中日(☆1対0★)楽天 =オープン戦3回戦(2024.03.20)・バンテリンドーム=
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楽天
0000000000500
中日
00010000X1301
勝利投手:小笠原 慎之介(1勝0敗0S)
(セーブ:マルティネス(0勝0敗2S))
敗戦投手:岸 孝之(0勝1敗0S)

本塁打
【中日】細川 成也(3号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆中日は、細川がオープン戦3号となる特大ソロを記録。シーズン開幕に向け、好調ぶりをアピールした。一方の楽天は、先発・岸が5回2安打1失点の投球を披露。18年目を迎えたベテランが、状態の良さを示した。

◆開幕ローテ当確の楽天岸孝之投手(39)が、安定感抜群の投球でゲームメークした。緩急を使いながらテンポ良く投げ込み、5回を61球、2安打1失点4奪三振。「やりたいことをやって、その通り投げられたっていうのもあるし、そこに結果もついてきたので、良かったかなとは思います」とうなずいた。最速は142キロながら変化球とのコンビネーションで、相手打線を翻弄(ほんろう)した。2回2死一塁からはロドリゲスを直球、カーブで簡単に2ストライクと追い込むと、3球目のチェンジアップで空振り三振。4番中田は1打席目がカーブで一ゴロ、2打席目はチェンジアップで二飛に打ち取った。4回に5番細川に内角138キロを捉えられて特大のソロを浴びたが、最少失点で予定していた5回を投げ抜いた。「ものすごい1発は打たれましたけど、あれが悪かったかって言われたら、そうでもないですし、特別悪いところはなかった。もうちょっと最初からちゃんと行けるようにとは思います」と気を引き締めた。今後は中6日で回り、次回登板は27日のイースタン・リーグ日本ハム戦(森林どり泉)の予定。シーズン初登板は開幕2カード目の4月3日日本ハム戦(エスコンフィールド)となる見込みだ。

◆中日の開幕二遊間が、二塁・田中幹也内野手(23)、遊撃は育成契約のクリスチャン・ロドリゲス内野手(21=キューバリーグ)に決まった。楽天戦後、開幕二遊間は先発した2人で決めたかと問われ、立浪和義監督(54)が「そうですね。2人は守れる選手」と即答した。「2番二塁」で先発した2年目の田中は2安打1四球。3回に内野安打で出塁し、次打者・高橋周の初球でオープン戦初盗塁を決めた。キューバリーグから育成契約で今季加入したロドリゲスは「8番遊撃」で出て2打数無安打。ただここまで守備では安定感を見せ、3回2死二塁では茂木の三遊間への深い当たりを好捕し、ノーバウンドで一塁に送球した。田中は昨季オープン戦で右肩を脱臼して手術を受け、リハビリに多くの時間を費やした。立浪監督は「村松も守備が良くなってきている。(田中とロドリゲスの)2人もずっと出られるかというと、そうじゃない状況。守れるスタメンは作っていかないといけない」と説明。2人のほかに、山本泰寛内野手(30)、ドラフト3位の辻本倫太郎内野手(22=仙台大)を控えさせ、開幕に向かっていく。育成のロドリゲスに関して、立浪監督は試合後、加藤球団本部長らと話し合い、同本部長は「開幕1軍登録の締め切りに間に合うように支配下にする予定」と話した。オープン戦残り3試合で故障などなければ、支配下登録の手続きを進める。チームは4連勝でオープン戦の勝率5割以上も確定した。「ここ(バンテリンドーム)でやるときは、点が取れない中で守り勝つことはやっていかないといけない。取れるアウトをしっかり取れるような選手は優先的に使っていく」。最下位からの反攻を支える二遊間が固まった。【伊東大介】

◆中日の小笠原慎之介投手(26)が6回で89球を投げ、4安打無失点でオープン戦での登板を終えた。4回に先頭四球から1死一、三塁を招いたが、浅村、島内を打ち取った。「本番と同じような気持ちでゼロで帰ってくるのが理想。理想通りでよかった」。3年連続で規定投球回数をクリアしている左腕が順調に仕上げ、「(今後は)微調整」と自信をのぞかせた。

