、カーブもできるだけ投げられた」と手応えを口にした。3月上旬には侍ジャパン日本代表として戦うなど、例年より早めの調整となったが好調を維持している。「キャンプからずっと調子がよかったので、シーズン中に落とさないようにこのままいい状態で、開幕に投げてからもずっと上がっていけるようにしていきたい」と力を込めた。ロッテの柱となる右腕は30日の日本ハム戦(ZOZOマリン)がシーズン初登板になる予定。「去年の成績を全て越えられるように、その準備はできたと思ってるんで。あと開幕に向けて全力で投げていきたい」と意気込んだ。

◆中日の中田翔内野手(34)が23日、ロッテとのオープン戦(バンテリンドーム)を欠場した。試合前練習ではノックを受け、フリー打撃を回避した。立浪監督は「体調の面で今日は試合に出さなかったが、明日以降は大丈夫。大した問題ではない」と説明した。チームは選手の体調管理を重視しており、前日22日にナイトゲームで3打席に立ったことを考慮したもようだ。

◆ロッテ・種市篤暉投手(25)が先発し、5回70球を投げ無安打無失点に抑えた。開幕2戦目となる30日の日本ハム戦(ZOZOマリン)での先発登板が内定しており、開幕前最後の登板で抜群の安定感をみせた。圧巻は四回だ。決め球に武器であるフォークボールを使用して村松、細川、石川昂を3者連続空振り三振に仕留めた。直球も最速152キロを計測し、ストライク先行でテンポよく投げていった。昨季は23試合に登板し、自身初の10勝(7敗)を記録。今季は初の規定投球回(143回)の達成や奪三振のタイトルなどに意欲をみせており、開幕投手の小島、佐々木とともに柱として期待される右腕が準備を整えた。

◆31日の開幕3戦目(対日本ハム)での先発登板が内定しているロッテ・佐々木朗希投手(22)が、24日の中日とのオープン戦で開幕前最後の登板に臨む。この日はキャッチボールやダッシュで調整。練習後にサイン会を行い、リラックスした表情だった。前回17日の楽天戦では4回で5失点を喫し「しっかりといいフォームでいい出力で投げられるようにしたい」と修正点を挙げていた。

◆ロッテは先制するも追いつかれて引き分けとなった。打線は6試合連続で3点以下に抑えられるなど、なかなか振るわない現状。この日は8安打するも1点しか奪えなかった。四回は先頭のソトとポランコが安打で出塁したが、山口が遊ゴロ併殺打、安田が右飛に抑えられて得点できず。五回も中村奨、茶谷で無死一、三塁の好機を作ったが田村の遊ゴロの間に1点を挙げたのみだった。吉井監督は「打つほうはみんなよく頑張ってくれている」としながら「作戦のところでまだできることがあった。そこはしっかりと考えてやっていきたい」と反省を口にした。

◆ゼロ行進を続けた。開幕2戦目(30日、日本ハム戦)での先発が内定しているロッテ・種市篤暉投手(25)が23日、中日とのオープン戦(バンテリンドーム)に登板し、5回無安打無失点。今季練習試合も含めて実戦5試合で失点せず、開幕前最後の登板を終えた。「いいイメージで開幕に行ける。ずっと調子がよかったので、シーズン中に落とさないようにこのままの状態でいきたい」直球は今季最速152キロを計測し、テンポよくストライク先行で投げた。四回は決め球に武器のフォークボールを駆使して村松、細川、石川昂を3者連続で空振り三振。昨季初の2桁勝利を挙げ、さらなる飛躍へ「去年の成績を全て超えられるように、その準備はできた」とうなずいた。開幕投手の小島、31日の開幕3戦目に先発予定の佐々木とともに柱として期待する右腕に、吉井監督は「(2019年に)投手コーチで来たときから向上心のある子だった。(その精神が)いつも変わらない」と目を細めた。この日は指揮官の所有馬リジンがJRA初勝利。馬車馬のごとく高みへ向かう種市が、開幕へ準備万全だ。(森祥太郎)

◆中日の中田が欠場した。打撃練習を回避し、試合前のシートノックでは姿を見せなかった。立浪監督は体調面に不安があったことを明かし「大した問題ではない。大事を取った。24日以降は大丈夫かな」と説明した。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1042 0.714
(↑0.022)
-
(-)
66
(+5)
44
(+1)
18
(+2)
14
(+1)
0.253
(↓0.004)
2.770
(↑0.12)
2
(-)
中日
955 0.643
(-)
1
(↓0.5)
48
(+1)
42
(+1)
6
(-)
7
(-)
0.215
(↓0.007)
2.020
(↑0.06)
3
(3↑)
ヤクルト
961 0.600
(↑0.029)
1.5
(-)
49
(+3)
49
(-)
9
(-)
9
(-)
0.223
(↓0.003)
2.940
(↑0.2)
4
(1↓)
日本ハム
755 0.583
(↓0.053)
2
(↓1)
58
(-)
61
(+1)
5
(-)
18
(+1)
0.241
(↓0.004)
3.280
(↑0.14)
5
(1↑)
楽天
862 0.571
(-)
2
(↓0.5)
47
(+1)
36
(+1)
3
(-)
16
(-)
0.249
(↓0.008)
2.110
(↑0.07)
6
(2↓)
西武
651 0.545
(↓0.055)
2.5
(↓1)
30
(-)
37
(+3)
5
(-)
5
(-)
0.227
(↓0.007)
2.910
(↑0.09)
7
(2↓)
ORIX
761 0.538
(↓0.045)
2.5
(↓1)
40
(+2)
47
(+4)
4
(-)
6
(-)
0.249
(↓0.003)
3.350
(↓0.08)
8
(-)
巨人
771 0.500
(-)
3
(↓0.5)
51
(+1)
42
(+1)
4
(-)
7
(-)
0.225
(↓0.004)
2.630
(↑0.12)
8
(1↑)
DeNA
665 0.500
(↑0.045)
3
(-)
58
(+1)
40
(-)
12
(-)
23
(+2)
0.264
(↓0.008)
2.280
(↑0.15)
10
(-)
広島
585 0.385
(↓0.032)
4.5
(↓1)
51
(+1)
58
(+5)
10
(-)
8
(-)
0.209
(↓0.002)
2.740
(↓0.16)
11
(-)
ロッテ
283 0.200
(-)
6
(↓0.5)
32
(+1)
51
(+1)
5
(-)
7
(-)
0.217
(↑0.002
3.720
(↑0.32)
12
(-)
阪神
3131 0.188
(↑0.055)
8
(-)
48
(+4)
71
(+2)
5
(+1)
6
(-)
0.226
(↓0.002)
3.500
(↑0.1)