DeNA(☆7対2★)オリックス =オープン戦3回戦(2024.03.20)・横浜スタジアム=
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ORIX
0020000002400
DeNA
11120200X71411
勝利投手:小園 健太(2勝0敗1S)
敗戦投手:曽谷 龍平(0勝1敗0S)

本塁打
【DeNA】牧 秀悟(2号・4回裏2ラン)

  DAZN
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◆DeNAは、先発・小園が5回3安打2失点。開幕ローテーション入りを狙う3年目右腕が、好アピールを見せた。一方のオリックスは先発・曽谷が11安打を許すなど、4回5失点。シーズン開幕に向け、不安の残る内容に終わった。

◆DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)の応援歌が、オリックスとのオープン戦前に発表された。試合前、スコアボードに歌詞が映し出され、応援団が応援歌を演奏した。外野でウオーミングアップ中だった度会は右翼スタンドに向かって、笑顔でペコリと頭を下げた。度会応援歌煌めく この空に夢の軌道 描け今 この歓声打てよ 勝利のために

◆DeNA牧秀悟内野手(25)が、2試合連続の本塁打を放った。1点リードの4回2死三塁、オリックス曽谷の初球の142キロを左翼席に運んだ。「チャンスの場面でしっかり初球から一振りで仕留めることができました。追加点を奪うことができて、うれしいです」19日のオリックス戦では、山下舜平大からオープン戦初本塁打をマーク。2日連続で右翼スタンドのファンとともに本塁打パフォーマンス「デスターシャ」を決めた。

◆開幕ローテ入りを目指すDeNA小園健太投手(20)が、修正能力をアピールした。5回を投げ、3安打2失点と好投。雨脚が強まった3回に2点を奪われたが、4回以降は無失点に抑えた。「立ち上がりから自分のリズムで投げることができましたし、点を取られた後もしっかりそこを切り替えて投げられた」山本の好リードにも導かれ、緩急を有効に使った。2回1死ではオリックス森に対し、初球から6球連続でカーブを選択。フルカウントからの7球目で144キロの速球を投じ、見逃し三振を奪った。「森さんに関しては、祐大さん(山本)と話し合って、カーブを使っていこうって言われたんで、自分もあそこまで連続で出るとは思わなかったんですけど、そこで驚くことなく、しっかりとコントロールできたかなと思います」開幕ローテーション争いが激しさを増す中、自身のオープン戦ラスト登板でアピールした。

◆DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)は代打で凡退し、対外試合連続安打が15でストップ。「状態的には良かったですし、よく粘れたので、1打席の中では内容も良かった。(発表された応援歌は)新人の3月に自分の応援歌ができると思っていなかったので、うれしいです」。

◆オリックス開幕ローテ候補の曽谷龍平投手が4回11安打5失点と精彩を欠いた。雨や寒さの影響で制球が乱れ、「ずるずるといってしまった」と反省。苦しいカウントから、甘く入った球を痛打される場面が目立った。ドラフト1位で昨年加入。山本(ドジャース)と山崎福(日本ハム)が抜けた穴を埋める役割が期待される。中嶋監督は「責任を負う必要はないが、期待はしています」と表現し、開幕までの修正と奮起を促した。

◆DeNA小園健太投手(20)が、オリックス打線を相手に修正能力をアピールした。雨脚が強まった3回に制球が乱れ、2点を失ったが、4回以降は無失点で切り替え、5回を3安打2失点。3回の投球を反省点に挙げながら「点を取られた後は、しっかり切り替えて投げられた」と冷静に受け止めた。カーブを有効に使った。2回1死、森に対し、初球から6球連続でカーブを選択。フルカウントからの7球目に144キロの速球で見逃し三振を奪った。試合前に捕手の山本と森にはカーブを多めに使うことを確認。「しっかりとカーブを意識させた後に、真っすぐを低めに投げられた」と手応えを示した。切磋琢磨(せっさたくま)する同期への思いも胸にマウンドに上がった。19日に深沢が右肘のトミー・ジョン手術。「自分の中でも特別な存在。『今年は頼んだよ』みたいな言葉をもらったんで、気合は入ってましたし、絶対にやってやるんだと」。試合後に2軍合流が決まったが、3年目での1軍デビューに向け、準備を進める。【久保賢吾】

◆DeNA牧秀悟内野手が2試合連続のオープン戦2号2ランを放ち、全快をアピールした。1点リードの4回2死三塁、オリックス曽谷の初球の速球を左翼席に運んだ。「チャンスだったので、積極的にいった中で反応できたので良かったです」。体調不良で一時調整のペースが落ちたが、2安打4打点で不安を一掃した。三浦監督は「開幕に向けて、右肩上がりで調整できてます」と信頼した。

