日本ハム(4対4)広島 =オープン戦2回戦(2024.03.12)・エスコンフィールド北海道=
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広島
00300100041320
日本ハム
0010000124920
勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆広島は先発・九里が8回途中2失点。開幕投手に指名されている右腕が、仕上がりの良さを披露した。対する日本ハムの先発・山崎福也は9本のヒットを許すなど、4回3失点。シーズン開幕に向け、不安を残す内容となった。

◆巨人からトレード加入したばかりの日本ハム若林晃弘内野手(30)が、いきなり「4番二塁」でスタメン出場する。前日11日に巨人とのトレードが発表され、この日の試合前に入団会見したばかり。その会見では、日本ハムについて「足を絡めたりいろいろな戦術があったり、今まで想像してこなかったようなようなプレーをするというのが、外から見た率直な感想です」と話していた。試合は午後6時開始。

◆巨人から日本ハムへトレード移籍した若林晃弘内野手(30)が「4番二塁」でスタメンに名を連ねた。新庄剛志監督(52)の粋な采配で新天地デビューする。試合前にはエスコンフィールドで入団会見に臨んだ。主な一問一答は以下の通り。-ファイターズのユニホームを着た気持ちは若林 突然のことで驚きもありましたが、すぐにユニホームを着させていただいて、いち早くファイターズの一員として勝利に貢献できるように。自分の力を精いっぱい出せたらなと思っています。-トレードを聞いた時の気持ちは若林 正直、戸惑いと、必要とされて(日本ハムに)来ていると思うので、ファイターズでとにかく頑張ろうという気持ちと。また新たな自分のスタートとなるので、気持ちを新たに頑張ろうと思いました。-自身の強みは若林 ジャイアンツでも、たくさんのポジションを守ってきたのはストロングポイントです。左右両方で打てるのも自分の強みだと思うので、そこをアピールして戦っていきたいと思います。-ユーティリティーさが売りだが、どのポジションで勝負したい若林 僕がプロに入った時はセカンドをメインポジションとしてやってきた。もう1度、そのポジションにこだわりを持ちながらプレーしていけたらと思っています。-巨人時代に感じていた日本ハムの印象は若林 非常に若いチームで、よく動くチーム。足を絡めたり、いろいろな戦術があったり、今まで想像してこなかったようなプレーをするチームというのが、外から見た率直な感想です。-新庄監督のイメージは若林 エンタメ性というか、ファンの皆さまがどうやったら喜ぶかを一番に考えていると思う。僕らのプレーで期待に応えられるよう頑張りたいです。-日本ハムで交流がある選手は若林 自主トレで伏見寅威さんや石井一成だったり、今年は奈良間も一緒にやらせてもらった。そういった選手と面識はあります。昨日、連絡をいただいたり、僕から連絡したりして少し話をしました。-エスコンフィールドの印象は若林 初めて来ました。先ほど上から見させてもらって、本当にメジャーリーグのような素晴らしい球場だと見ていて思いました。グラウンドに降りるのが楽しみです。-北海道の印象、楽しみは若林 交流戦や遠征で来た時はいつも、ご飯がおいしいイメージ。おいしいご飯を楽しみにしています。-いきなりユニホームを着て会見に臨むことは想像していた若林 いえ、昨日(トレードを)言われて、今日は(ユニホームに)自分の名前も入ってるんで...ちょっとそこまで早く準備していただけると思っていなかったので、ちょっと驚いてます。-トレードを聞いてから、入団会見までのタイムスケジュールは若林 (11日の午前)10時に読売の球団事務所に行って、そこで(トレードを)言われて。で、もう夜の便で行くって言われたんで、ジャイアンツ球場に1回行って、とりあえずプレーできる荷物を取って、1回家に帰って。北海道に5日間ぐらい滞在するんで、荷造りして。で、夕方にタクシーで羽田へ行ってって感じです。(前夜の北海道到着は)夜の10時過ぎで、そこから夜ご飯を食べてって感じです。-トレード発表後は周囲から、どんな言葉をかけられた若林 いろんな方に連絡して。選手は、やっぱり一緒に野球できてよかったよとか、そういう言葉もあって。原前監督とか阿部監督とか桑田(2軍)監督とも。携わっていただいた方に連絡が取れたので「新たに頑張れよ」とか、いろんな言葉をいただいて。寂しかったですけど、新しいところでできる喜びもあるんで。その人たちの期待に応えられるようにって気持ちです。-原前監督とは電話でのやりとりだったと思うが、どんなことを言われた若林 僕の性格を、よく知っている方なので。僕がたぶん優しいっていうか、プレーでもそういう面が出てしまうので、そこに関して、もっと"がめつく"ではないですけど、そういうようなお言葉をいただきました。-より感情や闘志を前面に出していきたい若林 もともと、そんなに感情を出すタイプじゃないんですけど、こうやって1軍でやらせてもらえる環境っていうのはありがたいんで自然に出ると思います、そういうのは。-二遊間を組んだこともある巨人坂本からは何かメッセージは若林 昨日も話させてもらって。まあ『気持ち、どうなん?』みたいな感じで気にかけてもらったんですけど。僕的にも『また新たな気持ちで頑張ろうと思います』っていうことを言ったら『土日会うと思うんで』っていうことで。『また頑張って』って感じで、言葉をいただきました。-16、17日はエスコンフィールドで巨人戦若林 まだジャイアンツの1軍、2軍全ての人たちにお会いできてないので。会えるんであれば、ちょっと変な感覚ですけど、楽しみにしています。-日本ハム石井とは東京6大学リーグの頃からの知り合い若林 そうですね。-お米をもらったりも若林 あーそうですね、はい。石井米、おいしいです(笑い)。-ファンの方へ若林 年齢的には31のシーズン。チームも若いですし、求められる役割はいろいろ変わってくると思う。ジャイアンツでは6年間でいろいろな経験をしました。勝負どころであったり、ここぞで頼りになる選手を目指してやっていきたい。ファイターズファンの皆さんに認めてもらえるプレーを頑張ってしたいと思います。日本ハムトレードの若林晃弘いきなり4番出場 日本ハム-広島/スコア速報中

