DeNA(2対2)ロッテ =オープン戦1回戦(2024.03.05)・横浜スタジアム=
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ロッテ
0100000012800
DeNA
1000100002400
勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆DeNAは、先発・大貫が3回3安打1失点の好投を披露。対するロッテも、先発・西野と2番手・ダイクストラがともに3回1失点。開幕ローテーション入りを目指す各投手が、順調な調整ぶりを示した。

◆DeNAの今季本拠地初実戦のスタメンが発表された。ドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)は加入後ハマスタで初実戦となる。2番にはオースティンが座り、佐野、牧、宮崎のクリーンアップが続く強力打線を形成する。「9番遊撃」にはこの日、1軍に合流した森敬がスタメンに名を連ねた。先発マウンドには大貫が上がる。

◆DeNA森敬斗内野手(22)が今季1軍初出場初打席で快音を響かせた。「9番遊撃」で先発。3回先頭、ロッテ西野の初球127キロスライダーを果敢に振りに行った。鋭い当たりで一、二塁間を抜く右前打とした。森敬は昨季、右手有鉤(ゆうこう)骨の負傷の影響などもあり、1軍でわずか9試合の出場にとどまっていた。1軍での安打は昨年6月19日の日本ハム戦(横浜)以来、9カ月ぶりとなった。続く度会の打席で何度も盗塁を狙い、最後は西野の素早い一塁けん制で逆を突かれてアウトになったものの、持ち前の積極性を見せた。

◆DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が加入後、ハマスタでの初実戦初打席で初安打を決めた。「1番右翼」で4試合連続スタメン出場。1回先頭、ロッテ西野の外角147キロ直球を振り切り、高いバウンドでの二塁への内野安打で出塁した。打撃だけでなく足でもかき回した。続く2番オースティンへの2球目で二盗成功。オープン戦初盗塁で無死二塁とチャンスを広げた。オースティンの二ゴロで三塁へ進塁し、佐野の先制適時二塁打でホームを踏んだ。度会→オースティン→佐野という豪華な1、2、3番で先制点を素早く奪った。さらに第3打席では貴重な勝ち越し点をもたらした。5回2死一塁、ロッテ・ダイクストラの初球高め152キロ直球を強振した。右中間を破る適時二塁打を放ち、塁上で両手を掲げ「速球派の外国人投手だったので押し負けないように自分のスイングを心がけました。勝ち越すことができ、うれしいです!」と話した。3打数2安打1打点1盗塁で6回の守備からベンチに退いた。オープン戦は12打数6安打の打率5割と好調をキープしている。

◆ロッテの新外国人ジェームス・ダイクストラ投手(33=米独立リーグ)が、DeNAとのオープン戦に2番手で登板し、3回1失点でマウンドを降りた。1イニング目は佐野をこの日最速の156キロの速球で投ゴロ、牧は歩かせたが、後続の宮崎、梶原を二ゴロに封じた。2イニング目の5回はテンポ良く2死を奪ったが、森敬を四球で歩かせ、度会に勝ち越しの適時二塁打を浴びた。3イニング目の6回は3者凡退。最速156キロと真っすぐが走った一方、1盗塁を許し、走者を背負った時のクイックに課題が残った。

◆昨季本塁打王のロッテ、グレゴリー・ポランコ外野手が、DeNAとのオープン戦で今季初実戦に臨んだ。「4番DH」でスタメン出場。大貫、中川虎と対戦し、3打数無安打で交代した。先月末に来日し、この日から1軍に合流。吉井監督は「まずは元気な姿を見せてくれたんで、良かったなと思います」と話した。

◆ロッテ西野勇士投手が、内定する開幕2カード目の初戦となる4月2日のソフトバンク戦に向け、順調な調整をアピールした。DeNAの強力打線を相手に3回を3安打1失点。初回に度会の安打から盗塁も絡められ、佐野の適時二塁打で1点を失ったが、最速は150キロをマークし、3三振も奪った。「全体的に見たら結構良かったと思うんで、このまま良くしていければ」と納得の表情で話した。小雨がぱらつき、気温8度と冷え込む中でも半袖で"熱投"した。「思ったより寒さは気にならなかったです。もう数年、長袖を着てないです」とケロリ。吉井監督からは「今日は球威ありましたね。寒いのに半袖で頑張ってました」と評価された。開幕カードの日本ハム戦は小島、種市、佐々木に内定。「3人と競っていきたいっていう気持ちは持ってるんで、負けない、いいパフォーマンスを出せたら」と力を込めた。

◆DeNAドラフト2位の松本凌人投手(22=名城大)が奪三振ショーで"本拠地デビュー"を飾った。8回から登板すると、1死から高部を内角151キロ直球で見逃し三振。続く平沢をスライダーで3球三振に斬り、左打者3人を料理した。実戦3試合で4回無失点5奪三振と躍動しており、三浦監督は「球も強かったですし、内角も突けていましたし、非常に良かったと思います」と称賛した。

