ロッテ(★6対7☆)オリックス =オープン戦1回戦(2024.03.15)・ZOZOマリンスタジアム=
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ORIX
12020000271422
ロッテ
21020010061002
勝利投手:吉田 輝星(1勝0敗1S)
(セーブ:横山 楓(0勝0敗1S))
敗戦投手:吉田 凌(0勝1敗1S)

本塁打
【オリックス】太田 椋(1号・1回表ソロ),セデーニョ(1号・2回表2ラン)
【ロッテ】岡 大海(1号・1回裏ソロ),ソト(1号・2回裏ソロ)

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◆オリックスは、太田が先頭打者本塁打を含む2安打をマーク。レギュラー奪取を狙う23歳が、バットでアピールを見せた。対するロッテは、先発・小島が4回8安打5失点。シーズン開幕に向けて、課題を残す結果となった。

◆オリックス太田椋内野手(23)が初球先頭打者アーチを放った。ロッテ左腕小島の内角寄り直球を、左翼席へ放り込んだ。「感触は完璧でした。積極的にいこうと思っていましたので、良いスイングができて良かったです」。13日の楽天戦(静岡・草薙)では三塁打を含むマルチ安打。オープン戦序盤は結果が出なかったが、状態を上げた中での1発が飛び出した。天理高から18年ドラフト1位指名の大砲候補が、開幕スタメンを強くアピールした。

◆両軍に初球先頭打者弾が飛び出した。まずは1回表。オリックス太田椋内野手(23)が、ロッテの開幕投手に決定している左腕、小島和哉投手(27)の初球真っすぐを捉えた。打球は左翼席へ吸い込まれる先制ソロとなった。ロッテがすぐにやり返した。1回裏、今度はロッテ岡大海外野手(32)が、オリックス山岡泰輔投手(28)の直球を左翼席へ運んだ。ロッテはこの回、1死満塁から中村奨吾内野手(31)が右犠飛を放ち、勝ち越した。

◆ロッテの新外国人ネフタリ・ソト内野手(35=DeNA)が、オープン戦初出場で1号ソロを放った。「2番DH」で先発。1点を追う2回2死、2球で追い込まれたが、2ボール2ストライクから3連続ファウルで粘った8球目。外角への133キロを逆らわずに右翼席へ運んだ。ソトはDeNAに在籍していた昨年の交流戦で左足を骨折し、同11月に手術。リハビリに取り組み、ロッテ加入後は2軍2試合で4打数3安打1打点をマークして、この日から1軍戦に出場。初回の第1打席でも中前打を放っている。

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◆ロッテ-オリックス戦は初回表にオリックス太田椋内野手(23)、初回裏にロッテ岡大海外野手(32)が初球を打って先頭打者本塁打。オープン戦で両軍が初回先頭打者本塁打は、74年3月16日に柴田(巨人=表)と福本(阪急=裏)が打ち合って以来50年ぶり。オープン戦の古い記録は不明だが、公式戦で両軍初回先頭打者本塁打は通算15度あり、ともに初球を打ったケースは1度もない。

◆ロッテの開幕投手に決定している小島和哉投手が、4回8安打5失点と打ち込まれた。初回、オリックス太田に先頭打者本塁打を許すと、2回もセデーニョに2ランを被弾。4回は2死二塁から長短3連打された。93球を要し、5回まで投げる予定が急きょ4回に。吉井監督は「今日はいいところは何もなかったですね」と話しつつ「小島のやり方でいいです」と、開幕まで2週間の調整を左腕に一任した。

◆オリックスのドラフト4位ルーキー堀柊那捕手(18=報徳学園)がオープン戦に初出場し、初打席の初球で初安打を放った。8回に代打で国吉の直球を中前に。1軍の雰囲気を感じるため合流し、即出番を迎え「自分のスイングができて良かった。すごく楽しかった。自分も早くスタメンで、主役で出られるようにやっていきたい」といい刺激を得られた様子だった。

