ヤクルト(★1対3☆)楽天 =オープン戦1回戦(2024.03.16)・明治神宮野球場=
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楽天
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ヤクルト
0000000011611
勝利投手:藤井 聖(1勝0敗0S)
(セーブ:則本 昂大(0勝0敗3S))
敗戦投手:吉村 貢司郎(1勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】赤羽 由紘(1号・9回裏ソロ)

  DAZN
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◆ヤクルトは、9回に赤羽が本塁打を記録。開幕スタメン入りへ、バットで結果を残した。一方の楽天は、先発・藤井が7回途中無失点の好投。ローテーション入りを狙う左腕が、仕上がりの良さを見せた。

◆渡り鳥なのに一度も移動をしたことがない、カモの一家の初めての大移動を描いた映画「FLY!/フライ!」(3月15日公開)のスペシャルアンバサダーを務める元HKT48の田中美久(22)が、始球式に登板した。ワンバウンド投球に終わり「練習の時は結構うまくできたんですけど、本番は全然ダメで、ちょっと悲しいんですけど」と悔しそうな表情を浮かべながら「でも、今回は映画FLY!/フライ!の記念公開ということで、(映画の内容も)渡りたいけど、渡らないということで、(ボールが)届かなくて良かったのかな」と笑った。狙い通りのワンバウンド投球? という質問に「狙ってです! あえて狙いました」と胸を張った。もちろん? 自己採点も「100点です」と映画のPRに貢献した。始球式は18年の7月9日に東京ドームで行われた「鷹の祭典」ソフトバンク-日本ハム以来、約4年ぶり2度目だった。「楽しかったです。すごいたくさんの方が拍手をしてくださったりだとかして、うれしかった。温かい場だなと思いました」と満足げだった。

◆楽天則本昂大投手(33)が抑え転向後、初めて連投した。15日のDeNA戦(横浜)で1回13球を投げ、この日のヤクルト戦(神宮)も3点リードの9回に登場。20球を投げた。先頭の赤羽に8球目のスライダーを左翼席へ運ばれ「失投でした。四球が一番よくないと思ってたので、ソロショットでよかった。先頭の入りを優位に持っていけるようにしたい」と反省。最速は153キロ。後続を2三振含む3人で切った。

◆開幕ローテ入りが確実視されるヤクルト先発の吉村貢司郎投手が課題を残した。毎回走者を背負う展開で、5回5安打1失点。球数も84球を要した。テーマに掲げる直球で三振を奪い、カーブの手応えも感じつつ「連打を食らった場面もあったんでしっかり3人で切り抜けられるようにしたい」と先を見据えた。「まだ全然無駄なボール球もあったんで、そこらへんはもう少しちゃんと投げていかなきゃいけないなっていう風に思います」と反省の言葉を並べた。高津監督も「球数がかかっちゃうので、そういうところを修正していかないと、長いイニングを投げていこうと思ったら、無駄球というとあれですけど、そういうのを少なくしていかなきゃ」と課題を突きつけた。「2、3文句をつけたいところはありますけれども(笑い)。あそこまで投げたんでね、まずまずかな」。今後は「次も中6日で」と、次回は23日西武戦(ベルーナドーム)で開幕前、最後の登板を見極める。「基本的にはこのまま」と中6日で回す方針。現状で開幕投手の筆頭候補に挙がるサイスニードに次ぐ、2戦目での起用となりそうだ。

◆ヤクルト内山壮真捕手(21)が16日、楽天とのオープン戦(神宮)を欠場した。試合前練習に姿を見せず、試合途中に帰宅した。上半身のコンディション不良と見られ、2軍で再調整する模様。患部の状態次第では最悪の場合、開幕に間に合わないケースも考えられる。右翼手として開幕スタメンを狙い、オープン戦はここまで10試合に出場。打率2割2分2厘ながら、1本塁打をマークするなどパンチ力を見せつけていた。一方で体調不良で9日阪神戦(甲子園)から3試合欠場していた中村悠平捕手(33)はこの日、8番捕手でスタメン出場。3打数1安打1盗塁と状態の良さをアピールした。

◆体調不良だったヤクルトの中村が8日以来のオープン戦出場。先発から2打席目の五回に左前打を放ち、二盗にも成功し「早くプレーすることができて良かった」と明るい表情だった。残りのオープン戦は「最終調整のつもりで一試合一試合、臨んでいきたい。調子やコンディションをうまく持っていきたい」と、29日の開幕をにらんだ。

◆昨季限りでソフトバンクを戦力外となり、ヤクルトに加入した嘉弥真新也投手(34)が、七回から3番手で登板。移籍後初めて本拠地のマウンドを踏み、1回を三者凡退に抑えた。「雰囲気を味わえただけでもよかったですし、拍手をもらえたのがうれしかったです。ブルペンから出ていくときは、みんなから力をもらうというか、すごくよかったです」ヤクルトファンの温かさを、肌で感じた。先頭の黒川をスライダーで二ゴロに打ち取ると、続く山田を三ゴロ、辰己を中飛に抑えた。今春の沖縄・浦添キャンプから、磨き直してきたスライダーも徐々に改善されてきているが、ベテラン左腕は開幕に向けてどん欲だ。「(失点は)ゼロなんですけど、まだまだ課題がある。スライダーもまだまだ良くなると思うし、シュートだったり、フォークだったり、もうちょっとギアを1つ上げるというか、それぐらいできたらいいかなと思う」貴重な左のリリーフとして高津監督からの期待も大きい。V奪回に向けた重要なピースとなるべく、状態をさらに上げていく。