◆"家"で暴れ回った。DeNAドラフト1位の度会隆輝外野手(21=ENEOS)が、プロ入り後初めて本拠地・横浜スタジアムでの初実戦に臨んだ。4試合連続「1番右翼」で先発し、1回先頭の第1打席、二塁への内野安打で初安打をマーク。5回2死一塁では右中間への一時勝ち越しの適時二塁打で、オープン戦の打率を5割に乗せた。幼少期から慣れ親しんだハマスタでひときわ光り輝いた。グラウンドから見える景色は格別だった。名前が横浜スタジアムでコールされる。度会は右翼守備につき、右翼席のファンへペコリ、ペコリと丁寧にあいさつ。「自分のユニホームやタオルを持って、応援しに来てくださる皆さんの声援というのはすごく力になります」とパワーをもらった。かつてはスタンドからプロのプレーを眺めた少年が、高校、社会人を経てプロ野球選手としてグラウンドに立った。初めてハマスタに来たのは幼稚園児のころ。記憶も定かではないが、ヤクルトでプレーした父博文さん(52)の応援で駆けつけたのが原風景だった。 そこから横浜高に進学すると、県大会でしびれるトーナメントの舞台に。青春のうれしい思い出、悔しい思い出がしみついている。ENEOS入団後も大会の予選で使用。「雰囲気が大好きな球場。幸せです。今までで20試合はやってると思う」と回想した。幸せをかみしめるようにグラウンド上で躍動した。1回先頭、3球目をたたいて二塁への内野安打。勢いそのままに2番オースティンへの2球目で二盗を成功した。進塁打で三塁へ進み、佐野の適時打で先制のホームを踏んだ。5回2死一塁からはロッテ・ダイクストラの初球高め152キロ直球を強振。剛速球にも負けずにはじき返し、右中間を破る適時二塁打で両手を掲げて喜んだ。攻撃の中心は度会だった。全2得点をもたらし、オープン戦は12打数6安打の打率5割と好調をキープ。最後に優勝した98年に1番を務めた石井チーフ打撃兼走塁コーチの手ほどきも受けながら、開幕1番へ着々と近づいている。「1番ってすごく大事な打順。得点圏、打点、全ての打撃面において、一番最初からチームにいい風を持っていけるようにしたい」。度会が横浜の地を先頭から盛り上げる。【小早川宗一郎】

◆DeNA・小園健太投手(20)が6日のロッテとのオープン戦(横浜)で先発する。5日はキャッチボールなどで調整。これまでの実戦は1イニング目の内容が不十分だったといい「立ち上がりから自分のリズムで投げることをテーマにやりたい」と気を引き締めた。市和歌山高でバッテリーを組み、ともにドラフト1位でプロ入りした松川と対戦する可能性がある。「そこは意識せずやりたい」と口にしつつ「投げるのかを聞かれて、軽く濁しておきました」と笑った。先発ローテーション入りに向けてアピールが求められる。「すごく競争は激しい。いい位置ではないことは自覚している。下がるところはないので100%を出すだけ」と決意を込めた。

◆DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が「1番・右翼」で先発出場し、同点の五回2死一塁で勝ち越しの右中間適時二塁打を放った。「速球派の外国人投手だったので、押し負けないように自分のスイングを心掛けました」と振り返った。外国人右腕のダイクストラとの対戦。高めに浮いた152キロの直球に振り負けず、右中間を深々と破った。一回には二塁内野安打を放ち、すかさず二盗を決めて先制のホームを踏んだ。2試合連続で2安打を記録し、オープン戦の打率は5割(12打数6安打)。自身初となる本拠地での実戦でアピールした。

◆ロッテ・西野勇士投手(32)が先発し、3回3安打1失点に抑えた。対外試合2度目の登板を終えて「よかったです。球速的にも戻ってきていたし、そこはほっとした。前回は本当にツーシームとスライダーがストライク入らなかったですし、今日はある程度コントロールできていた。そこは出せたかな」と胸をなでおろした。2月27日のソフトバンクとの練習試合(宮崎・アイビー)以来のマウンド。一回は先頭の度会に二塁への内野安打を打たれると、1死三塁から佐野に左中間へ適時二塁打を浴びた。それでも二回以降は最速150キロを計測した直球やツーシーム、スライダー、フォークボールをうまく投げ分けて3三振を奪うなど無失点に抑えた。今季は開幕4戦目となる4月2日のソフトバント戦(ペイペイドーム)での登板が内定している。開幕ローテーションは小島、種市、佐々木の順で決まっており、若手の3本柱に「負けたくない。歳の差はあるかもしれないですけど、あの3人と競っていきたい気持ちは持っている。しっかりと負けないように、いいパフォーマンスを出していければ」と力強く語った。

