ロッテ(★3対5☆)楽天 =オープン戦1回戦(2024.03.17)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
4000000015910
ロッテ
00010020031000
勝利投手:内 星龍(1勝0敗0S)
(セーブ:清宮 虎多朗(0勝0敗1S))
敗戦投手:佐々木 千隼(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆楽天は、島内が初回の2点適時打を含むマルチ安打をマーク。勝負強い打撃で存在感を示した。対するロッテは、打線が相手を上回る10安打を放つもつながりを欠き、先発・佐々木も4回4失点と振るわなかった。

◆楽天のオープン戦ロッテ戦のスタメンが発表された。開幕ローテ入りを目指す内星龍投手(21)がオープン戦初先発。2月のキャンプ期間に負傷し、右距骨(きょこつ)骨挫傷と診断された小郷裕哉外野手(27)が、この日から1軍に合流し、「3番右翼」で出場する。試合は午後1時開始。

◆楽天打線が試合序盤から「朗希撃ち」を決めた。初回、先頭茂木がロッテ先発・佐々木から中前打を放つと、続く小深田が右翼線へ二塁打を運んでチャンスメーク。3番小郷は四球を選び、無死満塁から4番浅村の遊ゴロの間に1点を先制した。なおも1死二、三塁で、5番島内がフルカウントから155キロの速球を右翼線へはじき返して2点適時二塁打。3-0の2死二塁からは鈴木大も適時二塁打で続いた。初回に4安打を固め、いきなり4点を先行した。

◆佐々木朗希投手(22)は先発し、4回を投げ6安打4失点、4四球。88球を投げ、この日の最速は158キロだった。対外試合4度目の登板。初回、先頭打者から2連打と四球でいきなり無死満塁のピンチを背負う。楽天の4番浅村の遊ゴロの間に1人が生還。なおも1死二、三塁で続く島内に155キロの直球を右越えの2点適時二塁打にされる。2死二塁から鈴木にも適時二塁打を打たれるなど、初回で4失点した。2回以降は毎回走者を出すも無失点に抑えた。風速14メートルの中での登板を終えた佐々木は「いいところはなかったかなと思います。今日に関してはごまかしながらでしか投げられなかった。しっかり真っすぐを投げれるようにしたい」と課題を挙げた。

◆先発ローテ入りを目指す楽天の内星龍投手(21)が、オープン戦初先発で粘投した。5回無失点だった9日の春季教育リーグ巨人戦から中7日での登板。ロッテ打線に6安打を浴び、再三ピンチを背負うも、5回95球を投げ1失点でまとめた。最速は150キロをマークした。「先頭を結構出すことが多かったので、そこは少し課題もあるんですけど、ランナーが出たところで仕切り直して集中できたところは良かった」と振り返った。1回に先頭岡に二塁打を浴びたが、続く友杉を148キロ直球で空振り三振。1死一、三塁から4番山口を147キロで空振り三振に仕留めるなど後続を断った。3回に1死二、三塁のピンチを迎えたが、3番ソトを148キロで空振り三振、山口はスライダーで三ゴロに仕留めて無失点。4回無死一塁から中村奨に適時二塁打を浴びたものの、味方の好守もあり最少失点で切り抜けた。風速が10メートルを超える悪条件だったが、力勝負で主軸を封じるなど直球が光った。「今日は真っすぐで押していけるなっていう部分もあったんで、真っすぐでしっかり空振りを取れたっていう事実は良かった」とうなずいた。

◆左足首の捻挫でリハビリしていた藤岡裕大内野手(30)が打席に立った。7回1死一塁で1番岡大海外野手(32)の代打で藤岡の名前がコールされると、右翼スタンドからは大きな歓声が沸き起こった。カウント0-1からバットに当てたボテボテのゴロと思われたが、けがの影響を感じさせない全力疾走で内野安打にした。その後は代走が送られ、藤岡は仲間とハイタッチしながら笑顔でベンチに戻っていった。今季、本職の遊撃から二塁にコンバート。5日のDeNAとのオープン戦で2打席目で途中交代していた。だが、翌日からキャッチボールを開始し「悪化しなければ全然大丈夫です」と開幕まで2週間を切ったが、順調な回復ぶりを明かしていた。

