ロッテ(☆5対3★)ソフトバンク =オープン戦1回戦(2024.03.08)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
2100000003901
ロッテ
00050000X5800
勝利投手:小島 和哉(1勝0敗0S)
(セーブ:吉田 凌(0勝0敗1S))
敗戦投手:松本 晴(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】山川 穂高(2号・1回表2ラン)

  DAZN
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◆ロッテは、先発・小島が4回6安打3失点。開幕投手に内定している左腕が、課題を残す結果となった。対するソフトバンクは、育成4年目の緒方が3打数2安打をマーク。支配下昇格に向けて、バットでアピールを見せた。

◆ソフトバンクの育成選手、石塚綜一郎捕手(22)が1軍に合流した。この日の試合前練習から姿を見せた。石塚は右の強打の捕手として岩手・黒沢尻工から19年育成ドラフト1位で入団。昨季はファームの非公式戦でチーム最多22本塁打を放ち、打率2割8分、79打点の好成績を残した。今春キャンプはB組(2軍)で完走。6日までは2軍で教育リーグに出場していた。

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◆西武からFA加入したソフトバンク山川穂高内野手(32)が、オープン戦2号2ランを放った。「4番一塁」でスタメン出場。1回2死一塁の第1打席で、ロッテ小島の直球を左中間最深部に運んだ。ダイヤモンドを一周し、ZOZOマリンで「どすこいポーズ」。「しっかりと自分のスイングができました。いいバッティングができて良かったです。開幕に向けていい感覚を続けていきたいと思います」と振り返った。3月5日のヤクルト戦以来の1発。これで春季キャンプから実戦10試合で4本塁打目となった。球界を代表するアーチストが量産態勢だ。

◆開幕ローテーション入りを狙うソフトバンク松本晴投手(23)が予定の3回を持たず、2回途中5失点で降板した。ロッテとのオープン戦に3回から2番手で登板。3回は3者凡退に打ち取るも、2イニング目の4回につかまった。先頭から2連続四球でピンチを招き、4番山口に右前タイムリーで1点を献上。続く中村奨には再び四球を与え、ベンチで小久保裕紀監督(52)も険しい表情を浮かべた。その後は3連打で逆転を許し、1回1/3を4安打5失点でマウンドを降りた。

◆ロッテの新アナウンス担当がデビューした。33年間務めた名物アナウンスの谷保恵美さんが昨年で引退。ホーム"開幕戦"となったこの日に新しい声がZOZOマリンに響いた。「千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークス、両チームのスターティングラインアップをお知らせいたします」。爽やかな声を発し、スタメン発表ではソフトバンクを担当した。ロッテのスタメン発表は男性DJが担当した。

◆ソフトバンクが対外試合9試合目で初黒星を喫した。連勝は8でストップも、収穫の多い試合となった。初回にFA加入した山川が先制2ラン。春季キャンプの紅白戦を入れて実戦は10試合で4発目、対外試合に限ると8戦4発となった。開幕ローテーション入りを狙う先発板東は2回1安打無失点の好投。開幕サードを狙う栗原はマルチ安打、育成選手の緒方は2安打1打点と存在感を出した。また、この日1軍に初昇格した育成の石塚は9回に代打で出場し、中前打を放った。

◆ソフトバンク杉山一樹投手(26)が3回完全投球。ロング救援を含めた開幕1軍入りへ猛アピールに成功した。6回から4番手で登板し、無安打3三振の力投。懸念されていた制球難も見られず、無四球でロッテ打線を圧倒した。「余裕はないですけど、不安もない。そこが一番大きいかなと」。150キロを超える直球に鋭いフォーク、カーブをストライクゾーンに集めた。小久保監督も「杉山が一番収穫かな」とうなずいた。「中継ぎと抑えがしっかりしているだけに、先発が崩れた後のロング(リリーフ)は貴重なので。そういう点では今日みたいな投球をしてくれたら十分でしょう」と及第点を与えた。同じくロングリリーフ起用が見込まれる武田は、現在やや不調気味。それだけに杉山にかかる期待は大きいはずだ。最速160キロ右腕は「やらないといけないです」と表情を締めた。

◆ソフトバンク1軍に初昇格した育成選手の石塚綜一郎捕手(22)が早速結果を出した。9回に代打で登場し、ロッテ吉田の直球を中前に運んだ。岩手・黒沢尻工から19年育成ドラフト1位で入団。昨季はファームの非公式戦でチーム最多22本塁打を放った、22歳の右打ちスラッガーだ。「結果を残さないといけない年。1軍でまず1本出て本当に良かった」と"初打席初安打"を喜んだ。

