DeNA(2対2)西武 =オープン戦1回戦(2024.03.09)・横浜スタジアム=
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西武
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DeNA
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【DeNA】梶原 昂希(1号・8回裏ソロ)

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◆DeNAは、先発・ジャクソンが4回無失点5奪三振の好投。開幕ローテーション入りを狙う新助っ人が、状態の良さを示した。一方の西武も、先発・今井が4回無失点。開幕投手候補の筆頭である右腕が、結果を残した。

◆西武のオープン戦DeNA戦のスタメンが発表された。

◆開幕投手最有力候補の西武今井達也投手(25)が、DeNAとのオープン戦(横浜)に先発し、4回2安打無失点と好投した。2回までパーフェクト投球。3回と4回に得点圏に走者を背負ったが、ホームを踏ませなかった。「投げていて楽しかったというか、気持ちよく投げられたので良かったかなと思う。要所要所でしっかり投げ切れた」と振り返った。直球のスピードの速さが際立った。この日の最速は球場表示で自己最速タイの159キロをマーク。「多分速いんじゃないですか。球場(のスピードガン)が」と苦笑いしたが「去年よりはいい」と真っすぐにいい手応えはある。昨季10勝の右腕は「うまくなろうという気持ちは試合中でも持ち続けている。そこが要因かなと思う」とうなずいた。春季キャンプから向上心を持って練習してきた。予備動作をせず、最小限の動きで効率のいい投げ方も求めた。セットポジションの際にグラブを通常の位置から高くするフォームを試すなど、さらなる上達を図って取り組んだ。「長いイニングを投げる立場ですし、引き続きもっともっとうまくなれるように」と進化を目指している。プロ8年目。3年連続開幕投手を務めた高橋は右肩の張りで調整が遅れ、自身初の開幕投手を務めることが濃厚。例年以上に責任と自覚を感じさせる。「技術もそうですし、トレーニングの部分でも、もっともっとレベルアップしないといけない。もっとチームを引っ張れるように」と気を引き締め西武松井稼頭央監督西武松井稼頭央監督(4回無失点の先発今井について)「よかったですね。真っすぐにしてもそうですし、非常にいい高さに投げていたので、順調にきているんじゃないかなと思う」

◆DeNA梶原昂希外野手(24)は8回にオープン戦1号となる逆方向への左越えソロ。「終盤に点を許した後だったので、とにかく出塁して勢いづけることを意識して打席に向かいました」

◆開幕ローテ入りが有力なDeNAの新外国人アンドレ・ジャクソン投手(27=パイレーツ)が、4回2安打無失点と好投した。本拠地初登板で、初回にこの日最速の157キロを計測。「チェンジアップはどんなカウントでも投げられる」と緩急をきかせ、毎回の5三振を奪った。もじゃもじゃヘアがトレードマーク。相手先発の西武今井もロン毛だが「ヘアスタイルは僕の方が勝っているかなと思います。彼もグッドヘア!」と"舌"好調だった。

◆プロ4年目の西武若林楽人外野手(22)がバットでアピールした。9番中堅で先発。1点を追う7回2死二塁でケイの真っすぐをはじき返し、中前に同点適時打を放った。「センターから逆方向を意識して打った結果が得点につながってよかった」。外野のレギュラーを狙って、7日の日本ハム戦に続き2試合連続安打とアピールを続けている。「1日1本、必ずいいところを出せるように」と次戦を見据えた。

◆育成のブランドン内野手(25)が、8回に一時勝ち越しとなる左前適時打を放った。「打った瞬間とてもうれしかった。1本出てよかったなと思うけど、まだまだアピールしないといけない」と話した。

◆DeNAドラフト1位度会隆輝外野手(21=ENEOS)が先取点を挙げた。西武とのオープン戦(横浜)に「1番右翼」で先発。5回1死一、二塁で初対戦のサブマリン右腕・与座から左前適時打を放った。練習試合を含む対外試合で9試合連続安打。「アンダースロー投手との対戦経験はそんなに多くない。変則で球質もいろんなパターンがある中で、無理に引っ張らずに逆方向に意識をおいて打てたのはよかった」と話した。

