ヤクルト(☆8対2★)日本ハム =オープン戦2回戦(2024.03.20)・明治神宮野球場=
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日本ハム
0100100002830
ヤクルト
10210202X81301
勝利投手:高橋 奎二(1勝0敗0S)
敗戦投手:根本 悠楓(0勝2敗0S)

本塁打
【ヤクルト】赤羽 由紘(2号・4回裏ソロ)

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◆ヤクルトは、先発・高橋が5回途中2失点の投球を披露。9個の三振を奪うなど、持ち味を発揮した。一方の日本ハムは、先発・根本が4回4失点。開幕ローテーション入りを狙う左腕が、アピール不足に終わった。

◆日本ハム田宮裕涼捕手(23)が20日、ヤクルトとのオープン戦(神宮)に「6番・捕手」でスタメン出場し2安打1盗塁と、初の開幕スタメンマスクへ猛アピールした。出場3試合連続で安打を放っており「バッティングの感じはキャンプからずっと良かった。最近ようやく結果が出て来てるのかなと思います」と手応えを口にした。2回1死二塁では内角低めのチェンジアップを捉え、4回2死での第2打席は、カウント2-2から外のストレートを、いずれも左前に運んだ。逆方向に2安打放ち「2本目は追い込まれてたので反対方向で良いかなと。力まず、ただ来たボールを打ち返した、という感じ」と振り返った。新庄監督は開幕スタメン捕手の決定条件について18日に、こう話している。「一番はピッチャーに首を振らせないこと。その後に配球、で、肩、キャッチング、次がピッチャーの盛り上げ方というか、ですね。あと、バッティング。バッティングも大事でしょ。やっぱ。打たんでいいっていうけどやっぱ打ってほしいもん」。捕手登録では、一塁での出場が増えているマルティネスに次ぐ打率2割9分4厘と結果を出しており、チャンスは十分ある。この日はオープン戦初盗塁もマーク。指揮官は「足もあるし小技もできるし面白いキャッチャーじゃないですか? 盗塁王でもとったら、キャッチャーで。面白くないですか? あと最多安打とか」と打って走れる捕手としても期待している。「開幕スタメン目指してやっていくだけ。残りの試合も全力で頑張っていきたい」と田宮。万波と同期のミレニアム捕手が、ブレークを狙う。【永野高輔】

◆ヤクルトは打線がつながり、13安打8得点と大勝した。10日オリックス戦から19日日本ハム戦まで、5試合で得点は相手の暴投、本塁打のみだった。久しぶりの「タイムリーヒット」の連発に高津監督も「3者凡退で終わらず、早めに走者が出て、四球でつないだりとかね。お膳立てというか、そういう形をつくれるのが非常に大きい」と評価した。

◆日本ハム福田俊投手は8回に登板も打球が左膝を直撃し緊急降板。「さっきまで冷やしていました。大丈夫です。当たったのは皿の上。(運が)ついていました。大丈夫です」。

◆日本ハム開幕ローテ残り1枠は根本悠楓投手と北山亘基投手の2人に絞られた。根本がヤクルトとのオープン戦(神宮)に先発。悪天候によるコンディション不良もあり、4回7安打4失点と望む結果を残せなかった。1回は自身のけん制悪送球が絡んで失点。3回は2連続四球などで無死満塁のピンチを招いて2失点。4回は赤羽にソロを食らった。「ああいう投球をしていたら、開幕ローテはちょっと難しいんじゃないかなと感じています」と反省。17日の巨人戦で4回1失点だった北山とてんびんに掛け、建山投手コーチは「今日の内容を踏まえて任せられるか考えたい。相手打線との絡みもありますし」と話した。

◆ヤクルト打線に47イニングぶりのタイムリーが生まれた。0ー0の一回、1死三塁から3番に座るホセ・オスナ内野手(31)が左前への適時打をマークした。一回、自打球による左脚の痛みから「1番・中堅」でスタメン復帰した塩見が左前打で出塁。2つの敵失などが絡んで1死三塁となった後、オスナが根本の直球を捉えて左前に運んだ。チームのタイムリーは9日の阪神戦(甲子園)の七回を最後に、前日19日の日本ハム戦(神宮)の九回まで、46イニング出ていなかった。