◆「7番目の先発」赤星優志投手(24)が5回6安打1失点と好投した。「細かい制球は修正しないといけないが、直球の強さ、スピードは出てきた」。開幕はローテーションを外れロングリリーフ要員で待機する見通しだが、先発候補のグリフィンが不安定な投球を続け、高橋礼はイースタン楽天戦で打球が直撃し4回途中に緊急降板。逆転でのローテ入りへ結果で示した。また大勢は週明けにファームで登板後、1軍に合流する予定で調整を進める。

◆佐々木朗希投手(22)は先発し、4回を投げ6安打4四球で4失点。88球を投げ、この日の最速は158キロだった。吉井理人監督(58)は「今日はいいところはなかったんですけど、あんまり苦しむことのない投手なので、そういう意味ではいい経験になったんじゃないかな。しかも予定通りの4回投げきったので、いい経験になったと思います」と評した。4回には小野晋吾投手コーチがマウンドに行く姿もあり、指揮官は「4回、85球と思っていたけど、回の途中でマウンドを降りるのを嫌がる子なんで。もう1人いってこいとコーチにいってもらいました」と経緯を明かした。次回登板については「100球は超えないように」と話した。

◆ロッテ佐々木朗希投手の4度目の対外試合登板は、4回6安打4失点4四球と課題が見えた。1回から連打と四球で無死満塁のピンチを背負い、浅村の遊ゴロの間に1失点。その後も打ち込まれ4点を失った。「いいところはなかったかなと思います」。2回以降は、毎回走者を出しながらも無失点に抑えたが「たまたま抑えられただけなので」と険しい表情を変えなかった。風速14メートルと強風の中での登板に、小野1軍投手コーチは「風がかなり邪魔していたと思う」と話した。課題はまっすぐ。佐々木は4回、楽天茂木に対しフルカウントから150キロの直球を投げ込み、この日4つ目の三振を奪ったが、首をかしげ、納得いかない表情を浮かべた。「真っすぐは、思うようにコントロールできなかったら苦しくなってしまう。そこは前回から良くならなかった」と制球に関して、明確な課題を挙げた。

◆ベテラン島内宏明(34)が、初回4得点の「朗希撃ち」をけん引した。1点を先制した直後の1回1死二、三塁、フルカウントからロッテ佐々木の155キロ直球を引っ張り、右翼へ2点適時二塁打。「すごいいい球を放っていて、自分も打てて自信になりますし、また次対戦するときもしっかり打てるように頑張っていきたい」。3回には150キロを中前に運び、4打数2安打2打点と存在感を示した。