◆今季10年目のロッテ・中村奨吾内野手(31)が0―1の二回1死二塁で中前適時打を放った。大貫の真ん中低めのツーシームを捉え「いい形で抜けてくれて良かった」と喜んだ。今季は吉井監督の構想で二塁から三塁に転向。安田やD1位・上田(明大)らと定位置を争っており「今年に懸ける思いは強い。打撃でアピールしてレギュラーを取れるようにやっていきたい」と意欲を燃やした。

◆DeNA・森敬斗内野手(22)が「9番・遊撃」で先発出場し、三回先頭で初球を捉えて右前打を放った。一方、安打の直後のけん制死など走塁でミスがあり、三浦監督は「トータルはマイナス。打てる打てない以前の問題。そういうことをしているようじゃ駄目」と手厳しかった。神奈川・桐蔭学園高からドラフト1位で入団した5年目の森敬は、試合参加のためこの日2軍から合流。ドラフト4位・石上(東洋大)が打撃で好成績を残すなど正遊撃手の座を争うライバル勢に「負けたくない気持ちはある」と闘志を燃やした。同点の五回は2死から四球を選び、続くドラフト1位・度会(ENEOS)の右中間二塁打で一塁から生還した。ただ、二塁を周る際に減速しており、指揮官は「アウトカウントを間違えていた」と指摘。森敬は「シンプルにミス。しっかりやらないといけない」と猛省した。

◆DeNAのドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が「1番・右翼」で先発出場し、右中間への適時二塁打を含む2安打を放った。?DeNA・度会が2安打を放ち、オープン戦の打率は・500(12打数6安打)。この日、出場のなかったD4位・石上もここまでオープン戦で打率・636(11打数7安打)を記録している。DeNAで複数の新人選手が開幕戦先発出場を果たせば、2016年の柴田竜拓(7番・二塁)と戸柱恭孝(8番・捕手)以来8年ぶりとなる。?DeNAの新人選手が開幕戦に1番打者で先発出場すれば、09年の松本啓二朗(中堅)以来15年ぶり。球界全体では19年の阪神・木浪聖也(遊撃)とロッテ・藤原恭大(中堅)が最後。

◆ロッテのグレゴリー・ポランコ外野手(32)が1軍に合流して「4番・DH」でスタメン出場した。第1打席は三邪飛、第2打席は二ゴロ、第3打席は空振り三振。3打数無安打に終わったポランコは「体はしっかりと作ってきた。これから(実戦に)アジャストしていきたい」と、徐々に実戦に慣れていくイメージを描いた。ポランコは巨人から移籍2年目。昨季は26本塁打を放ち本塁打王に輝いた。オフ期間中は米国でトレーニングを続け、2月26日に来日し、その後は浦和の2軍施設で調整していた。

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<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
301 1.000
(-)
-
(-)
15
(-)
12
(-)
0
(-)
3
(-)
0.270
(-)
3.000
(-)
1
(-)
ソフトバンク
200 1.000
(-)
0
(-)
10
(+5)
7
(+4)
3
(+2)
1
(-)
0.338
(↓0.005)
3.500
(↓0.5)
3
(2↓)
ヤクルト
311 0.750
(↓0.25)
0
(-)
16
(+4)
12
(+5)
2
(-)
3
(-)
0.245
(↑0.015)
2.420
(↓0.67)
4
(1↑)
巨人
210 0.667
(-)
0.5
(↑0.5)
20
(-)
7
(-)
0
(-)
4
(-)
0.255
(-)
1.670
(-)
5
(4↓)
ORIX
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
6
(+2)
11
(+8)
0
(-)
2
(+1)
0.273
(↓0.041)
5.500
(↓2.5)
5
(1↑)
広島
330 0.500
(-)
1
(↓0.5)
21
(-)
20
(-)
2
(-)
2
(-)
0.232
(-)
2.750
(-)
7
(2↑)
中日
231 0.400
(↑0.15)
1.5
(-)
18
(+8)
25
(+2)
1
(-)
0
(-)
0.219
(↑0.019)
4.170
(↑0.43)
7
(-)
楽天
230 0.400
(-)
1.5
(↓0.5)
12
(-)
12
(-)
0
(-)
3
(-)
0.249
(-)
2.250
(-)
9
(1↓)
DeNA
122 0.333
(-)
1.5
(↓0.5)
15
(+2)
16
(+2)
2
(-)
7
(+2)
0.250
(↓0.026)
3.350
(↑0.36)
10
(-)
阪神
050 0.000
(-)
3.5
(↓0.5)
12
(-)
23
(-)
2
(-)
3
(-)
0.177
(-)
4.500
(-)