◆DeNAの新外国人、アンドレ・ジャクソン投手(27)=パイレーツ=が先発し、4回2安打無失点。本拠地初登板で無四球、5奪三振の快投を見せた。直球は全て150キロオーバーで、春先ながら最速157キロをマーク。走者を出しても落ち着いた投球で、打者有利のカウントでもチェンジアップでストライクを取るなど豪快な投球だけでなく器用さも見せた。

◆DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が「1番・右翼」で出場。0―0の五回1死一、二塁の第3打席で左前適時打を放ち、出場9試合連続安打をマークした。下手投げ右腕の2番手・与座に対して2球で追い込まれたが、3球目の高めに反応して逆方向へはじき返し鋭く三遊間を破った。三回の第2打席では150キロ台後半の直球を投じた剛腕の今井から粘って四球で出塁するなど、黄金ルーキーの打席での対応力が光った。

◆DeNA・牧秀悟内野手(25)が体調不良のため欠場した。三浦監督は試合後に「大事を取って、(自宅に)帰しました。明日以降は様子を見てから決めていきます」と説明した。

◆ハマの新戦力たちが躍動だ! DeNAの新外国人、アンドレ・ジャクソン投手(27)=前パイレーツ=が先発で本拠地初登板し4回2安打無失点。西武先発の今井との〝ロン毛対決〟で最速157キロをマークし、無四球5奪三振の快投を見せた。試合は2―2で引き分けた。初のハマスタマウンドで、帽子の後ろから大きくはみ出た長髪をサラリとなびかせた。新助っ人ジャクソンの本拠地デビュー戦は、西武・今井とのまさかの〝超ロン毛対決〟。4回無失点と好投した右腕は「ヘアスタイルに関しては僕の方が勝っていると思います。でも、今井選手もグッドヘアだね」とニヤリと笑った。実力も抜群だった。190センチの長身から投じた直球は全て150キロを超え、まだ3月上旬で自己最速にあと1キロに迫る最速157キロをマーク。平均でも153・9キロを記録し相手を押し込み「横浜スタジアムの雰囲気が非常に良くて、それが後押しとなって球速が出せた。日本で初めてこういう大きなスタジアムで投げて、楽しみがたくさんあった」と胸を張った。フルカウントからもチェンジアップで三振を取るなど、豪速球だけでなく器用さも光り無四球、5奪三振。「チェンジアップは自信のある球で、どんなカウントでも投げられる。直球だけだと目付けされてしまうので、時折混ぜていく」とクレバーさも見せた。三浦監督は「安定感のある投球。マウンドにもアジャストして、日本の打者の反応を見ながら対応できていた」と高く評価。エースの今永が米大リーグのカブスへ移籍し、メジャー復帰を目指すバウアーの去就も不透明な中で、先発ローテーション入りをほぼ確実にした。2万5716人が詰めかけたハマスタ。日本特有の鳴り物応援もジャクソンは「トランペットの音は大好きで、むしろメジャーでも同じような応援をしたり、音楽をずっと流して盛り上げるような試みがあってもいいくらい」とすっかりお気に入り。趣味は探検。新天地、横浜での旅は始まったばかりだ。(浜浦日向)

◆ハマの新戦力たちが躍動だ! DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=は「1番・右翼」で出場し、五回に左前適時打を放ち出場9試合連続安打を記録。試合は2―2で引き分けた。勢いが止まらない。度会は0―0の五回1死一、二塁の第3打席。西武の下手投げ右腕、与座に対して2球で追い込まれながら、3球目の高めに反応して左前適時打を放ち「無理に引っ張らず逆方向に意識を置き、思い描いたイメージ通りに打てた」とうなずいた。緩急を操るサブマリンを巧みに捉えた。三回の第2打席では、1打席目に三振を喫した先発の今井に対してフルカウントから158キロの厳しい球をカットし、最後は低めに落ちる変化球を見極め四球をもぎ取るなど、柔軟な対応力をいかんなく発揮した。出場9試合連続安打をマークし、開幕1番スタメンへまた前進した黄金ルーキーは「チームに貢献するのが一番。いい状態なので、継続できるように」とさらなるアピールを誓った。