◆ロッテ山口航輝外野手(23)がピラティス効果で「開幕4番」へ一直線だ。ここまで対外試合6試合連続安打で好調を維持している。要因は今オフから始めた日課のピラティス。球場に来て約30分、体を動かしやすくするのが目的で「練習の入りからフレッシュな体で入れている」と効果を説明した。「4番目指してやっていきたい。(本塁打)30本というのはこの世界で達成したい目標でもある、打点ももっと高く目指していければ」と結果にこだわっていく。

◆ロッテ開幕投手の小島和哉投手(27)は、先発して4回6安打5奪三振で3失点だった。初回にソフトバンク山川に2ランを浴び「今どんな感じかなという部分を含めて真っすぐを選んで投げた。この寒さでも初回はしっかりスピードも出ていたので良かった」と気温5度の中での登板を振り返った。2年連続の開幕投手に決まった。「去年の試合とか実績はもう過去のこと。今年もう1回結果残すぞという気持ちで」とおごることなく、腕を振る。

◆ソフトバンク山川穂高内野手(32)が、日本を代表する少年漫画の第一人者として知られる、漫画家の鳥山明さん(とりやま・あきら=本名同じ)を悼んだ。ロッテとのオープン戦で左中間本塁打を放ち、途中交代。交代後の囲み取材で報道陣から訃報を知らされると「え、まじですか? 今日? そうなんですか?」と驚きを隠せない様子だった。山川は鳥山明さんの代表作「ドラゴンボール」の大ファン。好きなキャラクターは「似ているから」という理由で魔人ブウだったという。「ドラゴンボールは見てました。大人になってからも見ました。漫画をすごく読むので。寝る前の30分は漫画を読んで寝るので。そこで見たりしましたけど...」と神妙な面持ちで話した。

◆シーズン4番の座を決定づけた。西武からFA加入したソフトバンク山川穂高内野手(32)がオープン戦2号の先制2ラン。1回2死一塁、開幕投手に決定しているロッテ小島の内角直球を仕留め、左中間最深部へ突き刺した。「完璧...。いったなと。いい打ち方ができたと思います」と打った瞬間にそれと分かる1発を振り返った。キャンプ中を含め、4番出場した対外8試合で4発目。小久保監督は「そこ(4番)でいいんじゃないですか」と、シーズン中も打線のど真ん中を託すことを明言した。オープン戦も全試合出場で4試合連続安打をマーク。2本塁打を含む9打数4安打の打率4割4分4厘と大暴れだ。絶好調ぶりにも「調子は周りが判断する方がいい。打ってみないと分からないところ」とした上で「準備がしっかりできているのかなと思います」と分析する。敵地ZOZOマリンでは、通算の球場別打率2割2分5厘と相性は悪かったが相手エース級左腕から特大アーチ。ぬかりのない準備が、この日も結果につながった。就寝前の30分は漫画を読むことがルーティン。気分転換にもつながり、少年漫画の第一人者として知られる、漫画家の鳥山明さん代表作「ドラゴンボール」は全巻制覇するほどファンだった。試合後、報道陣に訃報を知らされると「まじですか? まだ若いのに...」と絶句。好きなキャラクターには「(自身に)似ているから」という理由で「魔人ブウ」を挙げた。昨季は自身の不祥事で17試合の出場のみ。新天地で再起を誓う今季は「4番」スタートが濃厚となった。4年ぶりのパ・リーグ統一へ、新主砲のバットにかかっている。【佐藤究】

◆ロッテ・山口航輝外野手(23)が「4番・左翼」で出場し、0-3の四回無死一、三塁で中前適時打を放った。ソフトバンク2番手・松本晴の真ん中高め直球を上手くはじき返した。四回は先頭のポランコと井上が四球で出塁すると、山口がしっかりと適時打を記録して味方打線に流れをもたらした。その後、無死満塁から佐藤が中前適時打、友杉が2点二塁打を放つなど計5安打で一挙5点を奪って逆転した。6年目の山口は昨季自己最多の115試合に出場し、打率・235、14本塁打。一塁手で61試合に出場したが今季は外野が中心となる。高部や藤原、岡、平沢、愛斗らとレギュラーを争っている中で試合前時点の直近5試合で打率・571(14打数8安打)と絶好調の打撃でこの日もアピールした。

◆ロッテで2年連続2度目の開幕投手に内定している小島和哉投手(27)は4回72球で6安打3失点。気温7度の寒さの中で一回は山川に2ランを浴びたが、最速147キロを計測した直球の質を確かめるなどし「スピードは出ていた。できたこともあればできなかったこともあるので、練習していきたい」と課題を得た。日本ハムと戦う29日の開幕戦に向けては「しっかりと勝ちを呼び込めるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。

