広島(☆3対2★)DeNA =オープン戦1回戦(2024.03.16)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:矢崎 拓也(1勝0敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝0敗1S))
敗戦投手:森原 康平(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆広島は新外国人のシャイナーが2安打をマーク。ここまでの実戦では不振が続いていたが、本来の力を見せつけた。一方のDeNAは先発・森唯が5回1失点の投球を披露。開幕ローテーション入りを狙う右腕がアピールに成功した。

◆DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が、対外試合の連続試合安打を13に伸ばした。広島とのオープン戦に「1番右翼」で先発。0-0の3回2死、2ボールから広島森下の外角147キロの速球を中前に運んだ。13日のヤクルト戦から2打席目は3試合連続で安打を放っており、2打席目に無類の強さを発揮する。練習試合を含む対外試合で13試合連続安打をマークし、第2打席終了時点でオープン戦の打率4割1分4厘と高打率をキープする。

◆広島森下暢仁投手(26)が開幕カードのDeNA戦に先発し、3回2安打無失点に抑えた。当初は5回前後を予定も、2週間後の開幕2戦目に先発予定のため、スタメン打者が一巡した3回で降板となった。「3イニングしっかり投げられたので、あとは開幕に向けていい準備をして行きたい」。降板後は室内練習場で30球程度投げ、23日ソフトバンク戦でシーズンへ向けた総仕上げを行う。侍ジャパンで1イニングを抑えた6日の欧州代表との強化試合以来の登板だった。宮崎や牧、オースティンが先発から外れ、度会や石上といった新戦力が名を連ねたDeNA打線。1回と3回に走者を背負ったが、後続を断って進塁を許さなかった。「(新戦力は)いいバッターだなという印象。今後対戦するので、(度会には)ヒットは打たれましたけど、抑えないといけないバッターだなと感じました」。オープン戦2度目の登板も無四球無失点。新戦力の情報も収集でき、収穫ある調整登板となった。

◆広島新外国人ジェイク・シャイナー内野手(28=マリナーズ3A)が来日初のマルチ安打を記録した。3回に森唯から左前打を放つと、5回は左翼手のグラブをはじく二塁打とした。オープン戦は18打席連続無安打でスタートしたが、初安打を記録した10日中日戦から5試合は12打数4安打。「とにかく今日の試合の打席内容を踏まえ、次からの試合に生かしていきたい」。打撃内容をノートに記すなど勤勉さもあり、次第に状態を上げている。

◆広島島内颯太郎投手(27)がDeNAとのオープン戦を体調不良により欠場した。

◆広島は「能登半島地震」の被災者支援として、マツダスタジアムで新井監督や選手会長の堂林ら11選手が義援金の呼びかけを行った。17日も行う予定。集まった義援金は社会福祉法人中国新聞社会事業団を通じて、日本赤十字社に送られる。

◆広島新井貴浩監督が、開幕カードで対戦するDeNAに揺さぶりをかけた。当初は5回前後を予定していた先発森下暢仁投手を3回37球で代えた。試合後、開幕2戦目の先発を明言した右腕の早めの継投に「投げてない、見せてない球種もあったので代わりました」と不敵に笑った。2週間後に再戦する相手をけん制した。DeNAが積極的に仕掛けてきた足攻もバッテリーを中心に防いだ。4回はけん制から飛び出した走者を2度アウト(記録はともに盗塁死)にし、9回は二塁へのけん制死に盗塁死で攻撃の芽をつんだ。「一塁コーチに(石井)琢朗さんが立っているので、何をやってくるか分からない怖さがあります」とニヤリ。現役時代に選手とコーチでともに戦った名伯楽への警戒を高めつつ、「細かいプレーは仕上がってきている」と自軍の選手たちの動きをたたえた。

