ソフトバンク(☆2対1★)西武 =オープン戦2回戦(2024.03.16)・福岡PayPayドーム=
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西武
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ソフトバンク
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勝利投手:松本 裕樹(1勝0敗1S)
(セーブ:藤井 皓哉(0勝0敗1S))
敗戦投手:田村 伊知郎(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】ウォーカー(3号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆ソフトバンクは、先発・大関が6回1失点の好投。対する西武の先発・隅田も6回1失点10奪三振の力投を披露。ローテーションの一員として期待される両左腕が、順調な調整ぶりをアピールした。

◆前日15日の西武戦に先発し、想定より早く降板したソフトバンク有原航平投手(31)が16日、試合前練習に姿を見せ、笑顔を見せながらキャッチボールなどで調整した。有原は15日に今季2度目のオープン戦に先発。4回を3安打2失点で降板した。球数は90球めどを予定も、想定外の50球でマウンドを降りていた。試合後、倉野信次1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーター(49)は「ちょっと球場に来た時に体が重たいってところがあった。大事を取って、こっち(首脳陣)の判断で『やめておこう』と言いました」と説明していた。有原は29日の敵地オリックス戦(京セラドーム大阪)での開幕投手に決まっている。次回は22日広島とのオープン戦で、シーズン前最後の実戦登板で先発する。

◆西武のオープン戦、ソフトバンク戦のスタメンが発表された。先発は左腕の隅田知一郎投手(24)。

◆西武からFAで加入したソフトバンク山川穂高内野手(32)が西武ファンからブーイングを浴びせられた。オープン戦に「4番一塁」で先発出場。初回の第1打席だった。2死一塁の場面で「4番山川」が場内コールされると左翼スタンドの西武ファンから「ブー」の声が上がった。西武先発、隅田が1球ストライクを奪うと今度はひときわ大きな歓声。結果は、カウント1-2から空振り三振に倒れた。宮崎春季キャンプ中には2月28日に西武と練習試合を行ったが、その時も4番でスタメン出場もブーイングは起きていなかった。

◆西武隅田知一郎投手(24)が、開幕ローテーションへ一発回答をしてみせた。オープン戦初先発で6回3安打1失点。4回はウォーカーに先制本塁打こそ打たれたが、打者23人に毎回の10奪三振と、ソフトバンク打線相手に最少失点で仕事を果たした。「いい打者が多いのでしっかり低めを意識しながら投球できた。6回を投げようということでそれをクリアできて良かった」と笑みをこぼした。低めに変化球が決まった。落ちる球で打者の空振りを誘う場面が多く目立った。4番山川からは1回2死二塁で134キロの球を振らせるなど、2つの空振り三振を奪った。チェンジアップやカーブなど、変化球で取った三振は9個。「10個は出来すぎですけど、シーズンでもしっかり要所で取れるようにしていきたい」とイメージした。数種類の変化球を持つ左腕は、オフの自主トレから精度を上げようと取り組んできた。昨年主に投げたのはカットボール、カーブ、フォーク、チェンジアップと言うが「投げていない球もいっぱいある」と口にする。その1つとしてツーシームも磨くなど「幅を広げたい」と余念はない。21年ドラフト1位で入団し3年目。7日に侍ジャパン日本代表として中継ぎ登板した欧州代表戦では、2回4奪三振無失点の快投を見せた。昨季は9勝をマークし、今季は開幕2戦目の先発が有力視される。「スタートダッシュはすごく大事。開幕からしっかりいい投球できるように」と意気込んだ。【山崎純一】

◆ソフトバンクのアダム・ウォーカー外野手が3号ソロを放った。4回先頭で隅田の2ボールからの直球を右中間席に。「1打席目は打つべきボールをミスショットをしてしまった。同じことを繰り返さないようにと打席に入った結果がいい結果につながったよ」。1回はカウント1-1から3球目の直球をファウル。4球目のスプリットに空振り三振だっただけに雪辱の1発に笑顔だった。

◆ソフトバンク大関友久投手(26)が開幕ローテ入りを射止めた。西武戦に先発し、予定の6回を3安打1失点。ストライク先行の好テンポの投球がさえ、オープン戦2試合で防御率は1・00。盤石の仕上がりをアピールし、小久保監督に「何の心配もしていない」と言わしめた。順調にいけば、30日にオリックスとの開幕第2戦に先発する。開幕3連戦は有原、大関、モイネロの順番で昨季リーグ王者にぶつかる。

◆ソフトバンク倉野信次1軍投手コーチ兼ヘッドコーディナーター(49)は試合後、先発ローテについて「実際どうなるかは分からない」と前置きした上で「8人で回していくイメージもあります」と8人構想を明かした。6枠ある開幕ローテは5人がほぼ固まり、残りを板東と石川、大津、スチュワートで競っている。ただ5月末に始まる交流戦までに週5試合の日程が6度あり、登板間隔は変則的になる。「交流戦までのことも考えているので日程、対戦相手を見ながらいろいろシミュレーションして、一番勝つ確率が高くなるかを考えてます」と続け、先発陣を8人で回す可能性がある。

