日本ハム(-グラウンド不良のため試合中止-)西武 =オープン戦1回戦(2024.03.06)・ファイターズ鎌ヶ谷スタジアム=
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西武
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日本ハム
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◆千葉・鎌ケ谷で予定していた6日のオープン戦、日本ハム-西武は、グラウンドコンディション不良のため中止が決まった。7日にも鎌ケ谷で同カードが予定されている。

◆日本ハム新庄剛志監督(52)が6日、オープン戦中止の話から「過酷な極寒でのプレー」、「ケガ予防」、「ピッチクロック」、「早い試合進行」と展開し、最後は私案として、ユニークな"月替わり7~8回制"プランをぶち上げた。この日鎌ケ谷で行われる予定だった西武とのオープン戦は、降雨によるグラウンドコンディション不良のため中止となった。鎌ケ谷の最高気温は8度。マウンド付近には水が残り「できんでしょ。見ている方もね。各内野のポジションにストーブ置いておかなあかん(笑い)。ふふふ。危ない、危ない」とファンの観戦環境や、選手のケガを心配した。さらに自身の経験から「アメリカのコロラドとかもっと寒かったですからね。雪の中ここまであれして(首元を隠すジェスチャー)」。寒い環境で守りの時間が長くなると、プレーの動き出しもきつくなる。「だから四球が嫌いなんですよね。リズム狂うもん。四球、四球、ヒット、ヒット、四球、四球...で、(次のイニングに自分が)先頭打者とかで。こっちは疲れとんねんって。初球見逃そうとか(笑い)」と続けた。寒さの話から、メジャーで導入されているピッチクロックの話にも発展。「これを日本が導入しないということは、そういう肘の不安とかあるんじゃないですか? ちょっとそれは聞いていないので分からないですが」。投手の体を心配した上で「早く試合を進行してほしかったら7回にすりゃいいのにね。7回の延長2回で9回ね。戦い方も変わりますけど。でも慣れたら慣れるでしょうしね。ファンあってのプロ野球なんで、やっぱり最終の電車とか。でも早くしすぎたら仕事終わってないって難しいところなんで、7回、8回? 今月8回とかね。月ごとに(笑い)」。ケガ予防と時短の両方をかなえられる独自の考えを、披露していた。

◆日本ハム伊藤大海投手(26)が、7日の西武とのオープン戦(鎌ケ谷)に登板する。6日の同カード(同)はグラウンドコンディション不良で中止となったが、伊藤の登板は予定通り。この日投げる予定だった北山亘基投手(24)は、8日のDeNA戦(横浜)に回る。3月29日の開幕ロッテ戦(ZOZOマリン)先発に指名されている伊藤は、屋外球場では開幕前最初で最後の実戦登板になる。2軍本拠地の鎌ケ谷では自身初の登板で「外球場の空気感とか、中とはちょっと違った部分とかあると思うので、そこをちょっと感じながらできたら」と、本番の予行演習も兼ねる。3イニングを予定し、球数次第で調整する。

◆西武は日本ハムとのオープン戦が中止となり、登板予定だったドラフト1位・武内夏暉投手(22)=国学院大=が室内練習場でライブBP(実戦的な打撃練習)を行った。アギラー(前アスレチックス)や渡部ら打者13人に53球を投げ、安打性の打球は3本。「低めの真っすぐが前回より良かった」と振り返った。投球を見守った松井監督は「次に向けていい調整をしてくれた」と目を細めた。

◆日本ハムは6日、グラウンドコンディション不良のため西武とのオープン戦(鎌ケ谷)が中止となり、室内で練習。新庄剛志監督(52)が現在の〝潮流〟に一石を投じた。「早く試合を進行してほしかったら7回(制)にすりゃいいのにね。7回の延長2回で9回。今月は8回とかね。月ごとに(変える)」球界では近年、試合時間短縮のためさまざまな施策を行っており、7回制もその1つ。長すぎる試合時間はファン離れを招くと考えられており、すでに一部の国際大会で導入され、社会人野球でも実証実験が行われたことで注目を集めている。メジャーでは投球間に一定の制限時間を設けるピッチクロックを導入。国内での採用も議論されているが、「俺がもし投手なら肘の不安はある。早く投げないと、というので開きが早くなって痛くなる」と警鐘を鳴らす。「肘とか肩、投手陣が『大丈夫ですよ』と言うのだったら賛成かな」と賛成には条件付きの立場で、代わりに推すのが7回制というわけだ。9回制が制定されたのは160年以上前とされ、長い歴史もあって実現はすぐには難しそうだが、7回制導入は常に観客を楽しませることを念頭に置く指揮官らしい持論といえそうだ。(加藤次郎)

DAZN

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
301 1.000
(-)
-
(-)
15
(-)
12
(-)
0
(-)
3
(-)
0.270
(-)
3.000
(-)
1
(-)
ソフトバンク
300 1.000
(-)
0
(-)
12
(+2)
7
(-)
3
(-)
1
(-)
0.287
(↓0.051)
2.330
(↑1.17)
3
(1↑)
巨人
210 0.667
(-)
1
(↓0.5)
20
(-)
7
(-)
0
(-)
4
(-)
0.255
(-)
1.670
(-)
4
(1↓)
ヤクルト
321 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
16
(-)
14
(+2)
2
(-)
3
(-)
0.226
(↓0.019)
2.390
(↑0.03)
5
(-)
ORIX
111 0.500
(-)
1.5
(↓0.5)
7
(+1)
12
(+1)
0
(-)
3
(+1)
0.282
(↑0.009)
4.000
(↑1.5)
5
(2↑)
楽天
330 0.500
(↑0.1)
1.5
(-)
17
(+5)
14
(+2)
1
(+1)
4
(+1)
0.268
(↑0.019)
2.210
(↑0.04)
5
(4↑)
DeNA
222 0.500
(↑0.167)
1.5
(-)
20
(+5)
16
(-)
3
(+1)
10
(+3)
0.265
(↑0.015)
2.770
(↑0.58)
5
(-)
広島
330 0.500
(-)
1.5
(↓0.5)
21
(-)
20
(-)
2
(-)
2
(-)
0.232
(-)
2.750
(-)
9
(2↓)
中日
232 0.400
(-)
2
(↓0.5)
19
(+1)
26
(+1)
2
(+1)
0
(-)
0.216
(↓0.003)
3.710
(↑0.46)
10
(3↓)
ロッテ
011 0.000
(-)
2
(-)
2
(-)
7
(-)
0
(-)
1
(-)
0.212
(-)
3.710
(-)
10
(-)
阪神
060 0.000
(-)
4.5
(↓1)
14
(+2)
28
(+5)
2
(-)
3
(-)
0.166
(↓0.011)
4.220
(↑0.28)