◆中日の細川成也外野手(25)がドジャース大谷もビックリの特大弾を放った。4回に岸の138キロ直球をドームの左翼5階席へ運ぶ3号ソロ。「浅村さんの前で打てて良かった」と合同自主トレに参加した楽天主砲の前での1発を喜んだ。昨年3月に行われたWBC壮行試合のフリー打撃で大谷が同じ5階席に放り込んで話題に。細川は3本塁打のうち2本が5階席とパワーを見せている。

◆今季から中継ぎに転向した楽天の藤平が六回に登板し、1回を無失点と好投した。最速152キロの直球で押し「先発の時よりも出力が出るようになった。ストライクゾーンの中で勝負できた」と口調が弾んだ。2月中旬に2軍落ちしてからも、常に緊張感を持って調整を続けてきたという。19日に1軍に合流し、さっそく好結果を残して「ゼロ(無失点)で帰ってきても四球を三つ出せばイメージが良くない。内容も意識したい」と意欲的だった。

◆中日の小笠原が安定した投球を見せた。制球が安定し、6回を4安打無失点。「本番と同じような気持ち。理想通り、ゼロで帰ってこられて良かった」と安堵した。指名打者制のないシーズンを意識して「9番・投手」で打席に立ち、イニング間のリズムを確かめるなど本番モード。開幕に向け「計画通りに進んでいる。(今後は)もう微調整」と充実感を漂わせた。(バンテリンドーム)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
941 0.692
(↑0.025)
-
(-)
59
(+4)
41
(-)
14
(+1)
13
(+1)
0.265
(↑0.005)
2.950
(↑0.23)
2
(1↑)
西武
631 0.667
(↑0.042)
1
(↓0.5)
28
(+6)
31
(+5)
5
(-)
5
(+1)
0.239
(↑0.009)
3.000
(↓0.12)
3
(2↑)
中日
854 0.615
(↑0.032)
1
(↓0.5)
43
(+1)
38
(-)
6
(+1)
6
(+1)
0.221
(↓0.005)
2.030
(↑0.12)
4
(3↓)
日本ハム
645 0.600
(↓0.067)
1.5
(↓1.5)
53
(+2)
57
(+8)
4
(-)
17
(+1)
0.242
(↓0.001)
3.520
(↓0.21)
5
(1↓)
ORIX
651 0.545
(↓0.055)
2
(↓1.5)
35
(+2)
43
(+7)
3
(-)
6
(-)
0.256
(↓0.009)
3.550
(↓0.36)
6
(1↑)
巨人
760 0.538
(↑0.038)
2
(↓0.5)
49
(+6)
38
(-)
4
(+1)
7
(+1)
0.239
(-)
2.730
(↑0.24)
6
(1↑)
ヤクルト
761 0.538
(↑0.038)
2
(↓0.5)
43
(+8)
47
(+2)
9
(+1)
9
(-)
0.226
(↑0.013)
3.230
(↑0.1)
6
(1↓)
楽天
761 0.538
(↓0.045)
2
(↓1.5)
43
(-)
34
(+1)
2
(-)
15
(+2)
0.261
(↓0.006)
2.270
(↑0.08)
9
(1↑)
DeNA
555 0.500
(↑0.056)
2.5
(↓0.5)
54
(+7)
35
(+2)
11
(+1)
21
(-)
0.276
(↑0.008)
2.230
(↑0.02)
10
(1↓)
広島
574 0.417
(↓0.038)
3.5
(↓1.5)
48
(+5)
51
(+6)
8
(+1)
8
(-)
0.218
(↑0.005)
2.620
(↓0.18)
11
(-)
ロッテ
272 0.222
(↓0.028)
5
(↓1.5)
28
(-)
46
(+6)
4
(-)
6
(-)
0.215
(↓0.016)
4.100
(↓0.24)
12
(-)
阪神
2121 0.143
(↓0.011)
7.5
(↓1.5)
44
(-)
66
(+4)
4
(-)
6
(-)
0.225
(↓0.004)
3.610
(↓0.06)