1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | ||||||||||||
阪神 | 0 | ||||||||||||
勝利投手:- 敗戦投手:- |

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◆今年初の甲子園での試合が雨天中止になった。夜から降り続き、日中にやむ見通しもない予報だった。チームは甲子園の室内練習場で練習を行った。先発予定は村上頌樹投手(25)だった.。投手の調整が難しくなることから、天気を心配していた岡田彰布監督(66)も仕方なしといった表情を見せていた。
◆今年初の甲子園で先発する予定だった村上頌樹投手(25)は前向きだった。甲子園室内で軽く調整した。雨はやむ気配がなく、「今日このまま投げたら、ちょっと、風邪を引きそうなのでよかったです」と笑っていた。昨季MVP右腕は3回1失点だった2月24日ヤクルト戦(浦添)以来の登板予定だった。
◆阪神ドラフト5位石黒佑弥投手(22=JR西日本)と同6位津田淳哉投手(22=大経大)が、1軍練習に合流した。この日の試合はあいにくの雨天中止。津田は「昨日の夜とかずっと天気予報見て、朝も見て、晴れるんかなーと。でも阪神園芸さんならいけるんちゃうかなーとかいろいろ考えながら」と楽しみにしていただけに残念そうだった。それでも、2人のブルペン投球を岡田彰布監督(66)が視察。40球を投げた石黒は「ちょっと緊張しながら、いつもと違った雰囲気があったんで、その中で投げられたので良かったなと思います」と初々しく話した。1軍の選手たちと練習をともにし、気持ちも新た。石黒は「自分も早くこの場になれるというか、この一員になれるように頑張りたい」と気を引き締めていた。
◆楽天今江敏晃監督が雨天中止を惜しんだ。甲子園は朝から天候に恵まれず、阪神とのオープン戦が流れた。「シーズン入ったら振り替えになりますけど、オープン戦はかえってこない。選手の時はうれしかったですけど、監督になると試合やりたいなって」と心境の変化を実感。苦心するのは投手繰りで、この日先発予定だったポンセを6日の同戦の2番手に回すことで、若手の登板機会が減ってしまうことに頭を悩ませた。
◆甲子園で今年初開催を予定していた5日の楽天戦が雨で中止となり、阪神の先発陣の登板日が再編成を余儀なくされた。岡田彰布監督(66)は「もう雨降ったらアカンで。降ったらもう、イニングはないわ」と恨めしげ。6日の楽天戦(甲子園)に伊藤将司投手(27)と大竹耕太郎投手(28)、同日の2軍教育リーグ・ソフトバンク戦(鳴尾浜)に西勇輝投手(33)と村上頌樹投手(25)の2人ずつが登板。同じ日に開幕ローテ入りが有力な4人が投げる異例の事態となった。阪神岡田監督の一問一答は以下の通り-想定していたが、雨が降ると投手のやりくりが難しくなるそうやなあ。もう雨降ったらアカンで。降ったらもう、イニングはないわ。-これまでも話していたが、今週の投球をみて、ローテーションを確定させるピッチング見てっていうか、そら大竹とかまだ投げてないわけやからな。はっきり言うて。そんなん決められへんやんか。はっきり言うて。そら、西にしても、青柳にしてもそうやで。ほとんど投げてないのと一緒やからな。投げてないのに、ローテーションの順番なんか決められへん。-今週をしっかり投げれたらでも、3回...。投げても、3回やで。まだ。投げたピッチャーくらいやな。伊藤(将)とかな。才木とか、4回とか、この間いったけど。まだ、そういう段階やで。でも。-ローテーションの順番は火曜日から日曜日まであるが、意識していることは6連戦で? まあ、去年なんかでもうまく左が2枚おるから。最初やで。最後のな、8月以降は調子のいいピッチャーをどんどん投げさせるけど、俺がずっとやってきたのは、3連戦で左を1枚ずつ入れて、タイプがあんまり似通っているピッチャーは続けないようにしとったよ。西純と才木は連続で投げさせてないよ、だから。