◆DeNA牧秀悟内野手が6日のロッテ戦以来6試合ぶりに出場した。同点の7回無死から代打で出場。大道の速球に一邪飛に倒れ、2打席目は矢崎に投ゴロ併殺だった。9日に体調不良を訴えたが順調に回復。「体自体は全然問題なく打席に立てた。タイミングを含め、久々にしてはいい方かなと思います」と話した。三浦監督は「打席に立ったというのが一番良かった。今日の収穫です」と安堵(あんど)した。

◆広島が開幕カードで対戦するDeNAとの前哨戦に勝利した。試合後に開幕2戦目先発を明言した森下が、3回2安打無失点。坂倉を2番起用した打線は、新外国人シャイナーが来日初のマルチ安打を記録するなど8安打で3点を奪った。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。-森下投手の投球新井監督 ナイスピッチングだったと思いますね。テンポも良かったですし、ナイスピッチングです。-当初は5回前後を予定新井監督 予定ではもうちょっとだったんだけど、いいピッチングだったので。開幕カードで投げてもらうので、3回でもういいだろうということで。投げてない、見せてない球種もあったので代わりました。-開幕2戦目か新井監督 はい、そうですね。-長いイニングは次回か新井監督 もう少しかな。そのあたりも、今日も終わってから室内練習場で投げているので。ルーキーじゃないので、彼は彼で自分のペースを分かっているので、そのへんも任せている。-坂倉選手の2番起用について新井監督 絶対じゃないけど、基本的には初回からバントはしない。マッチアップを見て、なかなか点を取るのは難しいぞとなったら初回からあるかもしれないけど、基本的に序盤から送りバントは考えていないので、サク(坂倉)の2番は考えられる。-シャイナー選手は打球の質が変わっている新井監督 そうね。本人はバッティングコーチと話をしながら毎試合打席に立って内容も上がってきてると思うし、バッターボックスの反応も良くなっている。-DeNAは積極的に機動力を使ってきた新井監督 一塁コーチに(石井)琢朗さんが立っているので、何をやってくるかわからない怖さがあります。私も琢朗さんとは選手とコーチで一緒にプレーしていますので、その琢朗さんが一塁コーチャーにいるんで何をしてくるか分からない緊張感はある、と書いてください。-バッテリーがうまく対応した新井監督 そういう細かいプレーは仕上がってきている。けん制だったり、クイックだけじゃなく、サクのあれ(送球)もあるし、シフトもそう。そつなくこなしているので、順調だと思います

◆DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が、マルチ安打を放ち、対外試合の連続試合安打を13に更新した。3回2死、2ボールから広島森下の147キロの速球を中前に運んだ。「本当にすごい球を投げていたので、今後の野球人生につながると思いますし、そういう方から打てたのはいい経験になります」とかみしめた。開幕カードの広島相手に広角に打ち分け、強烈な印象を与えた。7回の4打席目には大道の147キロの速球を右翼線への二塁打に。オープン戦の打率を4割1分9厘に上げた。「森下さんは反応で打った感じですけど(2安打目は速球を)意識した中で1発で仕留められたのは状態がいい証拠だと思います」と手応えを示した。初対戦の中で、先発ローテ投手から安打を積み重ねる。オープン戦では西武松本、広島森下、楽天早川、ロッテ西野、ソフトバンク大関らから安打。「僕より先にプロに入ってる先輩でもあるので、そういう方とできて楽しい気持ちになりますし、ワクワクした気持ちで」。重圧を感じるどころか、対戦を心から楽しみ、結果につなげる。ハードな日程も"度会流"で乗り越えた。前日15日は楽天戦(横浜)後、新幹線で広島に移動。約3時間半の道中は「荒野行動(ゲーム)やって、弁当を食べて、寝ました」とリフレッシュに充てた。連続安打の話題に、三浦監督は「最近、そういうのに驚かなくなってきましたからね」とニヤリ。「主力投手に変わらず、対応してるのは非凡なものを感じる」と称賛した。【久保賢吾】