◆日本ハムのボールパーク「Fビレッジ」のアンバサダーに就任した滝谷美夢(25)が、スタジアムナビゲーターとしてデビューした。昨年まではファイターズガールとしてパフォーマンスしていたエスコンフィールドに、マイクを握って登場。「小さい頃から大のファイターズファンで、そこで見ていたファイターズガールに憧れていました」と自己紹介。イベントの告知などを行い「Fビレッジ、ファイターズの魅力をお伝えできるよう、そしてみなさんに楽しんでいただけるよう頑張っていきます。一緒に応援しましょー!」と球場を盛り上げていた。

◆本番前最後の本拠地マウンドには、収穫も詰まっていた。エスコンフィールド開幕の4月2日楽天戦での先発が決まっている日本ハム山崎が、広島戦に登板。4回9安打3失点と打ち込まれた。「打たれたぁって感じですね。コントロールが甘い」と反省も、「打たれたので、そこでいろいろと考えられるところはある。前向きに修正していけたらいいかなっていう感じです」と捉えた。1回2死、小園に浴びた左前打が今季の実戦初被安打。3回には4安打を集められて3点を失った。それでも、「ファイターズの雰囲気をしっかり味わいながら投げたい」と臨んだオープン戦最初で最後のエスコンフィールドでの登板を終え、「雰囲気もわかったし、マウンドの背景というのも感じて。できればいいピッチングをしたかったですけど、まあ、本番ではないので」と冷静に振り返った。最速144キロの直球を高めに力強く投げ込んだ一方で、「中途半端に高くいってしまった球は反省点」。残された調整期間で修正し、3週間後には本拠地スタンドを沸かせる。【本間翼】

◆2試合ぶりに1番で起用された日本ハム水野達稀内野手が、3回2死三塁で左越えの適時二塁打を放った。練習試合を含め、出場5試合連続安打と好調をキープ。「(三振した)1打席目は打ち取られていたので、絶対にランナーをかえす思いで打席に入りました」。1点を追う9回1死三塁でも、左翼へ同点の適時二塁打を放ち、自慢のバットで開幕スタメンへ猛アピールした。

◆開幕投手が決まっている広島九里亜蓮投手(32)が、オープン戦2度目の先発で8回途中まで96球を投げ2失点(自責1)に抑えた。ストライク先行で多彩な変化球を織り交ぜた。時折、相手打者の内角を突き、日本ハム打線に的を絞らせない。3回に1点を失ったものの、5回以降は9球、7球と6回まで省エネ投球で抑え、8回まで続投。8回は1死から水野に死球を与えたところでお役御免となった。新井監督は「順調に調整できていると思います。ナイスピッチングでした」と開幕投手の仕上がりに納得の表情を浮かべた。シーズンさながらの球数と投球回で、本人は収穫と課題を得た。「坂倉としっかり話しながらできたので良かった。スライダー、シュートがあまり操れなかったので、新しい課題としてしっかりとやっていければいいかなと思う」。最終調整となる次回には登板間隔を空けて臨み、初の大役へ総仕上げだ。

◆開幕OK! 開幕投手が決まっている広島九里亜蓮投手(32)がオープン戦2度目の先発で8回途中まで96球を投げ、2失点(自責1)に抑えた。多彩な変化球を織り交ぜながらストライク先行の投球。時折、相手打者の内角を突き、日本ハム打線に的を絞らせなかった。3回に1点を失ったものの、5、6回は9球、7球と省エネ投球。8回のマウンドにも上がり、1死から水野に死球を与えたところでお役御免となった。新井監督は「順調に調整できていると思います。ナイスピッチングでした」と開幕投手の仕上がりに納得の表情を浮かべた。初の大役へ向けて投手コーチらとこの日は100球前後の球数を予定していた。シーズンさながらの球数と投球回で、収穫と課題を得た。「(バッテリーを組んだ)坂倉としっかり話しながらできたので良かった。最後デッドボールで終わってしまったところだったり、スライダー、シュートが今日はあんまり操れなかったので、新しい課題としてしっかりとやっていければいいかなと思う」。最終調整となる次回登板は間隔を空けて臨み、初の大役へ最終調整する。【前原淳】