◆DeNA・小園健太投手(20)が先発し、5回3安打2失点だった。先発ローテーション入りへ望みをつないだ右腕は「立ち上がりから自分のリズムで投げることができた。点を取られた後も切り替えられた」とうなずいた。2-0の三回に2安打と四球を許して2失点したが、大崩れしなかった。カーブを多投して緩急をつけ、要所では直球で押してフライアウトを量産。「ストレートとカーブを有効に使えた」と手応えを示した。三浦監督は「しっかりと立て直し、真っすぐもゾーンで勝負できていた」と評価。先発枠争いについて「悩むね。もっと悩みます」と笑みを浮かべた。

◆DeNA・牧が2試合連発となる2ランを含む2安打4打点と大暴れした。1点リードの四回2死三塁で甘く入った初球の直球を逃さず、左翼席に運んだ。体調不良で6日から5試合欠場していた主砲は「いい形で打てている。いい状態」と明るい表情を浮かべた。実戦から遠のいていた不安を払拭し「この2試合でいいものを得られた」とうなずいた。(横浜)

◆DeNAのD1位・度会(ENEOS)が七回に代打で出場し、遊直に倒れて対外試合の連続安打が15で途切れた。この1打席のみだったが、11球粘って見せ場をつくり、「内容は良かった」と振り返った。完成した応援歌が披露され、客席から「隆輝コール」が響いた。「新人なのにつくっていただいた。感謝しかない。応援に恥じないように」と決意を新たにした。(横浜)

◆DeNA・小園健太投手(20)が先発し、5回3安打2失点と力投した。2022年に市和歌山高からドラフト1位で入団した右腕は「カーブを有効に使ったことで、打者はストレートに差し込まれていた」と手応えをにじませたが、試合後に2軍合流が決まった。大胆だったのは二回の森への配球だ。初球からカーブを6球続け、144キロを計測した7球目の直球で見逃し三振に斬った。大粒の通り雨に見舞われた三回こそ2失点したが、そこから修正。巧みな押し引きで優位に立ち、バッテリーを組んだ山本は「あれだけ緩い球をゾーンに投げるのは勇気がいる。腕の振りも良かった」と目を細めた。心に期するものがある。ともに開幕ローテーション入りを目指していた同期入団の深沢が、19日に右肘内側側副靱帯の再建術を受けた。高め合ってきた同じ高卒3年目の右腕は「特別な存在」。深沢の今季の復帰は絶望的となり「今年は頼むわ」と思いを託された。三浦監督は「しっかりと立て直し、真っすぐもゾーンで勝負できていた」と評価した。先発枠争いからは外れたが、「やれることはやった」と小園。1軍デビュー、そして初勝利へ。成長の跡を残した背番号18は、飛躍を期して牙を研ぐ。(鈴木智紘)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
941 0.692
(↑0.025)
-
(-)
59
(+4)
41
(-)
14
(+1)
13
(+1)
0.265
(↑0.005)
2.950
(↑0.23)
2
(1↑)
西武
631 0.667
(↑0.042)
1
(↓0.5)
28
(+6)
31
(+5)
5
(-)
5
(+1)
0.239
(↑0.009)
3.000
(↓0.12)
3
(2↑)
中日
854 0.615
(↑0.032)
1
(↓0.5)
43
(+1)
38
(-)
6
(+1)
6
(+1)
0.221
(↓0.005)
2.030
(↑0.12)
4
(3↓)
日本ハム
645 0.600
(↓0.067)
1.5
(↓1.5)
53
(+2)
57
(+8)
4
(-)
17
(+1)
0.242
(↓0.001)
3.520
(↓0.21)
5
(1↓)
ORIX
651 0.545
(↓0.055)
2
(↓1.5)
35
(+2)
43
(+7)
3
(-)
6
(-)
0.256
(↓0.009)
3.550
(↓0.36)
6
(1↑)
巨人
760 0.538
(↑0.038)
2
(↓0.5)
49
(+6)
38
(-)
4
(+1)
7
(+1)
0.239
(-)
2.730
(↑0.24)
6
(1↑)
ヤクルト
761 0.538
(↑0.038)
2
(↓0.5)
43
(+8)
47
(+2)
9
(+1)
9
(-)
0.226
(↑0.013)
3.230
(↑0.1)
6
(1↓)
楽天
761 0.538
(↓0.045)
2
(↓1.5)
43
(-)
34
(+1)
2
(-)
15
(+2)
0.261
(↓0.006)
2.270
(↑0.08)
9
(1↑)
DeNA
555 0.500
(↑0.056)
2.5
(↓0.5)
54
(+7)
35
(+2)
11
(+1)
21
(-)
0.276
(↑0.008
2.230
(↑0.02)
10
(1↓)
広島
574 0.417
(↓0.038)
3.5
(↓1.5)
48
(+5)
51
(+6)
8
(+1)
8
(-)
0.218
(↑0.005)
2.620
(↓0.18)
11
(-)
ロッテ
272 0.222
(↓0.028)
5
(↓1.5)
28
(-)
46
(+6)
4
(-)
6
(-)
0.215
(↓0.016)
4.100
(↓0.24)
12
(-)
阪神
2121 0.143
(↓0.011)
7.5
(↓1.5)
44
(-)
66
(+4)
4
(-)
6
(-)
0.225
(↓0.004)
3.610
(↓0.06)