◆楽天島内宏明外野手(34)が、「朗希撃ち」をけん引した。1点を先制した直後の1回1死二、三塁。ロッテ佐々木の155キロ直球を引っ張り、右翼へ2点適時二塁打。「すごいいい球を放ってましたし、自分も打てて自信になりますし、また次、対戦するときもしっかり打てるように頑張っていきたいなと思います」と振り返った。ベテランらしく冷静に仕留めた。2球で2ストライクと追い込まれたが「たまたまいい感じで見逃すことができた」と140キロ台のフォーク2球を見極めた。この日最速の158キロにも手を出さず、最後はフルカウントからの6球目をはじき返した。3回先頭では150キロを中前に運び、3試合連続のマルチ安打。「バットに当たるっていう感覚が今ある」と4打数2安打2打点で存在感を示し、佐々木から初回に4点を奪う原動力になった。当初は4打席立つ予定はなかったという。今江監督は「『もういいんじゃないか』と話したが『立ちたい』というふうな形で言ってきて」と、島内が志願してきたことを明かした。その上で「開幕に向けて、ほんとに気持ちを入れてくれているので、こちらとしては頼もしい限りですね」と絶賛した。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が先発し、4回88球を投げ6安打4失点、4四球だった。今季最速の158キロを記録したが、制球に課題を残す内容となった。スタンドは佐々木にとって向かい風となる最大風速16メートルの強風が吹くマウンド。何もしなくても帽子が飛んでしまうほど強い風の中で、立ち上がりから苦しいスタートとなった。一回は島内に右翼線へ2点二塁打、鈴木大にも適時二塁打されるなど打者8人に33球を擁して4失点。ボールが高めに浮いて、うまくはじき返された。それでも二回は2四球したが後続を打ち取って無失点。三回は先頭の島内に中安打されると2死一、三塁としたが最後は辰巳を138キロのフォークボールで空振り三振に仕留めた。四回も小深田に四球を選ばれたが130キロ台のスライダーを中心に投げて無失点に抑えた。今季は開幕3戦目となる31日の日本ハム戦(ZOZOマリン)での先発登板が内定している。5年目のスタートへ、課題をつぶしていく。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が先発し、4回88球を投げ6安打4失点、4四球だった。制球もうまく定まらず「いいところはなかった。真っすぐに力がなく、思うようにコントロールできなかった。前回からあまり変わらなかったというか、よくならなかった」と反省しきりだった。スタンドは最大風速16メートルの強風が吹く悪条件。その中で一回から島内に右翼線へ2点二塁打、鈴木大にも適時二塁打されるなど4失点した。それでも二回以降は制球を重視してフォームを試行錯誤しながらスライダーを効果的に使って無失点に抑えた。「たまたま抑えられただけ。スライダー、フォークは良かった。真っすぐあってのは変化球。しっかりと真っすぐを投げられるようにしたい」今季は開幕3戦目となる31日の日本ハム戦(ZOZOマリン)での先発登板が内定している。オフは「1年間先発ローテーション入り」を目指して体づくりに着手して、投球フォームも見直してきた。「(投球フォームを)考えているうちはいいパフォーマンスはでない。しっかりといいフォームでいい出力で投げられたら」と見つめなおした。

◆左足首の捻挫で離脱していたロッテ・藤岡裕大内野手(30)が七回に代打で出場し、実戦復帰した。三塁線へゴロだったが、足の不安を感じさせず全力疾走で一塁ベースを走り抜けて内野安打を記録した。5日のDeNA戦の守備中に負傷すると、翌6日から試合を欠場して全治2週間の診断だった。それでも「悪化しなければ全然大丈夫」と開幕には間に合わせるようにリハビリをこなし、この日の試合前練習では内野ノックもしていた。チームの柱が早くも帰ってきた。

◆楽天の内の開幕ローテーション入りが濃厚となった。風速15メートルを超えることもあった敵地で5回1失点。永井投手コーチは開幕3戦目の1週間前となる24日の巨人戦でも先発させる意向を示し「最後のところでしっかりとまた調整させる形になる」と話した。内は高校出3年目だった昨季に救援で53試合に登板し、ことしは先発に挑戦。今回は95球を投げ「真っすぐの走りはそこまで落ちなかった。スタミナにあまり不安は感じていない」と自信を示した。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が先発し、4回88球を投げ6安打4失点、4四球だった。最大風速16メートルの強風の中で、制球がうまく定まらず苦しんだマウンドだった。一回は島内に右翼線へ2点二塁打、鈴木大にも適時二塁打されるなど打者8人に33球を擁して4失点。それでも二回以降は制球を重視してフォームを試行錯誤しながらフォークボールやスライダーと変化球を中心に投げて無失点に抑えた。吉井監督は「今日はいいところはなかったが、あんまり苦しむことのない投手なので、そういう意味ではいい経験になったんじゃないかな。苦しみながらもマウンドでそういうのを見せずにしっかり投げる。気持ちが切れそうなぐらい調子は悪かったと思うけど、それを切らさないで4回を投げられたのは良かった」と前向きにとらえた。小野1軍投手コーチも「風がある中での久しぶりの登板だったので、それにちょっと戸惑いはあったんじゃないかなと思う。そこを経験できたのは収穫でもある」と話した。また「(投球フォームを)本人が試行錯誤しながらやっているなというのは感じる。どういうところを直していけばいいのかは本人が答えをだして僕らが話を聞いて進めている段階。まずはしっかりと真っすぐを投げられるようにしていかないといけない。見守りつつ、いい方向に行くように開幕までやっていきたい」と背中を押した。