そういう力で押すとか、タイプ的な......あんまりひっつけんようにしとったよ。-大竹の状態にもよるが、今年も右、左で並べるのは変わらないかそうやなあ。メンバー的に見て、それができる可能性はあるわな。おーん。-村上が6日に教育リーグで先発、イニングを投げられているから2軍でそや。そうなんよ。別にどっちでもよかったけど、おーん。まあ、そら、まだ年功序列やろ(笑い)。しゃあないやん。シーズン入ったらちゃうけど(笑い)-雨が降ると中継ぎ投手もイニングを確保できないだからこれも、こっちにいてる間やな。ファームもだから今週だけやんか。同じ日程でファームがあるから、それは助かったけどなあ。それほどまだ絞りきるまではみんな投げてないよ、はっきり言うて、おーん。それはまだ甲子園では絞りきられへんよ。
◆4人一気投げで開幕ローテを整える! 甲子園で今年初開催を予定していた5日の楽天戦が雨で中止となり、阪神の先発陣の登板日が再編成を余儀なくされた。岡田彰布監督(66)は「もう雨降ったらアカンで。降ったらもう、イニングはないわ」と恨めしげに言った。5日に先発予定だった村上頌樹投手(25)は6日の2軍教育リーグ・ソフトバンク戦(鳴尾浜)へ。5日に今季初の実戦登板を予定していた大竹耕太郎投手(28)は、6日の楽天戦(甲子園)にスライドし、2イニングを予定する。6日の楽天戦先発は伊藤将、2軍のソフトバンク戦は西勇が先発する予定。同じ日に開幕ローテ入りが有力な4人が投げる異例の事態となった。「そっか4人なるんか。やっぱり先発は先に投げさせとかんとあかんからなあ。巨人戦はブルペンデーやわ」。先発陣の調整を優先するため、開幕前ラスト甲子園になる10日の巨人戦は、リリーフ陣だけでまかなうプランになった。キャンプ中に右ふくらはぎの張りがあった西勇、1月に左肩のガングリオン(良性のしこり)をとった大竹はここまで実戦登板なし。青柳も右臀部(でんぶ)の張りがあったため1イニングのみと、イニング数の確保が不可欠になっている。「ほとんど投げてないのと一緒やからな。投げてないのに、ローテーションの順番なんか決められへん」と指揮官も悩ましげだ。それでも昨季日本一に貢献した先発6人衆への信頼と経験値は十分。6日以降は天候も回復し、今週甲子園で行われる4試合と鳴尾浜での2軍戦を使えば、全員が登板できる見込みだ。岡田監督は開幕ローテ編成時の理想も明かした。タイプの同じ投手は並べず、左腕を1カードに1人ずつ入れるというもの。今季も各カード3連戦に右、左、右と並べていくかと問われ「そうやなあ。メンバー的に見て、それができる可能性はあるわな。おーん」と応じた。8日には3月29日巨人戦の開幕投手に浮上した青柳が先発し、開幕に向けたテストを施す。なんとか試合をやりくりし、ローテ固めに入る。【磯綾乃】阪神村上 今日このまま投げたらちょっと風邪ひきそうなんで、よかったです。(スライドでも)そのままいつもやってる感じでやってるだけなので、変えるとかはないですね。阪神大竹 テーマはとりあえず真っすぐをしっかり投げることですかね。ブルペンで投げた感覚がバッターに対してどういう感じか。そのへんの確認というか、しっかり抑えられるように投げていきたい。阪神伊藤将 もう1カ月切っているので。開幕にしっかり合わせられるように、明日の試合もしっかり投げられたらいいなと。体を全体的に使って、いろいろと本格的な配球とかできたらいいと思います。
◆阪神ー楽天のオープン戦は雨天のため、中止が発表された。雨が降り続いていたため、この日チームは室内で練習を開始。ダッシュやキャッチボール、フリー打撃などで汗を流した。阪神と楽天のオープン戦は6日も予定されている。
◆阪神のドラフト5位・石黒佑弥投手(22)=JR西日本=とドラフト6位・津田淳哉投手(22)=大経大=がこの日1軍練習に合流した。2人は1軍の選手やコーチ陣にあいさつを済ませて練習に合流。ブルペンに入ると、投球を岡田彰布監督(66)らが見守った。石黒は「1軍の投手コーチや監督が見ていたので、少し緊張しながら、いい緊張感で投げられたのでよかった」と振り返り、津田は「真っすぐが自分の思ってるところに投げられてないなっていうのは感じた。修正して、体の開きを抑えるようにしたい」と語った。試合は雨天中止となり、津田は「昨日の夜とかずっと天気予報見て、朝も見て。阪神園芸さんならいけるかな、とかいろんなことを考えながら」と回顧し残念がった。