◆ヤクルト・赤羽由紘内野手(23)がオープン戦2号となるソロをマークした。三回の守備から中堅で途中出場。3ー1の四回1死で迎えた第1打席に左翼席へ運んだ。カウント1ー2から左腕の根本が投じた直球を引っ張り、「追い込まれていたので、コンパクトに打つことを心掛けていました。うまく反応して打つことができました」とコメントした。六回の第2打席には中前への2点打を記録。本拠地での今季初戦となった16日の楽天戦ではチームの〝神宮1号〟をマークしていた。内野手登録ながら外野も守る23歳が開幕1軍に向け、猛アピールを続けている。

◆面白いようにバットが空を切った。ヤクルト・高橋奎二投手(26)が20日、日本ハムとのオープン戦(神宮)に先発し五回途中2失点。9三振を奪い、開幕に向けて状態の良さを示した。「新しいスライダーも、課題の真っすぐも、しっかり投げられた。三振もしっかり取れたし、よかったと思う」春の嵐が襲った春分の日の神宮。強い雨風と寒さの中でも集中力を切らさなかった。一回1死でレイエスから外角高めに投じた148キロの直球で空振り三振を奪うと、13アウトのうち、9つが三振。「スピン量が多い分、ホップしている」という伸びのある直球により、変化球が生きた。〝ダルスラ〟が理想に近づきつつある。昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表として、ともに戦ったダルビッシュ(パドレス)から握りや投げ方を教わったスライダーは、120キロ前後だった従来のものより速い130キロ台。投球の幅を広げるため、春季キャンプ中から本格的に習得に励んできた。10日の前回登板では「思っていた球速ではない」と納得していなかったが、改良。二回に石井から空振り三振を奪ったスライダーは133キロだった。ひと足早く開幕を迎えた米大リーグで戦う先輩の技術を吸収している。4月2日から広島と対戦する開幕2カード目(マツダ)での登板が見込まれる。「継続していろいろ試しながらやっていく」。9年目の進化を示す。(武田千怜)高橋についてヤクルト・高津監督 「今まででは一番良かった。少しずつ(状態が)上がってきている」

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
941 0.692
(↑0.025)
-
(-)
59
(+4)
41
(-)
14
(+1)
13
(+1)
0.265
(↑0.005)
2.950
(↑0.23)
2
(1↑)
西武
631 0.667
(↑0.042)
1
(↓0.5)
28
(+6)
31
(+5)
5
(-)
5
(+1)
0.239
(↑0.009)
3.000
(↓0.12)
3
(2↑)
中日
854 0.615
(↑0.032)
1
(↓0.5)
43
(+1)
38
(-)
6
(+1)
6
(+1)
0.221
(↓0.005)
2.030
(↑0.12)
4
(3↓)
日本ハム
645 0.600
(↓0.067)
1.5
(↓1.5)
53
(+2)
57
(+8)
4
(-)
17
(+1)
0.242
(↓0.001)
3.520
(↓0.21)
5
(1↓)
ORIX
651 0.545
(↓0.055)
2
(↓1.5)
35
(+2)
43
(+7)
3
(-)
6
(-)
0.256
(↓0.009)
3.550
(↓0.36)
6
(1↑)
巨人
760 0.538
(↑0.038)
2
(↓0.5)
49
(+6)
38
(-)
4
(+1)
7
(+1)
0.239
(-)
2.730
(↑0.24)
6
(1↑)
ヤクルト
761 0.538
(↑0.038)
2
(↓0.5)
43
(+8)
47
(+2)
9
(+1)
9
(-)
0.226
(↑0.013
3.230
(↑0.1)
6
(1↓)
楽天
761 0.538
(↓0.045)
2
(↓1.5)
43
(-)
34
(+1)
2
(-)
15
(+2)
0.261
(↓0.006)
2.270
(↑0.08)
9
(1↑)
DeNA
555 0.500
(↑0.056)
2.5
(↓0.5)
54
(+7)
35
(+2)
11
(+1)
21
(-)
0.276
(↑0.008)
2.230
(↑0.02)
10
(1↓)
広島
574 0.417
(↓0.038)
3.5
(↓1.5)
48
(+5)
51
(+6)
8
(+1)
8
(-)
0.218
(↑0.005)
2.620
(↓0.18)
11
(-)
ロッテ
272 0.222
(↓0.028)
5
(↓1.5)
28
(-)
46
(+6)
4
(-)
6
(-)
0.215
(↓0.016)
4.100
(↓0.24)
12
(-)
阪神
2121 0.143
(↓0.011)
7.5
(↓1.5)
44
(-)
66
(+4)
4
(-)
6
(-)
0.225
(↓0.004)
3.610
(↓0.06)