◆ガンダムファクトリーヨコハマコラボゲームとして行われたDeNA対西武戦。セレモニアルピッチを行った声優の古谷徹=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)

◆ヤクルトからトレードで加入した西武の元山が2安打1得点の活躍。7日の日本ハム戦でソロ本塁打を放つなど、実戦6試合連続安打とし「コーチから教わったことを実践できている」とうなずいた。パ・リーグの投手について「(セ・リーグより球速が)2、3キロ速いというか(球が)強い感じがする」と印象を語り、開幕スタメンに向け「出されたところでアピールしていきたい」と意気込んだ。(横浜)

◆西武の開幕投手候補、今井達也投手(25)が9日、DeNAとのオープン戦(横浜)で4回2安打無失点、4奪三振と好投。自己最速タイの159キロを2度計測し、大役へ向けて順調な仕上がりを見せた。「立ち上がりも良かったし、前回(2日の高知・春野でのロッテ戦)よりも暖かかったので気持ちよく投げられた」獅子のたてがみのような長髪をなびかせ、躍動した。「たぶん球場(のスピードガン)が速いんじゃないですかね」と笑ったが、この時期では異例ともいえる150キロ台後半の速球を次々と投げ込んだ。ピンチで粘った。四回1死三塁で昨季首位打者の宮崎を迎えた。「内野ゴロを打たせるなら、その球種、コース、高さしかない」と真ん中低めに落としたチェンジアップで遊ゴロを打たせ、三走の本塁生還を阻止。続く勝又を懐へのスライダーで三ゴロに仕留めた。エースの高橋が右肩の張りで調整が遅れており、プロ8年目で初の開幕投手を務めることが濃厚。29日の開幕戦(対楽天、楽天モバイルパーク)まで、2度の登板が見込まれる右投手は「もっともっとチームを引っ張れるように。まだまだ頑張らないといけない」と表情を引き締めた。(石井孝尚)

◆コラボイベント開催に伴い、アニメ「機動戦士ガンダム」の主人公、アムロ・レイ役を務めた声優の古谷徹(70)がセレモニアルピッチを務めた。「AMURO」のネームに、ガンダムの型式番号「RX―78」にちなんだ背番号78が入ったユニホーム姿で投球し「とても緊張した。横浜生まれ、横浜育ち、横浜在住として、ベイスターズを応援しています」と語った。(横浜)

◆開幕1番スタメンへ。リュウキ、行きまーす!DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が9日、西武とのオープン戦(横浜)で五回に先制の左前適時打。ハマスタにほど近い山下ふ頭で開催中の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」(31日まで)とのコラボイベントとして開催された一戦で、キャンプ中の練習試合を含め出場9戦連続安打をマークした。五回1死一、二塁で迎えた第3打席。下手投げ右腕の与座に2球で追い込まれながら、3球目の高めに反応した。鋭く三遊間を破り「無理に引っ張らず逆方向に意識を置いて、追い込まれてから思い描いたイメージ通りの打撃ができた」とうなずいた。三回の第2打席では、1打席目に三振を喫した先発の今井に対してフルカウントから158キロの厳しい球をカット。最後は低めに落ちる変化球を見極め四球をもぎ取って柔軟な対応力をいかんなく発揮した。「1打席目は合わなかった読みを意識した中で、粘って後ろにつなげられたのはよかった」春季キャンプ地の沖縄から横浜に戻っても結果を残し続ける黄金ルーキーについて、三浦監督は「ああいうところでもしっかりと(打った)。日に日に対応しながら成長している」と評価。開幕戦の1番スタメン出場が現実味を増してきた。今季初めてとなった週末のオープン戦開催に2万5716人が集結したハマスタで、ファンの期待に応える結果を残した。開幕まで3週間。背番号4の〝モビルスーツ〟がすっかり板についてきた度会は「チームに貢献するのが一番。いい状態なので、継続できるように」とさらなるアピールを誓った。(浜浦日向)

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