◆楽天の田中将が6日の阪神戦で今季2度目の実戦に臨む。昨秋受けた右肘のクリーニング手術からの回復途上で、先発で2回を投げる予定になっている。キャンプで打撃投手などを行わずに2月24日の中日戦で先発マウンドに上がり、1回を2安打無失点。最速は141キロだった。35歳のベテランは「前回よりステップアップできたと実感できたら一番いい」と、慎重を期しながらも開幕ローテーション入りをにらんで調整を進める。
◆阪神・佐藤輝は甲子園の室内で打撃練習を行った。今季の甲子園初戦は雨天中止でおあずけとなったが、改めて「しっかり甲子園の雰囲気を感じてできたらいいなと思います」と力強い。6日に登板が予定されている田中将(楽天)とは過去3年間の公式戦で対戦打率・444(9打数4安打)、4打点、1本塁打と好相性。「いい投手なので頑張ります。しっかりいい当たりが打てたらいい」と意気込んだ。
◆阪神・前川は雨天中止となったことで午後から室内練習場で行われた特打に参加した。「自分で打撃の状態は理解している。見た通りだと思うので、よくしていけるようにしたい」。2月20日の韓国・サムスン戦(宜野座)で本塁打を放ってから、5試合13打席連続無安打。開幕1軍入りへ、結果が必要な若虎は「変わりなく頑張ります」と冷静だった。
◆右肘痛で別メニュー調整を続けていた阪神・ノイジーが〝復調〟を強調した。「首脳陣には準備できて試合でプレーできると伝えています。(肘は)準備できています」。すでにフリー打撃には問題なく参加しており、あとは守備をどれだけこなせるかが焦点となる。岡田監督は今週のオープン戦での起用に慎重な姿勢を示しているが、N砲は「打席数はできる限り立っておきたい」と万全であることをアピールした。
◆阪神・井上が1軍に再合流し「やってきたことを出すだけ。準備してゲームに臨みたい」と決意した。春季キャンプ中の2月の対外試合では安打が出ず。2、3日の教育リーグ・広島戦(由宇)で3安打。8日からは両翼を争う森下が侍ジャパンから再合流する見込みのため、6日の楽天戦で〝一発回答〟が求められる。「打つだけじゃゲームに出られない。チームとしてどうしたら試合に出そうと思ってもらえるかを自分の中でやっていけたら」と攻守両面でのアピールを誓った。
◆実戦初登板に臨む予定だった阪神・大竹は、6日の同戦に回る。「真っすぐをしっかり投げる。ブルペンで投げた感覚が打者に対してどういう感じかとか、その辺の確認をしたい」。左肩のガングリオン(良性腫瘍)除去の処置で出遅れたが「もちろん痛みとかはない」と万全だ。昨季チームトップの12勝を挙げた左腕が、先発が有力な開幕5戦目となる4月3日のDeNA戦(京セラ)に向けて急ピッチで仕上げる。
◆阪神・村上は先発予定だった5日の楽天戦が雨天中止となり、6日の教育リーグ・ソフトバンク戦(鳴尾浜)に登板する。「このまま投げたら風邪ひきそうなんで、よかった」と報道陣を笑わせた。前回登板した2月24日のヤクルト戦(浦添)は3回3安打1失点と順調な調整ぶりを披露し、次回登板は球数次第で3ー4回を消化する予定。「イニングが増えて、疲れてきたらコントロールがどうなるか、確かめたい」。昨年のセ・リーグMVP右腕が状態を上げる。
