ロッテ(1対1)ソフトバンク =オープン戦3回戦(2024.03.10)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
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ロッテ
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆ロッテは、先発・佐々木が3回無失点5奪三振。走者を背負いながらも、要所を締めるピッチングを見せた。対するソフトバンクは、オープン戦初先発のモイネロが4回1失点の投球。今季から先発に転向している左腕が、上々の仕上がりを披露した。

◆ソフトバンクのオープン戦ロッテ戦のスタメンが発表された。「1番」には今季初めて柳田悠岐外野手(35)が座る。2番今宮、3番近藤、4番山川、5番ウォーカーと攻撃的な布陣となった。今季から先発に転向するリバン・モイネロ投手(28)は来日初先発。4イニングを予定している。試合は午後1時開始。

◆佐々木朗希投手(22)は先発し、3回を投げ、打者16人に対し57球。4安打2四球5奪三振無失点だった。この日の最速は157キロ。対外試合3度目の登板を「ヒットもありましたし、四球もあったんですけど、前よりは全体的にまとまってきたので、そこらへんは良かったですし、真っすぐも右打者に特にいいボールが決まっていたので、そこは良かったと思います」と振り返った。3日の前回登板(西武戦)では初回に制球が乱れ1失点。「前回は真っすぐが抜ける球が多かった。今回は抜ける場面もあったけど、比較的前回より良かったと思うので、球速とかコントロールとかそこら辺がついてきてほしい」と修正し、無失点投球をした。東日本大震災の3.11から13年。「一生懸命プレーして自分の持ってるパフォーマンスを発揮することが大事かなと思ってます」とプレーで元気を与える。▽ロッテ吉井監督(今季3度目の佐々木の投球を見て)「フォークもそうですけど、スライダーも結構いい曲がりしてたんで、ここまでは順調だと思います」

◆ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(28)がロッテ戦で来日8年目で初先発し、予定の4回を3安打1失点にまとめた。3回に2死から連打で1点を失うも、4回は3者凡退に打ち取った。最速151キロの直球に縦に大きく曲がるカーブなど全球種を使い、61球を投じた。今季から先発転向のモイネロは「個人的に良かったと思います。日本で長く投げたことはなかったので、疲れるのかなと思いましたけど、感覚も良く4回を投げ終われた」と納得の表情を浮かべた。セットアッパーとして昨年まで通算306試合に全て救援登板し、19勝9敗、40セーブ135ホールドを積み上げた。

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◆今季から先発に転向するソフトバンクのリバン・モイネロ投手(28)が来日8年目で1軍初先発し、4回を3安打1失点にまとめた。「個人的には感覚も良かった」。昨季までのセットアッパーで量産した奪三振は1個ながら、縦に大きく割れる「モイネロカーブ」など全球種を投げてゴロアウト7個と打たせて取る新スタイルを披露。「先発の役割はなるべく点を取られないで、長いイニングを投げること。中継ぎでやっている時よりも打者を打たせないといけない」。最速を151キロに抑えて、61球と理想的な球数で有言実行の攻めをみせた。降板後にはブルペンで20球を追加し、次回は中6日で、17日西武戦で80~90球をめどに投げる予定。小久保監督は「3月の終わりから入ってほしい」と語り、順調に中6日で回っていけばオリックスとの開幕カード第3戦、31日の先発が想定される。倉野1軍投手コーチ兼ヘッドコーディネーターは「入ってくるでしょうね。これだけの投球をするんですから」と目を細めた。【佐藤究】