◆新ルーティンで初の開幕4番を勝ち取る!!ロッテ・山口航輝外野手(23)が「4番・左翼」で出場し、2安打1打点と結果を残した。「やっぱり4番を目指していきたい。(目標を)高く持ってやることは大事。このまま継続していきたい」最低気温1度と凍える寒さの中、ポカポカ状態で打席に入っていた。今季から朝の球場入り後と試合前にピラティスを導入。疲労回復や柔軟性をアップさせるのが狙いで、1時間ほど体を温めてから試合に入った。その効果は絶大で四回無死一、三塁で右前適時打を放つと、五回は遊撃への内野安打。直近5試合で打率・643(14打数9安打)と絶好調だ。昨季は115試合に出場し、打率・235、14本塁打。計35試合に4番で出場したが、開幕は3番だった。最終目標には「30本塁打」を掲げ、主軸として進化を遂げる。(森祥太郎)

◆ロッテがオープン戦3試合目で初勝利した。打線は四回に一挙5点を奪い、投手陣は先発の小島が3失点したがその後は無失点リレー。今季初のZOZOマリンスタジアムでの試合で勝利を届けた。打線は四回に無死一、三塁から山口が右前適時打を放つと、佐藤が中前適時打を放つなど打線がつながった。吉井監督は「本当に彼らがやろうとしていることをゲームで出してくれて、結果も良かった。これを自信に続けていってほしい。やろうとしていることはしっかりトライしてほしい」と継続を促した。投手陣は開幕投手に内定している先発の小島が4回6安打3失点で終えたが、指揮官は「立ち上がりから球が強いなと思ってみていた。この寒さの中であれだけ強く投げられるというのは、調子は悪くないと思う」と評価。その後ろをオープン戦初登板となった守護神の益田や沢村らが無失点に抑え「沢村は真っすぐが去年より良かった感じがしますね」と目を見張った。

◆ソフトバンクの板東は持ち前の打たせて取る投球で2回1安打無失点と好投した。先発入りを狙う右投手は「ブルペンから良かった感覚を試合でも出せた」と手応えを口にした。春季キャンプは不調で競争に後れを取ったが、2日のDeNA戦は2回を完璧に抑えた。この日は「敗者からはい上がるぐらいの気持ち」で投げた。次は12日の巨人戦で4回を予定しており「段階的に一個一個、進めている」と引き締まった表情で話した。

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
402 1.000
(-)
-
(-)
26
(+4)
17
(+4)
2
(+2)
6
(+2)
0.277
(↓0.001)
2.830
(↓0.23)
2
(1↓)
ソフトバンク
310 0.750
(↓0.25)
1
(↓1)
15
(+3)
12
(+5)
4
(+1)
1
(-)
0.279
(↓0.008)
3.090
(↓0.76)
3
(1↑)
ヤクルト
421 0.667
(↑0.067)
1
(-)
22
(+6)
19
(+5)
2
(-)
4
(+1)
0.222
(↓0.004)
2.630
(↓0.24)
3
(2↑)
ORIX
211 0.667
(↑0.167)
1.5
(-)
10
(+3)
12
(-)
0
(-)
5
(+2)
0.289
(↑0.007)
3.000
(↑1)
5
(2↓)
巨人
220 0.500
(↓0.167)
2
(↓1)
20
(-)
10
(+3)
0
(-)
4
(-)
0.220
(↓0.035)
2.060
(↓0.39)
5
(4↑)
中日
332 0.500
(↑0.1)
2
(-)
23
(+4)
26
(-)
2
(-)
0
(-)
0.213
(↓0.003)
3.250
(↑0.46)
5
(5↑)
ロッテ
111 0.500
(↑0.5)
2
(-)
7
(+5)
10
(+3)
0
(-)
2
(+1)
0.227
(↑0.015
3.460
(↑0.25)
5
(-)
楽天
330 0.500
(-)
2
(↓0.5)
17
(-)
14
(-)
1
(-)
4
(-)
0.268
(-)
2.210
(-)
5
(-)
DeNA
223 0.500
(-)
2
(↓0.5)
24
(+4)
20
(+4)
4
(+1)
13
(+3)
0.258
(↓0.007)
2.950
(↓0.18)
10
(5↓)
広島
340 0.429
(↓0.071)
2.5
(↓1)
21
(-)
24
(+4)
2
(-)
2
(-)
0.216
(↓0.016)
2.790
(↓0.04)
11
(1↓)
西武
010 0.000
(-)
2.5
(↓0.5)
1
(-)
7
(-)
1
(-)
0
(-)
0.188
(-)
7.880
(-)
11
(1↓)
阪神
070 0.000
(-)
5.5
(↓1)
19
(+5)
34
(+6)
2
(-)
3
(-)
0.194
(↑0.028)
3.570
(↑0.65)