◆楽天は、開幕投手に内定している先発・早川が7回無失点の好投。順調な調整ぶりを示した。対するDeNAは、度会がオープン戦9試合連続となるヒットを記録。リードオフマンとして期待されるルーキーが、連日の快音を響かせた。

◆DeNAドラフト1位度会隆輝外野手（21＝ENEOS）が、対外試合の連続試合安打を12へと更新した。楽天とのオープン戦に「1番右翼」で先発。0－0の3回1死一塁、2ストライクから楽天早川の外角146キロの速球を左前に運んだ。練習試合を含む対外試合で12試合連続安打をマークし、第2打席終了時点でオープン戦の打率4割2分3厘と高打率をキープする。

◆楽天伊藤裕季也内野手（27）が、ビッグプレーで失点を阻止した。この日は「6番左翼」でスタメン出場。0－0の3回1死一、二塁、DeNAオースティンの左中間へのライナーをダイビングキャッチした。本職は内野だが、この日は外野で出場。古巣DeNAの本拠地横浜スタジアムでの一戦だったが、守備でファンを魅了し、先発の早川を救った。

◆DeNA東克樹投手（28）が右手首付近に打球が直撃し、負傷交代した。0－0の5回1死二、三塁、カウント2－2から楽天田中和のライナーが直撃。一塁にボールを送球したが、マウンドで苦悶（くもん）の表情を浮かべた。トレーナーとともにベンチに引き揚げ、三浦監督が交代を告げた。2番手には中川虎が緊急登板し、2死二、三塁から村林を右飛に抑えた。2年ぶり2度目の開幕投手が決定。春季キャンプから順調な調整を重ねたが、思わぬアクシデントに襲われた。

◆楽天辰見鴻之介内野手（23）が、1軍合流即盗塁を決め、武器の俊足をアピールした。0－0の6回無死一塁、小深田に代わって、代走で出場。浅村への初球にスタートを切って、二盗を成功し、島内の適時二塁打で先制のホームを踏んだ。今江監督は「彼の足は魅力。チャンスというか、見てみたいっていうのが1つです」と合流の理由を説明したが、指揮官の期待に結果で応えた。

◆DeNA徳山壮磨投手（24）が、最速156キロをマークし、楽天打線を力でねじ伏せた。2点ビハインドの7回に登板。先頭の石原に対し、初球から154キロ、154キロ、153キロ、154キロ、154キロを計測し、フルカウントから156キロの速球で空を切らせた。大阪桐蔭、早大を経て、21年ドラフト2位でDeNAに入団。プロ2年間は1軍での登板はなかったが、今季は中継ぎで開幕1軍入りを目指す。

◆DeNA東克樹投手（28）が右手首付近に打球が直撃し、負傷交代した。0－0の5回1死二、三塁、カウント2－2から楽天田中和のライナーが直撃。一塁にボールを送球したが、マウンドで苦悶（くもん）の表情を浮かべた。トレーナーとともにベンチに引き揚げ、三浦監督が交代を告げた。2番手には中川虎が緊急登板し、2死二、三塁から村林を右飛に抑えた。2年ぶり2度目の開幕投手が決定。春季キャンプから順調な調整を重ねたが、思わぬアクシデントに襲われた。三浦大輔監督は「トレーナーに見てもらって、打撲と」と説明。今後については「今日の今日なんでね。（明日以降の）様子を見てからじゃないとわからないです」と話した。

◆開幕投手のDeNA東克樹投手（28）が、負傷降板で一瞬ヒヤリとさせたが、予定通り開幕のマウンドに上がる。0－0の5回1死二、三塁、楽天田中和のライナーが右手首付近に直撃。「とにかく痛かった」と苦悶（くもん）の表情を浮かべ、マウンドを降りたが、トレーナーによれば打撲とみられ、安堵（あんど）した。「（来週も）このまま予定通り投げる予定です」と話した。降板後はアイシング、電気治療を受け「当たった直後は震えてたんですけど、今は全然握れます」と周囲の不安を一掃した。予期せぬアクシデントに襲われたが、投球自体は開幕に向け、順調そのものだった。真骨頂のゾーン内での勝負で打者を攻め、4回2／3を無失点。5回無死から連打でピンチを作ったが、140キロ後半の速球、スライダー、カーブ、チェンジアップなど多彩な球種も織り交ぜ、テンポ良くアウトを重ねた。「出力も出てましたし、全体的には悪くなかったと思います」と納得。「（具体的には）言えないですけど」とけむに巻いたが、2週間後の開幕戦で対戦する広島を想定した攻めも試し、イメージをふくらませた。【久保賢吾】▽DeNA三浦監督（東について）「打撲だったのは幸いだったかなと。（投球内容は）しっかりと投球できていましたし、カウント球も勝負球もしっかり投げられていたと思います」

◆開幕投手の楽天早川隆久投手（25）が、順調な調整をアピールした。今年最長の7回を投げ、6安打無失点と好投。「まだ左バッターに対しての安打が多いかなっていうところもありますし、投げミスしてるところもあったので、そこ以外は石原ともしっかり話もできたので良かったです」と振り返った。DeNAの注目のドラフト1位ルーキー度会隆輝外野手（21＝ENEOS）は、新たに習得したフォークで空を切らせた。野手の岡島、青山コーチからの助言を組み合わせた新球で「いい感じに食い込んでくれたので良かったです。左打者への落とし方は、あれが理想的かなと思います」と手応えを示した。