◆球界野手最年長のヤクルト・青木が「7番・DH」で先発し、三回先頭でチーム初安打となる左中間二塁打を放った。外角直球を振り抜き「(打撃は)だんだん煮詰まっている。打撃も良かったと思うし、(七回1死での)フォアボールも良かった」。今年初めての本拠地での試合で躍動した41歳は「神宮は好き。しっかりファンの皆さんに元気な姿を見せられたと思うし、準備を進めたい」と汗をぬぐった。(神宮)

◆七回の守備から右翼で途中出場したヤクルト・赤羽が、九回先頭の第1打席で左翼席へのソロを放った。今年初の本拠地での試合で、楽天の新守護神・則本のスライダーを〝神宮1号〟とし「感触は行ったかなと。チャンスを1打席でも与えられている以上、結果を出したいとずっと思ってきたので、いい結果になってよかった」。内野手登録ながら外野も守る万能な23歳が開幕1軍へ、アピールした。(神宮)

◆開幕ローテ当確!! ヤクルト・吉村貢司郎投手(26)が16日、今年の神宮初戦となる楽天とのオープン戦に先発し、5回84球を投げ、5安打1失点と好投した。高津臣吾監督(55)は今後について「次も中6(日)ですね。基本的にはこのままだと思います」と説明。29日の開幕戦(対中日、神宮)はサイスニード投手(31)の登板が有力で、2年目右腕は開幕2戦目での先発が有力となった。春の陽気が漂う神宮で、2年目右腕が躍動した。吉村が5回5安打1失点と好投。開幕ローテーションに当確ランプをともした。「前回よりストライク先行でいけた。変化球でカウントもとれていましたし、その部分ではよかったのかなと。連打を食らった部分もあったので、しっかり3人で切り抜けられるように、一人一人全力でやっていきたいです」今年、初めて本拠地・神宮球場で行われた一戦。1万6262人の観衆が見つめる中、落ち着いたマウンドさばきを見せた。毎回走者を背負ったが、最速153キロの直球で押しつつ、110キロ台のカーブをうまく使って緩急自在の投球。五回2死から連打で1点を失ったが、レギュラーシーズン開幕に向けて上々の仕上がりを見せた。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
621 0.750
(↓0.107)
-
(-)
32
(-)
27
(+3)
3
(-)
6
(-)
0.285
(↓0.019)
2.930
(↓0.05)
2
(1↑)
日本ハム
525 0.714
(↑0.047)
0.5
(↓1)
46
(+5)
44
(+1)
2
(-)
15
(+1)
0.249
(↑0.004)
3.620
(↑0.24)
3
(-)
ソフトバンク
731 0.700
(↑0.033)
0
(↓1)
37
(+2)
28
(+1)
10
(+1)
8
(+2)
0.237
(↓0.011)
2.570
(↑0.16)
4
(2↓)
西武
421 0.667
(↓0.133)
1
(-)
16
(+1)
16
(+2)
4
(-)
3
(-)
0.224
(↓0.005)
2.360
(↑0.02)
5
(-)
楽天
641 0.600
(↑0.044)
1
(↑1)
36
(+3)
27
(+1)
2
(-)
6
(+1)
0.277
(↓0.002)
2.200
(↑0.13)
6
(1↑)
中日
554 0.500
(↑0.056)
2
(↑1)
35
(+4)
36
(+3)
5
(+2)
5
(-)
0.213
(↑0.006)
2.470
(↓0.04)
6
(1↓)
ヤクルト
551 0.500
(↓0.056)
2
(-)
29
(+1)
40
(+3)
4
(+1)
7
(+1)
0.210
(↓0.003)
3.480
(↑0.05)
6
(1↑)
広島
553 0.500
(↑0.056)
2
(↑1)
40
(+3)
40
(+2)
6
(-)
8
(-)
0.218
(↑0.003)
2.340
(↑0.03)
9
(2↓)
巨人
460 0.400
(↓0.044)
3
(-)
35
(+1)
35
(+5)
3
(-)
4
(-)
0.226
(-)
3.280
(↓0.24)
10
(-)
DeNA
354 0.375
(↓0.054)
3
(-)
42
(+2)
31
(+3)
9
(-)
17
(+1)
0.263
(↑0.008)
2.400
(↑0.11)
11
(-)
ロッテ
242 0.333
(↑0.133)
3
(↑1)
23
(+3)
32
(-)
3
(-)
6
(+1)
0.231
(↑0.004)
3.800
(↑0.55)
12
(-)
阪神
1101 0.091
(↓0.009)
6.5
(-)
34
(+3)
49
(+4)
2
(-)
4
(-)
0.215
(↑0.007)
3.090
(↓0.12)