日本ハム(4対4)広島 =オープン戦4回戦(2024.03.14)・エスコンフィールド北海道=
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広島
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日本ハム
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【広島】田村 俊介(1号・5回表ソロ),田村 俊介(2号・7回表ソロ)

  DAZN
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◆日本ハムは、細川が2安打を含む3出塁をマーク。開幕スタメンの座を目指す若手が、バットで存在感を示した。対する広島は、先発・床田が3回無失点のピッチングを披露。シーズン開幕へ向け、順調な仕上がりをアピールした。

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◆開幕投手に指名されている日本ハム伊藤大海投手が先発し、オープン戦登板2戦目で初失点初被弾した。初回に3三振を奪うなど好スタートも、4回2死二塁から広島菊池に左前適時打を許し失点。続く5回は先頭の侍ジャパン田村に1ストライクからスプリットを捉えられ、右翼スタンド中段まで運ばれた。5回73球を投げ6安打2失点で降板も「70~80球ぐらい。5回は必ず投げたい」と話していた最低ノルマはクリアした。

◆日本ハム福島蓮投手(20)が広島とのオープン戦(エスコンフィールド)で即支配下デビューを果たした。7回に3番手で登板。会見では「気負わずにいきます」と意気込んでいたが、1死から今春の侍ジャパンに選出されていた田村にフォークを右翼席へ運ばれた。それでも、直後に直球で2者連続空振り三振を奪うなど、魅力をアピール。この日は自己最速にあと1キロと迫る152キロもマークし、笑顔を見せた。

◆広島田村俊介外野手(20)が2打席連続ホームランを放った。5回は日本ハムの開幕投手伊藤の浮いたスプリットを完璧に捉えて右翼2階席に放り込んだ。7回は1死から3番手福島のフォークを振り抜いた。高く舞い上がった飛球は再び右翼席に着弾。敵地に駆けつけた広島ファンから大きな歓声を浴びた。昨季1軍デビューしたばかりながら、侍ジャパンにも選出された。2打席連発でオープン戦規定打席未到達ながら、2本塁打は12球団トップタイ。打率も3割3分3厘に上げた。

◆開幕先発をグイッ。広島田村俊介外野手(20)が2打席連続本塁打を含む3安打3打点をマークした。オープン戦12球団トップタイの2本塁打に、打率も3割5分5厘に上昇。経験者もいる広島外野のレギュラー争いの中で、若き侍が大きくアピールした。半速球にも、田村の左肩は開かない。下半身から伝わる力を最後に解放するスイングでアーチを描いた。5回の第2打席。まずは日本ハムの開幕投手伊藤の浮いたスプリットを逃さなかった。「1打席目に低めの変化球を振って無駄な打席になってしまったので、目線を上げて浮いた変化球を全部食らいついて行こうという感じで行った。それが結果につながって良かったです」。空振り三振に終わった第1打席の反省を生かし、甘い球を完璧に捉えた。打球は右翼席へ一直線。2階席に着弾した。7回も、3番手福島の2球続けた151キロに空振りして追い込まれながら、3球目139キロの変化球を振り抜いた。高く舞い上がった飛球は、そのまま右中間席に吸い込まれた。プロでは自身初の2打席連発となった。1点ビハインドの9回は、1死二塁からザバラの157キロをファウル、ボールと見極めた後の3球目146キロスプリットを強振した。「真っすぐはファウルになったんですけどまっすぐに入っていって浮いたフォークを前で弾き返せたので良かったです」。右翼に引っ張って、同点に追いついた。試合の中で示した修正能力は新井監督も高く評価する。「バッティングは、若い選手の中でも抜けている。打席の中での対応力、修正力は目を見張るものがあります」。開幕スタメンを含むレギュラー争いはまだ続く。指揮官は「まだ決まっていない」と前置きしつつ「のびのびとバッターボックスに立たせてあげたい」と構想を明かす。才能豊かな20歳。その名は深く、首脳陣の中に刻まれている。【前原淳】