◆先頭弾に先頭弾でやり返した。「1番中堅」で先発したロッテ岡大海外野手(32)は1回、オリックス山岡の144キロ直球を捉えた。打球は左翼席へ。「どの打席もそうですけど、積極的にいこうと決めているので」と、よーいドンの初球打ちだった。まるでリプレーだ。1回表にはオリックス太田が、小島の初球144キロを同じく左翼席へ運んでいた。両軍の1番打者が初回に初球を本塁打するのは、公式戦では過去1度もない珍事。岡は「太田くんがどうこうというのはなかった。1点負けている場面でしたし、とにかく同点にという気持ちが強かった」と"お返し弾"を振り返った。1番起用が続いているのは復調を願う親心から。試合前時点では、オープン戦5試合で10打数無安打だった。吉井監督は「ここのところ調子悪かったんで打席をたくさん与えていたんですけど。まだヒット1本。調子を上げていってほしい」と話す。岡も分かっている。「引っ張った打球が今日はゴロになっていますし、最後の打席はチャンスでしっかり打てないと。反省をしっかりやっていきたい」。打率はまだ7分1厘。引き締めて次の打席に臨む。

◆オリックスの開幕ローテを争う山岡泰輔投手は6回5失点だった。1回先頭の岡に初球アーチなど2失点。これがキャンプからの実戦4試合目で初失点だった。ZOZOマリン特有の風に対応できず、制球に苦しんだ。「悪いところがすごく出た。風をもう少し早い段階からつかめるようにしないと」。昨季は7月からブルペンに回り、1試合で100球以上は昨年6月以来。「久しぶりに100球投げられたのはプラス」とした。

◆オリックス太田椋内野手(23)がプレーボールから快音を鳴らすまで、わずか5秒5だった。「1番二塁」で出たロッテ戦の初回に先頭打者アーチ。開幕投手に決まっている左腕小島の初球直球を左翼席に放り込み、3年ぶりの開幕スタメンを強くアピールした。「感触は完璧でした。積極的にいこうと思っていた。良いスイングができた」。2回も中前打。13日楽天戦(静岡・草薙)から4打席連続安打とし、オープン戦打率は3割5分7厘に上昇。「この前の試合からタイミングが良くなってきた。相手に合わせず、早めに」と始動を早める意識で状態を上げてきた。奈良・天理高から18年ドラフト1位で加入した未完の大器。22年日本シリーズ第7戦には初球先頭打者弾でインパクトを残したが、入団から死球骨折などケガに泣き、昨季も9月に左手首を手術。18試合出場に終わった。「何の貢献もできなかった。今年は何とか頑張りたい」。負傷後は筋トレに励み、今の体重は91キロと5キロ増。パワーを実感する。チームの打撃投手を務める父暁さん(53)も「体がかなり大きくなりました」と目を細める。二塁手を争うゴンザレスは守備の達人だけに、太田は打つことで存在を示したい。オープン戦の打席数16は西川、野口と並んでチーム最多。首脳陣の期待の表れと言える。「(シーズンで)使ってもらえるかは監督が決めること。しっかり自分のできることをやりたい」。油断せずに、歩みを進める。【大池和幸】

◆ロッテのドラフト1位・上田希由翔内野手(22)=明大=が1軍に合流した。9日から2軍の試合で本職の三塁だけでなく二塁を守るなど経験を積んでいたが開幕まで残り2週間となり、再び帰ってきた。「2軍でもしっかりと自分のやることはやってきた。打撃面では継続してやっていくということで何も変えずに今まで通りやることを意識してやってきました」2軍では3試合に出場し、打率・444(9打数4安打)と結果を残した。二塁の守備も経験して「まだなんとも言えない感じではある。経験させてもらっているので、これを生かして今後もやっていければ」と見据えた。まず目指すは「開幕1軍」。生き残りに向けて「残り少なくなってきたのでしっかりと自分も結果を残す。(打撃で)結果は出ているので継続してやれることをしっかりとやっていきたい」と意気込んだ。