◆僕にできることは野球を頑張ること-。13度目の「3・11」を前に、ロッテ佐々木朗希投手(22)が今季本拠地初登板し、3回4安打5奪三振で無失点に抑えた。最速は157キロにとどまるも、2四球を与えながら要所を締め、先発予定の31日日本ハム戦(ZOZOマリン)に向けて着実に前進した。自身も被災し、津波で父と祖父母を亡くした東日本大震災から13年。東北の宝が、今年もひたむきに腕を振る。13年前、佐々木が住む東北を大地震が襲った。今年1月には石川・能登半島の地震が人々の日常生活を奪った。2月のキャンプ中、募金活動に参加するなどチームとして復興支援にも携わってきた。今季3度目の実戦登板が「3・11」の前日となる巡り合わせ。3回無失点に抑えた登板後「僕にできることは野球を頑張ることだと思う。一生懸命プレーして、自分の持っているパフォーマンスを発揮することが大事かなと思っています」と口元を引き締めた。1万3865人の観客が拍手で佐々木を迎えた。0-0で迎えた2回、安打と暴投で1死二、三塁のピンチを背負う。カウント2-2からこの日最速の157キロを外角低めに投げ込み、見逃し三振を奪った。打者のソフトバンク甲斐も思わずのけぞった。中6日での登板に「前よりは全体的にまとまってきたので良かったですし、真っすぐも、特に右打者にいいボールが決まっていた」と言った。前回3日の登板(西武戦)では初回に制球が乱れ1失点。「前回は真っすぐが抜ける球が多かった。今回は抜ける場面もあったけど、比較的前回より良かったと思う」と修正。「直球が一番大事。球速とかコントロールとか、そこら辺がついてきてほしい」と調整していく。この日は完全試合の時にも組んだ後輩の松川ではなく、2年目以来となる田村とのバッテリーだった。吉井監督は「いずれそういう可能性があるかもしれない。頑張ってましたね。いけるんじゃないかと思います」と合格点。佐々木は毎回得点圏に走者を背負いながら、要所でフォークを交えるなど無失点にしのいだ。1年前の3月11日は東京ドームで、WBC日本代表としてチェコ戦のマウンドに上がった。今年は3月10日にZOZOマリンのマウンドへ。本拠地で腕を振るのは148日ぶり。「オープン戦で投げるのはすごく久しぶりだったので新鮮でしたし、また開幕はここでできるので楽しみにしています」と心待ちにした。もっともっと、ファンの声援が佐々木の投球を後押しする。【星夏穂】

◆左足首の軽い捻挫の影響で離脱しているロッテ・藤岡裕大内野手(30)が試合前練習に参加。全治2週間と診断されている中で軽いトス打撃やキャッチボールをこなした。5日のDeNAとのオープン戦(横浜)の守備中に負傷し、翌6日から試合は欠場している。だが、29日の日本ハムとの開幕戦(ZOZOマリン)には間に合う見込み。藤岡は「全然大丈夫です。悪化しなければ」と状態を明かした。昨季は93試合に出場し、打率・277、1本塁打、22打点。今季は遊撃から二塁に転向したチームの主軸が徐々に回復している。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)の登板に合わせ、今季もロート製薬のバックネット裏の看板が「ROHTO」から「ROHKi」に変更された。昨季から始まった演出で、今季も継続となった。ロート製薬と佐々木は昨季から目薬のアンバサダー契約を締結。一回終了時にはセンター後方の大型ビジョンに「ロート、ロート、ロート♪」のCMソングを「ローキ、ローキ、ローキ♪ ファイティン!」に変えた応援の演出もあった。

◆ロッテ・佐々木朗希投手(22)が今季3度目の実戦を3回4安打無失点に抑えた。登板後に取材に応じ、11日で東日本大震災から13年を迎えるにあたって胸に秘める思いを口にした。「僕にできることは野球を頑張ることだと思う。そこに集中をして頑張りたい」。2011年当時は小学3年生。岩手・陸前高田市で被災し、津波で父と祖父母を亡くした。自宅も流されて避難生活をするなどした中で、たくさんの人に支えられて続けてこれた大好きな野球。今は自分が勇気や元気を発信し続ける。今季は開幕3戦目となる31日の日本ハム戦(ZOZOマリン)での登板が内定している。「一生懸命プレーして、自分の持っているパフォーマンスを発揮することが大事」と誓った。

◆球界屈指の強打者であるソフトバンクの柳田が1番で起用され、オープン戦初の長打を放った。一回に佐々木の初球を右中間二塁打とし「(打順が)早く回ってくるな、早く代われるなと思っていた」と上機嫌だった。オーダーを決めた村松打撃コーチは、シーズン中もオプションの一つとしたいそうで「投手に気をつかわせるために、一発もある、1番からいい打者を並べた」と説明。いきなり難敵の剛腕から打ち「(攻略の)手本になる打撃を見せてもらった」と満足そうに話した。(ZOZOマリン)