◆開幕投手に指名されている日本ハム伊藤大海投手が「野球人生で初めて」という半袖アンダーシャツで先発した。少年時代に「けがしないように」と教えられ、半袖は封印していたが「今季のテーマは自分の常識を覆す。今までは布一枚あったほうが安心感があったのですが腕が太くなり(長袖は)生地がピタピタつくのが気になるので」。オープン戦2戦目で初失点初被弾も「四球がなかったのはうれしい」と袖回り同様、投球にも手応えを感じていた。

◆広島床田寛樹投手がオープン戦2戦連続無失点投球となる3回2安打無失点と、順調な仕上がりを見せた。前日のキャッチボール時に「なんとなく」握りを変えたカットボールがさえた。2回2死から浅間に3-1から2球続けて三振を奪うなど投球の組み立てを楽にした。「ちょっと曲がりすぎかなと思ったが、真っすぐがあまり行っていなかったので、真っすぐを見せればより生きてくるかなと思う」。改良に手応えを得た。

◆日本ハム新庄剛志監督が生田目翼投手のツーシームを評価した。6回に2番手で登板し、3者凡退に抑えた中で「ツーシームが152キロ。初球に、あのツーシームをど真ん中に投げてもファウルにしかならないと思う」と絶賛。この日はマウンド上で「めっちゃ、ほえてた。声を出すって、俺はいいことだと思う」と気迫を前面に出す姿勢も評価。試合前に中継ぎ枠を争う福島の支配下昇格が発表されたばかりで「(生田目が)刺激を受けたのかな」と指揮官は相乗効果も実感していた。

◆万能ヤングマンが輝きを放った。日本ハム細川凌平内野手(21)がオープン戦8試合ぶりに「9番・遊撃」でスタメン出場し、2安打1打点、1四球1盗塁に1犠打。持ち前のユーティリティー性をいかんなく発揮し「1打席1打席どういう役割があるか想定して入っている。それが結果につながって良かった」と、落ち着いた口調で振り返った新庄監督は9日に多くの役割をこなせる選手を対象にした「ユーティリティー査定」を提案。その代表格としてピックアップしていたのが細川だ。3回2死、中前打で出塁して二盗を決めると、6回先頭で遊撃内野安打を放ち、得点も記録した。さらに2点ビハインドの7回無死満塁の場面で押し出し四球を選ぶと、同点の9回無死二塁で、しっかり犠打を決め、1死三塁のチャンスをつくった。惜しくもサヨナラ勝ちにはつながらなったが、新庄監督は「一発で決めてくれた。めちゃくちゃ評価したい」と喜んだ。細川は「全ポジションを完璧に。1つのポジションでレギュラーを取ることは華があるしリスペクトしてますけど、こういうスタイルもあるということを子どもたちに伝えられたら」。地味だけど格好いい。職人好みの渋いプレーを積み重ね、初の開幕1軍も"新査定"も、つかみ取る。【永野高輔】