◆両チームのスタメンが発表され、オリックスは山岡泰輔投手(28)が先発登板する。ここまで対外試合3試合で9回無失点と、開幕ローテ入りへアピールを続けている。

◆オリックス・太田椋内野手(23)が一回に初球先頭打者本塁打を放った。「打ったのはストレートです。感触は完璧でした。積極的にいこうと思っていましたので、良いスイングができてよかったです」プレーボール間もなく、力強い打球音が球場に響き渡った。ロッテの開幕投手が内定している先発左腕・小島の初球、144キロの内角低めの直球を強振。打球はぐんぐんと伸び、左翼席に消えた。太田は2022年の10月30日のヤクルトとの日本シリーズ第7戦(神宮)でも初球先頭打者本塁打を記録しており、2年ぶりに先制パンチがさく裂した。

◆ロッテ・岡大海外野手(32)が「1番・中堅」で出場し、一回裏に初球先頭打者本塁打を放った。一回表にはオリックスの1番・太田も初球を捉えて左越えソロを放っており、両軍が初球先頭打者弾をマークする珍事となった。オープン戦5試合でここまで無安打に終わっていた岡だったが、一回はオリックス先発・山岡の真ん中144キロの直球を一閃。勢いよく上がった打球は左翼席に伸びていった。チームの外野手は藤原が右膝蓋骨骨折で離脱する中、荻野、角中、石川、山口のほか高部や和田、平沢らとの定位置争いで好アピールした。

◆DeNAから移籍したロッテのネフタリ・ソト内野手(35)が「2番・DH」でオープン戦初出場し、二回2死走者なしから右中間へ初本塁打を放った。持ち前のパワーをさっそくみせた。一回は中前打を放つと、二回は133キロの縦スライダーを上手く捉えてアーチを描いた。昨年11月に左足を手術した影響で調整が遅れており、実戦は2軍で2試合に出場したのみ。初の1軍での試合だったが、新助っ人がいきなり頼もしい活躍をみせた。

◆オリックス・山岡泰輔投手(28)は6回7安打5失点(自責4)だった。一回に先頭打者の岡に左翼席へ同点ソロを浴びると、4番・山口にはタイムリーを浴びた。二回にはソトに右越えのソロを許すなど、不安定な立ち上がりだった。山岡は試合前まで対外試合3試合で9イニング無失点と好投を続けていたが、一回のソロ本塁打によって10イニング目で失点を喫した。昨季は先発として開幕を迎えるも、不振のため途中で中継ぎに配置転換され、救援で19試合に登板してブルペンを支えた。今季は春季キャンプから先発調整を続け、開幕ローテ入りを目指している。

◆オープン戦で首位を走るオリックスは終盤に驚異の粘りを見せ、逆転勝利した。5ー5の同点で迎えた七回に2番手で登板した井口が安田に勝ち越しタイムリーを浴びてリードを許したが、九回に反撃した。1死から四球と安打で好機を作り、途中出場のTー岡田が中前にはじき返して同点打。その後、1死満塁で石川が勝ち越し犠飛を放った。敗れれば首位陥落の可能性があったが、打線がつながりを見せて勝利を手繰り寄せ、5連勝となった

◆ロッテの岡が初回先頭打者本塁打を放った。山岡の初球の直球を完璧に捉え、左翼席へ放り込んだ。オープン戦6試合目の出場でようやく出た初安打が一発となり「積極的にいこうと思っていたので、結果的に打てて良かった」と話した。一回表の攻撃ではオリックスの1番太田が初球を本塁打しており、初回先頭打者初球本塁打の応酬となった。吉井監督は「オープン戦ならでは。真っすぐ一本で2人とも振ったと思う。そこに投手が何の疑いもなく真っすぐを投げたので」と分析した。

◆オリックスは二塁のレギュラーを狙う太田が長打力を発揮した。一回、小島が初球に投じた真っすぐを鋭い振りで左翼席へ運び「チームに勢いを与えられる打撃ができればと思っている」と胸を張った。2022年には日本シリーズ史上初の初回先頭打者初球本塁打を記録している。持ち前の思い切りの良さが光った。奈良・天理高から2019年にドラフト1位で入団。二塁手のライバルには米大リーグでの実績が豊富なゴンザレスがいる。壁は厚いが「相手の結果を考えるより、自分のやることをしっかりやりたい」と足元を見つめた。