◆2戦続けて4番起用された広島の新外国人マット・レイノルズ内野手(33=レッズ)が、オープン戦初打点となる適時打を含むマルチ安打を記録した。1回の右前打に続き、3回無死三塁からは日本ハム山崎のスライダーをたたいて遊撃を強襲。適時内野安打となり、先制点をもたらした。「毎打席、球の見え方もいい。打席での状態もいいように感じる」。開幕に向けて次第に状態を上げている。

◆広島が3回に中軸の3連打などで日本ハム先発山崎から3点を奪い、逃げ切った。開幕投手が決まっている先発九里は3回に1点を失ったものの、ストライク先行の投球で8回途中まで2失点(自責1)。96球を投げて初の大役へまた1つ段階を踏んだ。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。--九里投手は総仕上げのような投球新井監督 順調に調整できていると思います。ナイスピッチングでした。--今日の登板で1度ピークを上げたのか新井監督 そうそう。そういう感じ。ピッチングコーチと話し合って、どこでたくさん投げて、開幕に向けて落としていこうかと。本人の希望を聞きながらピッチングコーチと話し合って(決めた)。--今日のめどは100球か新井監督 そうだね。本当はもうちょっと投げたいみたいな感じだったんだけどね。--打線がつながった新井監督 今日もいいピッチャーでしたけど、みんないい反応をしてくれたと思います。--小園選手が4安打新井監督 小園はずっといいバッティングをしている。でも、彼は発展途上だと思うので、まだまだ高いところに目標を置いてやってもらいたい。--積極的なタイプだが、4安打目は粘って捉えた新井監督 昨年あたりから打席内での粘りとか、決めとかも成長している。見ていて頼もしいと感じる。--中軸を任せているが新井監督 まだ打順はほかの選手との兼ね合いもある。でも、彼ならどこを打ってもやってくれると思うので、もちろん期待していますよ。--レイノルズ選手の状態が上がってきた新井監督 しっかり打席内で見極めもできているし、甘い球を仕留められているので、上がってきていると思います。

◆3戦連続3番起用の広島小園海斗が、4安打1打点1盗塁と打線を活性化させた。1回に日本ハム山崎から左前打を放つと、3回は直球を思い切り引っ張り右翼線を破って一気に三塁を陥れた。4回には中前打と、広角に打ち分けて猛打賞。6回は追い込まれながら左前適時打となり「粘って逆方向に打てた。理想的なバッティングだった」と振り返った。オープン戦打率を4割5分5厘に上げた。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
511 0.833
(↑0.033)
-
(-)
27
(+3)
20
(+2)
7
(+1)
4
(-)
0.253
(↓0.007)
2.900
(↑0.16)
2
(1↓)
ORIX
411 0.800
(-)
0.5
(↑0.5)
19
(-)
17
(-)
0
(-)
6
(-)
0.281
(-)
2.830
(-)
2
(1↓)
日本ハム
414 0.800
(-)
0.5
(↑0.5)
36
(+4)
33
(+4)
2
(-)
9
(-)
0.267
(↓0.003)
3.600
(↓0.05)
4
(3↑)
西武
211 0.667
(↑0.167)
1.5
(-)
8
(+2)
11
(+1)
3
(-)
1
(-)
0.223
(↑0.015)
2.830
(↑0.63)
5
(1↓)
ヤクルト
531 0.625
(-)
1
(↓0.5)
28
(-)
24
(-)
3
(-)
5
(-)
0.216
(-)
2.630
(-)
6
(1↓)
楽天
431 0.571
(-)
1.5
(↓0.5)
29
(-)
20
(-)
1
(-)
4
(-)
0.292
(-)
2.150
(-)
7
(2↓)
中日
443 0.500
(↓0.071)
2
(↓1)
29
(+1)
30
(+2)
3
(-)
4
(-)
0.205
(↓0.01)
2.570
(↑0.03)
8
(1↓)
巨人
340 0.429
(↓0.071)
2.5
(↓1)
31
(+2)
23
(+3)
2
(+1)
4
(-)
0.226
(↓0.009)
2.850
(↓0.08)
9
(-)
DeNA
234 0.400
(-)
2.5
(↓0.5)
27
(-)
25
(-)
6
(-)
15
(-)
0.246
(-)
2.850
(-)
10
(-)
広島
352 0.375
(-)
3
(↓0.5)
27
(+4)
33
(+4)
2
(-)
4
(+1)
0.210
(↑0.015
2.550
(↑0.06)
11
(-)
ロッテ
122 0.333
(-)
2.5
(↓0.5)
13
(-)
19
(-)
1
(-)
3
(-)
0.220
(-)
3.890
(-)
12
(-)
阪神
090 0.000
(-)
6.5
(↓0.5)
25
(-)
44
(-)
2
(-)
3
(-)
0.205
(-)
3.550
(-)