◆日本ハム福島蓮投手(20)が"新庄記者"から質問攻めを受けた。14日、支配下選手契約を結び、エスコンフィールド内で会見。新背番号94のユニホームを着て登壇した最速153キロ右腕は、記者席に座っていた新庄剛志監督(52)の姿にびっくり。矢継ぎ早に質問を受けてタジタジになりながらも、最後は高級オーダースーツなどをプレゼントされ、今後の飛躍を誓った。緊張しながら会見場に到着した福島は、驚いていた。ユニホーム姿のド派手な"新庄記者"がいたからだ。当初は会見に同席する予定だった新庄監督は、記者席に着席。会見冒頭で福島が「本日、支配下契約を結んでいただきました福島蓮です。よろしくお願いします」とあいさつすると大きな拍手で祝福してくれた。数分後に、本当のサプライズが待っていた。司会者が「その他、ご質問のある方、挙手にてお願いいたします」と振ると"新庄記者"が動いた。「はい!」と元気よく挙手。福島も身構える中で質問攻めされた。新庄記者 福島投手は先発がしたいんですか? それとも中継ぎなのか、抑えなのか。それだけ、お聞かせください。福島 将来的には先発がしたいです。新庄記者 あ、将来的には。あのー山本由伸君も千賀君も、最初は中継ぎでスタートして今は大スターになっているんで。その方がいいかなと僕は思うので...以上です。司会者 ありがとうございます。その他...。新庄記者 あ、今日は投げるんですか? 今日は投げますか?福島 投げると聞いております。新庄記者 何回(イニング)、投げますか?福島 1イニング投げると聞いております。ここで"新庄記者"が新庄監督に戻って「みんな、お楽しみに」と、とびっきりの笑顔を見せた。実際に広島とのオープン戦では7回に登板。本塁打を1本浴びたが、2奪三振と大器の片りんを見せた。さらに会見の中で新庄監督は自身が昨年11月に約80万円でオーダーしたスーツをプレゼント。「これが似合う大スターになってほしい」と着せてもらった福島は「どこで着ればいいんですかね...」と苦笑いも「いずれ、着ます」と笑顔。思い出に残る会見から、大スターへの道を歩み始めた。【木下大輔】

◆広島の床田は、毎回走者を出しながらも3回2安打無失点でまとめた。試合前日の13日の練習中にカットボールの握りをいろいろと試し、感覚が良かったものに変えたという。その鋭く曲がる球で二回に浅間から空振り三振を奪い、「(握りを)緩くしたら結構、曲がった」と手応えを口にした。精神的に余裕を持つ重要さも再認識したようだ。三回に郡司に四球を与えて2死一、二塁のピンチを招いても「やばいなとは思わず、(次の打者に)何を投げようかなという感じで楽に投げられた。シーズン中のピンチでもそう思えたら」と話した。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
511 0.833
(-)
-
(-)
25
(-)
18
(-)
1
(-)
6
(-)
0.292
(-)
2.570
(-)
2
(1↑)
ソフトバンク
621 0.750
(↑0.036)
0
(↓0.5)
34
(+5)
23
(-)
9
(+2)
6
(+1)
0.255
(↑0.001)
2.590
(↑0.33)
2
(-)
西武
311 0.750
(-)
1
(-)
11
(-)
13
(-)
3
(-)
3
(-)
0.226
(-)
2.660
(-)
4
(-)
日本ハム
425 0.667
(-)
1
(-)
41
(+4)
43
(+4)
2
(-)
14
(+2)
0.245
(↓0.003)
3.860
(↓0.02)
5
(-)
ヤクルト
541 0.556
(-)
1.5
(-)
28
(-)
37
(-)
3
(-)
6
(-)
0.213
(-)
3.530
(-)
6
(-)
楽天
441 0.500
(-)
2
(-)
30
(-)
26
(-)
1
(-)
4
(-)
0.286
(-)
2.590
(-)
6
(-)
DeNA
334 0.500
(-)
2
(-)
40
(-)
25
(-)
9
(-)
15
(-)
0.260
(-)
2.560
(-)
8
(2↓)
巨人
450 0.444
(↓0.056)
2.5
(↓0.5)
34
(-)
30
(+5)
3
(-)
4
(-)
0.226
(↓0.006)
3.040
(↓0.3)
8
(1↑)
中日
453 0.444
(-)
2.5
(-)
31
(-)
33
(-)
3
(-)
5
(-)
0.209
(-)
2.630
(-)
8
(1↑)
広島
453 0.444
(-)
2.5
(-)
37
(+4)
38
(+4)
6
(+2)
8
(+3)
0.215
(↑0.002
2.370
(↓0.06)
11
(-)
ロッテ
132 0.250
(-)
3
(-)
14
(-)
25
(-)
1
(-)
4
(-)
0.211
(-)
3.910
(-)
12
(-)
阪神
190 0.100
(-)
6
(-)
31
(-)
45
(-)
2
(-)
3
(-)
0.215
(-)
3.280
(-)