◆やられたらやり返す!! ロッテ・岡大海外野手(32)が15日、オリックスとのオープン戦(ZOZOマリン)に「1番・中堅」で出場し、一回に初球先頭打者本塁打を放った。「どの打席でも積極的にいこうと決めている。打ててよかった」珍しい一発だった。一回表にオリックスの1番・太田が初球を捉え左越えソロ。岡は「太田君どうこうはなかった」と意識はしていなかったというが、負けじと左越えソロを打ち返して、打った方向も同じ〝初回初球先頭打者アーチの打ち合い〟となった。両軍による初回先頭打者本塁打は、オープン戦では1974年3月16日の阪急―巨人戦(倉敷)の巨人・柴田、阪急・福本以来50年ぶり。シーズン中は通算15度あり、直近は2020年7月20日の阪神・近本、DeNA・梶谷。どちらも初球を打ったケースは1度もない。あまりないホームラン合戦に吉井監督は「珍しかったです。真っすぐ一本に絞って2人とも振っていた。そこに投手が疑いなく直球を投げた。シーズン中はなかなか起きないと思う」と珍事を振り返った。試合前までオープン戦無安打と結果が出ていなかった岡は、2年ぶりの開幕スタメンへアピールに成功。チームの外野手は藤原が右膝蓋骨骨折で離脱したが、荻野や角中、和田、山口らがおり、激しい定位置争いを繰り広げている。今オフは長打力向上を目指して、体重の増量やスイングスピードの向上を図っており、成果をみせた。プロ10年目の昨季は109試合に出場し、打率・282。90安打、7本塁打、33打点はキャリアハイの成績だった。「やることは変わらない。しっかりと自分のできることを全うしていきたい」と岡。競争を抜け出すべく〝一発回答〟した。(森祥太郎)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
611 0.857
(↑0.024)
-
(-)
32
(+7)
24
(+6)
3
(+2)
6
(-)
0.304
(↑0.012
2.880
(↓0.31)
2
(-)
西武
411 0.800
(↑0.05)
1
(-)
15
(+4)
14
(+1)
4
(+1)
3
(-)
0.229
(↑0.003)
2.380
(↑0.28)
3
(1↓)
ソフトバンク
631 0.667
(↓0.083)
1
(↓1)
35
(+1)
27
(+4)
9
(-)
6
(-)
0.248
(↓0.007)
2.730
(↓0.14)
3
(1↑)
日本ハム
425 0.667
(-)
1.5
(↓0.5)
41
(-)
43
(-)
2
(-)
14
(-)
0.245
(-)
3.860
(-)
5
(-)
ヤクルト
541 0.556
(-)
2
(↓0.5)
28
(-)
37
(-)
3
(-)
6
(-)
0.213
(-)
3.530
(-)
5
(1↑)
楽天
541 0.556
(↑0.056)
2
(-)
33
(+3)
26
(-)
2
(+1)
5
(+1)
0.279
(↓0.007)
2.330
(↑0.26)
7
(1↑)
巨人
450 0.444
(-)
3
(↓0.5)
34
(-)
30
(-)
3
(-)
4
(-)
0.226
(-)
3.040
(-)
7
(1↑)
中日
454 0.444
(-)
3
(↓0.5)
31
(-)
33
(-)
3
(-)
5
(-)
0.207
(↓0.002)
2.430
(↑0.2)
7
(1↑)
広島
453 0.444
(-)
3
(↓0.5)
37
(-)
38
(-)
6
(-)
8
(-)
0.215
(-)
2.370
(-)
10
(4↓)
DeNA
344 0.429
(↓0.071)
3
(↓1)
40
(-)
28
(+3)
9
(-)
16
(+1)
0.255
(↓0.005)
2.510
(↑0.05)
11
(-)
ロッテ
142 0.200
(↓0.05)
4
(↓1)
20
(+6)
32
(+7)
3
(+2)
5
(+1)
0.227
(↑0.016
4.350
(↓0.44)
12
(-)
阪神
191 0.100
(-)
6.5
(↓0.5)
31
(-)
45
(-)
2
(-)
4
(+1)
0.208
(↓0.007)
2.970
(↑0.31)