◆阪神・岡田彰布監督(66)が5日、今季の先発ローテーションの理想型を明かした。楽天戦(甲子園)は雨天中止となり、今後は2軍戦も活用。シーズンが開幕すれば1カード3連戦の真ん中に伊藤将司投手(27)、大竹耕太郎投手(28)ら左腕を入れるプランを語った。強力な先発陣が〝オカダの策〟でさらに輝き、連覇を実現させる。右、左、右! 右、左、右!! 岡田流、連覇への大号令だ。開幕を力強く踏み出し、それぞれの力を最大限に引き出すために-。並べ方は、おのずと見えてくる。先発ローテーションへの揺るぎない理想を、岡田監督が明かした。「俺がずっとやってきたのは、3連戦で左を1枚ずつ入れて。タイプがあんまり似通っているピッチャーは続けないようにしとったよ」どんな意識で先発投手をローテに並べていくのかを問われ、語った。パズルのように当てはめているわけではない。敵が嫌がること、選手のためになることを突き詰めて考える虎将にとっては、すべて必然だ。「西純と才木は(昨季も)連続で投げさせてないよ、だから。そういう力で押すとか、タイプ的にな、あんまりひっつけんようにしとった」。3月29日の巨人との開幕戦(東京ドーム)まで3週間あまりとなった。この日は、甲子園100周年の〝開幕戦〟となるはずだった楽天とのオープン戦が雨天中止となり、先発陣の貴重な調整の場も奪われたが、確固たる理想があるから、慌てず騒がず準備を進めさせるだけだ。まず「右」の2投手はがっちりとローテにハマってくれている。この日先発予定だった村上は、中止を受けて6日の教育リーグ・ソフトバンク戦(鳴尾浜)での登板に回ることとなった。このまま〝週の前半〟での調整を続ける見込みで、開幕4戦目のDeNA戦のカード頭(4月2日、京セラ)での登板が有力だ。才木は3日の日本ハム戦(札幌ドーム)に先発し4回無失点と好投したが、このまま中6日で投げ続け巨人との開幕カード3戦目(東京ドーム)に回ると見られる。速球派右腕の2人は配置できており〝理想〟まではもう少しだ。
◆6日の楽天戦(甲子園)に先発する阪神・伊藤将はキャッチボール、ランニングなどで調整した。「もう(開幕まで)1カ月切っているので、本格的な配球だったりもできたらいい」。前回2月23日の巨人戦(那覇)では一回に集中打を浴びて7失点。それでも岡田監督の信頼は揺るがなかった。開幕2戦目となる30日の巨人戦(東京ドーム)の先発が有力な左腕は「(23日は)高めを打たれたので、そこは意識しながらストレートを投げ切りたい」と雪辱を誓った。
◆甲子園100周年イヤーの開幕戦は〝水入り〟となり、室内で練習を行った。阪神・岡田彰布監督(66)の主な一問一答は以下の通り。(練習中)「明日こっち(甲子園)とあっち(鳴尾浜)で先発3人やで。西(勇)もか、そっか4人なるんか(苦笑)。やっぱ先発は先に投げさせとかんとあかんからなあ。巨人戦(10日)はブルペンデーやわ」――リリーフは開幕直前の2軍戦まで使える「そや。先発はそういうわけにはいかんからなあ」(ドラフト5位・石黒と6位・津田のダッシュを見ながら)「こいつらも今日デビューやったのにな」――また今週どこかで「だから巨人戦はブルペンデーやからな。ゲラも今日やったんやけどな。まだそんな投げてへんからな」(囲み取材で)――想定していたが、雨が降ると投手のやりくりが難しくなる「そうやなあ。もう雨降ったらアカンで。降ったらもう、イニングはないわ」――これまでも話していたが、今週の投球を見てローテーションを確定させる「ピッチング見てっていうか、そら大竹とかまだ投げてないわけやからな。ハッキリ言うて。そんなん決められへんやんか。ハッキリ言うて。そら、西(勇)にしても、青柳にしてもそうやで。ほとんど投げてないのと一緒やからな。投げてないのに、ローテーションの順番なんか決められへん」――今週をしっかり投げれたら「でも、3回...。投げても3回やで。まだ。投げたピッチャーくらいやな。伊藤(将)とかな。才木とか、4回とか、この間いったけど。まだそういう段階やで。でも」――順番で火曜日から日曜日まであるが、意識していることは「6連戦で? まあ、去年なんかでもうまく左が2枚おるから。最初やで。最後のな、8月以降は調子のいいピッチャーをどんどん投げさせるけど、俺がずっとやってきたのは、3連戦で左を1枚ずつ入れて、タイプがあんまり似通っているピッチャーは続けないようにしとったよ。西純と才木は連続で投げさせてないよ、だから。そういう力で押すとか、タイプ的な...