◆DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手（21＝ENEOS）が、対外試合の連続試合安打を12へと更新した。0－0の3回1死一塁、2ストライクから楽天早川の外角146キロの速球を左前に運んだ。「追い込まれてから、しっかりレフト前に運べたのは良かった」とコメント。開幕投手の早川からの一打に「本当にいいピッチャーなので、すごくいい経験だったと思います」と話した。

◆楽天藤井聖投手が今季オープン戦初登板で7回途中無失点と好投し、開幕ローテ候補に急浮上した。初回はヤクルト打線を6球で3者凡退に。順調にスコアボードにゼロを刻み、7回2死一塁。味方の失策で走者一、二塁となったところで交代した。「よかった。疲れたっす。全部出し切ったっす」と充実感をにじませた。当初は2年目右腕の荘司が先発予定だったが、右膝負傷により回避。機会が巡ってきた。雨天中止もあって、藤井の実戦登板は2月27日以来。2週間以上空いた中で、106球で5安打7奪三振に抑えた。今江監督は「非常にいい投球をしてくれました。プロの世界はこういうチャンスをものにした人がグッといく可能性もある」とたたえた。開幕2戦目の先発をにらむ荘司はブルペンで軽めの投球練習を行い、17日のロッテ戦には同じくローテ候補の内が先発する。藤井は「アピールになってればいいなと思います」。できることは、やり切った。

◆体調不良を訴えていたＤｅＮＡ・牧秀悟内野手（２５）が、１６日の広島とのオープン戦（マツダ）で実戦復帰する。三浦大輔監督（５０）が試合前に「今日は出ない。明日からです」と説明した。牧は６日を最後に５試合欠場。１２日に練習に復帰し、この日は打撃と守備の練習で精力的に汗を流した。体調不良で１３日の試合を欠場した山本も練習に参加した。三浦監督は広島遠征に帯同させないといい「こっちに残って練習する。状態を見ながらです」と慎重に語った。

◆ＤｅＮＡ・森唯斗投手（３２）が１６日の広島とのオープン戦（マツダ）に先発する。先発ローテーション入りを目指す右腕はキャッチボールやダッシュで調整し「内容より結果を求めたい。そこまでもうチャンスはない。（１軍に）残れるようなピッチングをしたい」と決意を込めた。２日のソフトバンク戦（北九州）は３回９安打５失点。９日の２軍戦での登板を挟み、再び１軍で先発に臨む。「北九州で投げたときは自分で自分の首を絞めてしまった感じだった。もっと大胆にいけるところはいきたい」と意気込んだ。

◆ＤｅＮＡのドラフト１位・度会隆輝外野手（２１）＝ＥＮＥＯＳ＝が「１番・右翼」で先発出場し、対外試合の連続安打を１２試合に伸ばした。０－０の三回１死一塁で迎えた第２打席。楽天で開幕投手を務める左腕の早川に２球で追い込まれたが、外角への３球目、１４６キロの直球を逆らわずに左前へ運んだ。

◆ＤｅＮＡで開幕投手を務める東克樹投手（２８）が先発し、右腕に打球を受けて降板を強いられた。０―０の五回１死二、三塁でライナーが直撃。転がったボールを処理して投ゴロとしたが、治療のためベンチに戻り、そのまま交代を告げられた。

◆ＤｅＮＡの開幕投手に決まっている東克樹投手（２８）が先発し、０―０の五回に右手首に打球を受けて降板を余儀なくされた。球団のトレーナーによる診断は打撲。アクシデントの直後こそ苦悶の表情を浮かべていた左腕は「複雑骨折です」と冗談を口にし「大丈夫です。（次週も）このまま予定通り投げる」と不安を一掃した。１死二、三塁でライナーがグラブの土手をかすめて直撃。転がったボールを処理して投ゴロとしたが、治療のためベンチに下がり、そのまま交代を告げられた。それまで好投しており「出力は出ていた。全体的に悪くなかった」と手応えを示した。

◆ＤｅＮＡの開幕投手に決まっている東克樹投手（２８）が１５日、楽天とのオープン戦（横浜）に先発し、０－０の五回途中で右手首に打球を受けて降板を余儀なくされた。グラブの土手をかすめてライナーが直撃し、球団トレーナーの所見で打撲だった。幸い大事に至らず、２９日の広島との開幕戦（横浜）を見据えた。取材エリアに姿を見せた東が、募る不安を一掃した。開口一番に「複雑骨折です」とジョークを飛ばし、「大丈夫です。打撲です。（次週も）予定通り投げます」と明るい表情を浮かべた。アクシデントに見舞われたのは、五回１死二、三塁。田中和のライナーがグラブの土手をかすめて右手首に直撃した。転がったボールを処理して投ゴロとしたが、治療のためベンチに下がり、そのまま降板。４回?を３安打無失点だった。