◆楽天の育成6年目右腕、清宮虎多朗投手(23)の支配下登録が濃厚になった。九回を三者凡退に抑えてセーブを挙げ、最速は153キロをマーク。八回途中に登板を告げられた際は「ドキッとした」と苦笑いで明かした。ターリーから「お前の球は速いから自信を持って投げろ」と助言を受け、精神面が強くなったという。オープン戦は2試合連続、計4試合で無失点を継続している。

◆左足首の捻挫で離脱していたロッテ・藤岡裕大内野手(30)が七回に代打で出場し、実戦復帰。三塁方向へのゴロに足の不安を感じさせず走り、内野安打を記録した。5日のDeNA戦の守備中に負傷して全治2週間だったが早くも復帰。吉井監督は「いきなりあの打球かと思いましたが、何事もなくてよかった」とホッとした表情だった。

◆今季は先発に挑戦する楽天・内星龍投手(21)が5回を6安打1失点、3奪三振。今季初登板が31日の西武戦(楽天モバイルパーク)に内定した。「もちろん、今日の登板が非常に大事になるのは自覚していた」一回2死満塁のピンチを一塁けん制で脱し、三回1死二、三塁はソトを空振り三振、山口を三ゴロに仕留めた。高校出3年目だった昨季に救援で53試合に登板。この日は風速15メートルを超えることもあった敵地で95球を投げ、「真っすぐの走りはそこまで落ちなかった。スタミナにあまり不安は感じていない」と自信を示した。先発ローテーションは西武との開幕3連戦が早川、右膝の状態に問題がなければ荘司(代役は藤井)、内の順番。続く4月2日からの日本ハム2連戦(エスコン)はポンセと岸。田中将は同9日からの6連戦での登板が有力となった。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
ソフトバンク
831 0.727
(↑0.027)
-
(-)
46
(+9)
31
(+3)
11
(+1)
11
(+3)
0.247
(↑0.01)
2.610
(↓0.04)
2
(1↓)
ORIX
631 0.667
(↓0.083)
1
(↓1)
33
(+1)
33
(+6)
3
(-)
6
(-)
0.276
(↓0.009)
3.270
(↓0.34)
3
(2↑)
楽天
741 0.636
(↑0.036)
1
(-)
41
(+5)
30
(+3)
2
(-)
9
(+3)
0.276
(↓0.001)
2.270
(↓0.07)
4
(2↓)
日本ハム
535 0.625
(↓0.089)
1.5
(↓1)
47
(+1)
49
(+5)
2
(-)
15
(-)
0.248
(↓0.001)
3.570
(↑0.05)
5
(1↓)
西武
431 0.571
(↓0.096)
2
(↓1)
19
(+3)
25
(+9)
4
(-)
3
(-)
0.230
(↑0.006)
3.130
(↓0.77)
6
(-)
中日
654 0.545
(↑0.045)
2
(-)
39
(+4)
36
(-)
5
(-)
5
(-)
0.221
(↑0.008)
2.300
(↑0.17)
6
(-)
ヤクルト
651 0.545
(↑0.045)
2
(-)
35
(+6)
41
(+1)
8
(+4)
8
(+1)
0.219
(↑0.009)
3.270
(↑0.21)
8
(2↓)
広島
554 0.500
(-)
2.5
(↓0.5)
42
(+2)
42
(+2)
6
(-)
8
(-)
0.219
(↑0.001)
2.370
(↓0.03)
9
(-)
巨人
560 0.455
(↑0.055)
3
(-)
40
(+5)
36
(+1)
3
(-)
4
(-)
0.234
(↑0.008)
3.060
(↑0.22)
10
(-)
DeNA
355 0.375
(-)
3.5
(↓0.5)
44
(+2)
33
(+2)
9
(-)
19
(+2)
0.266
(↑0.003)
2.430
(↓0.03)
11
(-)
ロッテ
252 0.286
(↓0.047)
4
(↓1)
26
(+3)
37
(+5)
3
(-)
6
(-)
0.239
(↑0.008
3.940
(↓0.14)
12
(-)
阪神
1111 0.083
(↓0.008)
7.5
(↓1)
34
(-)
53
(+4)
2
(-)
5
(+1)
0.213
(↓0.002)
3.110
(↓0.02)