あんまり引っ付けんようにしとったよ」――大竹の状態にもよるが、今年も右、左は変わらないか「そうやなあ。メンバー的に見て、それができる可能性はあるわな。おーん」――ルーキーのブルペンを見た。紅白戦でも見たが「まあなんか、あいつらも、ブルペンキャッチャーも『なかなかいいボール投げてましたよ』と言ってたけどな、おーん。また今度呼ぶよ」――ブルペンを見ても全然投げさせていいレベルか「おーん、そうそうそう。日曜日におーん、あれやろ、新入団紹介か、それでな、どっちみちこっちに来るから投げさそかな思うて」――石黒もキャンプの時からいい投球が続いている「おーん、石黒は最初からな、最初に名前挙がったの石黒やったからな、ファームからのな。巨人戦の方がええやんか(笑)。なあ晴れ舞台で」――日曜は投げない投手もベンチに入れるのか「それはしないしない。ベンチ狭いねんで、はっきり言うて。今みんな立つからベンチ余計狭なったわ(笑)」――中継ぎ投手もイニングを確保できない「だからこれも、こっちにいてる間やな。ファームもだから今週だけやんか。同じ日にちで日程でファームがあるから、それは助かったけどなあ。それほどまだ絞りきるまではみんな投げてないよ、はっきり言うて、おーん。それはまだ甲子園では絞りきれられへんよ」――村上がファーム。どちらかと言うと投げられているから「そや。そうなんよ。おーん、まあ別にどっちでもよかったけど、おーん。まあ、そら、まだ年功序列やろ(笑)。しゃあないやん。シーズン入ったらちゃうけど(笑)」――中野、森下は8日のヤクルト戦は「ああ、まだ決めてない決めてない。どっちでもいいけどなあ、どのぐらい出るかなあ。まあ、親善試合やからな、本チャンのあれじゃないからな、去年みたいな。京セラやから、別にすぐそこやから、別に」――井上も来たが、若手のチャンスも減ってしまう「いやだから、そうなるんよな、結局。今日なんかライトでスタメン行こうと思ってたのに。それもなあ、なんか持ってるものかなあ。今日なんか出てホームランでも打ったら全然違うと思うけど、なんかそういう機会が無くなってしまうというのも、なんやろなあ」――野口と今日、明日でという予定だったか「違う違う、井上だけやったよ。向こうも試合あるからな、できるからな」――侍はテレビで見るか「見る見る、それは。テレビやるんやろ。今日ちゃうやろ、明日からやろ」――森下のチェックは「いやいや、そんなチェックなんて。どっちみち使うんやから」
◆自分で考えた者だけが勝ち残る! キャンプで頑張った若手に結果が生まれない現状に、西武打撃コーチ時代に数多くの名選手を育てた土井正博氏(80)=サンケイスポーツ専属評論家=は「やらされるのではなく、自分からやる練習」を薦め、同時にコーチへの質問攻めの大事さを説いた。キャンプで評判の良かった若手選手たちをモヤモヤした気持ちで見ている。前川などは、一目見てこちらがうなるような素材を持っている。結果につながらないのは残念で仕方がない。実は、今の阪神は若手にとって非常に過酷なチームといえる。というのも、安定した力を持つレギュラーがそろっているから、岡田監督は「競争からはい上がった者を使う」方針。強いチームの考え方で、現状の阪神では正解だ。選手起用には「競争」と「育成」がある。育成は「この選手」と決めて、少々成績が落ちても我慢して、経験を積ませる。大山や佐藤輝がこの方針から今の地位を得た。しかし、日本一になった今、選手層が分厚くなり、我慢して使う「枠」はない。必然的に若手は、追い込まれた中で結果を求められる。5日はビジターチームの練習後に特打ちを行ったと聞いた。いいことだ。数多く振って、身につく打撃こそがホンモノだから。