◆DeNA森唯斗投手が、5回5安打1失点と好投し、開幕ローテ入りへ望みを残した。ゾーン内で微妙にボールを動かしながら、バットの芯を外し、最少失点に抑えた。「いい部分は結構多かったと思いますし、同一リーグに対して、試合を作れたっていうのは収穫。次につながるはずです」と話した。開幕ローテについて、三浦監督は「いい投球をしたし、前進してると思います」と評価した。

◆広島は試合前に能登半島地震の被災地支援として「樽募金」を設置して義援金を呼びかけた。正午に新井監督、会沢、堂林、大瀬良が球場正面入り口に姿をあらわすとファンから歓声があがった。4人は「ありがとうございます」と声かけをしながらファン一人一人とハイタッチをした。選手会長の堂林は「被災された方々に対して何か力になりたいと思った。一人でも多くの方々のご協力よろしくお願いします」と呼びかけた。第2陣として秋山、菊池、野間、上本が、第3陣として中崎、塹江、小園、田村が参加した。17日にも同様の活動をする。

◆広島・島内颯太郎投手(27)が体調不良でベンチ入りしなかった。昨季は球団最多タイの42ホールドポイントを挙げ、自身初タイトルとなる最優秀中継ぎ投手に輝いた右腕。チームに欠かせない戦力だけに早期復帰が待たれる。

◆DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が「1番・右翼」で先発出場し、三回の第2打席で対外試合の連続安打を13試合に伸ばした。29日からの開幕3連戦(横浜)で顔を合わせる広島との対戦。森下の外角高めに浮いた直球を捉え、中前に運んだ。

◆広島・森下暢仁投手(26)が先発としてマウンドに上がり、3回2安打無失点に抑えた。先発が有力視される30日のDeNAとの開幕2試合目(横浜)に向けて上々の予行演習となった。「しっかりバッターと勝負することができた。新井監督から『開幕カードで対戦するからもういいだろ』と言われ、『大丈夫です』と言いました」5イニングの予定だったが、新井監督の提案を受け、37球で降板となった。その後、室内練習場で約30球の投球練習をして調整。すでに開幕ローテ入りを決めており、22日からのソフトバンク3連戦(22、23日PayPayドーム、24日マツダ)を経て、3・30へ向かうとみられる。前回登板は日本代表の一員として参加した6日の欧州代表との強化試合(京セラ)で、1回1安打無失点と好投。今春は実戦3試合と登板数は少ないものの、計7回5安打無失点と安定感を示している。

◆「3・30」へ上々の予行演習となった。広島・森下暢仁投手(26)が先発として今春本拠地初登板に臨み、3回2安打無失点でDeNA打線を斬った。「新井監督から『開幕カードで対戦するから、もういいだろ』といわれ『大丈夫です』と言いました」5イニングの予定だったが、三回終わりに新井監督から〝強制終了〟の提案を受け、37球でお役御免となった。その後、室内へと移動し、約30球を投げて調整。1試合の実戦を挟み、開幕2戦目となるDeNA戦(横浜)に向かう。前回登板は日本代表の一員として参加した6日の欧州代表との強化試合(京セラ)で、1回1安打無失点と好投。今春は実戦3試合と登板数こそ少ないものの計7回5安打無失点と安定感を示している。新井監督は森下の開幕2戦目の先発を明言した上で「まだ投げていない球種がある」とニヤリと笑って、相手をけん制した。開幕投手は九里、2戦目は森下で決まった。床田、大瀬良は4月2日からのヤクルト3連戦(マツダ)に回るとみられる。先発4本柱を2人ずつ各カードに振り分け、開幕ダッシュにつなげる。(柏村翔)

