1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 1 | 3 | 0 | 1 |
勝利投手:小笠原 慎之介(1勝0敗0S) (セーブ:マルティネス(0勝0敗2S)) 敗戦投手:岸 孝之(0勝1敗0S) 本塁打 |

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◆中日は、細川がオープン戦3号となる特大ソロを記録。シーズン開幕に向け、好調ぶりをアピールした。一方の楽天は、先発・岸が5回2安打1失点の投球を披露。18年目を迎えたベテランが、状態の良さを示した。
◆開幕ローテ当確の楽天岸孝之投手(39)が、安定感抜群の投球でゲームメークした。緩急を使いながらテンポ良く投げ込み、5回を61球、2安打1失点4奪三振。「やりたいことをやって、その通り投げられたっていうのもあるし、そこに結果もついてきたので、良かったかなとは思います」とうなずいた。最速は142キロながら変化球とのコンビネーションで、相手打線を翻弄(ほんろう)した。2回2死一塁からはロドリゲスを直球、カーブで簡単に2ストライクと追い込むと、3球目のチェンジアップで空振り三振。4番中田は1打席目がカーブで一ゴロ、2打席目はチェンジアップで二飛に打ち取った。4回に5番細川に内角138キロを捉えられて特大のソロを浴びたが、最少失点で予定していた5回を投げ抜いた。「ものすごい1発は打たれましたけど、あれが悪かったかって言われたら、そうでもないですし、特別悪いところはなかった。もうちょっと最初からちゃんと行けるようにとは思います」と気を引き締めた。今後は中6日で回り、次回登板は27日のイースタン・リーグ日本ハム戦(森林どり泉)の予定。シーズン初登板は開幕2カード目の4月3日日本ハム戦(エスコンフィールド)となる見込みだ。
◆中日の開幕二遊間が、二塁・田中幹也内野手(23)、遊撃は育成契約のクリスチャン・ロドリゲス内野手(21=キューバリーグ)に決まった。楽天戦後、開幕二遊間は先発した2人で決めたかと問われ、立浪和義監督(54)が「そうですね。2人は守れる選手」と即答した。「2番二塁」で先発した2年目の田中は2安打1四球。3回に内野安打で出塁し、次打者・高橋周の初球でオープン戦初盗塁を決めた。キューバリーグから育成契約で今季加入したロドリゲスは「8番遊撃」で出て2打数無安打。ただここまで守備では安定感を見せ、3回2死二塁では茂木の三遊間への深い当たりを好捕し、ノーバウンドで一塁に送球した。田中は昨季オープン戦で右肩を脱臼して手術を受け、リハビリに多くの時間を費やした。立浪監督は「村松も守備が良くなってきている。(田中とロドリゲスの)2人もずっと出られるかというと、そうじゃない状況。守れるスタメンは作っていかないといけない」と説明。2人のほかに、山本泰寛内野手(30)、ドラフト3位の辻本倫太郎内野手(22=仙台大)を控えさせ、開幕に向かっていく。育成のロドリゲスに関して、立浪監督は試合後、加藤球団本部長らと話し合い、同本部長は「開幕1軍登録の締め切りに間に合うように支配下にする予定」と話した。オープン戦残り3試合で故障などなければ、支配下登録の手続きを進める。チームは4連勝でオープン戦の勝率5割以上も確定した。「ここ(バンテリンドーム)でやるときは、点が取れない中で守り勝つことはやっていかないといけない。取れるアウトをしっかり取れるような選手は優先的に使っていく」。最下位からの反攻を支える二遊間が固まった。【伊東大介】
◆中日の小笠原慎之介投手(26)が6回で89球を投げ、4安打無失点でオープン戦での登板を終えた。4回に先頭四球から1死一、三塁を招いたが、浅村、島内を打ち取った。「本番と同じような気持ちでゼロで帰ってくるのが理想。理想通りでよかった」。3年連続で規定投球回数をクリアしている左腕が順調に仕上げ、「(今後は)微調整」と自信をのぞかせた。
◆中日の細川成也外野手(25)がドジャース大谷もビックリの特大弾を放った。4回に岸の138キロ直球をドームの左翼5階席へ運ぶ3号ソロ。「浅村さんの前で打てて良かった」と合同自主トレに参加した楽天主砲の前での1発を喜んだ。昨年3月に行われたWBC壮行試合のフリー打撃で大谷が同じ5階席に放り込んで話題に。細川は3本塁打のうち2本が5階席とパワーを見せている。