◆ソフトバンク大関友久投手(26)が開幕ローテ入りを射止めた。西武戦に先発し、予定の6回を3安打1失点。ストライク先行の好テンポの投球がさえ、オープン戦2試合で防御率は1・00。盤石の仕上がりをアピールし、小久保監督に「何の心配もしていない」と言わしめた。順調にいけば、30日にオリックスとの開幕第2戦に先発する。開幕3連戦は有原、大関、モイネロの順番で昨季リーグ王者にぶつかる。予定の最終イニング、6回に大関はあえてギアを入れた。「力を上げてみようと。強さで勝負していく投球をしてみたかった」。2人をわずか7球で打ち取り、最後は5番コルデロを3球三振。145キロ直球を外角真ん中へズバッと投じ、バットに空を切らせた。6回を3安打1失点。80球に十分な手応えを得て、いつも通りひょうひょうとした表情でマウンドを降りた。「全部悪くなかった。今の段階ではすごくいいかなと思います。出力も前回より上がっている」立ち上がりと中盤は丁寧に攻め立てた。「キャンプから意識している」というストライク先行の投球を心がけた。打者21人に投げて初球ストライクは18人で、その割合は86%。5球以内での決着も19人。先頭打者を1度も出さず、テンポの良さが際立った。5回の連打と中犠飛による1失点で踏みとどまった。小久保監督は「何の心配もしていません。オープン戦に入って本来の大関らしさが出ていますね」とべた褒めで、オープン戦2試合で防御率1・00の左腕に目尻を下げた。春季キャンプ前半は出力が上がらず、オフの肉体改造で99キロまで増やした体重を現在は94~95キロに絞った。体にキレが増し、ボールにも威力が伝わり、西武打線から直球でファウルを奪う場面が目立ち「(打者の)反応も悪くなかったと」とうなずいた。シーズン中も体重は「調子が崩れない限りはキープしたい」と言い、ベストパフォーマンスを引き出すボディを維持する。順調に中6日で回っていけば、開幕2戦目の30日オリックス戦で先発が想定される。倉野1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーターは「基本的にはそうなるかもしれない」と見通しを示し、背番号47に対し「ずっといい状態をキープしてくれている」と厚い信頼感を寄せた。大関は「本番に向けてしっかり準備する」ときっぱり言い切った。【佐藤究】

◆西武戦を終えた、ソフトバンク小久保裕紀監督の一問一答。-先発大関が好投小久保監督 いい状態をキープしているので、何の心配もしていません。-先発ローテ入りは小久保監督 ほぼほぼ前進です。-ウォーカーが3本目のホームラン小久保監督 1打席目はちょうど同じボールをファウルにしてたんでね。カウント球の真っすぐを次は仕留めて。若干、向こうに試されている感じはありましたけど、それでも1本打っとくと、そのボールは向こうからすれば嫌になるでしょうしね。-2番打者に関してはいろいろ考え方が小久保監督 2番ウォーカーはたぶん、ないと思いますけど。たぶん。今日はちょっとそうしましたけどね。-シーズンの打順は小久保監督 ある程度は固定にしたいですね。できれば。-正木は小久保監督 なかなか自分との勝負から脱し切れない感じ。相手投手と勝負していない感じはありますね。

◆ソフトバンクの35歳、柳田がオープン戦初の複数安打に、盗塁もマークして元気だ。計10三振を奪った左投手の隅田から快音を響かせ「相手も試している段階だと思う。まだ練習」と落ち着いた口調で話した。一回は逆方向の左前へ運び、四回は中前にはじき返して二盗にも成功した。昨季は一つにとどまった盗塁数の増加にも意欲を示しており「本番でも走りたい」とにやり。15日の西武戦は休養のため出場はせず、小久保監督は「年寄りは休ませた方がいい」と笑顔だった。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
621 0.750
(↓0.107)
-
(-)
32
(-)
27
(+3)
3
(-)
6
(-)
0.285
(↓0.019)
2.930
(↓0.05)
2
(1↑)
日本ハム
525 0.714
(↑0.047)
0.5
(↓1)
46
(+5)
44
(+1)
2
(-)
15
(+1)
0.249
(↑0.004)
3.620
(↑0.24)
3
(-)
ソフトバンク
731 0.700
(↑0.033)
0
(↓1)
37
(+2)
28
(+1)
10
(+1)
8
(+2)
0.237
(↓0.011)
2.570
(↑0.16)
4
(2↓)
西武
421 0.667
(↓0.133)
1
(-)
16
(+1)
16
(+2)
4
(-)
3
(-)
0.224
(↓0.005)
2.360
(↑0.02)
5
(-)
楽天
641 0.600
(↑0.044)
1
(↑1)
36
(+3)
27
(+1)
2
(-)
6
(+1)
0.277
(↓0.002)
2.200
(↑0.13)
6
(1↑)
中日
554 0.500
(↑0.056)
2
(↑1)
35
(+4)
36
(+3)
5
(+2)
5
(-)
0.213
(↑0.006)
2.470
(↓0.04)
6
(1↓)
ヤクルト
551 0.500
(↓0.056)
2
(-)
29
(+1)
40
(+3)
4
(+1)
7
(+1)
0.210
(↓0.003)
3.480
(↑0.05)
6
(1↑)
広島
553 0.500
(↑0.056)
2
(↑1)
40
(+3)
40
(+2)
6
(-)
8
(-)
0.218
(↑0.003)
2.340
(↑0.03)
9
(2↓)
巨人
460 0.400
(↓0.044)
3
(-)
35
(+1)
35
(+5)
3
(-)
4
(-)
0.226
(-)
3.280
(↓0.24)
10
(-)
DeNA
354 0.375
(↓0.054)
3
(-)
42
(+2)
31
(+3)
9
(-)
17
(+1)
0.263
(↑0.008)
2.400
(↑0.11)
11
(-)
ロッテ
242 0.333
(↑0.133)
3
(↑1)
23
(+3)
32
(-)
3
(-)
6
(+1)
0.231
(↑0.004)
3.800
(↑0.55)
12
(-)
阪神
1101 0.091
(↓0.009)
6.5
(-)
34
(+3)
49
(+4)
2
(-)
4
(-)
0.215
(↑0.007)
3.090
(↓0.12)