◆あの日を忘れない-。ロッテ・佐々木朗希投手(22)が10日、ソフトバンクとのオープン戦(ZOZOマリン)に先発し、3回4安打無失点に抑えた。最速は157キロを計測し、毎回の5三振を奪った。11日で東日本大震災から13年。小学3年時に岩手・陸前高田市で被災し、津波で父と祖父母を亡くした〝令和の怪物〟は、特別な日を前に「僕にできることは野球を頑張ること」と胸の内を明かした。春の兆しを感じる暖かい日差しに照らされて、本拠地ZOZOマリンのマウンドに今季初めて立った。佐々木がオープン戦初登板で3回57球を投げ、4安打無失点。毎回走者を許す展開に、声を上げながらの投球で力がみなぎった。「前よりは全体的にまとまってきた。良くなってきていますが、まだまだ自分の思うように投げられていない。そこは焦らず、今できることをやっていきたい」最速は157キロを計測。3四死球と制球が乱れる課題もあったが、毎回の奪三振ショーだった。一回は2死一、三塁でウォーカー(前巨人)を142キロのフォークボールで空振り三振。二回2死満塁で今宮を空振り三振に仕留めるなど、計5三振を奪った。2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災。当時小学3年生だった佐々木は、岩手・陸前高田市で被災し、津波で父の功太さん(享年37)と祖父母を亡くした。自宅も流され、老人ホームなどでの避難生活を余儀なくされた。それでも父とキャッチボールをした思い出がある野球をやめることはなかった。避難所では借り物のグラブでキャッチボールをし、河川敷などの空き地で練習を続けた。苦しみも悔しさも多くを経験しながら、たくさんの人に支えられてここまできた。忘れもしない一日を前に秘めた胸の内を明かした。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(2↑)
ORIX
411 0.800
(↑0.133)
-
(↓1.5)
19
(+9)
17
(+5)
0
(-)
6
(+1)
0.281
(↓0.008)
2.830
(↑0.17)
1
(-)
日本ハム
413 0.800
(↓0.2)
0
(-)
32
(+6)
29
(+12)
2
(-)
9
(+3)
0.270
(↓0.007)
3.550
(↓0.72)
1
(1↑)
ソフトバンク
411 0.800
(↑0.05)
0
(↓1)
24
(+9)
18
(+6)
6
(+2)
4
(+3)
0.260
(↓0.019)
3.060
(↑0.03)
4
(1↓)
ヤクルト
531 0.625
(↓0.042)
0.5
(↓0.5)
28
(+6)
24
(+5)
3
(+1)
5
(+1)
0.216
(↓0.006)
2.630
(-)
5
(-)
中日
433 0.571
(↑0.071)
1
(↑1)
28
(+5)
28
(+2)
3
(+1)
4
(+4)
0.215
(↑0.002)
2.600
(↑0.65)
5
(-)
楽天
431 0.571
(↑0.071)
1
(↑1)
29
(+12)
20
(+6)
1
(-)
4
(-)
0.292
(↑0.024)
2.150
(↑0.06)
7
(2↓)
巨人
330 0.500
(-)
1.5
(↑0.5)
29
(+9)
20
(+10)
1
(+1)
4
(-)
0.235
(↑0.015)
2.770
(↓0.71)
7
(4↑)
西武
111 0.500
(↑0.5)
1.5
(↑1)
6
(+5)
10
(+3)
3
(+2)
1
(+1)
0.208
(↑0.02)
3.460
(↑4.42)
9
(4↓)
DeNA
234 0.400
(↓0.1)
2
(-)
27
(+3)
25
(+5)
6
(+2)
15
(+2)
0.246
(↓0.012)
2.850
(↑0.1)
10
(-)
広島
351 0.375
(↓0.054)
2.5
(-)
23
(+2)
29
(+5)
2
(-)
3
(+1)
0.195
(↓0.021)
2.610
(↑0.18)
11
(6↓)
ロッテ
122 0.333
(↓0.167)
2
(-)
13
(+6)
19
(+9)
1
(+1)
3
(+1)
0.220
(↓0.007)
3.890
(↓0.43)
12
(1↓)
阪神
090 0.000
(-)
6
(↓0.5)
25
(+6)
44
(+10)
2
(-)
3
(-)
0.205
(↑0.011)
3.550
(↑0.02)