◆3月5日は啓蟄(けいちつ)。二十四節気の1つで、「土の中に隠れて冬ごもりしていた虫も、はい出てくる日」。要するに、そのぐらい寒さが緩んで、春の陽気になってきた頃を示すのだが、甲子園はとんでもない極寒だった。吐く息が白い。北海道帰りのトラ番コンビ、原田遼太郎と邨田直人は、北の大地で散々、白い息を吐いてきたから、当たり前の顔をしていたが、他のトラ番はハンパない寒気に震えっぱなしだった。きっと虫も地下深くに潜ったことだろう。オマケに朝から雨。冷たい雨。こんな状況で野球をやるのは選手がかわいそうだ、と思っていたら、午前10時すぎには中止のアナウンスが甲子園球場の周回に鳴り響いた。そりゃあ、そうだろうう。ナイス判断! 早く家に帰れる! と思って周囲を見たら、サブキャップ原田が渋い表情をしていた。「これ、どうやって3ページを埋めたらいいのか? 途方に暮れています。某選手が『新聞、どうするの?』と同情してくれました」試合をしていない阪神で3ページ埋める苦労を、タテジマの選手すら理解してくれているらしい。邨田も悲しそうな顔でこっちを見ている。新聞ができるかどうか、不安いっぱいのようで。「雨で予定が狂ってしまう経験を、ことしは一度も体験していなかったので。今、どうしていいのか、分からないです」
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
3 | 0 | 1 | 1.000 (-) | - (-) |
15 (-) | 12 (-) | 0 (-) | 3 (-) |
0.270 (-) | 3.000 (-) |
1 (-) |
ソフトバンク |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | 0 (-) |
10 (+5) | 7 (+4) | 3 (+2) | 1 (-) |
0.338 (↓0.005) | 3.500 (↓0.5) |
3 (2↓) |
ヤクルト |
3 | 1 | 1 | 0.750 (↓0.25) | 0 (-) |
16 (+4) | 12 (+5) | 2 (-) | 3 (-) |
0.245 (↑0.015) | 2.420 (↓0.67) |
4 (1↑) |
巨人 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (-) | 0.5 (↑0.5) |
20 (-) | 7 (-) | 0 (-) | 4 (-) |
0.255 (-) | 1.670 (-) |
5 (4↓) |
ORIX |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↓0.5) | 1 (↓1) |
6 (+2) | 11 (+8) | 0 (-) | 2 (+1) |
0.273 (↓0.041) | 5.500 (↓2.5) |
5 (1↑) |
広島 |
3 | 3 | 0 | 0.500 (-) | 1 (↓0.5) |
21 (-) | 20 (-) | 2 (-) | 2 (-) |
0.232 (-) | 2.750 (-) |
7 (2↑) |
中日 |
2 | 3 | 1 | 0.400 (↑0.15) | 1.5 (-) |
18 (+8) | 25 (+2) | 1 (-) | 0 (-) |
0.219 (↑0.019) | 4.170 (↑0.43) |
7 (-) |
楽天 |
2 | 3 | 0 | 0.400 (-) | 1.5 (↓0.5) |
12 (-) | 12 (-) | 0 (-) | 3 (-) |
0.249 (-) | 2.250 (-) |
9 (1↓) |
DeNA |
1 | 2 | 2 | 0.333 (-) | 1.5 (↓0.5) |
15 (+2) | 16 (+2) | 2 (-) | 7 (+2) |
0.250 (↓0.026) | 3.350 (↑0.36) |
10 (-) |
阪神 |
0 | 5 | 0 | 0.000 (-) | 3.5 (↓0.5) |
12 (-) | 23 (-) | 2 (-) | 3 (-) |
0.177 (-) | 4.500 (-) |
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