◆ソフトバンクから戦力外通告を受けてDeNAに加入した森唯斗投手(32)が16日、広島とのオープン戦(マツダ)に先発し、5回5安打1失点、5奪三振と力投した。古巣相手に3回5失点と打ち込まれた2日の登板から立て直し、熾烈(しれつ)な争いが続く先発ローテーション入りへ前進した。自らにラストチャンスと言い聞かせていた。先発枠入りを狙う森唯が、死に物狂いで腕を振る。古巣のソフトバンク相手に3回9安打5失点と乱れた2週間前のオープン戦から修正し、何とか望みをつないだ。「これを抑えなかったら(次は)もうないつもりでした。同一リーグ(の相手)に対して試合をつくれて収穫になりました」ファームでの登板を挟み、再び巡ってきた1軍のマウンドだった。慎重になった前回の反省から「大胆に」と心掛け、2回を打者6人で料理する上々の滑り出し。打者の手元で球を動かし、巧みに緩急も織り交ぜた。五回を最少失点でまとめ、無四球で5三振を奪う力投を見せた。開幕投手に決まっている東に続き、ジャクソンと大貫も先発枠入りを有力としている。経験のある平良や石田健、中川颯も黙っておらず、競争は熾烈(しれつ)だ。三浦監督はこの日の森唯について「打者がタイミングを取りづらそうにしていた」と評価し「(先発枠入りへ)前進した」と続けた。セーブ王に輝いた実績のある32歳の言葉の節々には、不退転の覚悟がにじむ。「何度も言うけど、僕の場合1回死んでいる立場。本当にやるしかない」。戦力外からの再起へ。なりふり構わない。(鈴木智紘)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
621 0.750
(↓0.107)
-
(-)
32
(-)
27
(+3)
3
(-)
6
(-)
0.285
(↓0.019)
2.930
(↓0.05)
2
(1↑)
日本ハム
525 0.714
(↑0.047)
0.5
(↓1)
46
(+5)
44
(+1)
2
(-)
15
(+1)
0.249
(↑0.004)
3.620
(↑0.24)
3
(-)
ソフトバンク
731 0.700
(↑0.033)
0
(↓1)
37
(+2)
28
(+1)
10
(+1)
8
(+2)
0.237
(↓0.011)
2.570
(↑0.16)
4
(2↓)
西武
421 0.667
(↓0.133)
1
(-)
16
(+1)
16
(+2)
4
(-)
3
(-)
0.224
(↓0.005)
2.360
(↑0.02)
5
(-)
楽天
641 0.600
(↑0.044)
1
(↑1)
36
(+3)
27
(+1)
2
(-)
6
(+1)
0.277
(↓0.002)
2.200
(↑0.13)
6
(1↑)
中日
554 0.500
(↑0.056)
2
(↑1)
35
(+4)
36
(+3)
5
(+2)
5
(-)
0.213
(↑0.006)
2.470
(↓0.04)
6
(1↓)
ヤクルト
551 0.500
(↓0.056)
2
(-)
29
(+1)
40
(+3)
4
(+1)
7
(+1)
0.210
(↓0.003)
3.480
(↑0.05)
6
(1↑)
広島
553 0.500
(↑0.056)
2
(↑1)
40
(+3)
40
(+2)
6
(-)
8
(-)
0.218
(↑0.003
2.340
(↑0.03)
9
(2↓)
巨人
460 0.400
(↓0.044)
3
(-)
35
(+1)
35
(+5)
3
(-)
4
(-)
0.226
(-)
3.280
(↓0.24)
10
(-)
DeNA
354 0.375
(↓0.054)
3
(-)
42
(+2)
31
(+3)
9
(-)
17
(+1)
0.263
(↑0.008
2.400
(↑0.11)
11
(-)
ロッテ
242 0.333
(↑0.133)
3
(↑1)
23
(+3)
32
(-)
3
(-)
6
(+1)
0.231
(↑0.004)
3.800
(↑0.55)
12
(-)
阪神
1101 0.091
(↓0.009)
6.5
(-)
34
(+3)
49
(+4)
2
(-)
4
(-)
0.215
(↑0.007)
3.090
(↓0.12)