◆今季から中継ぎに転向した楽天の藤平が六回に登板し、1回を無失点と好投した。最速152キロの直球で押し「先発の時よりも出力が出るようになった。ストライクゾーンの中で勝負できた」と口調が弾んだ。2月中旬に2軍落ちしてからも、常に緊張感を持って調整を続けてきたという。19日に1軍に合流し、さっそく好結果を残して「ゼロ(無失点)で帰ってきても四球を三つ出せばイメージが良くない。内容も意識したい」と意欲的だった。
◆中日の小笠原が安定した投球を見せた。制球が安定し、6回を4安打無失点。「本番と同じような気持ち。理想通り、ゼロで帰ってこられて良かった」と安堵した。指名打者制のないシーズンを意識して「9番・投手」で打席に立ち、イニング間のリズムを確かめるなど本番モード。開幕に向け「計画通りに進んでいる。(今後は)もう微調整」と充実感を漂わせた。(バンテリンドーム)
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
9 | 4 | 1 | 0.692 (↑0.025) | - (-) |
59 (+4) | 41 (-) | 14 (+1) | 13 (+1) |
0.265 (↑0.005) | 2.950 (↑0.23) |
2 (1↑) |
西武 |
6 | 3 | 1 | 0.667 (↑0.042) | 1 (↓0.5) |
28 (+6) | 31 (+5) | 5 (-) | 5 (+1) |
0.239 (↑0.009) | 3.000 (↓0.12) |
3 (2↑) |
中日 |
8 | 5 | 4 | 0.615 (↑0.032) | 1 (↓0.5) |
43 (+1) | 38 (-) | 6 (+1) | 6 (+1) |
0.221 (↓0.005) | 2.030 (↑0.12) |
4 (3↓) |
日本ハム |
6 | 4 | 5 | 0.600 (↓0.067) | 1.5 (↓1.5) |
53 (+2) | 57 (+8) | 4 (-) | 17 (+1) |
0.242 (↓0.001) | 3.520 (↓0.21) |
5 (1↓) |
ORIX |
6 | 5 | 1 | 0.545 (↓0.055) | 2 (↓1.5) |
35 (+2) | 43 (+7) | 3 (-) | 6 (-) |
0.256 (↓0.009) | 3.550 (↓0.36) |
6 (1↑) |
巨人 |
7 | 6 | 0 | 0.538 (↑0.038) | 2 (↓0.5) |
49 (+6) | 38 (-) | 4 (+1) | 7 (+1) |
0.239 (-) | 2.730 (↑0.24) |
6 (1↑) |
ヤクルト |
7 | 6 | 1 | 0.538 (↑0.038) | 2 (↓0.5) |
43 (+8) | 47 (+2) | 9 (+1) | 9 (-) |
0.226 (↑0.013) | 3.230 (↑0.1) |
6 (1↓) |
楽天 |
7 | 6 | 1 | 0.538 (↓0.045) | 2 (↓1.5) |
43 (-) | 34 (+1) | 2 (-) | 15 (+2) |
0.261 (↓0.006) | 2.270 (↑0.08) |
9 (1↑) |
DeNA |
5 | 5 | 5 | 0.500 (↑0.056) | 2.5 (↓0.5) |
54 (+7) | 35 (+2) | 11 (+1) | 21 (-) |
0.276 (↑0.008) | 2.230 (↑0.02) |
10 (1↓) |
広島 |
5 | 7 | 4 | 0.417 (↓0.038) | 3.5 (↓1.5) |
48 (+5) | 51 (+6) | 8 (+1) | 8 (-) |
0.218 (↑0.005) | 2.620 (↓0.18) |
11 (-) |
ロッテ |
2 | 7 | 2 | 0.222 (↓0.028) | 5 (↓1.5) |
28 (-) | 46 (+6) | 4 (-) | 6 (-) |
0.215 (↓0.016) | 4.100 (↓0.24) |
12 (-) |
阪神 |
2 | 12 | 1 | 0.143 (↓0.011) | 7.5 (↓1.5) |
44 (-) | 66 (+4) | 4 (-) | 6 (-) |
0.225 (↓0.004) | 3.610 (↓0.06) |
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